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「玄白版養生訓」

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          江戸時代中期の蘭方医(らんぽうい)、杉田玄白は若狭国
          小浜藩医の子として生まれた。オランダの解剖図譜を翻訳
          した「解体新書」を発行し、近代医学の先駆者として知られる









▼自身も85歳まで生きた人で、平均寿命が40歳に満たない時代に破格の長命である。そして享和元(1801)年、古希を迎える前年に「養生七不可」を著した

▼長寿を保つためにしてはいけないことを挙げ、家族や縁者らに伝えたもの。いわば「玄白版養生訓」ともいえるが、その内容は含蓄があり現代人にも十分通用する

▼まずその一は「昨日の非は恨侮(こんかい)すべからず」。くよくよ悩まないように助言。その三で「飲と食とは度を過すべからず」と暴飲暴食を戒める。最後は「動作を勤めて安(あん)を好むべからず」。安逸を避け運動するよう奨励する

▼ところで昨年度の日本の医療費が40兆円を突破し、過去最高になったと聞く。前年度比3・8%増の高い伸びで、とりわけ調剤は9・4%と高水準だ

▼「七不可」その五に「事なき時は薬を服すべからず」とある。薬物はみだりに飲めば害をもたらす。大抵の病は薬を飲まずとも自然の力で治ると諭す

▼福井市出身の山崎光夫さんの著書に教わったが、どうやら玄白先生の時代も薬をたくさん欲しがる患者は多かったらしい。人体解剖で科学的な知見を持ち、自ら長命を保った人の養生訓。実践するに十分値する。【越山若水】

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杉田玄白の「養生七不可」より。

一 昨日の非は恨悔すべからず(過ぎたことをくよくよしない)
二 明日の是は慮念すべからず(先のことを思い煩わない)
三 飲と食とは度を過すべからず(過飲・過食を慎む)
四 正物に非ざれば苟も食すべからず(出所の分かった新鮮な食べ物以外は食べない)
五 事なき時は薬を服すべからず(みだりに薬を飲まない)
六 壮実を頼んで房を過すべからず(房事を過ごさない・・・房事?アレのことですね)
七 動作を勤めて安を好むべからず(体を動かして安逸に流れない)

この五番目の「みだりに薬を飲まない」 ・・・・珍念、反省し恥じています!

 玄白先生、この養生訓(「養生七不可」)を実践していたのでしょう。なんと、63歳で子どもをつくってます (*´v゚*)ゞ

 「養生七不可」も、古希(70歳)の祝いの前年に記したものです。玄白、古希の年に詠んだ一首。<過ぎし世も来る世も同じ夢なればけふの今こそ楽しかりけれ>

 ところが、古希を元気で迎えた年に、なんと悪性のインフルエンザ(たぶん)に罹ります。一時は危篤状態になるのですが、危うく一命を取りとめます。その折りに読んだ一首。

< なしうるはおのがちからと人や思ふ神の導く身をしらずして >

大蘭学医の玄白ですが、いかに自然治癒力を信頼していたかが分かります。

 その後、老境に達した玄白が、83歳で昔を回想して書き上げたのが「蘭学事始」です。すごい人です。85歳でこの世を去るのですが、臨終の直前に書き記したのが、<医事不如自然>(医事は自然に如かず)の六文字だった。

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     ぴんぴん・ころり・で百歳をめざす(珍念)
     養生訓(「養生七不可」)を実践したい!


 

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