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「ポケモンGO」配信の異様な光景

Fue1


       スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の配信が、日本で
       始まったばかりのころ。夜の公園などに大勢が集まりポケモン
       を探して歩き回る。ちょっと異様な光景を報じるニュースを見て
       職場の同僚がつぶやいた。





 「まるで『ハーメルンの笛吹き男』みたいだ」。グリム童話ではネズミ捕りの男が吹く笛の音に誘われて、子どもが群れをなして後をついて行く。その姿とゲームに心を奪われる現代人と、なるほど重ならなくもない。

 童話の子どもたちは山に連れられていった後、男ともども消えうせるという悲劇的な結末。ポケモンGOもゲームに没頭した人による事故やトラブルが相次ぎ、成り行きを心配する声はあったが…。ついに死者が出てしまった。

 徳島市で2人が車にはねられ死傷。運転していた39歳男性は「ポケモンGOをしていて前を見ていなかった」という。39歳なら分別もあろう。運転中のゲームが危険なことも分かるはず。大人としての自覚が問われる。

 子どもがゲームをだしに犯罪に巻き込まれたり、スマホ漬けになったりはしないか。そんな懸念もある。引きこもりがちの人が外出するきっかけになるといった利点も分かるが、子らの心身に配慮した手だてももっと考えたい。

 ハーメルンの子ども失踪は、町の大人がネズミ捕りの男にネズミ駆除の報酬を出し渋ったため。大人がルールを破り、やるべきことを怠った時、悲劇は起きやすい.【小社会】


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     斯く言う【珍念】 うどん屋の釜(うどんやのかま)なのだ!
     湯ばかり ゆう(言う)ばかり ⇒口先だけ










『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』  トップカスタマーレビュー

読んでも「伝説」の謎は解明しない。とくに「ヨーロッパ的なもの」の胡散臭の、謎に迫る描写は秀逸  投稿者  石屋貴浩 

 ◆本書を買ったのはもう随分昔のことですが、今回改めて読んでみて、色んな意味で唸らされる作品でした。何といっても筆頭に挙げなければいけないのは、「ハーメルンの笛吹き男」という「伝説」の謎が解明するワケではないということでしょう。さらに、阿部先生の文章も、決して読みやすい文体ではないので、読んでいて壁にぶつかる(つまり退屈になる)こともしばしばあります。

 ◆それでも、それでも本書は一読の価値があると思います。10~16世紀の(今で言う)ドイツとヨーロッパの歴史の闇が詳細に解説されていますし、第一部の途中と第二部後半の展開は、読みにくいながらも、少しづつながらも、明らかに読み手を惹きつける魅力があります。まるで、耄碌していない歴史探偵のような展開です。 (^Д^)

1284年6月26日、子供たち130人が行方不明になった。  投稿者  佐藤さえ 

 ◆『ネズミを退治した笛吹き男に、街の人たちはお礼のお金を払いませんでした。次の日、男が吹く笛の音に誘われて、街中の子供達が付いて行き、行方不明になりました。』ちいさなころソノシートつきの絵本を見て、「楽しい音楽に誘われて、子供達はどこにいったんだろうな。」とあこがれたものでした。「大人は悪いことをしたから悲しい思いをしてあたりまえだけど、子供達はなんにもしていないんだから素敵な場所に行ったに違いない。」と幼いなりに理由をつけて考えていたのでした。

 ◆この本には、子供達の失踪の史実あり、それが伝説になり、それを下敷きにして童話になったと書かれています。事件発生当時のハーメルンの市の様子、政治の状態。伝説が変化していく際の市の状況や市民達の心理状態。また、変化させていく人達の身分や目的などが細かく説明されていて、とても興味深く読みました。さて、私が幼いころ感じていたことの答えも載っていました。

 ◆「大人の世界で営まれるこうした醜悪な所業の責任をとらされるのは、しばしばいとけない子供たちである。」「素敵な場所に行ったのではない」と、伝説を伝えてきた人々ははわかっていたのですね。真実が内包されているため、この伝説は今日も印象深く世界的に有名になったのだとも語られています。

 ◆伝説の根拠になった資料や、各研究者の資料などを引用し、現在わかっている事を書いてある本です。 私は歴史は詳しくないのですが、丁寧な解説ですのでスラスラと面白く読みました。 歴史、伝説に興味をお持ちの方におすすめです。 (*゚ー゚*)


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