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「ヘンリエッタ」さんに思いをはせる

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     十五年前の秋の夜、米国メリーランド州の病院で
     一人の黒人女性が逝った。ヘンリエッタ・ラックスさん
     三十一歳。五人の子を残しての早すぎる死であった












▼だが、ヘンリエッタさんの細胞だけは生き続けた。彼女を苦しめたがん細胞を培養すると、驚異の増殖力を見せたのだ。ヒトの細胞を培養し続ける試みの初の成功例となり、「ヒーラ細胞」と名付けられた

▼この画期的な細胞は大量に培養され、世界中の研究室に送り出された。ポリオのワクチンの開発で重要な役割を果たし、子宮頸(けい)がんを引き起こすウイルスの発見に寄与するなどノーベル賞級の成果を次々生む「奇跡の細胞」となった

▼しかし、「わたしが死んだあと、子供たちに悪いことが何も起こらないようにしてね」とのヘンリエッタさんの最期の願いもむなしく、遺族は貧困に苦しみ、満足に医療も受けられないような生活を送ったという

▼『不死細胞ヒーラ』(R・スクルート著)によると、母の没後半世紀たった年に初めて、その細胞と“再会”した娘さんは、冷凍された小瓶を手にすると、両手でこすり、息を吹き掛けて、温めようとしたそうだ。「母さんは寒いんだね」と言いながら

ノーベル賞の発表が続き、科学の偉大な歩みを祝う日々だからこそ、その陰に隠れた女性の命にも思いをはせたい。ヘンリエッタさんの命日は、十月四日である。【中日春秋】

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Akireru


       う~ん・・・・なんか変!





 





『不死細胞ヒーラ』  トップカスタマーレビュー

こんな事実を知らないままでいたのか… 投稿者  バル子   

〇研究のため使われているヒト培養細胞でもっともポピュラーなHeLa。その細胞には当然、かつては元の持ち主が居て、現在でも家族や友人(といっても親戚ばかりの村だそうですがそれなのにHeLa細胞を日常的に利用してるほとんど誰もが、その事に思い至らずにいた。

〇利用者全員が歴史を知るべきとは言わないけれど、「研究室の隅にでも一冊おいてあって、老先生が何かの際に薀蓄を語っていた、あの話だった」位の感じで研究者の教養に入っていて欲しい話題。

〇長期に渡る取材で遺族からの信用を得て書き上げた作者の力量はすばらしく、訳も読みやすい。グイグイ引き込まれて、バス旅行での移動中を含めて2日で読み切ってしまった

医学・生理学の研究に貢献したガン細胞、それを生んだ黒人女性とその遺族の物語 投稿者  k007 

〇例えば、あなたが健康診断で血液検査を行ったところ、その血液細胞に極めて大きな特徴があり、それをもとにして不治の病の治療法が開発されたとする。もちろん、結果的に細胞の提供者となったあなたには、医学に貢献した名誉と満足感が得られるかもしれない。

〇しかし、その治療法の開発があなたのいっさい知らないところで行われ、ましてその治療法や薬品に特許が設定された上、開発した会社が何千億円という利益を上げても、その開発の素材を提供したあなたには何らの利益ももたらされないとしたら・・・。たぶん、多くの人は釈然としない想いを抱くことだろう。

〇市場原理が重視される今日では、このような問題はいつでもどこでも起きる可能性がある。しかし、素材の提供者に大きな権利が認められ、そのような開発に自分の血液や、細胞が使われることを拒むことができるとすると、医学や科学の進歩の大きな妨げになるかもしれないのである。

〇あなたの血液は、あなたの体の中にある限りあなたのものだが、採血された血液は、あるいはティッシュで拭き取った血液については、いったい誰が権利を持つのだろうか・・・。本書の著者レベッカ・スクルートは、本文でヒーラ細胞のドキュメントを語り終えたあと、いささか長めの「あとがき」において、この大きくて重い課題を読者に投げかける。

〇HeLa細胞というのは、1951年に亡くなったアメリカのごく普通の黒人女性ヘンリエッタ・ラックスの子宮ガン細胞を摘出し、世界で初めてのヒトの細胞で培養に成功したものであるその後、この細胞は世界中の研究者に利用され、幾多の研究に貢献してきた。

〇本書は、生物学や医学に携わるものであれば知らぬ人のいないこの細胞を生み出したヘンリエッタその人とその家族、子供たち、そして治療に当たった医師や細胞の培養に成功した研究者といった人たちのドキュメントである。

〇本書では、二つの時間軸で物語がすすむ。一つは、ヘンリエッタ・ラックスの生い立ちから結婚、そして病に倒れるまでの間、もう一つは、その子供たち、主に著者と親交を深めていくデボラの苦悩を描く。

〇アメリカ人著者によるドキュメントの多くがそうであるように、人物描写が中心になっており、スピード感もあって読みやすい内容である。また、遺族とともに取材におもむくなど、この著者の力量がなけれまとめることができなかったであろう秀作といえる。



Ni


      珍念の灰色の脳細胞に{手塚治虫}の言葉が、思い浮かぶ!





●自然というものを「思い出」としてさえ持っていない子どもたちに、他人の痛みや生命の大切さを説くのは、ひどくむずかしいのではないでしょうか

●人は森を切り開き、そこに都市を築いてきました。それが文明の進歩でした。神話では空へと高く伸びて行くバベルの塔ですが、その塔が空へではなく、地平線へと向けて、横へ横へと拡大していったのが、 いまのこの世界です。

●バベルの塔が結局は崩れ落ちたのと同じように、いまのこの世界も これ以上の拡張が出来ないところまで来ています。このまま森を消し去り続けたら、地球という星そのもののバランスが崩れてしまう。いや、もう崩れはじめている。この星の断末魔の悲鳴があなたの耳には聞こえていますか?

●人間がどのように進化しようと、物質文明が進もうと、自然の一部であることには変わりないし、どんな科学の進歩も、自然を否定することはできません。それはまさに自分自身=人間そのものの否定になってしまうのですから

●自然や人間性を忘れて、ひたすら進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や 歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくか──バイオ技術などで遺伝子を操作し、新しい生き物を作り出してさえいます。

●何のために? 人間の暮らしを豊かにするために。けれど、こんなふうに自然に生きる生命たちに涙を流させてばかりいる暮らしが、本当に「豊か」だと言えるのでしょうか。

 「生命なくして、経済も、教育も、科学も、政治もありません。一切が、人生、社会の幸福を追求するための分野なのです。根本は全部人間です。生命です。その生命とは何かという根本解決の道が、宗教じゃありませんか」 と<池田名誉会長>は綴る

  コピペ・コピペ・と仄かに聞こえる『君の引用はたくさんだ、自分の言葉で語れ』 
減らず口を閉じますε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ

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