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黄金の橋

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    2054年、米国ワシントンから犯罪が姿を消した。
    特殊捜査機関の3人の予知能力者が実行前の
    加害者を割り出し、あらかじめ「犯罪未遂現行犯」
    として逮捕するからだ








▼スピルバーグ監督の映画「マイノリティ・リポート」(02年)は、近未来を舞台とする管理社会への皮肉を込めた作品である。実はそのシステムも完全ではない。3人の意見が食い違い、誤認逮捕の恐れがあったが、当局は隠していた

▼今、映画のビデオを見返すと、空想の世界だと笑い飛ばせない。3度も廃案になった「共謀罪」法案が、「テロ等組織犯罪準備罪」法案に衣替えして国会に提出されるという

▼実際に犯行に及ばなくても、複数の人が犯罪について合意し、準備を始めると処罰される可能性があるのが今回の特徴だ。以前と中身が変わっても、実行の前に刑罰を科すのは映画と似ている

▼テロ対策が最大の狙いだが、有効かどうかはわからない。現行法で十分という専門家もいる。捜査は話し合いの場や準備段階を探る以上、盗聴やメール傍受も予想され、密告が奨励されるかもしれない。世間が息苦しくなるのだけは間違いない

刑法の参考書に「黄金の橋」という言葉が出てくる。自らの意思で犯行を中止すると、橋を引き返して社会に戻れる意味だ。共謀も同じだろう。一度決意しても、ふとわれに返ることもある。そうした機会を何とか増やせないか【卓上四季】

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Yuki

映画「マイノリティ・リポート」 <ストーリー>

西暦2054年、ワシントンDC。政府は膨大な凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を開発し、大きな成果をあげていた。それは、予知能力者を利用して凶悪犯罪が起こる前に犯人を逮捕してしまうというシステムであった。このシステムのお陰でワシントンDCの犯罪件数は激減、将来的にはアメリカ全土で採用されるべく準備が整えられていた。

そんなある日、このシステムを管理する犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートンが“36時間後に見ず知らずの他人を殺害する”と予知され、告発されてしまう。追う立場が一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが、彼は既に大きな陰謀に巻き込まれていたのだった……。

トップカスタマーレビュー

おもしろいです!  投稿者  山坊主 

 『ブレードランナー』と同様この『マイノリティ・リポート』もP.K.ディックの作品を映像化したものです。やはり原作がちゃんとしているだけあって、この映画の作りも入り組んでいながらも凄くしっかりしていて見応えがあります。二転三転するストーリー、最後までわからない犯人とその動機、純粋にサスペンス映画としてみても面白いし、SF映画としてみても楽しめます。

 また、スピルバーグの作品だけあって、未来都市を走る車や、犯罪防止科のエージェントが乗る小型の飛行機のような乗り物、人々の網膜を感知して個人を識別する装置など、細部にも凄くこだわって作られています。中でも、予知能力者が見た未来を映像化して映し出すパネル(モニター?)と、そのパネルを捜査するやり方は、何となくゲームセンターにある体感型のゲームのようで、見ていて何となく楽しそうです。凄く丁寧に作られている面白い作品ですので、見ても消して損はないと思います。


 ◆「マイノリティ・リポート」ビデオを見て、真綿で首を絞められてる錯覚に陥り、手に汗が・・・。
 西暦2054年の世界は人類は幸せに過ごせるのか?・・・それとも?
 ふと、脳裏に、米・映画(猿の惑星)の衝撃的なラストシーンが思い浮かぶ!
 【珍念】の『杞憂』かなぁ!

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