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2016年10月

「清少納言と紫式部」

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               千年を超えて、寒々とした心境になる。
                「清少納言という人は、利口ぶっては
                いても、それほどの人ではありません」。
                日記の筆はいよいよ勢いづく




 「風流を気取っているものだから、格別なことでなくても感動してみせる。的外れったらありはしない。きっと、ろくな一生を送れませんよ」。悪口雑言の数々、紫式部も相当な人だ

 おっしゃる通り、代表作「枕草子」には知識をひけらかすような記述もある。日記の人物評も、遠からず、といったところか

 百人一首に入る<夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ>。鶏鳴狗盗の故事であるまいし、鶏のまねをしても関は越えられませんよ、と書家・藤原行成をやり込めた。才走ってはいても、千年もの時間の論評に耐えた書物の著者、疑いなく平安時代を代表する文学者の一人である

 本名未詳。晩年は京都近郊に住んだようだが定かではなく、終焉の地の伝承が各地に散らばっている。鳴門市里浦町もその一つだ。牡丹寺として知られる観音寺、天塚堂にまつられた小塔は、江戸時代に再建された清少納言の墓碑と伝わる

 里浦は彼女の父・清原元輔の領地だったそうで、あながち見当外れと言えないかもしれない。土地に歴史あり。そう思えば、そぞろ歩く小道や芋畑、漂うキンモクセイの香りさえ立体感が増す。【鳴潮】

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    このコラム『言い得て妙』
    おしゃべりの(珍念)・・・・
    【物言えば唇寒し秋の風】

「手加減」

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     日本の電化製品でとりわけ評判が高いのが電気炊飯器。
     一時は中国人の爆買いの人気商品だった。電気釜は大
     正時代に誕生したが、戦後になって本格的に出回った

▼昭和30年代には、サーモスタットやタイマーが付いた自動式炊飯器が普及。店先には「カンに頼らず科学的に滋養豊富なご飯がたける」と宣伝文句が飾られた

▼水加減の計量カップも付いて、旧来のかまど式より至って便利。水の量は手首のくるぶし辺り、火力は「初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもフタ取るな」の教えも死語になった

▼つまり決まったやり方があるわけでなく、主婦が経験を重ねてカンを働かせコツをつかんだ。時には家族の体調に配慮し水を多めにしたりした。それが「手加減」の語源という

▼物事を行う際の要領や程度を直感的に感じ取り、ちょうどいい具合に調整する能力こそ「手加減」である(岩井宏實著「日本の伝統を読み解く暮らしの謎学」青春出版社)

▼昨年度の子どものいじめが過去最多となった。積極的に把握する姿勢が要因らしいが、特に小学校では暴力行為、高校ではネット中傷が目立つという

人工知能技術やインターネットの普及で日々の生活は便利になった。半面、相手の気持ちを思いやる機会が減っている。子どもは程よい具合を知らず一気に感情的な言動に走る。「手加減」を教える必要がある。【越山若水】

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    「日本の伝統を読み解く暮らしの謎学」なぜ、大安は吉日なのか?
  土用の丑の日にはウナギ、では「土用の丑」とは何か? なぜ
  猫が金や福を招くのか・・・・・・そもそも、それは? 

 私たちが日常的に使っているもの、ことば。慣習として繰り返される物事にも、さまざまな思いや願いが込められている。現代人が求める心の拠り所は、日本の伝統文化の再発見にあると著者は説く。身の回りの物事の意外な起源から、日本の伝統を読み解き、暮らしの謎を解明する.。

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    海外四方山はなし




☆仏パリ西部郊外でレストラン「リュエイユ=マルメゾン」を経営するアレクサンドル・カレ氏は、銀行家の入店を禁止した。ある時カレ氏は事業拡大のためのローンを不当に拒否されたため、銀行家の入店を断ることにしたという。

カレ氏は、RTのインタビューで次のように語った―

☆「私は犬の入店は歓迎するが、銀行家の入店はお断りすると表示した。もし銀行家が私のレストランで食事をしたいのであれば、7万ユーロを支払わなければならない。これは私が2件目のレストランを開きたいと思った時にお願いしたローンの金額だ。しかし私は断られた。そこで相互性の原則に従う。

☆彼らは私が彼らのクライアントになるのを望まなかったため、私も彼らが私の客になるのを望まない。」カレ氏はまた、「私は、銀行は事業を拡大できるように実体経済や企業に融資するべきだと考えている。しかし銀行は、何か別のものに焦点をあてているようだ」と述べた。

今日も、珍念の(オチ)は冴えません (/ω\)ハズカシーィ

「オプジーボ」(@_@;)

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             その新薬は筑波山の土壌にすむ細菌から誕生した。
             つくば市に研究所を構える藤沢薬品工業(現アステラ
             ス製薬)が1993年に発売した免疫抑制薬「プログラフ」
              臓器移植手術の成功率をぐんと上げた




▼研究と開発に10年を要した。89年10月、臨床試験で投与第1号の患者を救うと、米紙ニューヨーク・タイムズは1面で「臓器移植における新薬の大成功」と報じた

▼「新薬に挑んだ日本人科学者たち」(塚崎朝子、講談社)から引いた。新薬は人類の平均寿命を延ばし、いくつかの死病を過去のものにした

▼“副作用”のない薬はない。高齢化の進展や医療の進歩で、わが国の医療費は8年連続で過去最高を更新、2014年度は40兆円(うち薬剤費約10兆円)に達した。雪だるま式に膨らむ先行きはどうなるのか

▼最近、がんの新薬「オプジーボ」の名前を耳にした人も多いだろう。患者1人で年間3500万円もかかると試算され、ある有識者は「高額な新薬が国民皆保険、国家財政を破綻させる」と警鐘を鳴らした

▼病の苦しみから逃れたいという人類の普遍的な願望、長い歳月と膨大な資金、英知を結集して作り出される新薬、膨らむ医療費と細る一方の保険財政。この国は難解な時代に入った。【いばらぎ春秋】

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        珍念の脳裏に「延命治療」が
        思い浮かぶ モジモジ(。_。*)))




 「死にてえ時に死なせてもらわねぇと困っちゃうんですよね」-。麻生太郎副総理・財務相のべらんめぇ調は、良くも悪くも聞く側を引きつける。最近の言い回しを使えば、「キャラが立っている」とでも言うのか。個性が際だっているという意味では、これほど存在感がある政治家も少ない

◆冒頭のせりふは、過剰な延命治療を挙げて「しかも、そのカネは政府のお金でやってもらっているなんて思うと、ますますちょっと寝覚めが悪いんで」と続いた。直後に撤回したが、その後「イタリア人は死ぬときに貯金がなくなって良かったという考え方だ」と決めつけたりと、話題に事欠かない

「チューブの人間だって、私は遺書を書いてそういう必要はない、さっさと死ぬからと手渡している」という麻生財務相のような国民は3・4%の少数派だが、延命治療そのものは否定的意見が多い

◆病気や病状によっても違うが、末期がんなどの場合、口から栄養を取れなくなって血管から栄養剤を入れてもらうことは30・7%が望み、拒否は43・4%だが、鼻からの流動食になると受け入れは12・9%で、61・9%が望まない。胃に穴を開けるのは8・6%に激減する

◆認知症の場合は血管からの栄養剤を望むのは20・7%、鼻からは10・4%、胃に穴を開けるのは5・4%。終末医療希望率が下がる。せめて意識のあるうちは、という切ない願いの表れか

◆どこで死を迎えるかも、末期がんなどは自宅が35・7%あり、「病院」50・3%、「介護施設」12・0%なのに対し、認知症は自宅が10・8%とがくんと減る。「介護施設」52・1%で「病院」34・3%の順。家族に迷惑は掛けたくないし、病院で受け入れてはくれないだろうという現実を見てのことだろう。交通事故では「病院」が74・3%にはね上がる

◆自分で考えたことはないくせに、判断できなくなった時に備えて判断する人をあらかじめ決めておくことには73%が賛成というのも、周囲への気遣いが透けて見える。だから、自分が判断を頼まれたら「引き受ける」は47%。あなたならどうする。

◎斯く言う、珍念「延命治療」は受けません!

  「新薬に挑んだ日本人科学者たち」 カスタマーレビュー

あなたが飲んでいる薬の開発者は? 投稿者 Prof. Ron

●どんな人でも年齢が進めば血管の老化(動脈硬化)は避けられない。ゴムのガス管や水道のビニール・ホースが古くなると弾力を失ってこわばってくるのと同様で、これが心筋梗塞や脳卒中の背景となる。近年の研究で、動脈硬化と血液中の脂質、とりわけコレステロールとの関連が明らかにされた。

●「悪玉コレステロール」の名を聞き、それを低下させる薬を服用し続けている中高年齢者は少なくないはずである。しかし、現在の世界で最も広く用いられているコレステロール低下薬「スタチン」を最初に開発したのが、三共製薬(当時)の遠藤 章だったことを知る人はほとんどいないだろう。

●古くはエフェドリンを開発した長井長義やタカジアスターゼやアドレナリンの高峰譲吉など、医薬の歴史に名を刻まれた日本人は、現代に到るまでけっして少なくはない。本書の著者は医師や薬剤師などの専門職ではないが、ジャーナリストとしてこうした分野への造詣が深く、近年に本邦で開発されたいくつかの重要な薬剤とその開発者たちの苦闘とを描写して、楽しめる読み物としている。

●「創薬」になじみがない読者のために、一般的な創薬の流れを説明する「解説」を巻末に加えるなど、配慮がなされているので、医学や薬学の専門家だけではなく、生命科学に関心のある多くの人にお勧めしたい。

スローピング運動のような読後感 投稿者ゆうゆ

●スローピング運動とは上り坂や階段を後ろ向きに歩くアレです。普段試用機会が少ないハムストリングスを鍛え、下半身の筋力アップや怪我防止に有効というあの運動。この本を読んだ後の気持ちはスローピング運動をした後のようであった。自分はなんてことのない普通の街の開業医なもので、薬を処方する時はアレルギーのチェックをして、出し慣れているいつもの薬を、というルーチン。

●これで症状が治まるかな、治癒するかな、と前ばかり向いている。 いつも使っているからこそ、あるのが当たり前でその存在の端緒なんて考えもしなかった。本書はそんな私のような考え無しの医療人に「薬があるのは当たり前のことなんじゃないんだよ」と教えてくれました。

●私がよく使う薬剤ではクラビットが取り上げられていたのですが、ターゲットを決めて、分子の骨格を作り、製品化するためにブラッシュアップしていく過程は読んでいるだけで知恵と苦労が伝わってきました。本書で創薬の過程を学ぶと普段自分がいかに無造作に処方しているかを痛感し、処方するときにもう少ししっかりと考え、本当にベストの処方をせねばという思いになりました。

●私のような安直な臨床家はぜひこの本を読んで克己心を刺激されるべきだと思います! 

50分・・・(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

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 50分という時間があれば、いったいどれだけのことができるだろう。
普通の人が歩く速さは時速4キロというから、子どもの足でも相当歩ける。まして校庭の近くには裏山もあった。

▼実際、「山に逃げよう」と訴えた子どももいたという。市の広報車による高台避難の呼び掛けもあった。なのに子どもたちはなぜ50分も校庭にとどまっていたのだろう。5年前の東日本大震災で宮城県石巻市立大川小の児童74人、教職員10人が大津波の犠牲となった悲劇である。

▼児童23人の遺族が学校側の管理責任を問うた訴訟で、仙台地裁は学校側の過失を認め、計約14億円の支払いを市と県に命じた。津波は予見でき、裏山に避難すれば児童の被災を免れることは可能だった。裁判長はそう断じた。

▼「学校は浸水想定区域外にあった」という市側の主張は、遺族らには受け入れられまい。想定はあくまで想定であり、大きな揺れがあれば最悪の事態に備えるのが常道だ。

▼それを実際に実行した学校がある。岩手県釜石市では小中学生3千人が、自主的な避難の判断で自らの命を守った。中学生は小学生の手を引き、率先して誘導した。市全体では多くの犠牲者が出ているため、行政マンらは「釜石の奇跡」という言い方を慎むが、日ごろの防災教育や訓練のたまものだろう。

▼「悲劇」を二度と繰り返してはならない。「奇跡」が当たり前のことになるよう、気を引き締めたい。【小社会】

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  岩手県釜石市学校の奇跡 【3・11生存率99・8%】
  津軽てんでんこ=釜石の奇跡★どうやって命を守ったのか?
  大川小学校とは真逆!
岩手県釜石市内の小中学校では、全児童
  生徒計約3千人が即座に避難し多くの命を守った。東松島市立野
  蒜小学校では指定非難場所となり悲劇に。緊急時に難しいことは
  しないし出来ない。シンプルな教え、訓練、そして意識で子供たち
  にもできる自己防衛で次の震災、津波を乗り越えよう!

 宮城県石巻市立大川小の学校はどんな教育をしていたのか?
過去の大津波の教訓を疎かにした。こういっちゃ語弊がありますが、岩手県釜石市の為政者の【爪の垢】でも飲まれたら宜しかろう!

 江戸時代だったら責任者は、きっと(切腹・流罪)・・・など、重罪に処せられたでしょう。
これ以上、吠えると(閻魔さま)から叱られる。 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

 

ムーミンのミルク

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            風邪のひきはじめは、しょうが湯か、くず湯が欲しくなる。
           ムーミンのふるさと、フィンランドでは「たまねぎとお砂糖
           いりのあたたかいミルク」を飲むらしい。『ムーミンパパの
           思い出』(ヤンソン作、講談社文庫)に出てくる






◆災害時、真っ先に困るのが赤ちゃん用のミルク。熊本地震ではフィンランドから、そのまま飲める液体ミルクが西原村の保育園に届けられ、赤ちゃんたちのおなかを満たした。海外では広く普及しているようだが、なぜ日本には粉ミルクしかないのだろう

◆生まれたばかりの赤ちゃんがミルクを飲む回数は日に10回を超える。衛生上、作り置きしておくわけにはいかず、欲しがるたびに湯を沸かして人肌にし、粉が溶け残らないよう気を使う

◆液体ミルク解禁を求める声に押されて、政府は安全基準などの検討に入った。栄養価の高さは、雑菌の繁殖しやすさと裏表で、どう安全性を確保するかが難しい。授乳が手軽になれば、男性の育児参加にもつながるのではという期待もある

熊本に液体ミルクを届けたフィンランド大使はムーミンのぬいぐるみも持参していた。「遠い北欧の国も被災者の方々を決して忘れていないというメッセージに」と。ムーミンのミルクに救われた赤ちゃんとママたちはきっと、液体ミルクを見るたび北欧の善意を思い出すに違いない【有明抄】

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       このコラム・・・・『旱天の慈雨』
       コラミストの筆致は素晴らしい!



『ムーミンパパの思い出』 内容紹介

●自由と冒険を求めて海にのりだした青年時代のムーミンパパ。ユーモラスな竜との戦い、あらしでたどりついたゆかいな王さまの島、おばけと同居したり、深海にもぐったり……さまざまな冒険をしながら、ムーミンママと劇的な出会いをするまでをパパが書いたファンタジーあふれるムーミン童話6冊目の傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

●自由と冒険をもとめて、みなしごホームを抜け出したムーミンパパ。発明家・フレドリクソンやスニフの父・ロッドユール、スナフキンの父・ヨクサル。旅先で出会った最高の仲間たちとともに「海のオーケストラ号」で大冒険へ!波乱に満ちた青春時代を、ムーミンパパみずから「思い出の記」につづります。ムーミンママとの運命的な出会いも!山本容子先生の巻末エッセイ付き。小学中級から。 --このテキストは、新書版に関連付けられています。

トップカスタマーレビュー

ムーミンパパはいかにしてムーミンパパになったか 投稿者  しょなるふ

 ある日、パパは風邪をひいてしまいました。病気になったのは初めてなので気分がめいっています。なのに、ママは今晩のおかずは何がいいかなんて尋ねるのです。そりゃパパの咳は止まらなくなるでしょ、ゴホゴホゴホ。そんなパパを見てママが言います、「ベッドで休んでいるついでに思い出の記を書いてみたら?偉い人たちはみんなそういうものを書くんでしょ?」。パパの咳は止まります、「偉大な人物は自分の人生を書き残さなければならない義務があるのだ」。そして思い出の記を書く作業が始まりました。

 パパのこの愛すべき性格はどのようにして作られたのか、それはこの本を読めば分るようになります。そしてパパがこの性分をどのように感じてるかも分り、「パパってすごいな」と感心してしまいます。ちなみにこの思い出の記に出るパパはムーミンパパだけではありません。スナフキンとスニフのパパも出てきます。パパは若い日、彼らと一緒に冒険をしたのです。そう、パパは冒険家だったのです。

 孤児院での寂しく孤独な日々、脱走、仲間との出会い、自分達の船での出発、新しい土地の発見、そしてママとの出会い。ママとの出会いの場面だけでも、この本は読む価値があります。まだママではないママに会えるからです。

 理想の母親であり妻であるムーミンママ。憧れちゃうけど、あんな風にはなれないかも、とため息が出そうですが、思い出に出てくるママは、スノークのお嬢さんみたいで、ママにもこんな頃があるんだと思い、安心しちゃいます。ママは1日にしてならず、なんですね。とにかく、ムーミン達の新しい発見がいっぱい詰まった一冊です。

 ★読者の皆さま。気が向かれましたら『ムーミンパパの思い出』 を、是非お読み下さい!
きっと心が和むでしょう。 (*^ー゚)bグッジョブ!!

天王寺動物園で幸せを呼ぶニワトリ「まさひろ」

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  リンカーン米大統領の子どもが十一月の感謝祭に近い
  ある日、一羽の七面鳥を見つけた。このままでは感謝祭
  の夕食会で食べられてしまう。「この鳥を飼うことにしようよ」。
  大統領もこれを許し、その七面鳥は助かった





▼米ホワイトハウスの伝統行事「七面鳥の恩赦」。大統領に贈られてくる七面鳥の中から一羽か二羽を選び、自由の身とする。由来はリンカーンの七面鳥と聞いていたが、どうやら俗説で公式記録は一九六三年のケネディ大統領による「恩赦」が最も古いそうだ

▼同じ幸運の鳥でも乗り越えた試練や危機の数々を思えば、こちらの方が上手か。大阪の天王寺動物園で幸せを呼ぶニワトリとして人気になっている「まさひろ」である

▼もともとは生き餌として仕入れられたが、マガモの親代わり役にたまたま選ばれ、命をつなぎ、その後、野生イタチ駆除の「おとり」役となるもなぜかイタチが現れぬ

▼ライオンの餌となる可能性もあったが、その機会は訪れることなく、ついには「恩赦」され、動物園の人気者とは奇跡の物語である。一度つまずけば、幸運の神に見捨てられやすきわれわれ人間はその人間臭い名を持つニワトリの物語に夢や希望を見るのか

▼ホワイトハウスの七面鳥は恩赦後、農園などに放されるが、もともと食用のため、すぐに死んでしまうそうだ。強運のまさひろには当てはまるまいて。【筆洗】

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  このコラム『言い得て妙』・・・・。
  斯く言う・珍念『空樽は音が高い』
  
お後が宜しいようで、消えます!
  

田部井淳子さんに思いをはせる


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           「がんを受け入れつつ精いっぱい人生を楽しみます」。常に前向
     きな田部井淳子さんに刺激を受けることが多かった。深刻な病状
     と診断されたのは2012年。薬の副作用で太ももが上がらなくても
     夫の助けで登山を続けた。山に来られたうれしさが、つらさに勝っ
     たからという

 

◆去年の夏、大震災で被災した福島県の高校生ら100人と富士山頂を目指したとの記事に、気力でがんを抑えたのだろうと感服した。富士登山は女性初のエベレスト登頂など輝かしい登山歴の田部井さんが最後に力を注いだ事業だった

◆新幹線から富士山を眺めていて、郷里の子どものためにとひらめいた。山には傷ついた心と体を癒やす不思議な力がある―。協賛企業を募り、自身の収入も充てて震災翌年から始まった。今夏も病院から駆けつけて高校生を励まし途中まで登ったという

◆主婦を有名人にしたエベレスト登頂はわが子にも影響した。周囲の目が変わり母に強く反発。それが入院を機に心が通うようになった。自著「人生、山あり時々谷あり」にある。夫婦の時間が持てるのも病気のおかげとプラス思考だった

◆好奇心に火をつけた小学校の恩師との登山。地方出身の劣等感を克服できた大学時代の登山。夫との運命的な出会いとなった山々。人生の節目にはいつも山があった。田部井さんはその魅力を知り尽くす、かけがえのない伝道者だった。 【斜面】

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  珍念・・・ 感動しました!

「人生、山あり時々谷あり」 商品の説明 内容紹介

最高峰を目指し続ける女性登山家の生きる喜びに満ちた人生讃歌! !
世界初の女性初のエベレスト登頂から40年!
山頂から見る風景には、生きる喜びがつまってる!

「世界初」の称号と三度の遭難、
突然のがん告知と余命宣告、
そして被災地の高校生たちとの富士登山・・・・・・。
女性登山家のパイオニアがつづる、
涙と笑顔たっぷりの感動エッセイ!

トップカスタマーレビュー

悔いのない人生を創り上げ、生き続ける人  投稿者  オイラー鏡 
 
 ●同じ著者の、先にレヴューを書いた「私には山がある」の発行日が2015年6月29日、この本の発行日は同年10月20日である。内容も、ご自身の履歴や登山歴など、明らかにダブっている部分もあるが、その点を別にすれば前著に引き続いて、この生きのいい著者の本はいろいろな意味で読み甲斐がある。

 ●特に印象に残るのは、もはや来たるべき「死」をも見据えて達観しているような書きっぷりだ。おそらく、病気になってから後の様々な行動が著者に自信をもたらしたのだろう。だから読者は安心して読める。輝かしい登山歴をただ「好きだから登ってきた」、と言える著者にとっては、人生を振り返る時むしろご自身の子供たちを通して伝わった世間の目(女性である故に受けた偏見に基づく冷やかな目)をもなんとか乗り越えてきたことのほうが自慢に値する大変なことだったのではないか?

 ●それには「大当たりだった」という伴侶の存在が大きいことがわかる。田部井さん、さりげなくあなたは、世間との闘いもやってくれたんだなぁ! ・・・しみったれたやっかみをものともせずにね!

これ以上のコメントは『蛇足』 (*^ω^*)ノ彡

文学者「君は誰が好きか」

   

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                  秋の夜、先輩コラムニストに誘われ、安酒場で杯を
                  重ねていた。酔いに誘われ文学話に迷い込んだ時
                  不意 に「君は誰が好きか」と聞かれた。答えの準備
                  もなく咄嗟 (とっさ)に口を突いて出たのが「伊藤左千夫」だった






▼聞いた先輩も意外だったに違いない。芥川龍之介あたりにしておけば良かったと後悔したが、俳人で名コラムニストの先輩は「ほほお」と破顔。固く握手してくれた

▼「実は」と言い淀みながら、同じ質問に先輩は「左千夫」と答えられずにきたことも明かしてくれた。二人だけの酒席は、15歳の政夫と2歳年上の従姉民子の淡い悲恋を描いた『野菊の墓』で大いに盛り上がった

▼歌人の左千夫は師事した正岡子規の没後、短歌会『アララギ』をまとめ島木赤彦や斎藤茂吉らを育てた。子規の写生文の影響を受けた純愛小説は明治38年に発表され、文壇で「名作か駄作か」と両論を呼んだ

▼「民子の死は主情的で陳腐」の批判に立ちはだかったのは夏目漱石だった。「自然で蛋白(たんぱく)で可哀想で美しい。あんな名品なら何百篇でも読みたい」と絶賛。茂吉も「涙の記録でこれほどのものは少ない」と続いた

▼昭和30年の映画化で大反響を呼び“純愛小説の左千夫”になった。オジさんが肩を並べ、純愛小説を論ずる姿は滑稽(こっけい)極まりなかっただろう。読書の秋である。夜長、静かな読書もいいが、気心の知れた仲間と好きな本を肴に飲む酒もいい。【天鐘】

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     少年政夫と民子の初恋を無常の下に描きだした木下恵介の名作
     伊藤左千夫の小説「野菊の墓」を木下恵介が映画化。
     公開は1955年。初めて観たのは中学生のころだった。
     いつの間にか、居眠りして内容は覚えていません 
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伊藤左千夫『野菊の墓』商品の説明 内容紹介

 政夫と民子は仲の良いいとこ同士だが、政夫が十五、民子が十七の頃には、互いの心に清純な恋が芽生えていた。しかし民子が年上であるために、ふたりの思いは遂げられず、政夫は町の中学へ、民子は強いられ嫁いでいく。数年後、帰省した政夫は、愛しい人が自分の写真と手紙を胸に死んでいったと知る。野菊繁る墓前にくずおれる政夫……。涙なしには読めない「野菊の墓」、ほか三作を収録。

トップカスタマーレビュー

野菊のような恋   投稿者  mlakshmi 

 とてもはかない純愛の物語。二つ年上の民子と政夫はいとこ同士。政夫の母があまり丈夫ではなかったため、民子は政夫の家へ手伝いに来ていた。もともと二人は実のきょうだいのように育っていたため、とても仲が良かった。しかし、二人が年頃ということもあって、周りがおせっかいをやくようになってきた。二人の恋やいかに。

 結婚するのも女が二つ年上では格好が悪いなどと言われ、結婚相手も家族が選ぶような時代の話だ。二人の純粋な気持ちがまっすぐ、柔らかに描かれている。誰もがかつてこのような恋心を抱いた事があるだろう。その気持ちが切なく思い出される筆致だ。最初で最後の恋。心に残る一冊。

お見事   投稿者  春哉3号 

 幼馴染のような関係で、年を経るとともに、お互いを好きであることに気付いた少年と少女が、心ならずも周囲の大人たちの介入によって隔てられ、目に見える形としては結ばれない結末を迎えてしまう物語。昔の作品であるので、当然のことながら文章の質は、現代の小説とかなり違う。しかし、それを読みにくいと思うことはなかった。

 逆に、伊藤左千夫氏の文体が、野菊の墓を描くにあたって、とても合っている。好きとはどういうことか、人が死ぬとはどういうことか、などを問うている作品ではなく、人間の感情の根幹を揺さぶってくるような、映像ではなく活字ならではの味が滲み出ている作品である。一読をお勧めする。

本気で泣いた 投稿者  ninetails 

 あまりにも切ない物語に、ラストシーンでは年甲斐もなく涙がこぼれた。
感動する小説というものは世に多いが、本気で泣いたことさえが嬉しいくらいに泣けた作品は今までにこれを含めて数本もないだろうと思う。最近読んだ明治時代近辺の浪漫的な作品の中で、自信を持って人に勧められる作品はまず、これ。文学的な必読という意味ではなく、全ての人に読んで欲しい日本文学屈指の名作だと自分は感じた。

 所謂、叶わぬ恋。幼なじみの関係からお互いに愛し合っていると意識し合うまでになった主人公とヒロインの成長の過程と世間的な風評を恐れて離れていってしまうすれ違いの関係が主な筋。前半部の主人公達の普段の生活は微笑ましく、自身がまるで物語の中に入り込んだように楽しめた。

 いたずらをし、またされる関係はありふれてはいるものの、読んでいると美しさがあると感じさせられる。お互いの感情は愛を認めあうまでになるが、世間の風評が邪魔をして徐々に離れていく二人の関係。遠く離れていってしまった人への恋慕の想いが限界までに達したときには、すでにその人は泉下の人となっていた……。

 クライマックスを超えての著者の心憎い手法には、心を揺り動かされるを得ない。今、思い返してみても胸に熱いものがこみ上げてくる。繰り返して言うのも何だが、本当に感動させられた。読んで見て欲しい。片田舎の広々とした風景がそこの中に埋もれていった一つの恋物語と共に、鮮烈に意識されるはずだ。 (*^.^*)

休もう

  Yasumu

  日本を休もう」。バブル最盛期に、風変わりなキャッチコピーの広告が話題を呼んだ。JR東海がテレビやポスターで観光地を紹介し、著名人の言葉とともに旅を勧める内容だった

▼ちょうど「24時間戦えますか」のCMが放送された翌年。仕事もいいけどゆったり休んでは、と受け止める向きが多かった

▼その広告に関わったのが電通である。先頃、過労自殺が明らかになった電通の女性社員は1カ月の残業時間が過労死の目安とされる80時間を超えていた。関西電力でも社員の過労自殺が労災認定されたとの報道があった。なぜ、悲劇は後を絶たぬのか

▼昔はこの程度の残業は当たり前だったと思う人もいるかもしれない。今や労働時間だけでは心身への負担を量れない。人減らしによる仕事の過密化やパワハラの横行。ゆとりがなくなり、人間関係にもしわ寄せが及ぶ。働けばさまざまな重圧がのしかかる

▼遅きに失した感はあるが、政府が初の「過労死白書」をまとめたのも危機感の表れだろう。今こそ皆の知恵を集め働く人を死に追いやる社会を変えなければ、この国は持たないかもしれない

▼冒頭の広告のポスターに、演出家の故蜷川幸雄さんが書いている。「休むヤツは馬鹿(ばか)だ。そう思っていた私が馬鹿だ。いいものをつくるには、働くことがすべてじゃない」。大事なのは、仕事よりも人間。改めて胸に刻む。「日本を休もう」と。【卓上四季】

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      このコラム 『言い得て妙』・・・・。


「五害」




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              「五害」を制した者が国を治める―。中国では古くから
              そういわれてきた。つまり農作物に大打撃を与える水害
              干害、疫病害、虫害、風霧雹(ひょう)霜害の五つである









▼この被害をいかにして未然に防ぐか、あるいは影響を最小限に食い止めるかが政治の最優先課題だった。中でも統治者が最も恐れたのが意外にも虫害だという

▼虫といっても、一般には群れをなして作物を食い荒らし大移動する蝗虫(こうちゅう)(バッタ)のこと。稲の茎内に食い入るメイチュウなどに比べ発生規模は圧倒的に大きい

▼バッタの襲撃で悲惨な飢饉(ききん)に見舞われ、ひいては村ぐるみ集団で流浪の民に、さらに強盗を働くなど暴徒化する危険性さえはらむ。それゆえ虫害は統治者の悪政や人徳のなさが招くとまで指摘された

▼漢の時代、仁政が行われたある郡では毎年豊作なのに、刑罰が厳しい隣の郡はバッタが飛来し農作物を食べ尽くしたという(瀬川千秋著「中国 虫の奇聞録」大修館書店)

▼中国の共産党中央委員会総会が来週開かれる。習近平(しゅうきんぺい)総書記が権力基盤の強化を狙う「1強体制」の思惑に対し、抵抗感を示す動きも見え隠れする

▼北京の国防省ビル前で先ごろ、退役軍人らが年金増額を求める大規模デモが発生した。世界の大国を任じながら、貧富の格差や政治腐敗の解消は不十分なまま。“迷彩服の虫害”が足元まで迫り何やらきな臭い。【越山若水】

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      虫・・・無視・・・ 怖い!





「中国 虫の奇聞録」 商品の説明 内容紹介

【虫にまつわる逸話が映し出す もう一つの中国史】セミを愛した権力者、アリを調教する芸人、史上最大のホタル狩りを楽しんだ皇帝、バッタを呑み込んだ名君…。虫の文化誌が映し出す、もう一つの中国史。

中国文明の中で大きな役割を果たしてきた虫の中から、

●権力の証であるセミ
●悲恋を彩るチョウ
●パラレルワールドの主役となるアリ
●霊力を持つと信じられたホタル
●富裕層に珍重されたハチ
●為政者の徳を象徴するバッタ
の6つを取り上げ、歴史、文学、美術はいうに及ばず、昆虫観察の記録や昆虫食も逸話をまじえて自在に語る中国文化論。

トップカスタマーレビュー

これは面白い! 投稿者  くまちゃん

すでに多くのメディアで紹介されている幸せな著書。虫、ここではセミ、チョウ、アリ、ホタル、ハチ、トノサマバッタの6種が扱われている。いずれも主に中国図書によってまさに奇聞を紡ぎ出している。

 いま日本でも虫ばやり、養老先生ならずとも虫好きにはたまらな一冊かも知れない。食糧としての虫やバッタをめぐる迷信と闘った人たちの物語が印象に残った。

これ以上は『蛇足』・・・(A;´・ω・)アセアセ

“時間活用術”

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 「忙しい時ほど手帳の書き込みは減り、真っ白になりがちなんです」と言われ、ハッとした。“時間活用術”について、エッセイストの金子由紀子さんに取材した時のこと

▼忙しくなると用事が増えるので、当然、予定などの書き込みも増えていくように思える。だが実際は、日々の忙しさに追われる中で、手帳を開いたり、見返す機会が少なくなり、結果として書き込みは減るという

▼手帳を開くことは、自分自身に立ち返る作業ともいえる。金子さんは、時間活用の秘訣として、手帳を活用した「行動の工程化」を勧めていた。「やるべきこと」が多い場合は、まず全ての項目を1枚の紙に書き出す。次に、重要度を示す印を付け、手帳の「月」「週」「日」の欄に振り分ける。この作業の中で、頭も心もすっきりする。とりわけ、朝一番に手帳を開き、一日の行動予定を決めることが大切という

▼御書に「朝朝・仏と共に起き夕夕仏と共に臥し時時に成道し時時に顕本す」(737ページ)とある。祈りから朝を出発することの重要性をあらためて思う

▼今年も残すところ、あと2カ月余り。年頭に立てた目標を、いま一度確認し、心新たに挑戦を開始したい。その日々の繰り返しの中で、充実の人生は大きく開けていく。【名字の言】

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        このコラム『言い得て妙』・・・。
        毎日が日曜日の(珍念)
        『恐れ入谷の鬼子母神』



「赤い傘の少女」

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            真っ赤に染まった傘が、少女の背中でパッと花開いている。
            燃えたぎる太陽のようなまぶしさだ。手踊りの着物をまとった
            少女の輝きも、太陽の傘に負けてはいない。唇に赤い紅頭に
            赤いねじり鉢巻きである。心が弾んでか、白い歯がこぼれる。



 

きのう朝刊を開き、「赤い傘の少女」の写真に吸い寄せられた。ヒマワリの花のように、爛漫(らんまん)の明るさをたたえる少女の姿に心打たれた。黒石よされ写真コンテストで一時、最高賞を射止めたのもうなずける。

 一時と書いたのは、審査後に主催者側が賞を取り消したからだ。モチーフの少女は、いじめを苦に今年8月25日に自殺した浪岡中の女子生徒だった。遺族らの了解を取り付け一度は授賞を決めたものの、反響を恐れてか、慌てて取り消したようである。主催者側には抗議のファクスやメールが多数届いているという。

 小紙掲載の写真は遺族の提供による。少女の氏名を遺族は「葛西りまさん」と公表もした。写真は黒石よされの祭り期間中に偶然撮影されたものだが、その10日後に自ら命を絶った。

 生気に満ちた表情からは、自死へと導かれる運命の糸を想像することはできない。「娘は手踊りが好きで、写真にある笑顔が本当の表情」。愛娘を失った父親の言葉に胸が詰まる。りまさんから輝きを奪った、罪の深さを重く受け止めねばならない。【天地人】

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   いじめは、犯罪だ。未必の殺人罪を適応すべきと思う。
   葛西りまさんの、ご冥福をお祈りします。

「疑い晴れろ」

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 アイドル顔負けの容姿でも人気の将棋の女流棋士、竹俣紅(べに)さんが14日付で書いたブログがファンの話題を呼んでいる。「うーん、模試はですね...」と18歳の高校生らしく何かの模擬試験を受けた感想を記した7行の短文が最初の文字だけ拾うと「うたがいはれロ」=「疑い晴れろ」と読める


▲本欄でも先日触れた日本将棋連盟の"スマホ禁止令"には背景があった。棋界有数の研究家として知られる三浦弘行九段が将棋ソフトの不正利用を疑われ、連盟から事情聴取を受けていた

▲羽生善治さんが将棋界初の7冠独占を果たした1996年、羽生さんから最初にタイトルを奪ったのが当時五段の三浦さんだった。折り紙付きの実力者である。不正はにわかに信じ難いが

▲終盤戦での不自然な離席が多いなどの指摘に対し、三浦九段は潔白を主張しつつ「疑われたままでは指せない」と休場を申し出た。が、指定の期限までに休場届が出ず、出場停止処分が決まった

▲九段が挑戦権を獲得していた「竜王戦」は、挑戦者が差し替えられた。15日から指された第1局では、不正防止策として金属探知機による対局者の身体検査が行われた。きりりとした和服姿に不似合いなシーンが何だか嘆かわしい

▲紅さんの願いは届くだろうか。疑惑を晴らす会心の一手が待たれる。【水ゃ空】

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 疑惑を晴らす事が出来なければ、潔く日本将棋連盟を離脱されたほうが良いと思う。

 三浦弘行九段は、次の一手が大悪手でした。

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       『
李下に冠を整さず







医者の対応

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            思い出話などで盛り上がる同窓会も、年を取るにつれて健康
      問題の話題が増える。久しぶりに会った友人がぼやいていた
      「医者が検査データばかり見ていて、患者を診ていない」。






▼生活習慣病などで鹿児島市内の二つの病院に通っているが、医者の対応が大きく違うという。一つの病院では検査の数値をパソコンで確認し、投薬の指示を出すだけ。こちらの顔も見ない。

▼別の病院の医者は患者の顔を見て話し、必ず聴診器を当てる。糖尿病の定期検査だけなのにと、当初は不思議に思っていたが、聴診器を手に向き合う姿に安心感が生まれてきたという。分かる気がする。

▼医者で作家の帚木(ははきぎ)蓬生(ほうせい)さんの小説「百日紅(さるすべり)」に、老医師が患者の胸をたたいて調べる打診と聴診だけで病名を当てる場面がある。主人公の医者が「最近の医者は聴診器を捨ててしまい、患者の素肌に触れることさえ少なくなった」と自省する場面を思い出した。

▼知人の医者は以前に比べ検査項目が増えたことも一因と語る。医療情報があふれ、数字に基づく説明がより必要になったことも背景にあるようだ。データを重んじるのはいいが、それだけで推し量れないこともあろう。

▼医療界だけの話ではない。携帯電話など便利な物があふれ、人と人との触れ合いが薄れている。顔を合わせて話すことの大切さや楽しさを、焼酎で程よく赤らんだ友人の顔を見て感じた。【南風禄】

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        このコラム『起承転結』素晴らしい!
        珍念のコメントは(支離滅裂)




 「百日紅(さるすべり)」はエリート眼科医が故郷の福岡県赤村を訪ねる設定。
村で医院を開く父親が火事で焼死した。 遺体が安置された公民館に、村人が続々と弔問に訪れる。 父が村で全うした医療とは《近代的な検査機器とは無縁だから、いつも患者の傍に行き、 素手であたふたと立ち働き続けた半世紀だったのだ》。現代医療の在り方を問う視座をうかがわせる。 (*^.^*)

ロウソクの輝き

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                   一八六〇年暮れ、英国の科学者ファラデーは
                  少年少女向けのクリスマス講演を開きました。
                   ロウソクの炎を基に、化学現象を易しく解説しました。






 講義を編んだ『ロウソクの科学』で編者クルックスは言いました。「この本の読者の中から、人類の知識を豊かにするために身を捧(ささ)げようという人も出てくるでしょう。科学のともしびは燃えつづけなければなりません」(岩波文庫)

 今年のノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典さんが科学に興味を持ったのはこの『ロウソクの科学』などの科学書でした。クルックスの言葉通り、大隅さんも身を人類の知識に捧げたわけです。

 細胞が自分で自分のタンパク質を分解してリサイクルする自食作用の解明。その受賞理由は容易に分からなくても、会見の言葉は分かりました。「役に立つという言葉が社会を駄目にしている」。すぐには役に立たないような基礎研究の大切さを訴えたのです。

 文部科学省の運営費交付金の総額はこの十年で一割減。一方で、防衛省は軍事転用可能な研究の助成を始め、来年度は百十億円の予算を要求しています。目先の成果が求められる時代、科学者も苦しい立場にあります。

 だからこそ、「今の勉強が役に立つのか」と不安を語る高校生に大隅さんが答えた言葉は励みになるはずです。高校で習う三角関数は研究者になって使うことはないが、論理的な思考には必要だ。「何が役に立つか」と思わず人間が築いてきた英知を学ぶ。それが大事なことと言うのです。

 『ロウソクの科学』でファラデーは若者に希望を語ります。来るべき時代に「皆さんがロウソクのように、光り輝いてほしい」と。大隅さんも、そんなロウソクの輝きを放っているようです。(中日新聞)編集局デスク

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            このコラム『言い得て妙』 !





『ロウソクの科学』 商品の説明 内容紹介

  たった一本のロウソクをめぐりながら、ファラデーはその種類、製法、燃焼、生成物質を語ることによって、自然との深い交わりを伝える。大科学者18世紀のファラデーの講演記録。

内容(「BOOK」データベースより)

  「この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです」ロンドンの貧しい鍛冶屋の家に生まれたファラデーは、1本のロウソクを用いて科学と自然、人間との深い交わりを伝えようとする。子供たちへの慈愛に満ちた語りと鮮やかな実験の数々は、科学の面白さ、そして人類の未来をも照らしだす。時を超えて読者の胸を打つ感動的名著

トップカスタマーレビュー

プラクティカルな「ロウソクの科学」の読み方   投稿者  Hironobu SUZUKI

★本書はマイケル・ファラデーが1861年のクリスマス休暇にロンドンの王立研究所で行った講演記録(6回分)である。クリスマス講演は王侯貴族から一般市民の子どもまであらゆる階層の人々が聞きにきたそうだ。オリジナルのタイトルThe Chemical History of a Candleが示すように、ロウソクという身近なものを入り口として化学の歴史を紐解いている。

★今日的なテキストとして本書を見るならば、それは「チュートリアル」である。前提となる知識を持たない対象者に対し、最初から一歩一歩説明していくテクニックをこの本から学ぶことができる。もしあなたがテクニカルライターを目指すなら、この本は目を通すべきである。初学者向けの解説書を書く者も同様である。もちろん教員を目指す者も、導入部からそのようにステップを踏み、話を展開していくというテクニックを学ぶことができる。

★ビジネスシーンでもこのテクニックは役に立つ。それは前提知識を要求しないプレゼンテーション資料の作り方とそのパフォーマンスの方法だ。一見、化学方面を志す人たちの教科書のように思える本書であるが、実はコミュニケーションやプレゼンテーションのテキストとして非常にプラクティカルに活用できる万民向けの名著なのである。

燃えることと、息をすることはよく似ている  投稿者  ロビーナ 

★小学生が、理科の最初の授業でこの話を教わったら、どんなに科学が身近になるだろう。世界的科学者、ファラデーが、に話しかけるような口調でロウソクは何でできていて、
どうして燃えるのか。ロウソクが燃えるためには何が必要で燃えると何が残るか……。

★1本のロウソクが燃える現象をやさしく解き明かしながら人間の呼吸から自然の循環まで森羅万象のしくみを教えてくれる。燃えるとは物質が酸素と結びついて、熱や光を出す現象。ロウソクが燃えることとわたしたちが息をすることはよく似ている…。わかりやすさと、ファラデーの、命の循環をいとおしむまなざしに感動した。

「私たちがいま学ぼうとしているのは、事物の一般的なしくみだけなのです」 投稿者  たまどん 

★もし、小さな子どもに次の質問をされたら、どう答えますか?−「ねえ、どうしてロウソクは燃え続けられるの?」あなたならどうします?ロウソクなんだから燃えるのは当たり前、と適当に言いくるめますか?無視しますか?それとも真剣に「ロウソクのなかの炭素に空気中の酸素が結びついて…」と、きちんと答えようとしますか?
 
★この本には難しい原理は出てきません。なぜならロウソクの燃焼という現象は、科学的には単純な反応だから。この本の“登場人物”も水素、酸素、炭素だけ。あとゲストに窒素かな。それらがくっついたり別れたりしてドラマができる。

★「この宇宙を支配している法則のうち、ロウソクの話とかかわりのないものはないほどです。」身近なロウソクを題材に取上げ、そこから各元素がもつ絶妙な役割分担について教えてくれ、果ては生命活動としての燃焼=呼吸にまで話は及ぶ。

★そして「すべての物事は、それにふさわしく適正に進行するのです。」で締めくくる。地球上の根源的な法則――物事には一つひとつ意味があり、それらが有機的に集まって大きな力となる――科学の領域に限らず、私たち人間の日常生活にも応用できるが、1本のロウソクから話を展開して引きつけるファラデーの独創性には脱帽する。
 
★ファラデーの話は、CO2削減など現代社会の抱える課題にもつながる。世の親たちもマスコミからの受け売り情報だけで子どもにエラそうに能書き言う前に、子どもと同じ目の高さから“科学”してみてはいかが? 

これ以上は『蛇足』・・・・ ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

「誤った信念」

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           オーストリアの心理学者の幼児対象の実験である。
           人形劇でマクシという子が母親の買い物袋をあ
           ける手伝いをするところを幼児に見せる。マクシと
           母はチョコレートを<緑>の戸棚に入れた









▲マクシが遊びに出ると母親はケーキを作るためチョコを棚から出し、ちょっと使い<青>の戸棚にしまう。母親が卵を買いに出ると、マクシが遊びから戻ってきた−−ここで劇を見ている幼児らに質問だ。「マクシはチョコがどこにあると思っているでしょうか?」

▲3〜4歳児の大半は<青>の棚と答えた。<緑>なら、母親の行動を知らぬマクシの心の内を正しく推測できたことになる。それができたのは4歳以降だった。現実と違う他者の思い込みを推測するこの実験は「誤った信念」課題という(子安増生(こやすますお)著「心の理論」)

▲同じ種類の実験をチンパンジーやオランウータンなどで行った京大野生動物研究センターの狩野文浩(かのうふみひろ)特定助教らの研究である。人間と着ぐるみの類人猿役が争っている動画を用い、それを見る類人猿の目の動きを追って他者の「誤信念」を理解できるか否かを探った

▲結果を先の幼児の実験にたとえれば、40頭のうち20頭が<緑>の方を注視したということである。つまりは半数が人の3歳児よりも他者の思考を推し量る能力がある可能性を示すものだった。このような他者の心の状態を推測する心の機能は「心の理論」と呼ばれる

他人の心をくむ人の心の働きにも、はるか昔からの進化の道のりがあったことをうかがわせる類 人猿の心の理論だ。もしやそれが一転、退化へ向かってはいまいかと心配になる昨今の世相である。【余禄】

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Futatu


     ナヌ・「心の理論」・・・?
     幼稚な珍念に何方か
     分かりやすくご教示
     下され~い!



「心の理論」 商品の説明 内容紹介

 他人の心や行動が読めるのはなぜだろう.心が分かるとはどういうことなのだろう.人は行動の背景にある心について理論を構成し,次の行動を予測する.ではいつその理論を身につけるのか.動くものに感じ,見つめあい,分かちあって,人は心を育てていく.動物の心,機械の心,人の心をつなぐ新たなキーワード-心の理論.

トップカスタマーレビュー

心の理論ってなんだろう?   投稿者  カスタマー
 
 人の心がわかる。わかったつもりになる。あるいは全然わからない。 人々は日々、周りの人々の「心」に悩み喜び生きている。 どのような心の働きが、そのような人間関係の本質を支えているのだろうか? この本は、動物心理学や発達心理学のホットトピックスである心の理論について、過去の研究を丁寧に追い、わかりやすく解説した良書である。

Baron-Cohenに興味のある人は一読 投稿者  萩原 湖太郎 

 「心の理論」という概念について、Baron-Cohenやサセックス大学研究グループの研究を中心に紹介・解説する本。なんというか紹介本。Baron-Cohenに興味を持っている人は、薄い本なので最初に目を通しておくのがよいかも。

普段使わないでいる頭の筋肉が痛くなる感じの刺激的な書? 投稿者 はぐれ鳥
 
 近年注目されている心の理論という研究についての平易な解説本です。普段の私たちに身近にある生活や出来事を心の理論研究ならではの独自の切り口で解説していて、知的に楽しめます。難しい専門用語や数字もでてこないので、頭が良くなる気がする新聞の面白いコラム感覚で、このライブラリーにピッタリです。

 
自分の子供に試してしまいそう・・・投稿者  たつパパ 

 人間の赤ちゃんや動物に対する実験を通して「心を読む心」の発達過程を解説した本。中心となる考え方は「人は他人の行動の背景に『心』の働きを想定し、次の行動を予測している」というもの。

 興味深いのは「心の理論の機構」のくだり。「自分はある事実を知っているけど、他人がそれを知らないとき、他人が自分の期待とは異なる行動を取ることを理解できるか?」という「誤った信念課題」が、4-6歳になると有意に正答率が上がるという。

 小学校に入学する前の幼児が、ロボットでは到底実現せず、類人猿ですら限定的にしか持ち得ない高等なプログラムを獲得することがいかに不思議なことかを感じさせられる。

これ以上は『蛇足』・・・・( ^ω^)おっおっおっ

「Asada」と命名された天文学者

Asada


          江戸中期の人・麻田剛立(ごうりゅう)は、月の小さな
          クレーターが彼にちなんで「Asada」と命名されたほど
          の天文学者だ



▼幼いころから天文を好み、長じて藩医となったが、天文学に集中するため脱藩して、市井で清貧な学究生活を送った。井上ひさしさんは、伊能忠敬の歩みを書いた小説『四千万歩の男』で、麻田の高弟に、こんな言葉を吐かせている

▼「麻田先生ぐらい真ッ正直な方も珍しいのではないでしょうか。たとえば門人のひとりが『鮮魚料』として金を贈るとすると、先生は必ずその金で魚を求められる、決して他へ転用はなさらぬ」

▼麻田は医師としても、瀕死(ひんし)の藩主を自ら調合した妙薬で救うほどの腕だったが、現代のセンセイ方の「転用病」を目にしたら、ぶぜんとして匙(さじ)を投げるだろう。地方議員らによる政務活動費の不正利用だ

▼政務活動費は議員活動には欠かせぬ調査研究などのため、税から支給される。その公金を白紙領収書を使って何百万円も架空請求し、「遊ぶ金」に転用する。カラ出張をしたり、視察と称して派手な宴会をしたり…。そんなセンセイ方が税の使い道を議論していたというのだから、あまりに悪い冗談だ

▼富山市議会では、不正の発覚で議員辞職が相次ぎ、補欠選挙をしなくてはならぬ事態となった。選挙にかかる費用は一億二千万円。これでは、税金がいくらあっても足りぬはずだ。【中日春秋】

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 Ku
     思うだけですが。それにしても「一事が万事」精神の荒廃極まれり」
     江戸時代だったら、即・切腹か、重罪に処されたでしょう。また、家族
     も、生き恥を晒し、紅蓮の炎に身を焦がしたでしょう。

     そういう、議員を選んだ人々もきっと、臍を噛んでいるでしょう!
     悪事に寛容で誰も、お縄にならない平和な国なのだ。

     斯く言う(珍念) 『ごまめの歯軋り』・・・・ \(*`∧´)/

   
   

話題の本 (#^.^#)

Tuma


       滑稽で厄介で、そして愛おしき伴侶

       結婚って、考えてみたらすごいことだ










 この星の何億という人の中から、ただひとりだけをこの人と思い定め、長い生涯をずっと一緒に歩いていこうと決心するんだから。ラブラブなときもケンカをしても困難に遭っても、病める時も健やかなる時も、夫婦としてずっと一緒に。なんと不思議で荘厳な関係だろう。

 三崎亜記の新刊(『ニセモノの妻』)は、そんな「夫婦」がテーマだ。

 収められているのは四組の夫婦の物語。奇妙な味のもの、考えさせられるもの、コミカルなもの、泣けるほどに切ないものと、実にバラエティ豊かな作品集になっている。

 だが、三崎亜記だもの、そこは一筋縄ではいかない。

 日常の中に思いもよらない虚構を入れ込むのが三崎亜記の真骨頂。今回も作品の中には「何それっ!」と二度見ならぬ二度読みしてしまうような設定が盛り込まれている。それがかえってテーマを浮き立たせ、物語のエッセンスが抽出されて読者に届けられるという仕掛けだ。

 第一作「終の筈の住処」は、結婚を機にマンションを購入した新婚夫婦の物語。三百世帯近くが入居している大きなマンションだが、なぜか他の住人とまったく出会わない。このマンションには本当に人が住んでいるのか?

 表題作「ニセモノの妻」は、ある日突然、一人の人間とまったく同じ「ニセモノ」が出現してしまうという感染症が発生した世界が舞台。妻がいきなり「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」と言い出した。見た目も性格も記憶もホンモノとニセモノに違いはなく、ただニセモノにはその自覚があるだけなのだ。はたして妻はニセモノなのか。

 この二作に共通するのは、確かだと思っていたものが揺らぐ不安だ。家を家たらしめているものは何か。その人が間違いなくその人であると断言できる要素は何なのか。記憶? ではもし事故か何かで記憶を失ったら? つきつめていくと「存在」とは何かという点まであやふやになっていく。

 この二作はともに終わり方がいい。リドルストーリーにも似た余韻を残すエンディングが印象的だ。

 ところが第三作から風合いが変わる。

 第三作「坂」は、坂ブーム(何だそのブームは)が盛り上がる中、熱狂的な坂ファンの妻と、そこまで坂に入れ込めない夫の間に距離ができる物語だ。

 妻は狂信的かつ過激なグループに所属して坂を占拠し、夫は地元住民らとともに坂を我らの手に取り戻そうと戦う。そもそも坂とは何ぞやという定義論に始まり屁理屈の応酬で、極めてコミカル。くすくす笑いが止まらない。だが、ふと気づくのだ。以前からそこにあったものに勝手な思い入れをくっつけて騒ぐ。後付けの理屈で人を貶める。これって、私たちの生活でもよく目にすることではないか?

 そして本書の白眉は最後の一作「断層」だろう。イチャイチャにもほどがあるってくらい能天気にイチャイチャしてる夫婦の描写と、「家の中に断層が出現した」という謎めいた事態の後処理らしき話が交互に語られる。何が起きているのか最初はわからない。それが次第にわかっていく過程がキモなのでここでは明かさないが、幸せな暮らしが予期しない理由で突然終わりを迎える、その瞬間までのカウントダウンの話だということだけ書いておこう。

 描かれているのは「決まっている別れ」だ。どんなに辛くても、悲しくても、受け入れざるを得ない。欠落に慣れていくしかない。夫の慟哭が聴こえるようだ。間に挿入されるイチャイチャの章があまりに幸せで、その対比に、こみ上げるものを抑えられない。

 最後は、泣いた。比喩でも大げさでもなく、ぼろぼろと泣いた。何度も読み返しては、その都度、泣いた。三崎亜記、これは、ずるいよ。

 結婚や夫婦というものの、あやふやな足元を掘り起こした前半二作と、強い結びつきを描いた後半二作。執筆中、著者自身がご結婚されたことが作品に影響しているかどうかは、外からはわからない。だが読み終わったとき、伴侶とともにいる今この時間を精一杯大切にしようと、心から思えた。

 夫婦とは、ときに滑稽で、ときに厄介だ。だがそれ以上にいいものだと伝わってくる。本書は三崎亜記から「夫婦」への、祝福と応援の一冊なのである。

「波」2016年5月号 掲載[評者]大矢博子(おおや・ひろこ 書評家)

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『ニセモノの妻』 商品の説明 

 妻――それはいちばん近くて、いちばん不可解なアナザーワールド。「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」。ある日、六年間連れ添った妻はこう告白し、ホンモノ捜しの奇妙な日々が始まる……。真贋に揺れる夫婦の不確かな愛情を描く表題作ほか、無人の巨大マンションで、坂ブームに揺れる町で、非日常に巻き込まれた四組の夫婦物語。奇想の町を描く実力派作家が到達した、愛おしき新境地。

トップカスタマーレビュー

不思議ワールド全開の短編  投稿者  four-leaf clover

 三崎 亜記さんの最新短編集です。「終の筈の住処」「ニセモノの妻」「坂」「断層」4組の夫婦を描いたこれら4編が収録されています。今回も三崎さん独特の不思議な世界観が満載です。購入したマンション「ルミナス野分浜」はとても静かで人の気配が全く感じられない
駐車場にはたくさんの車が止まっているが灯りが灯っているのは我が家だけと言うホラー的な要素を含んだ「終の筈の住処」

 ホンモノの妻捜しを始める奇妙な物語の「ニセモノの妻」「坂」では階段主義者の登場にクスっと笑え、「断層」は少し切ない4作とも現実には起こりえない物語ですが不思議な世界観を味わいたい方にはオススメの1冊です。

設定を理解するのに苦しみました 投稿者  夢追い虫 

 4組の夫婦が登場するSFチックな短編集。三崎亜記さん独特の奇妙な世界観で、設定を理解するのにけっこう苦労し、物語の世界にうまく入り込めなかったので読むのに疲れました・・・・。ちょっと設定がぶっ飛びすぎてます。4つのなかで表題作と「断層」は切なさが残ります。この2つはもう少し書き込めばもっと引き込まれる作品になっていたのかも

初見客です 投稿者  ちゃむ 

 (多分)氏の著作初見です。←少なくとも「作家名を意識」して読んだ事はないです。ほう。これは奇妙だ。という感じでした。ほどほどに面白く読みました。が、多少読んでて疲れも感じるかな。歪んだ世界に、感覚を適応させるのにちょっと労力が必要な感じだった。特に「坂」は↑顕著だった。

 一番楽しんだのは「断層」でしたが、同時に、日常をこのテンションで暮らしていたら疲れただろうなあ…とも.


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      変人の珍念、ニセモノの夫かも知れません。
      きょうも、相変わらず(オチ)は冴えません。

肥満

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  お饅頭(まんじゅう)を一つ用意する。これを四つに割って、ごはんに乗せて、その上に煎茶を注ぐ。「饅頭茶漬」の完成である

▼気味の悪いことを書くなと叱られそうだが、これを好んだ作家がいる。森鴎外である。度胸がなく、試したことはないが、小豆の甘さと濃いお茶で案外いけるような気もする

▼こっちの方は一切、試す気が起こらぬ。デンマーク人の哲学者キルケゴールのコーヒーである。最初に砂糖をカップに入れて作るが、問題は量。カップの縁よりも高く山のように入れる。そこにかなり濃いコーヒーを注ぎ、砂糖を溶かしながら一気に飲む。書いているだけで耳の奥あたりがむずがゆくなってくる

▼甘党の二人が聞けば、不満そうな顔をするニュースかもしれぬ。世界保健機関(WHO)は世界的に増加している肥満や糖尿病の対策として、各国に対して、砂糖をたくさん含む清涼飲料水への課税強化を呼びかけた

世界の肥満人口は一九八〇年から二〇一四年にかけ二倍以上に増加。成人の四割が太りすぎであり、その原因が砂糖で特に清涼飲料水と考えられている。砂糖入りの清涼飲料水はもはや、たばこ、アルコールと並ぶ「健康リスク」扱いであり、課税によって消費を抑え込みたいようだ

▼甘いソーダ水が心や体の疲れをつかの間癒やすということもないではないが、体を思えば、そう甘いことも言っていられぬか。【筆洗】

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      このコラム『頂門の一針』痺れる。
      小欄(徒然庵)に珍念の肥満について
      の話を述べています。

       これ以上は『蛇足』


アンジェイ・ワイダさん

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    <成功には多くの父親がいるが、失敗はみなしごである>
とは西洋の格言だが、九十歳で逝った映画監督アンジェイ・ワイダさんは、こんな信念を持っていたという。<映画が成 功した時、私はそれを「私たちの映画」と呼び、うまくいかな
    かった時は「私の映画」と呼ぶことにしていた>

▼そう言い切ることに、どれほどの覚悟を要しただろう。異論を許さぬ全体主義体制の刃(やいば)の下に身を置きつつ、『大理石の男』など、体制に抵抗するポーランドの人々の姿を描いた

▼なぜ、そんなことが可能だったのか。彼は自伝『映画と祖国と人生と…』で記している。<大事なのは、検閲そのものを無効にしてしまうような映画を作ることなのだ!>。検閲できるのは、検閲官の想像力に収まるものに限られる。真の独創性があれば、検閲すら無力にできると

▼そういう彼の作品を愛し、岩波ホールの支配人として紹介し続けた高野悦子さんのご母堂が逝った時、ワイダさんは、自宅まで弔問に来てくれたという

▼高野さんの著書『母』によると、畳の上に安置された遺体を前に、ワイダさんは騎士が王の前で挨拶(あいさつ)するように、片膝をつき胸に手を当てて、深々とおじぎをした。<その動きが美しくて、まるで映画の一シーンを見ているようだった>そうだ

▼今、世界中の映画ファンが、胸に手を当てて、巨匠の死を悼んでいることだろう。【中日春秋】

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    アンジェイ・ワイダさん のご冥福をお祈りします!


アンジェイ・ワイダ『大理石の男』 商品の説明 内容紹介

 かつて国家に労働英雄として祭り上げられた男の悲劇的運命を追う、若手女性映画監督。 スターリン主義時代と現代が交錯する中、一つの真実が浮かび上がる。 ポーランド政府の欺瞞と恐怖政治を描いた、アンジェイ・ワイダの衝撃作。

 1976年。女子学生アグニェシカ(クルィスティナ・ヤンダ)は大学の卒業製作で、1950年代を主題にしたドキュメンタリーを作ろうとしている。すでに取材も進めていたが、テレビ局の編成係は主題がタブーに近いことから、彼女の意図に難色を示している。

 しかしアグニェシカの意思は固く、彼女に製作を諦める気はない。アグニェシカは、ワルシャワ博物館へと向かう。倉庫に入った彼女は、金網で囲まれた立ち入り禁止の一角内に秘匿されている石像群を目に留め、館員の目を盗んで金網を開けて倉庫奥へと入り込む。そこでアグニェシカはマテウシュ・ビルクートの石像を発見する……。

トップカスタマーレビュー

 共産主義社会の裏側を抉った作品  投稿者  てつお 

◆日本人にとってはピンとこない内容だが、そこが異文化への好奇心も手伝って面白い。
ポーランドは欧州連合に加盟して以来、商業施設などの乱開発が進み、レストランの料理などもグローバル化されているが、加盟前に滞在した時には、まだ共産主義の名残が漂っていた。一長一短があるが、嘗てのポーランドが垣間みれる作品となっている。

◆主人公の女子学生は卒業制作の映画を撮る為に閉じられた蓋を開けようとしている。行儀が悪く向こうっ気の強い女子学生は、まるで捜査官のように飛び回る。一緒に仕事をしたくないタイプだが、映画を通して観るとスリリングで格好良し。時代を感じさせるBGMも効果的でノスタルジックな味わいがある。

◆蛇足だが、ワイダの意思によって設立されたクラクフのManggha(日本美術技術博物館)では、ワイダが収集した北斎、広重、歌麿、写楽の浮世絵が圧巻なので、ポーランドに行く機会があればお薦めです。今年は巨人が次々と鬼籍に入られ、向こう側で何か集まりでもあるのかと勘ぐってしまう。ご冥福をお祈りするとともに、深い悲しみにある皆さまに衷心よりお悔やみを申し上げます。

 ドキュメンタリータッチで描かれている 投稿者  アレックス

◆独裁政権国家の怖さ鉄のカーテンがなくなる以前なのでこの映画製作は命がけだったのでしょうね。長身の美人女優がハイヒールを履いて取材している姿が、ジェーン・フォンダを思い起こさせましたが社会派ドラマで面白かったです。ただ当時の状況をよく知っておいた方がいいですね。

◆ポーランドはロシアとドイツと言う国にはさまれ苦難の道を歩んだ国ですが灰とダイヤモンドなど数々の映画の名作がありますね。どこかの大国の間で右往左往して現実離れした恋愛ドラマを世界中に売り込もうとしている滑稽な隣国、韓国とは大きな違いですね。

『百聞は一見に如かず』 ・・・・(*^ー゚)bグッジョブ!!

キャリア 山口真由さん

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              東大首席の「法曹女子」 
              山口さんのスランプ克服法 
              元財務省で弁護士の山口真由さん







東京大学法学部を首席で卒業し、財務省を経て弁護士になった山口真由さん。
2015年にハーバード大学のロースクールに留学、オールAで修了した。
頭脳明晰(めいせき)でクールな女性と思いきや、本人は「挫折や失敗ばかり。
コンプレックスの塊です」と笑いながら答える。山口さんはどのように学び、
輝かしいキャリアを築いたのか。

■コンプレックスをバネに猛勉強

 「私は別に天才じゃないので、試験前にはいつも必死で勉強します。司法試験を受ける直前も1日に19時間30分勉強しました」。山口さんは屈託のない表情でこう語り、自分が「ガリ勉」であることを隠そうとしない。

 当時、睡眠はわずか3時間、3回の食事は20分ずつ、入浴に20分、唯一の楽しみは札幌市に暮らす母親との電話でのおしゃべりの10分間のみ。後はすべて法律の勉強に費やした。結果、東大3年生の時に司法試験に合格した。

 なぜこれほどのエネルギーを勉強に費やせるのか。山口さんは「コンプレックスの裏返し」と語る。小学校6年生の時に顔にニキビが多く、男子生徒からよくからかわれた。運動も得意ではない。跳び箱は4段を跳ぼうとしたときに手を骨折。ただ、勉強はやるだけ成果が上がったという。「学問は裏切らない、努力した分は伸びる」と悟った。

 北海道で医師の両親の元で育ったが、高校は東京都内の難関校、筑波大学付属高校に挑んだ。母親は東京への進学に反対したが、「反抗期の真っ最中だった。自分は東京でもやれる」と突っぱねたという。

 無事入学を果たしたものの、高校時代はつらかった。風邪をひいても誰も気づいてもくれない。コンプレックスにもさいなまれた。中学まで常に学年トップだったが、毎年多くの東大合格者を輩出する筑波大付属高校は秀才ぞろい。時に白い目で見られ、忘れ物をしたときには、ある男子生徒から「田舎者だからね」という意味のことを言われた。

 悔しくて夢中になって勉強した。東大に合格したが、母親から「私学でいいんじゃない」と諭された。「私はそんなモノじゃない」とまた反発、東大法学部の4年間はオール優。3年生で司法試験、4年で国家公務員1種試験を突破した。

 山口さんは「コンプレックスを持つことも悪いことじゃない。ネガティブパワーが一番強いから」という。

 コンプレックスをバネに勉強やスポーツにがんばる人は少なくない。しかし、山口さんの真骨頂は緩急のつけかたが巧みで、「勝利の方程式」を身につけていることだ。決して365日ガリ勉だったわけではない。暇なときには「1日中ボーッと過ごしたり、ゲームやファンタジー小説などに興じている」という。集中的に勉強するのはあくまでも一定の期間だ。

■独自の成長曲線 試験直前にスランプ

 山口さんには独自の「成長曲線」があるという。「勉強をスタートすると、最初はやる分伸びるが、その後フラットになる。そこであきらめずにがんばるとまた伸びる。問題は試験直前に必ずスランプになること。例えば、東大受験の時も模試でA判定をとれていたのが、C判定に落ちた」という。当然落ち込んだり、焦ったりする。ここであきらめれば、失敗する。

 しかし、山口さんは「スランプになるというのは、むしろ完成形に近づいている証拠」というプラス思考法を身につけたという。これで再びエンジンがかかる。集中力が高まり、スランプを克服。睡眠が3時間でも、勉強に没頭できるようになるという。

■睡眠3時間、幻聴も聞こえた

 この思考法を最初に意識したのは筑波大付属に挑んだ高校受験の時。以来、東大受験も司法試験もこのスランプ克服法で乗り切った。「睡眠3時間なんて本当は合理的な勉強法ではない。司法試験直前も幻聴が聞こえたし、効果的じゃない。ただこれだけやったんだから、と自分で納得できるようになる」と山口さんは話す。

 社会人になってもこの思考法は変わらない。昨年7月、ハーバード大ロースクールに入学。英語での読み書きに自信はあったが、話すのは苦手。「最初、まるで小学生のような扱いを受けた」とくじけそうになり、再びコンプレックスが襲った。そこで猛勉強が始まった。ハーバードの先生から「スピーキングはダメだが、あなたのリポートを読むとすごくロジカル」と評価され、プラス思考に転換した。1年のコースを修了して最優秀の成績を収めた。

 明朗快活な山口さん。しかし、「今もコンプレックスが強い。例えば英語で自分の考えをそのまま言葉で表現したいが、うまくいかない。根っから話すのは下手。将来は政治家とか、ビジネスではなく、やはりアカデミック分野で頑張りたい」という。

 コンプレックスを正のエネルギーに変換して集中的に学習、スランプ時にもプラス思考に転換するノウハウを身につけた山口さん。今後も数々の谷や山を越えて「成長曲線」を描いていきそうだ。

山口真由氏(やまぐち・まゆ)
1983年札幌市生まれ。2006年東京大学法学部を卒業、財務省に入省。08年退官、09年弁護士登録。2016年ハーバード大ロースクール修了。著書に『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』(扶桑社)など。

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           Dekiru


◆あと5kg痩せる」「今年こそは英語を話せるようになる」……と年明けに何かしらの目標を立てたものの、早くも挫折、全然継続できなかったという人、実は多いのではないでしょうか。いざ目標を立てても努力を継続するのは、なかなかできることではありません。そこで、東大首席卒業の美人弁護士として活躍中の山口真由氏に「効率的に努力を継続する方法」を教えていただきました。初の著書『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』が話題を集める山口氏は、「効率的に努力をするには確かなメソッドがある」と断言します。

◆努力を継続するために私が一番、効果的だと考えるのは「努力の見える化」です。努力を続けていると、ふとした瞬間に「果たしてこの努力は報われるのか」と考えてしまうのは誰しもあること。そうした不安に一度、取り付かれてしまうと努力を完遂して、結果を出すことは容易ではありません。なので、それを避けることが何より大切。だからこそ、努力の形跡が目に見えることようにすることが継続の秘訣となるわけです。

◆具体的には、「道具を『ひとつ』にこだわる」「数字を正当に“偽造”する」という2つが、私自身が実際に取り組んでいる「見える化」の方法です。

◆まず、前者の「道具を『ひとつ』にこだわる」。これは主に勉強の際に使います。たとえば、勉強する際に必要となるペン。あえて目標達成のために使うものをひとつに絞ります、ペンなら高級な万年筆やシャーペンではなく、安いボールペンが最適です。それを徹底的に使うことで、ペンのインクが目に見えて減っていきます。そして、使い切ったあとは捨ててしまいましょう。

◆そうすることで、ペン1本分きっちり努力したことが目に見えて実感できるため続けることができるというわけです。もちろんノートも同じですし、例えばランニングを続けることが目標なら同じシューズを使い続ければ、その靴の消耗というかたちで自分の努力が見えます。あなたの目標を達成するためにたくさん使うものは何か。まずはそれを考えてみましょう。

◆そして、もうひとつ「数字を正当に“偽造”する」。こちらもある意味では、「見える化」の一種と言えます。たとえば、何かの参考書を毎日5ページ分読むという努力を続けていた場合、状況によってはこの「5ページ」というノルマに対して、「全然進んでいない」「ゴールはまだまだ先にある」といった不安感が募ることがあります。そうしたときは、視点を変えて文字数で考えてみると一気に印象が変わります。

◆1ページあたり600字ほどの本なら5ページで3000字。「毎日3000字ずつ参考書を読み込んでいる」と思えば、達成感が変わっていませんか? ダイエットも同様で「0.1kg痩せる」ではインパクトはイマイチでも「100g痩せる」だと着実に進んでいる気になります。それでも足りなければ、「100000mg痩せる」だと、凄くダイエットが捗っているように見えますよね。

◆努力を続けるためには確かな方法論が存在します。そして、ここで紹介したような本当にちょっとした発想の転換で、努力の継続と完遂は格段に難易度が下がるのです。今からでも遅くありません。一度は挫折してしまった目標と改めて向かい合ってみるのはいかがでしょうか? <TEXT/女子SPA!編集部>

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       珍念のコメントは『蛇足』




スマホの将棋対局室持込禁止の衝撃

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          29歳で夭逝(ようせい)したプロ棋士の村山聖(さとし)
          九段は、詰むや詰まざるやの終盤戦にめっぽう強かった。
          難解な局面でも、この人が「詰む」と言えば詰み、「詰まない」
          と言えば詰まなかったという。「終盤は村山に訊(き)け」の
          挿話は、早過ぎる死から18年を経た今も将棋界に語り継
          がれている。






 ▼幼くして難病のネフローゼを患い、後には膀(ぼうこう)胱がんに侵されながら対局を続けた。来月映画化される大崎善生さんのノンフィクション『聖の青春』に、命の期限を知る若者の悲痛な叫びがある。「僕には時間がないんだ。勝ちたい。そして早く名人になりたい」。

 ▼一分一秒が惜しかったに違いない。村山青年はしかし、パソコンやコンピューターソフトに見向きもせず、手で棋譜を並べ続けたという。頭脳を極限まで働かせ、高い駒音を響かせてこそ「究理」に価値があると考えたのだろう。盤上で命を削る棋士の自負を見る。

 ▼棋界は求道者の集まりと言われる。それゆえこのニュースの衝撃は大きい。日本将棋連盟が、スマートフォンなど電子機器の対局室への持ち込みを禁じる。対局中の外出も禁止だという。一部棋士の要望を受けた措置だが、利器を使って横着するプロなどいるのか。

 ▼将棋ソフトの強さはすでにプロ並み、あるいは超えたとも言われる。とはいえ、席を離れた棋士が裏でこっそり-の図は想像するだに情けない。相手が疑心暗鬼になるのも自己否定につながるようで寂しい。「指し手はソフトに訊け」では泉下の村山九段が泣こう。

 ▼実力制第4代名人の升田幸三に「新手一生」の言葉がある。誰も指したことのない手を指し名を残せ、と。愛棋家としては「時代の流れ」とうなずくまい。プロの矜持(きょうじ)を思えば不毛な規定と映るのだが、いかがか。【産経抄】

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       将棋愛好家の(珍念)感動しました。
       参りました、潔く投了します!





聖の青春

 難病と闘いながら,29年の短い生涯を生き抜いた天才棋士の伝記。その生涯は純粋で激しく,哀しいが温かい。水晶のように純粋で,温かい輝きを放つ人生の記録。

内容紹介

重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖(さとし)。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞作(講談社文庫

トップカスタマーレビュー

 これが実話だなんて、なんてすごいんだ村山聖!  投稿者  tin-toy

 ◆恥ずかしながら、現代将棋界で、これだけすごい成績をあげている村山聖という人を僕は知りませんでした。以前「将棋の子」を読んで感動した事があったので、この本の存在は知っていました。それで、文庫本が出たのを機に何気なく海外旅行のお共として買ったのですが、それは失敗でした。

 ◆時差ぼけを解消すべく寝続けるべきの飛行機で一睡もできなくなったのと、公衆の面前(飛行機の席)で号泣してしまったからです。しかも何度も。最初に涙が出たのは「いかせてくれ」の一言で、その後は、ほぼページをめくるたびに涙が出続けます。

 ◆体調のせいで、何日もまんじりともせずに布団にくるまっている時に、水滴の音で自分の命の炎がまだ消えていないことを知る、対局に行くために階段を下りたところで力尽きながら、それでも這ってでも対局に向かう。たった一つ、名人位を取るためだけに、彼は、なぜ絞り取るように自分の命を削ることができるのか。

 ◆こんなに激しい人生が、この現代で、ほとんどリアルタイムで進行していたなんて。なぜ、生前に彼の活躍を知ることができなかったのか、応援することができなかったのか、それが本当に悔しい

   
   勝負に対する凄まじい執念とは裏腹に金銭には無頓着  投稿者  星のカービィ

 ◆もし村山氏が生きていたら、今でも羽生善治氏との死闘は相変わらず続けられているのではないかと思う。本の後半部分で、羽生氏が村山氏の強さを認めている発言がある。
これは決してお世辞ではないはず。

 ◆村山氏に感心したのは18歳の頃から、東南アジアやアフリカに住む孤児へ対局料の寄付を開始した事。これは長年に渡って続けられた。また阪神・淡路大震災の時にも多額の寄付をしている。海外に将棋を普及させようという話が著者と先崎氏と村山氏の間で交わされた翌日、著者に対して100万円の札束を差し出した事など、殆んどと言って良いほどお金への執着心が無い。

 ◆村山氏自身は四段昇段後も相変わらず、家賃13000円の4畳半、風呂なし、
トイレは共同という部屋に住み続けていた。誰しもプロになり対局料が増えていけば、良い住居に移り住んで自身の為にお金を使うと思うのだが、村山氏は俗人的な人とは対極にある人だと思った。これは、なかなか真似の出来る事では無いと思う。

 ◆最後に、本の前半から中盤部分まで、主人公は村山氏ではなく、師匠の森信雄氏だと感じたのは私だけだろうか?他人の為に、これだけ粉骨砕身する森氏の人柄の良さは素晴らしいを通り越していると思った。村山氏が「師匠は自分の親以上の存在」と言ったのも充分に頷ける。

あ・・「終盤は、駒の損得よりスピート第一」・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~ 

風見章子さんに思いをはせる

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                    富岡市出身の女優、風見章子さんが95歳で
                    亡くなったと聞いて、まず浮かんだのは20年
                    ほど前、県人口200万人記念映画『眠る男』
                     (小栗康平監督)の撮影現場でリハーサルを
                     何度も繰り返す姿だ







 ▼以前見て、感動した『泥の河』の監督が、故郷の群馬で映画を作ることを知り、出演を自ら申し出た。女優になって初めてのことだったという

 ▼沼田市の畑に設けられたオープンセットで風見さんはこう話した。「こんなに丁寧な仕事をするのは何十年かぶり。うれしくて仕方ないんです」。戦前から数多くの名作に出演し、厳しい現場経験を積み重ねてきた映画人ならではの言葉が強く印象に残った

 ▼自伝『思い出を、あげて、もらって』(栄光出版社)を再読した。監督や俳優たちのエピソードを通して、追い込まれたときも「やってやろうじゃないの」と挑戦してきた〈空っ風の上州女気質〉が、ユーモアたっぷりに紹介されている

 ▼なかでも飾り気のないその人柄が伝わってくるのは、〈生涯の友達〉として長く描き続けてきたはがき絵。共演した三国連太郎さんと2人で並ぶ姿など、心をほぐしてくれる作品ばかりだ

 ▼〈大切な一日、一時間です。楽しい時をすごそうではありませんか(略)燃えて生きてこその人生ですから〉。同書の「あとがき」そのままの、すがすがしい生き方を教えてくれた。 【三山春秋】

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      感動しました!







『思い出を、あげて、もらって』(栄光出版社)商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

 88歳現役女優の心をつなぐはがき絵。厳しい監督に鍛えられ、俳優仲間に支えられた、女優生活70年の思いをはがき絵に綴る。

トップカスタマーレビュー

 和みます   投稿者  アヒル@夫婦共同レヴュー  
   
 優しい文章と味のある葉書絵(特に人物画)。描き続け演じ続け、人との交流を繋いでいく事は美しい。「もらって、あげて」ではなく「あげて、もらって」とはなかなか重みのある言葉。とても読みやすい本でした。特に同世代の方へプレゼントしても喜ばれる本だと思います。

 とても綺麗で感激です  投稿者  mk35 

 欲しかった本を安価で入手することができ、とてもうれしいです。丁寧に包んで下さり、新品と全く変わらない状態で届き、感激です。ありがとうございました。

 しなやかな生き方が素敵です。  投稿者  ビーナス 

風見さんは御年90歳、現役の女優さんです。はがき絵をこよなく愛し、作品は合間にたくさん載っています。味のある、ほのぼのした絵です。女優になられた経緯、有名な俳優さんとのエピソードが主です。大スターと呼ばれる人達は、演技もさる事ながら、周りのスタッフや共演者にも面倒見が良いそうです。

やはり周りから好かれてこそのスターですね。上品でしとやかなイメージとは裏腹に、上州人気質の負けん気の強さで生き抜いて来られました。だから90才の今も現役なんですね。

【百聞は一見に如かず】『思い出を、あげて、もらって』を読んで見たい!(*´v゚*)ゞ

ユーモア

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               小説家の故阿川弘之さんが「大人の見識」(新潮新書)
               で紹介している。英国議会でイングランド出身議員が
               演説し、スコットランド人を侮辱したという一幕である










▼「イングランドでは馬しか食わない燕麦(えんばく)を、スコットランドでは人間が食っている」。露骨な差別だったが、スコットランド出身議員の切り返しは見事だった

▼「おっしゃる通り。だからスコットランドの人間が優秀で、イングランドの馬が優秀なのです」。一触即発の場面でこの余裕、このユーモア。議場は爆笑となった

▼このところ続いた衆参予算委員会の質疑を聞いた。天皇陛下の生前退位、憲法改正、TPP、北方領土、年金問題など中身はおく。気になったのはとげとげしい声の応酬である

▼対決姿勢を強める野党委員が声高に追及すれば、安倍晋三首相も負けじと声を張り上げる。互いに激しい言葉で切りつけ血を流し合っているようで、見るに忍びない光景だった

▼ともに英国という連合王国を構成しながら、スコットランド人はイングランドを「仇敵(きゅうてき)」と呼ぶという。きまじめな日本の調子で論争すれば、大ごとになりかねない

英国人のユーモアは激突を和らげる緩衝材。大英帝国として数々の戦乱を経験した末に身に付けた知恵なのだろう。それはぜひ見習いたい。けれど遠慮したい難もある。まずいと評判の英国料理はちょっと…。 【越山若水】

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       このコラム『言い得て妙』・・・素晴らしい!





阿川弘之「大人の見識」(新潮新書) 商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

  軽躁なるものを勇豪とみるなかれ、かつて戦国の名将はそう戒めた。国を誤る指導者の愚があり、滅亡の淵から救い出した見識もあった。英国流の智恵とユーモア、フレキシビリティを何より重んじた海軍の想い出…、歴史の中へ喪われゆく日本人の美徳と倫理をあらためて問うとともに、作家生活六十年の見聞を温め、いかなる時代にも持すべき人間の叡智を語る。

トップカスタマーレビュー

忘れられた見識ある日本人 、育てたい日本人の見識   投稿者  ビブリオン 

◆せっかちを自認する著者が、肝に銘じている言葉、「急ぎのご用だからゆっくりやってくれ」という反語めいた言葉から、話は始まります。また本書の終わりの、最終ページには「温」の字が篆書で大きく白いページの中央に置かれています。論語の温故知新の温です。温故の温は、「ただ尋ねる」のではなく、「アタタメタズネル」と言いたくて孔子は温の字を使った筈だ。歴史を学ぶのも、にわか勉強で手早く片付けるのでは駄目だと孔子を借りて、著者は、じっくりと過去を考えない現代の風潮を批判しています。

◆白川静の説では、温のつくりは、皿の上の器中が温められて「熱気が充ちている」形だそうです。たしかに、本書には近代史の中での人間と歴史とを、時間をかけて熟慮した上で、鋭い眼差しで見る著者の「熱気」が感じられます。

◆日本人として見識があったと思われる言行を残した人たちを紹介しながら、海軍、英国、ユーモア、紳士、昭和天皇、武士道、論語などをめぐって、忘れられた日本人本来の見識のあり方に光があてられています。著者の意に反しているのかもしれませんが、俗説とは、ひと味違った見方が面白く、また文章の力もあり、一気に読めます。

◆英国人のユーモアの底にある自分を突き放せる生き方の話も面白かったのですが、僕には、特に昭和天皇と軍部との関わりの話が、一番興味深かった。軍部の横暴に抗した昭和天皇の人間性を、敬慕する著者の気持ちに大賛成です。

◆流行の「品位」もののようでもあり、江戸時代の「常山紀談」のようでもあります。86才でなお意気軒昂に、若い人の叡智を育てる参考にと、己の節をまげることなく、歯切れのいいエッセイを書かれていることに感心します。

ここに日本人あり   投稿者  よんでみてみ 

◆品格とか見識が問われる世の中のようです。それだけ世間に無品格とか非見識が横行しているのでしょうか。昔の人間から見れば、いつの世も軽くていい加減に映るのかもしれません。それでも、この著者の言葉にはいちいち頷かされてしまいます。いろいろなことをよくご存知です。川路左衛門尉が下僚に「これは急ぎだからゆっくりやってくれ」と言ったとか。おもしろいですねえ。深いですねえ。

◆英国人のユーモア、海軍のフレキシビリティ、昭和天皇への思い、最後に孔子について、それぞれ著者の秘めたる熱い胸の内が淡々と語られます。何だか心が洗われるような気分になりました。日本人だってなかなかやるじゃないかという気持ちも湧いてきました。頑固親父に怒られた後、なぜか元気が出てきたという感じです。

 これ以上は『蛇足』・・・・ モジモジ(。_。*)))

「創業は易く守成は難し」

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  古来、帝王学の書として読み継がれてきた『貞観政要』。
  その中に「創業は易く守成は難し」とある。事業を継ぎ
  守ることの難しさを説いた言葉だ








▼「守成」の成否は、後継者が「創業の精神」をどう継承するかにかかる。「創業の精神」という不変の出発点に立ち戻りつつ、創意工夫を重ね、たゆまぬ挑戦を続ける。そこから新たな発展も生まれる

▼数冊のノートは、どのページも文字でびっしりと埋まっていた。御書の一節、学会指導……。「亡くなった父のものです」と息子。事業に失敗した父は、負債を抱えた中で、剪断加工業を始めた。機械はわずか1台。裸一貫からの再出発だったが、丁寧な仕事が評判を呼び、業績を伸ばしていった

▼父は奮闘の日々の中で黄金の原点を刻んだ。1989年、池田SGI会長との出会いが。工場の規模、従業員の人数などを聞いた後、SGI会長は言った。「商売は手堅くやりなさい」。この指導を基に、会社の社訓「誠実なる人人が/確実な仕事をし/充実した社風で/堅実な経営を」を掲げた

▼父の死後、工場を継いだ息子。ノートを手にしみじみと語った。「池田先生の指導が根本の父でした。父の仕事への情熱と弟子の姿勢を、自分も貫きます」。「創業の精神」は、しっかりと受け継がれていた。【名字の言】

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      「いずこの世界であれ、ひとたび決めた〝師弟の道〟
      に生きぬく人の姿はうっくしい。また尊く、つねに新鮮
      な向上の人生となる。動物にも親子はある。兄弟もある。
      夫婦や友人もあるかもしれない。しかし、師弟といぅ永遠
      の絆は人間だけのものである。





 ゆえに師匠なき人生は、人間としてあまりにもさびしい。師を慕い、師に近づこうと努力し続ける一念こそが、自分自身にかぎりない成長をもたらす」・・

【師弟の絆こそ、人生の原点といってよい。人間の聡明さは、学歴で決まるものではない。いつの時代、いずこの世界にあっても、師弟という人生の原点をもっている人こそ、聡明に人生を生きている人である。】と恩師は綴った。

 〝珍念〟1964年6月18日、奇跡的に池田先生との出会いで、大激励とお土産を戴いた事が、昨日の出来事のように耳朶に残っています。

 末期癌で死線を彷徨っていた時、池田先生から「ご主人様の病気全快を祈っています」の伝言を妻が耳元で囁ていました。珍念の体の中に満々と生命力が満ち溢れ、虎口を逃れました。あれから17年、再発もなく元気で過ごしています。

肖〝珍念〟「師弟の絆」を肝に銘じ邁進したい!

「ヘンリエッタ」さんに思いをはせる

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     十五年前の秋の夜、米国メリーランド州の病院で
     一人の黒人女性が逝った。ヘンリエッタ・ラックスさん
     三十一歳。五人の子を残しての早すぎる死であった












▼だが、ヘンリエッタさんの細胞だけは生き続けた。彼女を苦しめたがん細胞を培養すると、驚異の増殖力を見せたのだ。ヒトの細胞を培養し続ける試みの初の成功例となり、「ヒーラ細胞」と名付けられた

▼この画期的な細胞は大量に培養され、世界中の研究室に送り出された。ポリオのワクチンの開発で重要な役割を果たし、子宮頸(けい)がんを引き起こすウイルスの発見に寄与するなどノーベル賞級の成果を次々生む「奇跡の細胞」となった

▼しかし、「わたしが死んだあと、子供たちに悪いことが何も起こらないようにしてね」とのヘンリエッタさんの最期の願いもむなしく、遺族は貧困に苦しみ、満足に医療も受けられないような生活を送ったという

▼『不死細胞ヒーラ』(R・スクルート著)によると、母の没後半世紀たった年に初めて、その細胞と“再会”した娘さんは、冷凍された小瓶を手にすると、両手でこすり、息を吹き掛けて、温めようとしたそうだ。「母さんは寒いんだね」と言いながら

ノーベル賞の発表が続き、科学の偉大な歩みを祝う日々だからこそ、その陰に隠れた女性の命にも思いをはせたい。ヘンリエッタさんの命日は、十月四日である。【中日春秋】

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Akireru


       う~ん・・・・なんか変!





 





『不死細胞ヒーラ』  トップカスタマーレビュー

こんな事実を知らないままでいたのか… 投稿者  バル子   

〇研究のため使われているヒト培養細胞でもっともポピュラーなHeLa。その細胞には当然、かつては元の持ち主が居て、現在でも家族や友人(といっても親戚ばかりの村だそうですがそれなのにHeLa細胞を日常的に利用してるほとんど誰もが、その事に思い至らずにいた。

〇利用者全員が歴史を知るべきとは言わないけれど、「研究室の隅にでも一冊おいてあって、老先生が何かの際に薀蓄を語っていた、あの話だった」位の感じで研究者の教養に入っていて欲しい話題。

〇長期に渡る取材で遺族からの信用を得て書き上げた作者の力量はすばらしく、訳も読みやすい。グイグイ引き込まれて、バス旅行での移動中を含めて2日で読み切ってしまった

医学・生理学の研究に貢献したガン細胞、それを生んだ黒人女性とその遺族の物語 投稿者  k007 

〇例えば、あなたが健康診断で血液検査を行ったところ、その血液細胞に極めて大きな特徴があり、それをもとにして不治の病の治療法が開発されたとする。もちろん、結果的に細胞の提供者となったあなたには、医学に貢献した名誉と満足感が得られるかもしれない。

〇しかし、その治療法の開発があなたのいっさい知らないところで行われ、ましてその治療法や薬品に特許が設定された上、開発した会社が何千億円という利益を上げても、その開発の素材を提供したあなたには何らの利益ももたらされないとしたら・・・。たぶん、多くの人は釈然としない想いを抱くことだろう。

〇市場原理が重視される今日では、このような問題はいつでもどこでも起きる可能性がある。しかし、素材の提供者に大きな権利が認められ、そのような開発に自分の血液や、細胞が使われることを拒むことができるとすると、医学や科学の進歩の大きな妨げになるかもしれないのである。

〇あなたの血液は、あなたの体の中にある限りあなたのものだが、採血された血液は、あるいはティッシュで拭き取った血液については、いったい誰が権利を持つのだろうか・・・。本書の著者レベッカ・スクルートは、本文でヒーラ細胞のドキュメントを語り終えたあと、いささか長めの「あとがき」において、この大きくて重い課題を読者に投げかける。

〇HeLa細胞というのは、1951年に亡くなったアメリカのごく普通の黒人女性ヘンリエッタ・ラックスの子宮ガン細胞を摘出し、世界で初めてのヒトの細胞で培養に成功したものであるその後、この細胞は世界中の研究者に利用され、幾多の研究に貢献してきた。

〇本書は、生物学や医学に携わるものであれば知らぬ人のいないこの細胞を生み出したヘンリエッタその人とその家族、子供たち、そして治療に当たった医師や細胞の培養に成功した研究者といった人たちのドキュメントである。

〇本書では、二つの時間軸で物語がすすむ。一つは、ヘンリエッタ・ラックスの生い立ちから結婚、そして病に倒れるまでの間、もう一つは、その子供たち、主に著者と親交を深めていくデボラの苦悩を描く。

〇アメリカ人著者によるドキュメントの多くがそうであるように、人物描写が中心になっており、スピード感もあって読みやすい内容である。また、遺族とともに取材におもむくなど、この著者の力量がなけれまとめることができなかったであろう秀作といえる。



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      珍念の灰色の脳細胞に{手塚治虫}の言葉が、思い浮かぶ!





●自然というものを「思い出」としてさえ持っていない子どもたちに、他人の痛みや生命の大切さを説くのは、ひどくむずかしいのではないでしょうか

●人は森を切り開き、そこに都市を築いてきました。それが文明の進歩でした。神話では空へと高く伸びて行くバベルの塔ですが、その塔が空へではなく、地平線へと向けて、横へ横へと拡大していったのが、 いまのこの世界です。

●バベルの塔が結局は崩れ落ちたのと同じように、いまのこの世界も これ以上の拡張が出来ないところまで来ています。このまま森を消し去り続けたら、地球という星そのもののバランスが崩れてしまう。いや、もう崩れはじめている。この星の断末魔の悲鳴があなたの耳には聞こえていますか?

●人間がどのように進化しようと、物質文明が進もうと、自然の一部であることには変わりないし、どんな科学の進歩も、自然を否定することはできません。それはまさに自分自身=人間そのものの否定になってしまうのですから

●自然や人間性を忘れて、ひたすら進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や 歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくか──バイオ技術などで遺伝子を操作し、新しい生き物を作り出してさえいます。

●何のために? 人間の暮らしを豊かにするために。けれど、こんなふうに自然に生きる生命たちに涙を流させてばかりいる暮らしが、本当に「豊か」だと言えるのでしょうか。

 「生命なくして、経済も、教育も、科学も、政治もありません。一切が、人生、社会の幸福を追求するための分野なのです。根本は全部人間です。生命です。その生命とは何かという根本解決の道が、宗教じゃありませんか」 と<池田名誉会長>は綴る

  コピペ・コピペ・と仄かに聞こえる『君の引用はたくさんだ、自分の言葉で語れ』 
減らず口を閉じますε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ

「帰ってきた-」

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▼人々は当初、彼を物まね芸人として笑う。過激なスローガンを反復する演説が、インターネットとテレビでやすやすと人々の心をつかみ、スターになる内容だ

▼歴史の教訓から、ドイツはナチスのプロパガンダ映画の上映を法律で禁じている。その一つ、「意志の勝利」を大学の授業で見たことがある

▼数万人の一糸乱れぬ行進で、ある種の「美」が演出され、ヒトラーが演説する。執拗(しつよう)な繰り返し。ぼーっと見ていると思考力を失い、高揚感すら生む。そんな中で居眠りした私に、恩師は「受け入れているのと同じではないか」と問うた

▼「帰ってきた-」は終盤、ドキュメンタリーを挿入。俳優がヒトラーの格好で町に出て、道行く人と台本なしで対面する。人々の口からは外国人排斥や人種差別…。不満の端々ににじむ、強力な指導者を求める世相をあぶり出した

自分には差別や偏見が一切ないというのは幻想だ。誰にでも内面に「怪物」が潜む。映画の中でヒトラーは言う。 「私を選んだのは普通の国民だ。私を怪物と呼ぶならば、選んだ選挙民が悪い」 【大弦小弦】

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            このコラム『言い得て妙』 
            『恐れ入谷の鬼子母神』







「帰ってきた-」 あらすじ

◆ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。
「帰ってきたヒトラー」現代に蘇ったヒトラーが笑わせ、ドイツ社会の現実をえぐる傑作風刺劇

 ◆私をいちばん驚かせたのは、おそらくこの作品の大胆さだ。現代にタイムスリップして来たアドルフ・ヒトラーが、モノマネ芸人として大ブレイク!? このアイディアでどれだけ笑わせてくれるのかと疑ってかかっている人も多いと思う。しかし、これがもう全面降伏するしかない、いろいろな意味でとんでもなく面白い傑作なのだ。

 ◆ドイツ人が書き、ドイツでベストセラーとなったことで世界中を驚かせた原作は、ヒトラーの一人称で展開される意欲的で強烈、勇敢にして芸の細かい風刺小説。これはこれですごいのだが、このまま映画にしても小説は超えられない。監督は賢明にも映画という媒体の特性を最大限に活用し、小説の本質を映像的視点からエンターテイニングに語り直すという策をとった。とりわけ理に適っているのが、物語にドキュメンタリーとロードムービーのレトリックを取り入れるというアイディアだ。

◆ドイツの各地に実際、このヒトラーを放り込み、崖っぷちのTVマンが撮っているという設定で大衆のガチなリアクションをゲリラ撮影。すると、ナチのトラウマから自由な若い世代が大勢、「ハグして~」「まじウケる~」などと言いつつ自撮り&ツイート! この現実映像によって映画は「ドイツ人にとってヒトラーとは何か?」だけではなく、「現代のドイツ社会は一体どうなっているのか?」という点にも鋭く切り込むことに成功。なんというポテンシャルの高さか。「ヒトラー最期の12日間」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などへのオマージュも楽しい。

◆そして圧巻のヒトラー像。ちょび髭を生やした食えないオッサンは、実は一度もモノマネ芸人のフリなどしない。徹頭徹尾、自分自身でいるだけ。周囲が「なりきっている」と勘違いし、発言を曲解しているだけなのだ。この状況が生むチグハグさ、カルチャーギャップのおかしさ、ヒトラーの柔軟で憎めない一面やマイペースな暴走っぷり、いかにもヒトラーが口にしそうなセリフの数々がいちいちツボにはまる。

◆製作陣が見つけ出した"無名の名優"だというオリバー・マスッチのカリスマ演技が見事だ。彼はTVでTVやマスコミの低俗さを糾弾し、あっと言う間にYouTubeやFacebookを使いこなしてプロパガンダに利用。街角インタビューで国民の政治不信をキャッチし、「私に任せてくれ」など巧みな話術で人々に「一理あるな」と思わせてしまう。この魅力が恐ろしいのだ。

当然、現代ドイツの政況や社会問題を知っていればいるほど楽しめるが、驚くほどいま現在の日本人にも響くセリフが満載。「政治家は金を懐に入れる。なぜ国民が怒らないのか不思議だ。『俺たちの税金だぞ!』と訴えろ」なんて、自分たちに言われているようではないか。これもまた「神の意志」なのか? (若林ゆり)

☆読者の皆さまへ【百聞は一見に如かず】「帰ってきた-ヒトラー」を、是非ご覧下さい!

相手を思いやる気遣い

Takusi


   島根県の客を乗せた盛岡市のタクシーが、待ち合わせ場所の
   岩手公園で客とはぐれてしまった。合流できなかった乗客は列車
   の時間が迫っていたため、別のタクシーに乗って盛岡駅まで帰った 


▼乗客は、駅前の案内所に名刺と車代として千円を置いていた。しかし、タクシー代は640円。運転手は「自分の説明不足からお客さんに不愉快な思いをさせてしまった」と悔いる。おわびの手紙と釣り銭、リンゴ1箱を贈った

▼乗客は、この誠意にいたく感激したのだろう。当時の盛岡市長に礼状を送り、島根県の新聞でも「美しい岩手の心」として取り上げられた。前回の岩手国体であった話である。報告書にも掲載されている

▼正直で誠実な県民性は半世紀近くが経過しても変わるまい。国体本大会が始まった。競技のみならず、おもてなしもオール岩手で臨みたい。初めて岩手を訪れる選手、観客もいるだろう。第一印象は強く心に残る

▼県内では各団体が、おもてなしに工夫を凝らしている。タクシー業界では乗務員を対象に地区単位で講習会を開催。車内の整理やラジオの音量、エアコンの温度、標準語での会話など接客マナーを再確認した

▼一定のマニュアルは必要だが、予想外の事態も起こりうる。柔軟性や臨機応変さが必要な場面もあろう。相手を思いやる気遣いだけは忘れたくない。【風土計】

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。

Po


     感動しました。
     これ以上は『蛇足』





勝ち過ぎた監督

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             広島に続き、北海道が盛り上がっている。
             プロ野球のパ・リーグは大逆転で日本ハム
             が制した。常識外れと批判されながらも大谷
             翔平選手の“投打二刀流”を貫き続けた栗山
             英樹監督の手腕が光ったといえよう







◆道産子を熱狂させたチームは過去にもある。2004年の夏の甲子園で初の優勝旗をつかんだ駒大苫小牧高だ。佐賀商高OBで、当時の監督香田誉士史(よしふみ)さんの13年間を描いた『勝ち過ぎた監督-駒大苫小牧幻の三連覇』(中村計著)が刊行された。理にかなった熱血指導で選手たちが成長する物語だ

◆ライバル校は「九州出身なので北海道の概念にとらわれなかった」と香田さんを評した。真冬の氷点下のグラウンドでも雪をかき分け、ノックや打撃練習を続けた。「やってみなければ分からん」が口癖で次々と新しい練習を試した。メジャーで活躍する田中将大投手は練習風景を見て兵庫県から入学した

◆本のタイトルから想像できるように全国制覇後の苦悩も描いている。元部員らの不祥事が続き、苫小牧の“春”は短かった。田中投手卒業の翌年に監督を辞め、今は社会人野球のコーチを務める

◆練習で得た自信で強敵相手にひるまず、競り勝ってきたのが香田さんの野球だった。もう一度、甲子園で見たい。まだ45歳。球児と一緒に理想の野球をつくる時間は十分あると思う。【有明抄】

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                   勝ちに不思議な勝ちあり
                   負けに不思議な負けなし-

                    松浦静山の名言・格言 -




『勝ち過ぎた監督-駒大苫小牧幻の三連覇』 商品の説明 内容紹介

「大旗は白河の堰を越えない」「雪国の高校は甲子園で勝てない」
高校野球界における暗黙の常識を、派手に打ち破った一人の監督がいた。
二〇〇四~六年、駒大苫小牧を連覇へ導き、三連覇に王手を掛けた男。香田誉士史。三十五歳の若さだった。

降雨ノーゲームから、再試合で屈辱の敗戦を喫した03年。北海道勢初の全国制覇を果たした04年。驚異の夏連覇、05年。そして、田中将大と斎藤佑樹の投げ合いが異例の決勝再試合となった06年……。香田がいる甲子園には、常にドラマがあった。

だが、甲子園における駒大苫小牧の活躍は、香田に苦難の日々の始まりを告げた。
優勝後の大フィーバーが、香田の心を少しずつ蝕む。そして夏連覇を果たした直後の暴力、飲酒事件という悪夢……。

三連覇が幻となった翌年、香田はチームを追われた。高校野球史上最も有名な監督は、
満身創痍のまま表舞台から姿を消した。球史に残る監督、栄光と挫折の舞台裏を長期に亘る丹念な取材で解き明かしたノンフィクション。

トップカスタマーレビュー

笑いあり、涙ありの人間ドラマに心打たれました  投稿者  jalan

野球に興味があるわけでもないのですが、夏の甲子園が始まり、たまたま手にしたら面白く止まらない!決して強くもない北海道の高校野球監督を任され、様々な困難を乗り越えて甲子園3連覇を成し遂げたら,その後もまた苦難が……と、とっても簡単に言えばそういう内容ですが、その高校が、今では大活躍の田中将大投手の出身高校、駒場大学付属苫小牧高校の話。

高校野球を知っている人であれば、その裏事情に興味津々で読めること間違いなし。
高校野球に興味のない人でも、少しでも人をまとめていかなけれればならない立場にある人には理解できる苦悩が、赤裸々すぎるほど記載されており、身につまされます。勝ち続けることの難しさ、勝つことによって失うものの多さとつらさ。

勝ち過ぎた監督、香田誉士史さんのあまりにもストレートな性格ゆえの葛藤が、とても心に響きます。こういうまっすぐな人にこそ教育現場にいて欲しいし、ぜひ高校野球に戻ってきていただき、甲子園で香田監督の姿を見てみたいと思いました。

400ページちょっとあるので、正直、買うのは少し躊躇しましたが、笑いあり、涙ありでとても読みやすく、読んだあとには酷暑の中でも清涼感が味わえると思いますので、おすすめです。

最後まで面倒見れる最後の代です  投稿者  Amazon カスタマー

北海道住みだけど、知り合いの中学教師が教え子を駒大苫小牧に入学させるとき、「最後まで面倒見れる最後の代になる」って言われたの思い出した。色々難しいことがあるのは聞いていたが、中身が生々しくて正直読むことに疲れた。

文中に「孝介は俺を超えられない」って言葉があったが、その通りだと思うわ。今の駒大苫小牧は香田のやり方を模倣しているだけで、佐々木自身も甲子園優勝という冠に今だに酔っているように見える。あの三年間は良くも悪くも香田監督あっての「駒苫」だった。彼でなくてはできなかったのだ。

今の立ち位置は、ちょっと強い地元の私立に成り下がっている。もう以前のチームには届かないことを選手も周りも気づき始めている。

一言居士の珍念 『足を滑らすとも口を滑らすな』の名言を、肝に銘じたい。 (*´v゚*)ゞ

心の闇

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 横浜市の病院で点滴に異物を混入した犯人はなぜ、犯人になっていったのだろう。相模原市の障害者施設を襲った男は、なぜ独善的な考えに染まり罪を犯してしまったのか。当たり前の道徳の中にいる人には考えられない犯罪者の心の闇に、社会は「なぜ」と問い続けてきた。


 ▼ある文芸評論家が人気作家東野圭吾さんの小説「麒麟[きりん]の翼」を、普通の人間が罪を犯すに至る心の闇の理由を、明確に描いた作品と評していた。自分の過ちに向き合わず、罰せられるべき時に罰せられていない人がとんでもない犯罪に走ってしまうのではないかと。

 ▼「麒麟の翼」の主人公の刑事は言う。「過ちを犯しても、ごまかせば何とかなる-3年前、あんたはあの3人にそう教えたんだ」。犯人と疑われた福島県出身の若者の周りにも、労災を隠そうという組織の闇があった。若者は小さな幸せを求めていただけだった。

 ▼子どもをしっかり叱っているか。部下のミスの理由を突き詰めているか。ごまかしの末の罪は組織にもある。過ちを清算できなかった会社は自らが社会に存在する理由を知らぬまま大きな罪を犯してしまうだろう。さて自分はきちんと罰を受けてきただろうか。(あぶくま抄)

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Bouzus1


  ふと、脳裏に『己の欲せざる所を人に施す勿れ』のことわざが思い浮かぶ。



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     ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。
     誰も信じなくても、自分だけは信じよう。


     加賀シリーズ最高傑作







 寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。帯には、「加賀シリーズ最高傑作」と謳っていることだろうと思います。その看板に偽りなし、と作者からも一言添えておきます。――東野圭吾

「麒麟[きりん]の翼」 トップカスタマーレビュー

 『新参者』や『赤い指』との関連も強い東野圭吾らしい作品   投稿者  くらうど 

◆大人気「加賀恭一郎シリーズ」の第9弾。前作『新参者』に続き、日本橋署編です。
東野圭吾らしいシンプルで読みやすい文章、さりげない描写や会話の中にある伏線、そして親子愛などが充分に描かれている。さらに、『新参者』と同様、日本橋近辺の文化や街並みなどを巧みにストーリーに組み込むあたりは流石の一言。

◆また、『新参者』や『赤い指』を読んでいれば、それらと関連する内容が多々登場するので、どちらかの作品が好きな方には強くお勧めしたい。ただ、唯一の減点ポイントとしては、「加賀シリーズ最高傑作」と謳っているわりには、事件の真相部分で驚愕の展開があったかというと、他作品と比較するに、そこまででは無かったと思う。

◆ちなみに、本の中に入っていたチラシによると、2011年は「作家生活25周年記念」ということで本作を第1弾として、第2弾=『真夏の方程式』(ガリレオシリーズ)6月6日発売予定第3弾=『マスカレード・ホテル』(待望のニュー・ヒーロー誕生とのこと・・)9月9月発売予定などが刊行されるようです。楽しみです。

 推理モノととらえずに読むべし 投稿者  よしゆき

◆待望の加賀シリーズ最新作!推理やトリックを楽しむのではなく、人間関係や家族愛に重点を置いた作品といえます。この傾向は赤い指あたりから新参者まで継続されていていますね。レビューで期待外れという人は、謎解きに重きを置いているからではと思います。良い作品です。 (o^-^o)

 

九牛の一毛

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 多くの牛の毛の中のたった1本の毛という意味から、多くの中のほんの一部分を指す意味。転じて取るに足りない小事のこと。「九牛」は多くの牛のこと。「一毛」は1本の毛。比較できないくらいわずかなことをたとえていう時に使います。単に「小さい」という意味で使うのは誤りです。「漢書の司馬遷」の出典です

▼画家で秋田大学名誉教授の佐々木良三さん(80)は若き日、秋田高校の編入試験を受けたものの一問も解けなかったという。だが校長は「まあ、何でも1等もあればビリもある」と言って入学を許可した

▼この話、佐々木さんから聞き書きした「絵をつくる 人生を描く」(小社刊)に載っている。佐々木さんは「人間は多様でいい、ということだったのでしょう」と回想する。教育現場の余裕が伝わってくる話だ

▼文科省は今春実施した全国学力テストの結果について、下位層と上位層の差が縮小したと分析している。テストは全国の学力水準を把握し、課題を明らかにすることを目的として2007年に始まった。10年目にして1等もビリもなくなりつつあるとしたら喜ばしい

▼現在の学力テストの前身とも言える全国学力調査(略称・学テ)の開始から数えて、ことしは60年。最初は小中高校の抽出調査、後に中学2、3年生の全てが対象となったが、全国一斉の全員調査は思わぬ順位競争に陥る

▼テスト向けの補習授業や予備テストが各学校で行われ、本番中に先生がそれとなく正答をほのめかすこともあったという。過度な点取り競争が批判を浴び、学テは11年続いた末に中止となった

▼現在の学力テストでも授業時間を割いて対策を行うなどの弊害が指摘されている。順位にこだわり過ぎては多様な才能を見逃すことになりかねない。佐々木さんは編入した高校で抽象画と出会い、美術を志すことになる。【北斗星】

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         このコラム 『言い得て妙』
         珍念のコメントは【支離滅裂】
         お笑い下され~い!

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