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命をつなぐ

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     近所に住む男の子がしゃがみ込み、地面にシャベルで
     穴を掘っていた。何をしているのか聞くと、飼っていた
     カブトムシが死んだので埋めてあげるのだという。
     小さな石を墓石代わりに置き、一緒に手を合わせた






▼そんな折、最近刊行された絵本「つちはんみょう」(舘野鴻著)を読んだ。主人公は甲虫のヒメツチハンミョウだ。県内でも春から初夏にかけて草むらなどで見られる。絵本はこの虫の一生を細密な水彩画で紹介している

 ▼黒くて地味なヒメツチハンミョウだが、生き方はドラマチックだ。一度に約4千個の卵を地中に産む。地表に出た1ミリほどの幼虫はめいめい、餌があるヒメハナバチの巣を目指す。自分ではあまり動けないため、他の虫にしがみつき少しずつ移動し、最終目的地の巣穴に運んでくれるヒメハナバチの到来を待つ

 ▼しかし、ほとんどの幼虫はヒメハナバチに会えず、生き延びることができるのは一握りだ。作者の舘野さんは幼虫たちの冒険を通して「奇跡の末に生まれた命」を描きたかったという

 ▼この時期、虫の飼育に取り組む子どもたちも多いだろう。虫の世界にも必死で命をつなごうとするドラマがある。その小さな姿から生きることの意味を教わる。【編集日記】

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       学者顔負けの観察に基づき、虫や動物の目線で自然を描き出す
       異色の絵本作家、舘野鴻(ひろし)さん(48)の新作が話題だ。
       主人公は、ちっちゃな甲虫「ハンミョウ」の幼虫。物言わぬ虫たちの
       姿を通し、一貫して「生きる」ことの意味を問う舘野さんを、専門家は
       「日本のファーブル」とたたえる。




★舘野さんの描く虫は強いです。綺麗とか、精密とか、美しいとか、確かにそうなのですが、その表現は似合わない。命の強さに溢れている。もちろんそれはあくまで舘野さんの目から見た虫の姿としてあり、逆に、だからこそ私たちは、舘野に導かれて、虫の世界へと分け入っていけます。

絵本「つちはんみょう」  出版社からのコメント

●舘野さんに連れられ、はじめて秦野の山を歩いたのは、2013年の初夏でした。見慣れた風景の林でも、這いつくばって目をこらすと、じつにたくさんの生きものが、それぞれに暮らしているすがたが見えてきます。おなじ林のなかに、膨大な数のいのちが同時に存在しているというあたりまえの事実を、そのときはじめて、実感をもって感じることができたのを覚えています。

●『つちはんみょう』の主人公の幼虫は、1ミリにもみたない、芥子粒みたいな幼虫です。それは、地球全体、宇宙全体からみたわたしたちのすがたに近いかもしれません。そんな幼虫1匹1匹に、それぞれの旅、人生があり、死があり、そして生がある。そんなことを、舘野さんは深い慈しみをもって、ひたすらに坦々と描き出していきます。

●この本には、舘野さんがつちはんみょうと過ごし、思考した歳月が地層のように積み重なっています。命とはなんなのか。そんな根源的な問いをわたしたちに想起させるような、とんでもない絵本ができました。衝撃のデビュー作『しでむし』、林の1年を描いた『ぎふちょう』とあわせて、ぜひご一読ください!

◆珍念の灰色の脳細胞に「SF古典映画の金字塔・ミクロの決死圏」が思い浮かぶ!

 ストーリー 

脳内出血の重症を負った科学者の命を救うため、想像もつかない治療法が試みられる。外科手術不可能と診断されたその患部に、手術担当員を細菌大に縮小して送りこみ、体の内側から手術しようというのだ。制限時間は1時間、果たして作戦は成功するのか?

◆制限時間は1時間! 細菌大に縮小された科学者たちが挑む、決死の人体実験!
映画の言葉“人間は宇宙の中心だ"これはSF映画史に残る名作です。

 筆者も、子供の頃からテレビで何回か見ました。そして今回改めて見直して、感動しました。

★この映画はアイデア一発勝負ものです。そのアイデアが素晴らしかった。人体の中に、ミクロに縮小された潜水艇とクルーたちが入り込み、数々のトラブルに見舞われながらも手術を成功させ、危機一髪で帰還する。見所はもちろん血管、心臓、脳をはじめとする様々なミクロの人体組織が拡大されて見られること。時間との闘い。そしてミッションの妨害工作。

 はらはらどきどきもさせられる、まさに古典SF映画の金字塔だと思う。

★アイデア一発勝負ですから、縮小された潜水艇の挙動がミクロのレイノルズ数からするとおかしいのではないか、とか肺に入ったときに液体と気体の境目はどうなっているんだとか、膨張を始めた潜水艇の総原子(分子?)数に対して攻撃する側の白血球の原子数はどうなるんだとか、突っ込みどころはいくらでもありますが、そんな疑問はナンセンス。ただただ教科書で習った人体組織を目の当たりにできる、というだけで十分です。

★博士の周りに設置されるパラボラアンテナの動きが面白い。ともあれ、何度見ても楽しめる素晴らしい作品です。


Tono


      きょうも、珍念のコメントは『支離滅裂』 お笑い下され~い!

 
 

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