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土居年樹さんに思いをはせる

Doi2


 「いつまでたっても成長せえへんで」。舞台や音楽担当から“北区”の担当になるまでは、ネタ探しにも取材にもさほど苦労せずにきたところで、ガツンと頭を殴られた

◆先日亡くなった土居年樹さんから言われた言葉だ。自ら命名した“街あきんど”として大阪の活性化に力を尽くした功労者である。担当となり、まずあいさつに向かったのが、この土居さんのところだった。鋭い眼光を放ち、大阪弁で矢継ぎ早に話す姿に圧倒され、ほとんど聞き取れず固まってしまった。狼狽(ろうばい)する私に、「辞めんといてや」

◆それから毎週のように土居さんの元へ通い、天神橋筋商店街を歩いた。次第に世間話をする余裕も生まれ、軽口もたたけるようになった。街をもっと知ろうと近所に引っ越したことを報告すると、「ほお!」。初めて認めてもらえたような気持ちがした

◆10年前の天満天神繁昌亭の開場後くらいだったか、担当替えや結婚で北区から離れた。やがて奥さまがなくなり、元気をなくしていると聞いた頃、ある用件で電話をした。「久しぶりやな。まだいたんか」。それが最後になるとは思わなかった

◆妻兼母兼記者としてしぶとく頑張っていると、お顔を見て伝えたかった。成長したかはさておき、目を細めて「ほお!」と言ってくれたはずである。優しい人だった。  【潮騒】

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          感動しました。
          土居年樹さんのご冥福を、お祈り申し上げます!







 

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