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2016年8月

黄金の橋

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    2054年、米国ワシントンから犯罪が姿を消した。
    特殊捜査機関の3人の予知能力者が実行前の
    加害者を割り出し、あらかじめ「犯罪未遂現行犯」
    として逮捕するからだ








▼スピルバーグ監督の映画「マイノリティ・リポート」(02年)は、近未来を舞台とする管理社会への皮肉を込めた作品である。実はそのシステムも完全ではない。3人の意見が食い違い、誤認逮捕の恐れがあったが、当局は隠していた

▼今、映画のビデオを見返すと、空想の世界だと笑い飛ばせない。3度も廃案になった「共謀罪」法案が、「テロ等組織犯罪準備罪」法案に衣替えして国会に提出されるという

▼実際に犯行に及ばなくても、複数の人が犯罪について合意し、準備を始めると処罰される可能性があるのが今回の特徴だ。以前と中身が変わっても、実行の前に刑罰を科すのは映画と似ている

▼テロ対策が最大の狙いだが、有効かどうかはわからない。現行法で十分という専門家もいる。捜査は話し合いの場や準備段階を探る以上、盗聴やメール傍受も予想され、密告が奨励されるかもしれない。世間が息苦しくなるのだけは間違いない

刑法の参考書に「黄金の橋」という言葉が出てくる。自らの意思で犯行を中止すると、橋を引き返して社会に戻れる意味だ。共謀も同じだろう。一度決意しても、ふとわれに返ることもある。そうした機会を何とか増やせないか【卓上四季】

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Yuki

映画「マイノリティ・リポート」 <ストーリー>

西暦2054年、ワシントンDC。政府は膨大な凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を開発し、大きな成果をあげていた。それは、予知能力者を利用して凶悪犯罪が起こる前に犯人を逮捕してしまうというシステムであった。このシステムのお陰でワシントンDCの犯罪件数は激減、将来的にはアメリカ全土で採用されるべく準備が整えられていた。

そんなある日、このシステムを管理する犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートンが“36時間後に見ず知らずの他人を殺害する”と予知され、告発されてしまう。追う立場が一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが、彼は既に大きな陰謀に巻き込まれていたのだった……。

トップカスタマーレビュー

おもしろいです!  投稿者  山坊主 

 『ブレードランナー』と同様この『マイノリティ・リポート』もP.K.ディックの作品を映像化したものです。やはり原作がちゃんとしているだけあって、この映画の作りも入り組んでいながらも凄くしっかりしていて見応えがあります。二転三転するストーリー、最後までわからない犯人とその動機、純粋にサスペンス映画としてみても面白いし、SF映画としてみても楽しめます。

 また、スピルバーグの作品だけあって、未来都市を走る車や、犯罪防止科のエージェントが乗る小型の飛行機のような乗り物、人々の網膜を感知して個人を識別する装置など、細部にも凄くこだわって作られています。中でも、予知能力者が見た未来を映像化して映し出すパネル(モニター?)と、そのパネルを捜査するやり方は、何となくゲームセンターにある体感型のゲームのようで、見ていて何となく楽しそうです。凄く丁寧に作られている面白い作品ですので、見ても消して損はないと思います。


 ◆「マイノリティ・リポート」ビデオを見て、真綿で首を絞められてる錯覚に陥り、手に汗が・・・。
 西暦2054年の世界は人類は幸せに過ごせるのか?・・・それとも?
 ふと、脳裏に、米・映画(猿の惑星)の衝撃的なラストシーンが思い浮かぶ!
 【珍念】の『杞憂』かなぁ!

天変地異が暴く人間の業 

 

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          凍えそうだった。もう、死ぬのかな。当時9歳だった
          岡田夏音(なつね)さんは、覚悟したそうだ。北海道
          湧別(ゆうべつ)町で平成25年3月、父の幹男さんが
          運転する軽トラックは吹き荒れる暴風雪のために立ち
          往生した。2人は歩いて自宅近くの倉庫にたどりついた
          ものの、中に入れない。




 ▼その時、聞き覚えのあるメロディーが、耳に入ってきた。「なっちゃんはね…」。童謡「サッちゃん」の替え歌である。幹男さんは2回歌ってから、「夏音起きろ」とつぶやく。そのまま、抱きかかえるように倒れ込んできた。幹男さんは愛娘(まなむすめ)を10時間以上温めて守り抜き、自らは力尽きた。

 ▼イタリア中部で発生した地震では、300人近い死者が出ている。9歳のジュリア・リナルドさんと4歳の妹のジョルジャちゃんは、崩壊した家のがれきの下敷きになった。約16時間後、救助隊員が姉妹を発見したとき、ジュリアさんは、妹をかばうように抱きしめたまま息絶えていた。ジョルジャちゃんは姉の作った空間のおかげで呼吸が続けられ、助かったらしい。ジュリアさんは、どんな言葉で妹を励ましたのだろうか。

 ▼8年前に中国で起きた四川大地震では、学校の校舎の倒壊が相次ぎ、多くの子供たちが下敷きになって亡くなった。必要な鉄筋を省いてもろくなった、「おから工事」と呼ばれる手抜き工事が原因だった。

 ▼今回のイタリアの地震でも、倒壊した建物について手抜き工事の疑いが浮上し、地元検察当局が捜査に乗り出した。建築費を浮かすために、セメントに混ぜる砂を通常より多く使っていた可能性がある。

 ▼自らを犠牲にして妹を救った少女と、不正建築で私腹を肥やした悪党たち。無慈悲な天変地異は、人間の心の美しさと醜さの両方を露(あら)わにする。【産経抄】


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       人間は誰でも『生老病死』は免れないと釈迦は綴る。
       でも、天の采配は余りにも無常。言葉もありません!
       災害で、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

葬儀で聴いたあの曲この歌

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        グリーンスリーブスの楽譜

 ▼お盆が終わってから、何人かが新盆を迎えたことに気付き、その顔を思い浮かべた。すると、世話になった人との「別れの曲」が心の中にしんみりと流れ、最初のフレーズを口ずさんだ。

 ▼彼の葬儀の会場に着席すると、聞き覚えのあるメロディーが式が始まるまで音量低くかかっていた。式が終わって、遺族が焼香した人々を見送る準備が整うまでの間も同じ曲。「グリーンスリーヴス」であった。

 ▼そのイングランドの伝統的な民謡は、クラシック音楽として演奏され、また欧米はじめ日本人の多くの歌手が歌い、映画音楽にも使われ、広く聴かれている。彼の葬儀になぜ?。長い付き合いの中で「グリーンスリーヴス」の話は出なかったし、失礼ながら外国の古い曲と彼のイメージがつながらなかった。

 ▼奥さんによると、彼は「グリーンスリーヴス」のさまざまなパターンの演奏を1枚にしたCDを持っており、生前、冗談交じりに「葬式のときはこの曲を流して」と話していたという。ゆっくりと沁(し)みてくる旋律や美しい歌声に深く安らぎ、旅したことのない国の歴史や風景に思いを寄せたのかもしれない。

 ▼あるいはCDに添付された歌詞の和訳に感情移入したのだろうか。「愛する喜び/別れの悲しみ/輝いたあの日/帰らないしあわせよ/グリーンスリーヴス/思い出…」(海野洋司訳)。

 ▼去年亡くなった先輩の葬儀でも式の前と後に、音楽が流れていた。シンガーソングライターのさだまさしの「Birhday(バースデイ)」、NHKテレビの「鶴瓶の家族に乾杯」のオープニングテーマ曲。「一番好きだった歌」と紹介された。

 ▼「幸せをありがとう/ぬくもり届きました/なによりあなたが元気でよかった/宝物をありがとう/思い出届きました…」しばらく前に亡くなった知人の葬儀・法要の後の御斎(おとき)。「父が好きだった曲です。聴いてください」と長女が話すと、吉田拓郎らの歌が続いた。

 ▼故人の愛したあの曲、この歌で、その人の知らなかった一面を知り、在りし日を思い出す。音楽の力だ。自分に、あなたに、あるだろうか。 【複眼鏡】

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      このコラム 『言い得て妙』・・・・。

地球型惑星


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    科学の進歩は、SF作家にとって悩みの種でもあるらしい。
    星新一さんは、「月の裏側に天使のいたずら書きがある」
    との表現を思いついたが、人工衛星が裏側を写真に収め
    てしまった。今更、小説に盛り込んでもしらじらしい。
    エッセー集「きまぐれ星のメモ」で「心の片隅では一種の葬送
    曲が響いている」と嘆いていた







▼SFの世界と思っていた話が、現実味を帯びるのが現代である。科学の光がまたも神秘のベールをはいだ。太陽系から最も近い場所に、地球に似た惑星があることを英国の観測チームが突き止めた

▼温暖で生命がいる可能性があるという。ひょっとして人間のような姿の生物がいたりして。頭にあれこれ浮かぶが、想像力ではSFにまだかなわないようだ

▼星さんの小説に「待機」がある。地球からの探検隊が大気も水もある惑星を見つける。植民地にしようと画策するが、現地の住民から反撃を食らう。<自分の星のために、よその星の物を勝手に持ち出すのは許されません>

▼現在、各国で進められている宇宙開発は資源探査や移民も目標に含まれている。他の星の生物の存在をあまり意識していないようにも映る。謙虚な姿勢がないと、思わぬ逆襲を受けるかもしれない

▼人類の「先輩」がいる惑星があるならば、むしろ教えを請いたいことが多いのでは。経済格差や戦争、テロ、温暖化…。どう克服されましたか、と。【卓上四季】

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■待機 あらすじ

 地球からの探査船がある惑星に着陸。探査船から降りた地球人は「この星の資源を頂きたい」と言うリス(ににた星の住人)は、自分達もそのことを話したけどいけないことじゃないのか?という結論に達し止めた…と話し、略奪行為を辞めさせようとするんだけど、たかがリスと見下して、聴く耳もたず…

 そういう考えなら仕方ない…となんでもないと思っていたモニュメントが宇宙戦艦となり
逆に略奪の対象となってしまう…という話。どこぞの国に見せてやりたい話です。ヒトを見くびると、痛い目にあう…って事で…。

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        これ以上の、コメントは『蛇足』


「ポケモンGO」配信の異様な光景

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       スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の配信が、日本で
       始まったばかりのころ。夜の公園などに大勢が集まりポケモン
       を探して歩き回る。ちょっと異様な光景を報じるニュースを見て
       職場の同僚がつぶやいた。





 「まるで『ハーメルンの笛吹き男』みたいだ」。グリム童話ではネズミ捕りの男が吹く笛の音に誘われて、子どもが群れをなして後をついて行く。その姿とゲームに心を奪われる現代人と、なるほど重ならなくもない。

 童話の子どもたちは山に連れられていった後、男ともども消えうせるという悲劇的な結末。ポケモンGOもゲームに没頭した人による事故やトラブルが相次ぎ、成り行きを心配する声はあったが…。ついに死者が出てしまった。

 徳島市で2人が車にはねられ死傷。運転していた39歳男性は「ポケモンGOをしていて前を見ていなかった」という。39歳なら分別もあろう。運転中のゲームが危険なことも分かるはず。大人としての自覚が問われる。

 子どもがゲームをだしに犯罪に巻き込まれたり、スマホ漬けになったりはしないか。そんな懸念もある。引きこもりがちの人が外出するきっかけになるといった利点も分かるが、子らの心身に配慮した手だてももっと考えたい。

 ハーメルンの子ども失踪は、町の大人がネズミ捕りの男にネズミ駆除の報酬を出し渋ったため。大人がルールを破り、やるべきことを怠った時、悲劇は起きやすい.【小社会】


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     斯く言う【珍念】 うどん屋の釜(うどんやのかま)なのだ!
     湯ばかり ゆう(言う)ばかり ⇒口先だけ










『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』  トップカスタマーレビュー

読んでも「伝説」の謎は解明しない。とくに「ヨーロッパ的なもの」の胡散臭の、謎に迫る描写は秀逸  投稿者  石屋貴浩 

 ◆本書を買ったのはもう随分昔のことですが、今回改めて読んでみて、色んな意味で唸らされる作品でした。何といっても筆頭に挙げなければいけないのは、「ハーメルンの笛吹き男」という「伝説」の謎が解明するワケではないということでしょう。さらに、阿部先生の文章も、決して読みやすい文体ではないので、読んでいて壁にぶつかる(つまり退屈になる)こともしばしばあります。

 ◆それでも、それでも本書は一読の価値があると思います。10~16世紀の(今で言う)ドイツとヨーロッパの歴史の闇が詳細に解説されていますし、第一部の途中と第二部後半の展開は、読みにくいながらも、少しづつながらも、明らかに読み手を惹きつける魅力があります。まるで、耄碌していない歴史探偵のような展開です。 (^Д^)

1284年6月26日、子供たち130人が行方不明になった。  投稿者  佐藤さえ 

 ◆『ネズミを退治した笛吹き男に、街の人たちはお礼のお金を払いませんでした。次の日、男が吹く笛の音に誘われて、街中の子供達が付いて行き、行方不明になりました。』ちいさなころソノシートつきの絵本を見て、「楽しい音楽に誘われて、子供達はどこにいったんだろうな。」とあこがれたものでした。「大人は悪いことをしたから悲しい思いをしてあたりまえだけど、子供達はなんにもしていないんだから素敵な場所に行ったに違いない。」と幼いなりに理由をつけて考えていたのでした。

 ◆この本には、子供達の失踪の史実あり、それが伝説になり、それを下敷きにして童話になったと書かれています。事件発生当時のハーメルンの市の様子、政治の状態。伝説が変化していく際の市の状況や市民達の心理状態。また、変化させていく人達の身分や目的などが細かく説明されていて、とても興味深く読みました。さて、私が幼いころ感じていたことの答えも載っていました。

 ◆「大人の世界で営まれるこうした醜悪な所業の責任をとらされるのは、しばしばいとけない子供たちである。」「素敵な場所に行ったのではない」と、伝説を伝えてきた人々ははわかっていたのですね。真実が内包されているため、この伝説は今日も印象深く世界的に有名になったのだとも語られています。

 ◆伝説の根拠になった資料や、各研究者の資料などを引用し、現在わかっている事を書いてある本です。 私は歴史は詳しくないのですが、丁寧な解説ですのでスラスラと面白く読みました。 歴史、伝説に興味をお持ちの方におすすめです。 (*゚ー゚*)


普通とは何か

Wanda


       10歳のオーガストが初めて学校に通うことになった。
       遺伝子の染色体異常で生まれつき顔に重度の障害
       があり、これまでに27回も手術を受けた









 ★顔以外はすべて普通の男の子。なのに周囲からは奇異の目で見られ、いじめに遭ってきた。今年、青少年読書感想文全国コンクールの小学校高学年向け課題図書になっている小説「ワンダー」(R・J・パラシオ著、ほるぷ出版)の主人公

 ★でも彼はたくましい。友達になったジャックから「整形手術とかは受けないの?」と聞かれ、にっこり笑って「この顔は手術後の顔なんだよ」と答える。するとジャックは「おまえ医者を訴えろよ」。そして2人で笑い転げる

 ★物語は、ハンディを乗り越え成長していくオーガストと、彼を取り巻く人たちの心の変化を丹念に紡いでいく。そして読者に問いかける。「普通とは何か」と

 ★顔を覆うあざ、肌や髪の色素がないなど「見た目」の症状に悩む人は、民間団体の推計によると全国で100万人に上る。「接客業には向かない」などと就職差別を受ける人もいるが、法律や医療面での支援制度はない

 ★オーガストは、自分と目が合うとさっと目を伏せる大人たちを、もう「100万回も」見たと振り返る。もしかすると自分も、と顧みる。「好意ある無関心で、私たちを見守ってほしい」。顔にあざがある子どもを育てる母親の言葉を心に刻む。夏休みの宿題から大事なことを考えてほしい。【地軸】

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Po


    このコラム 『頂門の一針』 痺れる!






☆ 珍念の余計なお節介です  小説「ワンダー」 (商品の説明  内容紹介)

 オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳ではじめて学校に通うことになった。生徒たちはオーガストを見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて……。全世界で300万部売れた、感動のベストセラー

出版社からのコメント

「正しいことをするか、親切なことをするか、 どちらかを選ぶときには、親切を選べ」 ウェイン・W・ダイアー (本文より)

 「ワンダー」本書は「いじめ」を題材にした児童向けの小説ですが、その枠におさまらず、多くの人を魅了して米国ではNYタイムズベストセラー第1位になりました。今回、全国の書店員さんをはじめ、たくさんの方に原稿を読んでいただきましたが、みなさんから「何度も泣いた」「多くの人に読んでもらいたい」など、熱い感想をいただいています。

 物語は主人公のオーガストだけではなく、同級生や姉など多数の視点から、それぞれの立場、それぞれの感じ方がリアリティを持って語られています。読者はその中の誰かに共感し、誰かの想いを感じ取り、自分の中の何かを変えていきます。そういう力を持った、言葉と物語の力を感じる傑作です。 重い主題を明るく軽やかに書いた、全世界40カ国で300万部以上売れた感動作、ついに刊行!

 読者の皆さまへ 小説「ワンダー」 を、お読み戴ければ、きっと心が和むでしょう。

 今日も絶好調です。話はムダを省き、短くまとめたい。長い退屈な話は”口害”ともいわれる。 ゲーテも 「美しき虹も、15分も 消えずにいればもうだれも見向きもしない」と手厳しい。 (*゚ー゚*)

駐在さん

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 小さな記事が目に留まった。駐在所の警官が住民宅へ強盗に入ったという青森県の事件だ。
18日朝刊の片隅で見た



▼地元紙などの情報も含めると、事件はこんなふうだ。八戸市の漁師宅に早朝、男が入り込んだ。夫に包丁を突きつけ金を求める。妻が変装に気づいた。「駐在さんだ」。以前この家へ巡回に来たことがあり、顔見知りだったという

▼男が言った。「もう死ぬしかない」「オンラインカジノで何百万円も借金がある」。夫婦は励ました。「まだ若いのに、死ぬことはない」。1時間ほど人生相談にのっていると、男は謝った。夫婦は警察には届けず、男をそのまま帰した。夫は66歳、男は25歳という

▼ギャンブルで負けたあげく、警官なのに包丁を向ける。突き出されて当然だ。それでも夫婦は若さを信じ、将来を案じた。この心根がいい。だが男には通じなかった。1週間ほど後、別の罪を犯した容疑で逮捕される。この愚かさは切ない

▼思い出すせりふがある。「絶望するには、いい人が多すぎる。希望を持つには、悪いやつが多すぎる」。故・井上ひさしさんが、作家・小林多喜二にそう語らせた(「組曲虐殺」)

▼世界を見渡せば心配の種は尽きず、喜びもそれなりにはある。人間はだめだ、とため息をつき、人っていいな、と口元を緩める。振り子に揺れるのが人生か。ひとまず今は「人っていいな」の方に心を寄せてみる。【卓上四季】

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    珍念のコメントは『支離滅裂』

    お笑い下され~い!













「組曲虐殺」商品説明

 「……絶望するには、いい人が多すぎる。希望を持つには、悪いやつが多すぎる」この国のありようを憂い、虐げられた人々のために、『蟹工船』や『党生活者』などの傑作を発表し、ペンを武器に国家権力に闘いを挑んだプロレタリア作家・小林多喜二。29歳という、その早すぎる死までの波乱の数年間を描く評伝劇。多喜二、その姉、故郷に残した恋人、偽装夫婦となる女同志、執拗に追跡する特高刑事……

 笑いと涙のなかに、登場人物たちそれぞれが胸に抱える苦しみや夢が浮かび上がる。官憲によって虐殺された多喜二の死の先に見えたものは何か? 格差と閉塞感にあえぐ現在の私たちは、「あとにつづくものを信じて走れ」と叫ぶ多喜二の理想を忘れてはいないか? 井上ひさし最期の戯曲にして未来へのメッセージに満ちた傑作。

これ以上は『蛇足』・・・モジモジ(。_。*)))

村に住むこと

Nana


       「ほんとに日本か」。都会暮らしの少年が急に山奥の村で
       生活することに。携帯電話が通じないことを知り思わず漏
       らした一言だ










▼架空の神去(かむさり)村での出来事を描いた三浦しをんさんの小説「神去なあなあ日常」。少年は都会との違いに戸惑いながらも、次第に自然に魅了され、村に住むことを決意する。楽な生活ではない。少年が働く林業の厳しさも描かれる

▼過疎に悩む地域の願いに、若い世代の定住化がある。神去村より便利で豊かな自然が残る国頭、東、大宜味のやんばる3村も「定住化促進」や「人口増加」を目指し取り組んでいる

▼その一つが婚活イベント。東村は9日、県内外の女性と村の男性との出会いの場を設ける「くくるこん」の参加者募集を始めた。今回で3回目。過去2回で2組が結婚した。いずれも東村に居住する

▼「くくるこん」で出会い、6月に結婚した夫婦の「自然豊かで水や食べ物もおいしい」という言葉が印象的だった。きっかけは婚活企画だが、定住を促したのは東村の魅力だ。東村は定住者が産業振興に携われるように農機具の倉庫などを備えた産業支援住宅も整備する

▼移住を求める自治体には、都会から離れた地域の不便さ、住環境をしっかり説明した上で、魅力をアピールしてほしい。少年のように「村のこと、ここに住むひとたちのこと、山のことを知りたい」と思ってもらえたら勝ちだ。【金口木舌】

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  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ DVDスタンダード・エディション商品の説明 内容紹介。

ケータイも常識も通じない神去村へようこそ! このDVD、マジやばいっす。(Blu-rayは、もっとやばいっす。)矢口史靖監督、大暴走! ! ノンストップ巨木エンタテインメント! !

★矢口ワールド全開! 現代の閉塞感をぶっ飛ばし、“なあなあ"と生きていく勇気がふつふつと湧いてくる! ! 100年愛されるエンタテインメント超大作が遂にDVD化! ! ! 矢口監督作品には、本作が初出演の染谷将太×長澤まさみ×伊藤英明など、豪華キャスト集結! !

第18回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)受賞! ! 試写会満足度 驚異の97.3%! ! !

「神去なあなあ日常」。【ストーリー】

■毎日お気楽に過ごしていた、チャランポランな男子・勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。

■ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ“超"が付くほどの田舎神去(かむさり)村。鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩・ヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場…。

■ 耐えきれず逃げ出そうとする勇気だったが、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいると知り、留まる事を決意するが…。休む間もなくやってくる新体験、野趣あふれる田舎暮らし、とてつもなく魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく—。果たして、勇気と直紀の恋の行方は?無事に生きて帰れるのか! ?抱腹絶倒! ! ワイルドすぎる青春エンタテインメントの幕が今、上がる! !

トップカスタマーレビュー

矢口監督の最高傑作  投稿者  レビュー専用   

●矢口監督お得意のコメディー映画ですが、粗がなく、大変品のある作品です。映像、キャスト、脚本、編集、その他全てにおいて完成度が高い映画で、五感を刺激する演出、雄大な自然描写、笑える小ネタ、個性豊かなキャラクターなど魅力がいっぱいです。それでいて、昨今の邦画TVドラマでありがちな「くどい演出」もないので、現時点で矢口監督の最高傑作と言えるでしょう。

●兎にも角にも、この作品は、ちゃんと「映画」になっていました。TV局が関わった映画の中で、初めてそういう映画を見た気がします。矢口監督は、ロボGとか、たまにアレな作品も作りますが、「この監督なら安心して見られる」そんな信頼を持たせてくれる、日本では稀な存在だと思います。

●まとめになりますが、純粋に面白い映画です。個人的には、こういう映画こそヒットすべきだし、私達、そして批評家はこのような映画こそ評価するべきだと思います。オススメです!

Po


    斯く言う【珍念】昨夜DVDで見ました。

    コメントは『百聞は一見に如かず』!





むのたけじさん

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                ジャーナリストのむのたけじさんは九十歳をすぎて
                「死ぬ練習」をしていたという。人は生まれた時は
                「おめでとう」と祝われる。ならば死もそうあるべし











▼みんなに笑って「おめでとう」と見送ってもらえるようにと取り組んだのが、「笑いながら死ぬ練習」だ。『日本で100年、生きてきて』(朝日新書)でユーモアたっぷりに語っている

▼<でも、息をひきとるのと笑いは一緒になりにくいね。難しい。だけど私の死に顔を見た子どもたちに「おやじちっとも笑ってないじゃないか。このくそじじい」と言われたくないもんだから、練習を続けているの>

▼そんなむのさんが胸に刻んでいたのは、無数の、あまりに無残な死だった。戦中、新聞記者として戦地や空襲で丸焼けになった街や人々の死を目に焼き付けたが、言論統制と報道機関の自主規制で、実態を伝えられなかった

▼終戦と同時に「負け戦を勝ち戦と書いたけじめをつける」と新聞社を辞め、自ら小さな週刊新聞を創刊して、戦争を繰り返さないための言論活動を続けてきた。百歳になり、お祝いの会を開こうという申し出が相次いだときも、「戦争を二度と起こさぬような世の中にする」という一番の願いを実現できていないから、と断ったという

▼そのむのさんが、百一歳で逝った。皆が安らかな最期を迎えるために、たたかい続けての旅立ちである。【中日春秋】

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Maku


        斯く言う、珍念・・(ぴんぴん・ころり)
        100歳をめざし今世の幕を閉じたい!





『日本で100年、生きてきて』 商品の説明 内容紹介

 終戦の日に戦争報道の責任を果たすため朝日新聞を退社、 秋田で週刊新聞「たいまつ」を創刊し社会の矛盾や不正を訴えつづけてきた著者。今年100歳を迎えた。あの戦争の実態を語り継ぎ、原発や教育などあらゆる問題を庶民視点で考えぬき、100年にわたる人生の喜び、生きる上で大切なことは何かを語りつくす

トップカスタマーレビュー

70歳より80歳、80歳より90歳のほうが頭良くなってきた。  投稿者  呆け天   

 ☆朝日新聞東北六県に配信されている、むのたけじの連載「再思三考」(2009~2015年)を一冊にしたもの。とても読みやすい。語っていることはあいかわらずラディカルだが、語りかたがやわらかい。悟りすましたりせず、そこの若いの、一緒に考えようぜ、というスタンス。100歳にしてこういうみずみずしい語りが可能なんだと驚かされる。

 ☆なにしろ「おれなんか70歳より80歳、80歳より90歳と、ますます頭よくなってきたもの」というのだからおそれいる。笑いをとろうとして言っているのではなく、本気でいっているところがすごい。決断の人だ。

 ☆「私は敗戦の日に朝日新聞をやめた。『負け戦』を『勝ち戦』とウソの記事を書いて読者に届けてきた責任を取らなければならないと思ったからです。」故郷の秋田県横手市帰って、1948年からたった一人の新聞『たいまつ』を創刊する。1978年に、30年間・780号まで続けた『たいまつ』を、とつぜん休刊。

 ☆「30年続けてきて、現実に日本社会を変える力が欠けているのではないかという疑問が高まった」として、781号の原稿を印刷所に届けなかった。(2015年8月13日、朝日新聞デジタル版)むのは「アラブの春」や、金曜夜の国会前デモを、人類史上初めての試みと絶賛する。特別なリーダー、特定のグループが引っぱているのではなく、個人が声をあげてつながっていく運動スタイルに、強く共感する。

 ☆「人類の歴史が折り返し点にきているんだ。…いよいよ新しい人類史のはじまりですよ」とまで昂揚する100歳老。「新しい人類史のはじまり」を説く大先輩に、遠く、隅っこのほうから、小さな声で、乾杯。

死ぬ時 そこが生涯のてっぺん   投稿者 ロビーナ

 ☆「本当のオリンピックなら、人類の旗を1本作って世界各国の選手が振り回すのがいいと思っている」。むのさんの言葉はとてもわかりやすく、100歳を超えても平和への熱情と「希望は絶望のど真ん中に」という信念がほとばしって、明るかった。終戦の日、自身の戦争責任をとって、朝日新聞記者を辞した。

 ☆「戦中の新聞社であからさまな検閲や弾圧など見なかった。権力と問題を起こすまいと、自分たちの原稿に自分たちで検閲を加える。検閲よりはるかに有害だった」。「人類史を1日にたとえれば戦争が始まったのは23時58分58秒から。それ以前はずっと戦争などなかった。全人類が本気になれば、戦争は必ず絶滅できる」

 ☆反骨のジャーナリスト、と言われると「反骨はジャーナリズムの基本性質だ」。老いと死に対しても、悲壮感が全くなかった。90歳を過ぎても自転車に乗り、「1日長く生きれば1日何か感じられる。老いをくよくよ嘆かず、人生を楽しもう」「70歳より80歳、80歳より90歳と、ますます頭よくなって、いい仕事ができるようになった」

 ☆「死ぬ時そこが生涯のてっぺん」強い意志があれば、脳と心は年々進化し、年々よりみずみずしくなる。なんと大きな救いだろう。「おかしいと思ったら、まず我々がわいわいがやがや騒げばいいのよ。それしかできないし、それが一番有効な意思表示なんだ。おかしいと思ったら、騒ぎ続けましょう」

 自分なりに、むのさんの伝言を引き継いで「死ぬ時そこが生涯のてっぺん」と、笑って旅立ちたい。

これ以上は『蛇足』・・・・ r(^ω^*)))

人工知能の診断

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その昔、天然痘は悪魔の病だった。

  致死率3割で、1960年代まで毎年400万人の死者を出した。予防法のきっかけは「牛痘(牛の天然痘)に感染した乳搾りの女性は天然痘にかからない」という言い伝えだった

▼この話を基に1796年、英国の医師ジェンナーが牛痘の膿を使い、人間に無害なワクチンを開発し、死者を激減させた。この種痘は世界中に広がり、1977年、ついに天然痘は地球上から根絶された。人類が初めて制圧した感染症だった

▼これも医学史に残る出来事になるのだろうか。人工知能(AI)ががんの治療法を医師に助言したというニュースだ(5日付37面)。膨大な医学論文を学習したAIが、診断の難しい白血病を約10分で見抜き、抗がん剤を変えるよう提案したところ、患者は数カ月で回復した

▼AIが人の命を救った国内初の事例だ。桁違いのデータを瞬時に解析できる特性を生かし、今後も人知の及ばない分野で威力を発揮することが期待できる

▼一方で戸惑いもある。補助的役割にとどまる分にはいいが、独走して越権することはないか。誤診の責任は誰が取るのか。課題は多い

機械の恩恵は受けつつも、最後は人間に委ねたい。最近は患者よりもパソコン画面ばかり見る医師もいるから心配だ。AI時代でも、医療の原点はジェンナーのように患者に傾聴することだと確認したい。<金口木舌>

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Ani017


      このコラム『言い得て妙』・・・・




「骨髄移植」

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       白血病などで骨髄(こつずい)移植が必要な患者にとって
       欠かせないのは、白血球の型が一致するドナーの確保で
       ある。かつてはドナーを探すため、患者が医師や病院を
       訪ね歩くようなことも珍しくなかった







▲白血球の型を事前に登録したドナーと患者を仲介する公的機関は1991年に発足した。現在の名称は「日本骨髄バンク」で、ドナー約46万人が登録し、通算で約2万人がバンク経由で移植を受けた。25周年を記念する大会が来月、横浜で開かれる

▲バンク設立の原動力となったのは、患者として当時、自らもドナーを探していた大谷貴子さん(55)らが起こした署名活動だった。海外の事例を知って取り組んだ設立運動は世論を動かし、100万人を超す賛同が得られた

▲その大谷さんはいま、これまでの歩みを評価するとともに、将来への不安も指摘している。バンクは医療保険や国の補助、民間の寄付などで運営されるが、仲介や啓発事業など経費がかさみ、2年前に赤字に陥った。昨年度は個人の大口寄付で辛くも乗り切ったという

▲ドナーには年齢制限があるため、新規の登録が欠かせない。現在もバンクの評議員として啓発活動に協力する大谷さんは「資金が不足して広報活動が鈍れば、ドナーも先細りしかねない」と公的助成の拡充などを訴える

▲大谷さんは市民からの協力例として、愛知県岡崎市の甲山(こうざん)中学校の取り組みをあげている。大谷さんの講演がきっかけとなって、生徒がアルミ缶の資源回収で得たお金をバンクの関係団体に15年にわたり寄付しているという。四半世紀を経てからも、活動の支えとなるのは社会の変わらぬ共感であろう。 【余禄】

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 ☆筆者は17年前【悪性リンパ腫】で某大学病院で骨髄移植を受けるため、兄弟の血液検査で妹の骨髄が使えることになりましたが、肝心の私の体力が危ぶまれ<科学療法>の治療でした。9ケ月入院しましたが、とうとう病院から(匙)を投げられ自宅に帰りました。

 ☆あれから17年、退院してから一度も再発しません。小欄の(珍念の誓い)に、るる述べています。

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ただ、キメラ・・・? に会いたかったです!

 白血病治療のため、骨髄移植を受けた患者も医学用語でキメラと呼ばれている。骨髄移植は同一の血液型でなくても可能である。血液型が異なるドナーから骨髄移植を受けた場合、元々の造血幹細胞で造られる血液と移植された造血幹細胞で造られる血液型は異なることからそのように呼ばれる。また、血液型が変わっても、毛髪、爪、精液等といった身体の一部分に関しては、骨髄移植をする前の血液型のままとなっている

キメラ [1] 【英 Chimera; ギリシャ Khimaira】

① ギリシャ神話で,ライオンの頭・ヤギの胴・ヘビの尾をもち口から火を吐く怪獣。キマイラ。

② 〔① にちなむ〕 生物の一個体内に同種あるいは異種の別個体の組織が隣り合って存在する現象。また,その個体。接ぎ木の癒着部位の芽など。また動物では若い胚(はい)を融合させてから育てたもの。

 かく言う〝珍念〟『君の引用はたくさんだ、自分の言葉で述べたまえ』の声が仄かに聞こえる。

  このままでは あの世で(閻魔さま)から叱られる。
  今日も灰色の脳細胞は冴えません・・・( ^ω^)おっおっおっ

事なかれ体質

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       「3・11」を踏まえながら、ストーリーの前史にはない
       設定らしい。大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」のことだ。
       見始めれば単なる怪獣映画の枠を超える映画だと分かる。












 ▼多少のネタバレをお許しいただきたい。巨大不明生物に襲われた東京で、逆流した川が津波のように船や車を押し流し、マチはがれきの海となる。異常な放射線値が観測され、避難の車の渋滞が続く。映画は3・11のような想定外の災厄に首都が襲われた時、社会はどう対応できるかを、戦後日本が積み残してきた問題を踏まえながら描いている。

 ▼登場する政治家や官僚は早口でまくし立てるが、法律論ばかりで対応は進まない。国難を前に踊る会議はコメディーのようだ。「疎開をさせるということは、その人の生活を奪うってことだ。簡単に言わないでほしいなあ」というせりふもある。実際の避難の過酷さに立ち会った人はどう感じるか。

 ▼映画は原発事故の遠因となった日本社会の先送り、事なかれ体質も批判しているのだろう。現実の政治に二度目の失敗は許されない。映画としての見応えは十分。ゴジラの圧倒的な破壊はカタルシスも感じさせる。見れば語り合いたくなる映画だ。(あぶくま抄)

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         日本社会の先送り、事なかれ体質
         で、誰が責任を取るのか・・・・・・・?
         武士道精神は何処に・・・・・・・・・・?
         『忘却は愚か者の結論なり』・・・・・!






映画短評  風刺に笑い、散りばめられた愛にむせび泣く  中山 治美  

 ★★★★★

 ◆痛快だ。戦後日本を総括する皮肉の効いたセリフの数々。絵空事だからと街ごとぶっ壊しても問題ナシ!核兵器使用もOK!とするハリウッド大作へのアンチテーゼに。それを実力派俳優から、小規模ながら`15年を彩った『ローリング』らの俳優陣、映画監督までを引っ張り出し日本映画界総力戦で挑んでいる構図に心踊る。

 ◆中でもゴジラの存在を警告する生物学者に故・岡本喜八監督とは。遺稿『アンドロイド』は、”隕石の当て逃げ事件で核が一斉に誘発。地球の人口の3分の2が吹っ飛んだ”というSFコメディだった。こうした細部の仕掛けが深い余韻を与え、何度でも繰り返し見てその愛を確かめたくなる。とてつもない怪作の誕生だ。

 主役はあくまでも日本政府  くれい響 

 ★★★★★

 ◆劇伴が流れぬまま、冒頭から専門用語満載なスピーディーな会話劇が延々続く。その後、鷺巣詩郎と伊福部昭の劇伴が交互に流れ、完全に庵野秀明総監督の策略にハマっていく。イーオンでのレッスン成果を発揮するエロい石原さとみや、限りなく小池百合子に近い余貴美子の防衛大臣、原一男、犬童一心、緒方明の学者トリオなど、インパクトあるキャラも登場するが、主役はあくまでも日本政府であり、フルCGゴジラも気にならない。

 ◆平成『ガメラ』シリーズの呪縛に囚われるなか、震災を経た今こそできた災害対策シュミレーションであり、ゼーレばりの会議映画。例によって賛否分かれるだろうが、ハリウッド版への回答としては十分に成功だろう。

 ★★★★★

 ゴジラとエヴァを繋いで、日本の希望を新世代に託す成長の物語 
 清水 節

 ◆出現のひねりに舌を巻き、畳みかける緻密な画に昂ぶり、新奇性あふれる攻防に瞠目して、新世代の可能性に希望を託す国民的映画に涙が滲んだ。無謬性の神話が招く最悪の事態。だが結束して対処せんとする日本的美徳。未曾有の災厄をモチーフに娯楽映画に変換した本多猪四郎の『ゴジラ』を3.11後Ver.にアップデートする。

 ◆岡本喜八の反骨の魂を父に、ウルトラ世代の映像的記憶を血流に、エヴァという果実を経て、『太陽を盗んだ男』の聖地を最終決戦拠点とし、怪獣映画を日本土着の<危機管理エンターテインメント>に昇華。物量で圧するハリウッドに対しても、知恵と不眠不休で「この国はまだまだやれる」ことを庵野秀明は証明してみせた

 これ以上は【蛇足】 モジモジ(。_。*)))

小さな勇気が支えになる 

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   平成3年5月、東京都内の私鉄駅のホームから、細胞生理学者
   の田中一郎さん(62)が転落して死亡した。米国留学中に失明
    した田中さんには、もうひとつの研究テーマがあった。視覚障害
    者が安全に交通機関を利用するための、システム作りに取り組
    んでいた。


 ▼25年たった今も、駅は視覚障害者にとって危険な場所のままである。東京メトロ銀座線青山一丁目駅のホームは、幅が3メートルほどしかない。途中には、行く手をはばむように柱が数本立っている。15日、視覚障害者の品田直人さん(55)は、柱の数メートル手前で転落して死亡した。

 ▼警察の調べによると、品田さんといっしょに歩いていた盲導犬が、柱を避けようとした可能性がある。「ベンチなどホーム上の障害物に注意を集中させていたために、ホームの端に対する注意が不十分だった」。田中さんが生前、視覚障害者の転落事故例を分析して、浮かび上がった原因の一つだった。

 ▼視覚障害者の4割が転落経験があるという、衝撃的な調査結果も出ている。事故防止の決め手の一つとされるホームドアが、全ての駅に設置される日が来るまで、時間がかかりそうだ。「周りの人の声掛けが命綱」。視覚障害者の声は切実である。
 
  ▼京都市に住む松永信也(のぶや)さんは、病気のために40歳で視力を失った。街を歩き、サポートを受けた人との出会いの数々を、著書の『「見えない」世界で生きること』に書き留めている。「これまでどれくらいの人に助けられたんですか」。ある小学校で、こんな質問を受けた。

 ▼「トータルすると1万5千人くらいかな」。すると質問した子が言った。「その1万5千人の次に僕たちも入るからな」。誰でも次の一人になって、悲しい事故をなくすことができる。【産経抄】


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     (珍念)感動しました!






松永信也著書『「見えない」世界で生きること』   商品の説明内容紹介

 働き盛りに失明! 普通のおじさんの「見えない」世界働き盛りに失明――。訓練のおかげで、メールもネットもできるし、一人でどこにでも出かけられる。でも見えない壁で、仕事がない。普通の人生を送りたいのに、送れない……本当の「見えない」世界を綴るエッセイ

トップカスタマーレビュー

すごい生き方!何度も読み返したい。 投稿者  Aiko Waku

 ★障害というだけでお涙頂戴物語にしたがるのがマスコミの常だと著者は言う。この本には、そんな型にはまった押し付けやお仕着せがまったくない。だけど気がつけば何度も涙があふれていた。働き盛りの30代に少しずつ目が見えなくなり、天職だった仕事も辞めざるをえなくなって、人生がガラっと変わってしまった著者の、ナマの体験がそこにある。

 ★文字通り暗闇の中へはまり込んでいく過程と、そこから一歩一歩よろめきながらぶつかりながら、人に怒られ助けられ、それまで以上の希望の光を見出していく過程と。その様子が京都弁まる出しで実感たっぷりに描かれている。私自身もまるで見えない世界にいるような疑似体験をしながら、五感ごと全身どっぷりはまりこんで読んだ。そんな内容でありながら、重さや暗さ、ジメジメした感じがまったくなく、ずんずん引きこまれて読めてしまうことにも驚く。

 ★そして、何度も笑顔がこぼれた。人ってこんなにやさしくて強いのかと。見えなくなってから著者が出会った優しい人たちとのエピソードを読みながら、心の中があたたかさで満たされていった。

 ★さらに障害をきっかけにして、就職先がないなら自分で仕事を始めてしまおうと行動する著者のバイタリティーが素晴らしい。「視覚障害者」や「障害者」の本といった枠組みに留まらない、突き抜けた人間の力強さがある。突然の困難に見舞われた時、これまでの生き方ができなくなった時に、人生をどう切り拓いていけばいいのか?そんな状況でも、自分らしさを活かした仕事を自分で作り出すことはできるのか?

 ★人が生きて働くことの大いなる可能性にも気づかせられ、勇気づけられる。「自分探し」や「天職探し」をしている人にも、大いに参考になりそう。中途失明者を対象にした自立支援施設でのリハビリ訓練の様子も大変興味深く読んだ。また一言で視覚障害といっても、全盲から視野狭窄、視野欠損など、多種多様であることも知った。

 ★時々街で白杖を持っている人をみかけて、私なりにサポートしたことが何度かあったが、例えばいきなり腕をつかまれると驚くので避けてほしい、など、具体的なサポート方法も知ることができた。今度からはまず手の甲に触れて、それから私の肘を持ってもらえればと思った。

 ●レビューうまく書ききれないけれど、読み応え十二分。「見えないおっちゃん」の、ほんまにすごい生き方!!生きることに行き詰まった時に、ぜひ読み返したい。

松永信也著書『「見えない」世界で生きること』 ぜひ、お読み下さい! r(^ω^*)))

多額の借金を減らすには (@_@;)

  刀ではなく、そろばんで、家族を守った侍がいた。

Kakeibo


 多額の借金を減らすには、今も昔もよほどの覚悟が要る。映画にもなった磯田道史さんの「武士の家計簿」を読んで思うことだ。加賀藩の経理係を務めた猪山家は江戸末期に年収の2倍の借金を抱え、利子だけで3分の1が消える借金地獄に陥っていた

   ◆

実直で知られた当主は再建を決意し、完璧な家計簿を付け始める。記帳はその子に引き継がれ、明治維新を挟んで36年分になった。磯田さんは偶然この古文書を販売目録で見つけ、代金をポケットにねじ込んで古書店へ走ったという

   ◆

当主がまず手を付けたのは衣類、書籍など家族の持ち物を道具屋に売って元金を減らしたこと。体面をかなぐり捨てた交渉によって残りは無利子の分割払いにできた。倹約も徹底し、長女の祝いの膳には絵のタイを添えた。見かねて妻の実家も援助した

   ◆

磯田さんの分析では、借金の増加は江戸詰の二重生活と武家の格式を保つ交際費のため。不退転の決意は実り、当主は藩主に認められて出世した。さて、めでたしめでたしとは程遠いのが今の「国の借金」である

   ◆

6月末で国民1人当たり過去最高の829万円と財務省が発表している。3カ月で3万円増えた。それでも借金を重ね経済対策に使えば、やがて収入が増えて借金を減らせる―。手品のようなアベノミクスの話である。うのみにしていいものか。確かなのは子孫までツケが回ることだ。【斜面】


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Po


     
      このコラム【言い得て妙】






映画『武士の家計簿』 トップカスタマーレビュー

心が温かくなる、いい映画。  投稿者  Makoto Yoshida 

▼原作は読んでいませんが、金沢に3年ほど住んでいたことがあり、それだけで親しみを感じます。内容はちょっと異色の時代劇で、こういうタイプの時代劇ははじめて観ました。他のレビューでも書かれていますが、パッケージの印象と内容がだいぶ違いますね。

▼パッケージはちょっとコミカルな内容を予想させますが、中身はていねいに作られた上品かつまじめなホームドラマです。例えば題字もパッケージと本編で全く別のものが使われていて、僕は書に少し関心があるのですが、本編の題字はとても品があって印象に残りました。

▼物語は地味ですが、江戸時代の武士の仕事や暮らし、きれいな着物やいろいろな品物、家族の愛情など、いろいろ楽しめるところがあって、観ていて暖かい気持になります。
松坂慶子さんはかなりふっくらされてますが、それも魅力になっていて、今なおとても可愛らしく美しい方ですね。こんな女優さんは他にはいないと思います。

▼堺雅人さんも適役で、最近話題になったテレビドラマは観ていませんが、いい俳優さんですね。淡々とした語り口の中に、ときおり、森田監督の個性であるユーモアも味わえます。惜しくも早逝された森田監督の「晩年」を飾るにふさわしい、立派な作品だと思います。

江戸時代の風情。淡々として味がある。 投稿者Touxia2

▼堺雅人 主演映画。そろばんざむらいの家族 3代の物語。淡々とした 味のある 一風変わった 映画である。堺雅人の 父親が 中村雅俊。のほほんと ほのぼの した感じがいい。母親が 松坂慶子。プライドのある 母親で、服が自慢だった。それも、借財があったので、一切合切を売ってしまう。

▼妻が 仲間由紀恵。娘から おばあちゃんの役までやるが全く老けない。堺雅人だけが 老けていくのが妙でもある。加賀藩のそろばんざむらいのあり方がおもしろかった。あんなふうに そろばんだけの人たちがたくさんいたのが不思議なくらいである。筆の使い方もじつに 江戸時代の風情がある。堺雅人の抑えた演技も いいですね。

★読者の皆さまへ  『百聞は一見に如かず』

これ以上(減らず口)を叩くと、<閻魔さま>から叱られる。 r(^ω^*)))

勉強は何の役に立つ?

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 ◆「水はなぜ100度以上にならないの」「星はどうして落ちてこないのだろう」。高校野球の間は休みだがNHKラジオの午前にある「夏休み子ども科学電話相談」が楽しい。

 ◆幼児、小・中学生の疑問に各界の専門家が答えるのだが、学びの原点を思い出させるような意外な質問が飛び出して先生たちも四苦八苦する。専門用語は使えない。自分は答えられるか、と考えると、恥ずかしいほど基本知識が欠如していることにがくぜんとする。

 ◆電話口で、子どもが親に解答を説明しているのもほほ笑ましい。子どもを通して大人が自らの学習を振り返る場でもある。疑問が解決すれば好奇心が刺激され、新たな疑問が湧いてくる。解決法が積み上げられて、学問は体系化される。

 ◆難解な理論も公式も身の回りの素朴な疑問から出発して、生きる知恵に加わるのだろう。高校生のころ数学の微分・積分を習い「何の役に立つのか」と身が入らなかった。大学で数学に詳しい友人から「世の中の事象の解明に必須」と応用範囲の広さを教えられた。

 ◆不勉強の弁明になるが、早く意義を理解していたかった。中教審の次期指導要領案で「何を学ぶか」中心から「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」の視点を追加するという。知識偏重の教育から脱却できるのか注目したい。

 ◆ただ能動的に学ぶという「アクティブ・ラーニング」の導入は、子どもの学習意欲を高めるために先生たちが試行錯誤を重ねる中、混乱も招きそうだ。入試改革も同時に必要だろう。「なぜ学ぶのか」。そういう視点も学ぶ動機付けになる。 【くろしお】

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コラムニストの筆致は『寸鉄』の如し!

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   寸鉄(すんてつ)
   小さい刃物のこと。寸兵。元来は中国武術や護身具として
   使われた我眉刺類の暗器のこと。寸鉄器寸兵器(短い兵器)
   ともいいこの寸鉄器が転じて小さい刃物と訳された。短く人
   の胸を突く語・句。警句。警語。
   聖教新聞一面に掲載されている一言コラム(ウィキペディア)







珍念の脳裏にふと、名言が思い浮かぶ!

 ※生き生きしていない観念によるような教育は、 無用であるだけではありません。何よりも有害なのです。 byホワイトヘッド

 ※教えることのできない子供というものはない。あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである。byM・アドラー

 ※「人間の幸福のために役立たない学問、人生に価値を生まない死せる知識を、いくら誇っても、それは幻影のようなものである。まして知識が増えた結果、人間を軽蔑しするにいたったとしたら、本末転倒といわざるをえない」。 池田大作 

 これ以上は『蛇足』・・・・ ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

 

昭恵夫人のもがきと挑戦

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                不妊治療の連載を手掛けた時に、当事者の女性が
                話していた言葉が印象に残る。「金銭的・肉体的なつ
                らさよりも、精神的なプレッシャーの方がきつかった」
         








▼周りから「子どもはまだなの?」などの言葉はよくあること。外食をした時に子ども連れで食事をしている家族を見掛けると「夫に申し訳ないと思った」。彼女だけの責任ではないにもかかわらず、負い目を感じていた

▼不妊治療は心身共に女性に負担が偏りがちだ。晩婚化が進み、6人に1人が不妊治療の経験があるというデータもある

▼この人も同様の悩みを持ち、それを公に語ることに驚いた。安倍首相の妻・昭恵さん(54)である。不妊治療に通い、「嫁として失格だ」と言われたこともあったという。週刊誌AERAのインタビューに答えている

▼政治家一家の嫁として、プレッシャーは相当あっただろう。さらに少子化対策について「無理をして少子化対策をしたところで、はたして女性が生む動機につながるのか疑問です」と述べ、安倍首相の政策とは一線を画す発言をしている

▼昭恵夫人は米軍北部訓練場のヘリパッド建設で揺れる東村高江を訪れたり、反原発発言をしたり、居酒屋を経営したりと歴代の首相夫人とは異なる側面がある。あえて自分の意見を発信する背景に、昭恵夫人の“もがき”が垣間見える。その挑戦を見据えたい。<金口木舌>


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         このコラム『的を射る』・・・素晴らしい!
         すべての人々に、ヴォルテール(仏・哲学者)
         の言葉をお贈りします

 

『私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る』


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      【コラム「金口木舌」の意味は?】








 ◆本紙の朝刊総合面コラム「金口木舌」について、読者から「どう読むのか」「どういう意味か」との問い合わせが、今年に入って数件あったので、説明したい。まず読み方について―。辞書によって「きんこうもくぜつ」「きんこうぼくぜつ」の二通りあるが、本紙では「きんこうもくぜつ」と読んでいる。

 ◆その意味は―。古代中国では、法令を発したり教えを示す時には、木鐸(舌=振り子=を木で作った金属製の鈴)を鳴らして、注意を喚起しながら触れ歩いたという。それから転じて、木鐸は「言論で社会を導く人、教育者」との意味を持つようになり、「社会の―」などと使われるようになった。その木鐸は別名「金口木舌」ともいった。

 ◆金口木舌の出典としては、揚子法言の学行篇に「天ノ道、仲尼ニ在ラズ、仲尼ハ説ヲ駕フル者ナリ、<中略>ソノ説ク所ヲツタエントセバ、即チ諸儒ヲシテ金口木舌ナラシクハナシ」とある。要約すると、「仲尼(孔子の字)の説く所を伝えようとしたら、儒学者たちは自ら金口木舌(伝道者)となる心構えが必要である」といった内容。

 一九一一(明治四十四)年九月一日付紙面から本紙コラムに使われるようになった。(読者相談室)

斯く言う(珍念)「金口木舌」を深く心に秘めて、邁進したい!

 

終戦の日 先人への礼欠かぬ和解を 「譲れぬ価値」再確認する時だ

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 71回目のこの日を迎えるにあたり、2つの変化があった。

 ▼一つは記憶に新しいオバマ米大統領の広島訪問である。大統領と被爆者が抱擁しあう姿は、原爆を落とした国と落とされた国のわだかまりを少なからず解消した。

 ▼もう一つは、昨年8月の安倍晋三首相の「70年談話」に連なる外交で、その代表例はいわゆる慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意である。不正常な両国関係の改善に一定の効果をもたらした。多難な国際情勢の中で日本が生き残る上で、さきの大戦の当事者や関係国との和解、関係強化が欠かせないことは言をまたない。

 ≪胸張り御霊に語れるか≫

 ▼2つの変化は、日米同盟や日米韓の枠組みを強固にする肯定的な意味を持とう。だがそのために日本の主張、日本が譲ってはならない立場が損なわれていないか。わが国の歴史や国民の名誉をおとしめる余地がもし残っているとすれば、真の和解や問題の解決に結び付くものではない。

 ▼国に尊い命をささげた軍人・軍属と民間人計310万人に頭(こうべ)を垂れる際、「日本の未来を任せてください」と胸を張って言えるかどうかである。昨年4月の米連邦議会演説で、安倍首相は戦争への「痛切な反省」や「アジア諸国民に苦しみを与えた事実」に言及した。演説は米側の支持を得て、オバマ大統領の広島訪問の下地になった。

 ▼ただし、演説に対し「日本側に責任があることを明確にした」(バイデン副大統領)との評価があった点も見逃せない。中国とロシアはもっと露骨だ。「戦勝記念日」などを通じ、日本の戦争責任を強調した。戦勝国と敗者の壁は厳然と残っている。

 ▼世界遺産登録など文化に関する分野でも、中国や韓国は日本への歴史戦攻撃の手を緩めない。安倍首相が唱えた「戦後レジームからの脱却」というフレーズは、すっかり影を潜めている。

 ▼9年前の所信表明演説では、教育制度などの国内改革に重きを置く形で語った。だが、その真意が敗戦国から脱却し、国際社会で名誉ある地位を勝ち取ることにあったのは疑いないだろう。公布から70年を迎える現行憲法の改正が重要なのは、自国の防衛に責任を果たし得ない状態を放置してきたような、政治的呪縛からの解放を意味するからである。

 ▼軍事力を背景とした中国の増長や北朝鮮の暴走によって、日米同盟はより疑いなく死活的なものになっている。ただし、この重要な同盟には、相対的かつ流動的な側面があり、それが拡大していることに留意すべきだ。米大統領選を通じ、日米同盟の優先度は米側において低下する懸念が生じている。

≪歴史戦の攻撃はやまぬ≫

 ▼国際的なルールを無視し、力ずくで権益の拡大を図るもう一つの国はロシアだ。国連安保理の常任理事国でありながら、秩序の破壊者の顔を隠さない中露両国は、日本を「敗戦国」に押しとどめようとする点でも共通している。

 ▼日本が国際平和へのより積極的な貢献を目指しても、それを封じ込めようとする力は極めて大きいことを認識せざるを得ない。日本の名誉や国益に関し、譲れない一線を今一度確認しておく必要がある。日本をおとしめる曲解を認めず、嘘を正していく努力はより大切になる。

 ▼他国の不当な干渉を排除する象徴的な行為として、安倍首相には靖国神社への参拝を再開することを求めたい。オバマ氏の広島訪問への返礼として、安倍首相の真珠湾訪問を求める意見がある。だが、多数の一般市民を対象にした原爆投下と、軍事施設に対する奇襲とを同列視するのは大きな誤りである。両者を混同したような形では訪問すべきでない。

 ▼天皇、皇后両陛下が昨年訪問された激戦地パラオ・ペリリュー島で先週、自衛隊が初めて戦没者の慰霊行事を行った。日米などによる「パシフィック・パートナーシップ」活動の一環で、慰霊碑清掃などの行事も織り込まれた。

 ▼日米激戦の際、日本軍は島民約900人を避難させて命を守った。それを知り、語り継ぐ島民が今も日本人の墓を守っている。日本軍が玉砕しただけでなく、誇りある歴史がある。戦争の悲劇に思いを致しつつ、そうした史実も埋もれさせたくない。【産経新聞コラム:(主張)】

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Yubi


  このコラム 『頂門の一針』 痺れる!









命をつなぐ

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     近所に住む男の子がしゃがみ込み、地面にシャベルで
     穴を掘っていた。何をしているのか聞くと、飼っていた
     カブトムシが死んだので埋めてあげるのだという。
     小さな石を墓石代わりに置き、一緒に手を合わせた






▼そんな折、最近刊行された絵本「つちはんみょう」(舘野鴻著)を読んだ。主人公は甲虫のヒメツチハンミョウだ。県内でも春から初夏にかけて草むらなどで見られる。絵本はこの虫の一生を細密な水彩画で紹介している

 ▼黒くて地味なヒメツチハンミョウだが、生き方はドラマチックだ。一度に約4千個の卵を地中に産む。地表に出た1ミリほどの幼虫はめいめい、餌があるヒメハナバチの巣を目指す。自分ではあまり動けないため、他の虫にしがみつき少しずつ移動し、最終目的地の巣穴に運んでくれるヒメハナバチの到来を待つ

 ▼しかし、ほとんどの幼虫はヒメハナバチに会えず、生き延びることができるのは一握りだ。作者の舘野さんは幼虫たちの冒険を通して「奇跡の末に生まれた命」を描きたかったという

 ▼この時期、虫の飼育に取り組む子どもたちも多いだろう。虫の世界にも必死で命をつなごうとするドラマがある。その小さな姿から生きることの意味を教わる。【編集日記】

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       学者顔負けの観察に基づき、虫や動物の目線で自然を描き出す
       異色の絵本作家、舘野鴻(ひろし)さん(48)の新作が話題だ。
       主人公は、ちっちゃな甲虫「ハンミョウ」の幼虫。物言わぬ虫たちの
       姿を通し、一貫して「生きる」ことの意味を問う舘野さんを、専門家は
       「日本のファーブル」とたたえる。




★舘野さんの描く虫は強いです。綺麗とか、精密とか、美しいとか、確かにそうなのですが、その表現は似合わない。命の強さに溢れている。もちろんそれはあくまで舘野さんの目から見た虫の姿としてあり、逆に、だからこそ私たちは、舘野に導かれて、虫の世界へと分け入っていけます。

絵本「つちはんみょう」  出版社からのコメント

●舘野さんに連れられ、はじめて秦野の山を歩いたのは、2013年の初夏でした。見慣れた風景の林でも、這いつくばって目をこらすと、じつにたくさんの生きものが、それぞれに暮らしているすがたが見えてきます。おなじ林のなかに、膨大な数のいのちが同時に存在しているというあたりまえの事実を、そのときはじめて、実感をもって感じることができたのを覚えています。

●『つちはんみょう』の主人公の幼虫は、1ミリにもみたない、芥子粒みたいな幼虫です。それは、地球全体、宇宙全体からみたわたしたちのすがたに近いかもしれません。そんな幼虫1匹1匹に、それぞれの旅、人生があり、死があり、そして生がある。そんなことを、舘野さんは深い慈しみをもって、ひたすらに坦々と描き出していきます。

●この本には、舘野さんがつちはんみょうと過ごし、思考した歳月が地層のように積み重なっています。命とはなんなのか。そんな根源的な問いをわたしたちに想起させるような、とんでもない絵本ができました。衝撃のデビュー作『しでむし』、林の1年を描いた『ぎふちょう』とあわせて、ぜひご一読ください!

◆珍念の灰色の脳細胞に「SF古典映画の金字塔・ミクロの決死圏」が思い浮かぶ!

 ストーリー 

脳内出血の重症を負った科学者の命を救うため、想像もつかない治療法が試みられる。外科手術不可能と診断されたその患部に、手術担当員を細菌大に縮小して送りこみ、体の内側から手術しようというのだ。制限時間は1時間、果たして作戦は成功するのか?

◆制限時間は1時間! 細菌大に縮小された科学者たちが挑む、決死の人体実験!
映画の言葉“人間は宇宙の中心だ"これはSF映画史に残る名作です。

 筆者も、子供の頃からテレビで何回か見ました。そして今回改めて見直して、感動しました。

★この映画はアイデア一発勝負ものです。そのアイデアが素晴らしかった。人体の中に、ミクロに縮小された潜水艇とクルーたちが入り込み、数々のトラブルに見舞われながらも手術を成功させ、危機一髪で帰還する。見所はもちろん血管、心臓、脳をはじめとする様々なミクロの人体組織が拡大されて見られること。時間との闘い。そしてミッションの妨害工作。

 はらはらどきどきもさせられる、まさに古典SF映画の金字塔だと思う。

★アイデア一発勝負ですから、縮小された潜水艇の挙動がミクロのレイノルズ数からするとおかしいのではないか、とか肺に入ったときに液体と気体の境目はどうなっているんだとか、膨張を始めた潜水艇の総原子(分子?)数に対して攻撃する側の白血球の原子数はどうなるんだとか、突っ込みどころはいくらでもありますが、そんな疑問はナンセンス。ただただ教科書で習った人体組織を目の当たりにできる、というだけで十分です。

★博士の周りに設置されるパラボラアンテナの動きが面白い。ともあれ、何度見ても楽しめる素晴らしい作品です。


Tono


      きょうも、珍念のコメントは『支離滅裂』 お笑い下され~い!

 
 

尖閣諸島… 「肝心な時にどこに行った」と問われた中国公船

Suunan
   ギリシャ籍の大型貨物船と衝突し、沈没した中国漁船
   「ミンシンリョウ05891」の乗組員の救助に向かう海上
   保安庁のボート=11日、沖縄県石垣市の魚釣島沖
   (海上保安庁提供)



 「人(ひと)以(もっ)て恥なかるべからず」。中国・戦国時代に活躍した孟子は、人は恥を知らなければならないと説いた。また、人の心における恥の意義を論じ、己の無恥を恥じる人を評価した。偉大な先人の言葉を、中国当局は今どう思うのだろうか。

 ▼「(日本の)協力と人道主義の精神が示されたことに称賛を表明する」。中国外務省報道官は11日、日本の海上保安庁が、尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で沈没した中国漁船の乗組員6人を救助したことに謝意を示した。海保は当然の務めを果たしたまでだが、中国側はさぞばつが悪かったろう。

 ▼同じ報道官は6日、尖閣諸島周辺の接続水域に武器を搭載した中国公船と約230隻の中国漁船が入り込み、日本側が抗議した際にはこんな声明を出している。「日本側が冷静に対応して、情勢の緊張と複雑化を招くいかなる行動も取るべきではない」。問題を起こしているのは日本側だと言わんばかりだった。

 ▼中国は近年、漁船護衛やコントロールを名目に尖閣諸島周辺に公船を送り込み、領海侵入を繰り返すなど挑発行為をエスカレートさせてきた。公船の乗組員が漁船を行き来していることも確認されている。にもかかわらず、漁船沈没への対応は遅れ、非難対象の日本の世話になった。

 ▼「肝心な時に公船はどこに行った」「日本の実効支配を証明したことになる」。中国のインターネット上では、批判の書き込みが相次いだ。中国のネット利用者たちも、示威行動はとっても自国民の保護には役立たずだった公船のあり方が恥ずかしかったのか。

 ▼孟子は「力を以て仁を仮(か)る者は覇たり」とも言っている。国際法にのっとらず、力による現状変更を目指す中国のやり方は、王道ではなく覇道である。【産経抄】

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   呆れ果てて言葉がでない!

 市井の〝珍念〟きょうも『杞憂』している。 お笑い下され~い・・・(´;ω;`)ウウ・・・

 以前読んだ、山本周五郎の『一人ならじ』に合戦の最中、敵が壊そうとする橋を支える丸太がわりに自分の足を使い、片足を失った武士を描く・・・感動の物語です。次元は違いますが、大事なものがあるやに思います。 読者の皆さまへ『一人ならじ』を暇なとき覘いて下さい。きっと心が和むでしょう。

見えないものを見る力

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                  時代と共に変わっていくもの。
                  時代を経ても変わらないもの。
                 ずっとそこにいるもの。
                  いるけど見えないもの。
                  大切なものは目に見えません。

         五感を使いましょう~(o^-^o)











▼盆休み期間に入り、帰省や行楽の混雑が始まった。各地で先祖供養の伝統行事が行われ、家々には精霊棚も準備されることだろう。遠き日、キュウリやナスに割り箸の足を付けた“馬”の背に亡き祖父の霊が乗って来ると教えられたことを、ふと思い出す

 ▼この時期は、一年で最も現世と来世が近づく時期ではないか。ふだんは目に見えない何かを感じる瞬間がある。恐ろしくもあるが、そればかりでもない。異界に深く親しみ、創作の力とした作家らにまつわる話を先日、興味深く聞いた

 ▼講師は焼津小泉八雲記念館名誉館長の小泉凡氏。親交があった故水木しげるさんと、曽祖父八雲(ラフカディオ・ハーン)を取り上げた。2人は幼年期から妖怪譚[たん]や妖精伝承の語り部が身近にいて、怪異な体験を成長の糧とした共通点があったという

 ▼「妖怪は自然と一体化する中で感じるもの」(水木さん)、「霊的なものには必ず一面の真理が表れている」(八雲)。この世は人間社会だけでは完結しない、目に見えないものが人類を活気づけ、人生に目的を与えてくれる-。そんな世界観が2人の間で響き合う、と凡氏は説く

 ▼他者を差別し排除する事件やテロが国内外で後を絶たない。共生を掲げながら自分本位の価値観に縛られがちな現代人には、見えないものを見る力がもっと必要なのかもしれない

 ▼スマートフォンで架空の生き物を捕まえる拡張現実のゲームはひとまず置いて、山や海、盆行事へ出掛けてみたらどうだろう。子どもたちが異界の不思議に“感度”を磨く夏であってほしい。【大自在】

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Futari


    昨夜、妻と(水木しげる)さんの【げげげの女房】
    DVDを見ました。水木さんの数奇な体験をもとに
    作られた作品ですが不思議な感動を受けました。





 ◆日本人は「見えんけどおる」ものに敬意を払いながら生活してきましたが、彼らは自然と同じようにいつの間にかいなくなってしまうため、悲しいことに失ったことすら気づかないのが現状です。

 ◆戦後の世界が獲得したものと、それと引換えに失ったものを並べてみると、この先どう生きたらいいか答えが出そうな気がしますが、ゲンゴロウやトノサマガエルがいなくなったことに何も感じない人は、座敷童子や河童がいなくなったことにも何も感じないだろうし、普段は封印されている河童のもう一つの哀しい顔にも気づかないでしょう。

祭りのお神輿が何故前後左右に激しく揺れるのか理由がわからないように・・・。

 ◆斯く言う【珍念】幼少の時から、4度。(トラの尾)を踏み、摩訶不思議な出来事に遭遇し虎口を逃れました。毎日愉快に過ごさせていただいています。

 ●読者の皆さまは、{妖怪}を 信じますか?(ほんまに愚問ですが) 変人の筆者は、あはは はは、妖怪かも 知れませんです。余り吠えると妖怪憲法の守秘違反でお縄になるやも・・<口は災いの元>こっそり消えます・・( ^ω^)おっおっおっ

自然と遊んだ思い出は一生の宝物

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 ▼お化け屋敷をのぞく怖いもの見たさと同じ気分だろう。クモやヘビなどにスポットを当てた鹿児島県立博物館の企画展「ブキミな動物」が人気だ。生き物の多様性や、見た目による偏見にも気付かされる。

 ▼大手メーカーの学習ノートの表紙から数年前、定番だった昆虫の写真が消えた。「気持ち悪い」という保護者の声が多かったためだという。ここまで毛嫌いされるのは、虫捕りの経験が乏しいからかもしれない。

 ▼きょうは初めての「山の日」である。「山に親しむ機会を得て、恩恵に感謝する」のが趣旨だ。祝日が増えることで、経済への影響や学校の授業日数などを考慮して、この時期になった。

 ▼筆者の子どもが小学生のころ、高千穂峰登山に連れて行ったことがある。険しい山道に、途中までは文句たらたらでついてきたが、頂上に着いた時は晴れ晴れとした表情に変わっていた。

 ▼道中に現れるヘビやトカゲも愛きょうだ。山の木を蹴り、クワガタムシなどを捕るのも楽しい。それ以来、開聞岳など他の山にも出掛けるようになり、行く先々で鹿児島の恵まれた自然と、豊かな生物の世界を実感した。

 ▼最近はスマホを持って、「ポケモン」を捕まえるゲームを楽しむ子どもらの姿をよく見かける。生き物への関心が薄まっているとすれば気がかりだ。せっかくの夏休み、野山を駆け回って自然と遊んだ思い出は一生の宝物になる。【南風禄】

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  ふと、脳裏に(もんもん山が泣いている)が思い浮かぶ!

  ここに森があり、山があった  自然というものを“思い出”と
  してさえ持っていない子どもたちに、他人の痛みや生命の
  大切さを説くのは、ひどくむずかしいのではないでしょうか。










◆人は森を切り開き、そこに都市を築いてきました。それが文明の進歩でした。
神話では空へと高く伸びて行くバベルの塔ですが、その塔が空へではなく、 地平線へと向けて、横へ横へと拡大していったのが、 いまのこの世界です。バベルの塔が結局は崩れ落ちたのと同じように、いまのこの世界も これ以上の拡張が出来ないところまで来ています。

◆このまま森を消し去り続けたら、地球という星そのもののバランスが崩れてしまう。いや、もう崩れはじめている。この星の断末魔の悲鳴があなたの耳には聞こえていますか? (手塚治虫)

これ以上のコメントは『蛇足』  (=´Д`=)ゞ

歴史に学ぶ

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   公開中の映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』は
   パリ近郊の高校で起きた実話から生まれた作品だ。
   社会や学校から疎外されていらだち、ときに民族や
   宗教を背景にした憎悪をむき出しにする生徒たちに
   先生が提案する。ホロコーストについて学ぼう







▼なぜ、そんな過去の話を、と拒絶反応を見せる生徒たち。しかし、十五歳で強制収容所に送られ、家族を大虐殺で奪われた老人と会うことで、彼らの顔つきが変わる

▼「なぜ生き延びられたのか」と問う生徒に、老人は語る。生きて友だちと再会してその体験を武勇伝として話し、「強い奴(やつ)だ」と認められたかった。「自慢でも何でもいい、ほんの些細(ささい)なことが生き抜くための力になるのだよ」

▼そんな言葉を聞くうち、昔話だった戦争の時代が、同世代の物語として生徒の前に立ち現れる。歴史が彼らの足元につながり、生徒たちの、今を見る目が変化していく

▼被爆から七十一年。きのう長崎の平和祈念式典で読み上げられた「平和宣言」は、指摘した。<被爆者の平均年齢は八十歳を越えました。世界が「被爆者のいない時代」を迎える日が少しずつ近づいています。戦争、そして戦争が生んだ被爆の体験をどう受け継いでいくかが、今、問われています>

▼体験を受け継ぐことは、決して後ろ向きの営みではない。それは、今を変える「奇跡の教室」となりうるのだ。【中日春秋】


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Buain     西ドイツ大統領や統一ドイツ大統領を務めた。
     リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏は第2次世界大戦
     終戦40年を記念する演説で述べた言葉が脳裏に浮かぶ!

     “自由民主主義体制において必要な時期に立ち上がるなら
     後で独裁者に脅える必要はない、つまり自由民主主義擁護
     には法と裁判所だけでは不足で市民的勇気も必要”
など名言
     は多い。その在任中に1990年10月3日のドイツ再統一を迎え
     「統一することとは、分断を学ぶことだ」と題する演説をして、新
     たに加わった国民(旧東ドイツ国民)を歓迎した。「過去に目を
     閉ざす者は、現在にも盲目になる」







『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』解説

 ◆実話をもとに、学校から見放された問題児たちの集まるクラスが、ベテラン教師の情熱によって次第に変化していく様を描いたドラマ。貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校。様々な人種の生徒たちが集まる落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンがやってくる。情熱的なアンヌは、生徒たちに全国歴史コンクールに参加するよう勧めるが、「アウシュビッツ」という難解なテーマに生徒たちは反発する。

 ◆そこでアンヌは、強制収容所の生存者を授業に招き、彼らの経験を語ってもらう。その壮絶な話を聞いた生徒たちは、その日を境に変わっていく。本作にも出演したアハメッド・ドゥラメが自身の体験を映画化してもらおうと動き出したことから実現した作品で、ドゥラメはセザール賞有望男優賞にもノミネートされた。

トップカスタマーレビュー

「きっと彼らにとっては宝物のような出来事」  投稿者 tokyocinemalogさん

 ◆劣等生だから、落ちこぼれだからといって、皆があんなに素敵な先生に出会うわけでもなく、素晴らしい体験ができるわけでもなく。だから、彼らにとってはゲゲン先生との出会いも、コンクールへの出場も、まさに「奇跡」。教室で騒ぐ彼らは本当にやんちゃで子供だけど、ふとした発言や行動がとても大人。これはフランスという移民の多い国で暮らすことにあると思う。そんなシーンが時々出てきます。

 ◆評価が若干低いのは、正直「これがアウシュビッツを扱ったものでなけれれば、それほど感動しなかったかも」と思ったから。ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。本編スタート後もわらわら人が入って来たので、気が散ってしまった。最初の10分だけもう一回観たい(笑)。

静かに感動!  投稿者 こりんさん

 ◆歴史を学ぶ。歴史から学ぶ。目をそらさずに向き合うことによって、人は変わる。
その、導き方に学ぶことが多い。お互いを大事に思い、真剣にぶつかることから始まる

 ★歴史。それは、絶え間なく流れる大きな川。その中のキラキラした一滴を「秘話」と呼ぶ―

 『論語読みの論語知らず』  投稿者 珍念

宇宙人の筆者は、おしゃべりで、いっも妻から(一言多い)ですょと、叱られます。友人から饒舌ですね、と・・(´;ω;`)ウウ・・・

斯く言う・珍念 孔子の {九思一言}(くしいちごん) を学びたい!

「困ったら、ここにおいで」

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   こんな施設が地域にあれば、どんなにありがたいことか-。
   映画を見た人は、きっとそう思うだろ

   ドキュメンタリー映画「さとにきたらええやん」(重江良樹監督)
      の上映が始まった。
   福岡市、宮崎市に続き、鹿児島市での公開が予定されている
       という。



 ▼日雇い労働者の街として知られる大阪市西成・釜ケ崎に、「こどもの里」という施設がある。その日常をカメラは丁寧に追っていく。

 ▼1977年にオープンした小さな子ども支援施設で、NPO法人が運営している。0歳から20歳前後まで受け入れる。障害児もいれば、外国人もいる。学校帰りに寄る子もいれば、ここで暮らす子もいる。利用は無料という。

 ▼創設者の館長、荘保共子さんは語る。「子どもが親のしんどさを抱えて生きる状況は変わっていない」。だから、親の支援にも力を入れる。子どもの貧困が社会問題化する中、無料や格安で食事を提供する「子ども食堂」が各地で生まれている。

 ▼ところが、子どもが集まらない所があるという。食堂開設の情報が、困っている人になかなか届かない。世間の目が気になり、利用に踏み切れない人もいるだろう。先進国の相対的貧困は、見えにくい。だからこそ、まずは「見える化」に取り組むことが大切なのだが、行政の動きはどうにも鈍い。

 ▼本紙報道によると、九州の市町村のうち、子どもの貧困の実態調査を実施済みか年度内に実施するのは全体の5%もなかった。困窮する家族のSOSをキャッチするには、行政や学校、医療などの緊密な連携が欠かせない。そこに、子ども食堂などの民間団体が加わり、分厚いセーフティーネットを編み上げる必要がある。

 ▼「困ったら、ここにおいで」。親でも子でも、おおらかに迎えてくれる場所を地域につくり、根付かせるにはどうすればいいのか…。そんなことを考えさせる、人のぬくもりにあふれた映画である。【西日本新聞】<論説委員の目>

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       コラミストの筆致は冴えている!
       ドキュメンタリー映画「さとにきたらええやん」
       『百聞は一見に如かず』・・・。




怖い話 (@_@;)

  お手軽な名前とは裏腹に、実は怖い病気がある。長時間同じ姿勢でいることで脚の静脈に血栓ができるエコノミークラス症候群は、被災地で相次ぎ死者も出た





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      ペットボトル症候群をご存じだろうか。
      糖分を多く含んだ清涼飲料水の飲み過ぎで
      発症する急性の糖尿病。体がだるい、喉が渇く、
      トイレが近いなどの症状を見過ごし、知らずに
      重症化する例もある












▼水戸市の大久保病院は初夏、ペットボトル症候群の講座を毎年開いている。ベテラン看護師は500ミリリットルのペットボトル飲料を示し、「この1本にどのくらい糖分が入っているでしょうか」と尋ねた

▼市販の清涼飲料水の多くは1本当たり20〜70グラム程度の糖分を含んでいるそうだ。角砂糖1個が約4グラムだから相当な量である。暑いからと毎日2、3本飲み続けたとしたら…

▼夏休み、運動部やスポーツ少年団の練習でスポーツドリンクが手放せない子どもたちも大勢いる。ペットボトル症候群は健康な子どもから大人、お年寄りまで突然発症することがある

▼暑い日が続く。熱中症予防に小まめな水分補給が欠かせない。冷えた清涼飲料水は口当たりがよく、つい飲み過ぎてしまいがち。“甘いわな”にはまらないよう糖分の過剰摂取に注意である。【いばらぎ春秋】

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        江戸時代の偉大な(儒学者・医者)であった
        貝原益軒の著作「養生訓」が脳裏に浮かぶ。










【生活心得書】

★貝原益軒の、生来、虚弱で病気に苦しんでいた彼は健康法を実践し、平均年齢が50歳以下の時代に84歳の長寿を得ました。「養生訓」は自ら実践した体験を基に書いたといわれ、生活心得書、健康な暮らし方や長寿についての情報書として知られています。

 ★全部で8巻、476の項目で成り立っており、1~2巻は総論、3~4巻で飲食、5巻で目・耳・鼻などの5管(下界の事物を感じる五つの感覚器官)6巻で病気、7巻で薬、8巻は老人問題となっています。

【人生の本当の楽しみ】

「人生の三楽」として、①道理を重んじ善を楽しむ ②に病気なく快く楽しむ
③長寿を楽しむ-ことを挙げ、いかなる富や地位・名誉より優れたものとしています。

【養生のために減らすべきもの】

「養生の四寡(少なくすべきもの)」として、①心配事を少なくして心を養い ②欲を少な
くし精を養い③飲食を控えて胃を守り ④言葉を少なくして気を養うこと-を挙げています。

【四季に応じた養生】

 ●次に四季それぞれに応じた養生法を簡略に述べてみたいと思います。春=春になり暖かくなると、冬に引き締まっていた肌が柔らかくなる。肌に緊張がない時に寒さが戻れば、風邪をひきやすい。草木の芽も寒風に弱いように、体を動かし血行を良くし元気を保っこと。

 ●夏=夏は四季の中で一番健康に気を付けなければならない。日射病、暑気あたり、食べ過ぎおう吐と下痢、熱を伴う下痢などにかかりやすいかあである。冷えた生ものは控えて、用心すること。夏にこれらの病気にかかると、元気を失い衰弱してしまう。

 ●秋=秋の7月、8月(現在の8月下旬~10月中旬)は残暑が厳しく、夏に開いた肌のきめも閉じていない。秋風で肌が痛められることがあるので、用心が必要である。病人は8月の残暑がなくなったら、所々に灸をして風邪を予防し、元気を付け、たんやせきの病気にかからないように注意する。

 ●冬=冬は寒くて暗く、身体の活動的な部分が弱くなる。空腹で寒風に当たってはいけない。厚着をして暖房を効かせ過ぎたり、熱い湯の入浴は控えるべきである。冬至(現在12月22日ごろ)を過ぎてから、だんだんと春の陽気が近づいてくる。初めは小さな陽気だが、大事に しないといけない。

『自分の健康は自分で守る』を心掛け感謝の心をもって日々大切に生きる

【予防が大事】

 ●また、「養生訓」には「腹八分」「お酒の戒め」「たばこの害」「身体と運動」など、現代の健康学にも通じるものが多く書かれています。その上で、「普通、人は長寿である。でも、生
せずに暮らしていると、自分の寿命を縮めてしまう。逆に生まれつき虚弱体質で普通の人よりも長寿ではない人でも、養生に心を配れば以外に長生きできるものである」

 ●「養生の道とは病にかかっていない時に行うことであり、病にかかってから行うことは養生最後の手段である」と、自分の健康は自分自身で守る「予防」の大切さを述べています。

【養生の目的】

 ●「養生訓」には、「人の身体は自然や父母の恵みであり、自分だけのものではなく、天地の賜物、 親の残してくれたものであるから、大切にして天寿を全うするように心掛けなければいけない」と人間の尊厳性が述べられています。換言すれば、単に健康・長寿を目指すのではなく、感謝の心で家族・社会とともに日々を大切に生きることこそが、養生の目的であることを教えてくれているようです。

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     斯く言う【珍念】のコメントは『恐れ入谷の鬼子母神』 

「楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴を見る」

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  アイルランド出身の詩人、オスカー・ワイルド






 若い時は金こそ人生で最も大切だと思っていた。今、年を取って、その通りだと分かった」。19世紀末に活躍したアイルランド出身の詩人オスカー・ワイルドの言葉である。

 ◆苦しい生活を強いられた自らの晩年を踏まえた実感とも受け取れる。とはいえ、「お金より大事なものがある」と後段に続くと思わせて、そうしない。常識にとらわれない巧みな表現が効いている。

 ◆人間の本質を観察するのにたけた詩人には当然と映るだろうか。博報堂生活総合研究所が日本の60~74歳を対象に「欲しいもの」を尋ねたところ、「お金」との回答が40%を超え、「幸せ」の15%を大きく上回った。10年ごとの調査でその差はどんどん広がっている。

 ◆先の見通しについても半数近くが「暗い」と答えた。老後が長期化した今、現実的なお金を求める切実さがうかがえる。年金はじめ社会保障制度に不安が募る中、持つべきは現金と考えてもおかしくない。

 ◆救われるのは、シルバー層の気持ち年齢が平均53歳と実年齢より14歳も若い点である。団塊世代の3割が「体力もあり気持ちも若い」と感じているのは頼もしい。60代を再出発とみる人も、30年前の4割から5割に伸びた。

 ◆ワイルドは「楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴を見る」と、物事は捉え方次第だとも説く。人生はいつまでも現役と頑張るシニアを支える社会が必要だ。【南風禄】

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で・・?  具体的に愚者の(珍念)に分かるように何方か、ご教示下され~い。

ふと、灰色の脳細胞に『スフィンクスのなぞなぞ』が思い浮かぶ!


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スフィンクスのなぞなぞ(ギリシャ神話より)

 フェキオン山のスフィンクスが通りかかる人間に問いかけたという「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」というなぞなぞは世界的に有名である。答えられなかった者はスフィンクスに食い殺されたそうだが、ある旅人(オイディプス)が正解を答えるとスフィンクスは崖から身を投げたという。このなぞなぞの答えは「人間」。赤ん坊の頃は四つん這い、やがて二本足で立つようになるが、老人になると杖を突くので三本足になる、というわけである。

 このなぞなぞでの「朝」「昼」「夜」は人間の一生を一日に例えた比喩的表現である。一部の間では「朝も昼も夜も赤ん坊は4本足、その後は2本足、その後は3本足」という解釈も出てきている。同型のなぞなぞでは「最初は4本、次は2本、最後は3本」となっている場合が多い。

 斯く言う・珍念・・・<お金と知恵>は、持っていませんが、老後(死)ぬことは怖くないです

怖いのは『生きるとは、この世でいちばん稀なことだ。たいていの人は、ただ存在しているだけである』 オスカー・ワイルド -

 

(寓話)

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 自然現象や動植物あるいは身近な道具を人のように話し働きもするさまざまな態様の人々にみたてて人間の愚かさ、失敗を分かりやすくした物語を寓話という。紀元前6世紀に遡るといわれるイソップ寓話の「北風と太陽」「アリとキリギリス」「金の斧」などはいまでも子供たちに読み継がれているのではないか

▼日本では平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて複数の作者の手になるといわれる「鳥獣戯画」が日本最古の漫画ともいわれそこに登場するのはカエル、サル、ウサギといった生き物たちの喧嘩、相撲、法事といった庶民の日常である

▼イソップ寓話と鳥獣戯画に登場する生き物たちには大きな違いがある。地中海に面した小アジアと太平洋に面し温暖な気候の日本との風土の違いに他ならない。日本は稲作を主とする緑豊かな国である。サルやウサギと並んで水辺に棲むカエルが登場しても違和感のない身近な生き物なのである

▼そのカエルを主人公にした物語がいま全国で話題になっている。百田尚樹の「カエルの楽園」だ。その本は、安住の地を求めて旅に出たアマガエルが心優しいツチガエルたちが「奇妙な戒律」を守り穏やかに暮らす平和で豊かな国にたどり着くが、そこもアマガルにとって安住の地ではなかった。問題は「奇妙な戒律」にあったのである

▼「カエルの楽園」はあくまでも寓話だ。寓話だから面白い。それをどう読むかは読者にかかっている

▼著者は本の最後をきれいなツチガエルが虐げられた後に息を引き取る際の言葉で締めている。「大丈夫だよ。ひどいことにはならないわ。だって、ナパージュには三戒があるんですもの」【行雲流水】

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 百田尚樹の「カエルの楽園」商品の説明 内容紹介
      最大の悲劇は、良心的な愚かさによってもたらされる。
      ベストセラー作家が全力で挑んだ、衝撃の問題作。

  安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、豊かで平和な国「ナパージュ」に辿り着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守って暮らしていた。だがある日、平穏な国を揺るがす大事件が起こる――。

著者自らが「私の最高傑作」と断言。大衆社会の本質を衝いた、G・オーウェル以来の寓話的「警世の書」。

「カエルの楽園」 トップカスタマーレビュー      

これは、まさしく現実のこと!  投稿者  アマゾンカスタマー 

 ◆今、日本が半島から来た在日ナントカ人の方々に、牛耳られつつある現実、そのことで日本が直面している危機を、カエルの話にたとえて私たち日本人に伝えようとしている作品だと思いました。マスメディア、特に朝日新聞が、この本について一切触れないまま無視していることが、その証拠です。彼らには不都合な真実が痛いのです。日本人は、目覚めなくてはこの国を守れません。一人でも多くの日本人に読んでほしいと心から切望します。

ナイル投稿者  ナイル

 ◆朝日新聞がこの本を無視しているそうです。反論があるならキチット読んで紙上で講評すれば良いではありませんか! どこが悪くて、どこが良いか・・・まるで子供のような対応ですね・・・この本を一番読む必要性があるのは間違いなく朝日新聞です。

日本のおかれた現状と思想的病巣を、誰でも読めて、理解できる物語 投稿者 政田信彦

 ◆私は読書は決して得意ではありませんが、子供向けの絵本に近いほどわかりやすい文章で、小学校高学年なら読めるのではないかと思います。今までありそうでなかった、日本のおかれた現状や、日本だけでしか通じないいわゆる”ヘイワ主義”を実にわかりやすいカエルの子供向け書籍のような世界の物語で、たとえられている本でした。しかも最後は本当に辛辣なまでの衝撃の結末です。

 ◆一つの思想にどこまでも妄信すれば、客観的な視点は失われ、ここまで病的にまで信じてしまう人は多く、実際に新興宗教に妄信してしまう人などは多くがそれです。しかも、日本の左翼や「自称リベラル」が普段をいいそうなことはすべてカエルの世界にたとえたセリフにあり、その主義を本当のこの国でやったらどうなるか、実にわかりやすく、無理のないストーリー展開だと思います。日本の思想を”普通の国”にするための、国民必読の書だと思います。

子供が読めそう。 投稿者Amazonのお客様

 ◆まあ、何かに置き換えるのではなくて、批判ばかりするのでもなくて、ただ今個々が賢くならないといけない転機がまじで訪れてるのかなと読みつつ現実を思い出しつつ感じ考えてさせられました。自分の国の事本気で考える若者が出てきて欲しいし、自分も考えないといけないと思った、

 ◆あのラストがあるから、楽観的にもどれず現実味を感じたそれにしても良い本が刊行されました。(拍手)

やっと友人に伝えたい事が伝えられる  投稿者suntaman

 ◆私の年齢は30代半ば。周囲は、本書に出てくるローラがほとんどを占めている。日本は世界一、テレビの言う事を鵜呑みにする国民性という事を聞いた事がある。だが、その国民がテレビの真実を知らない。知ろうとしない。言葉足りずな私に代わってリアルを伝えてくれる、是非、友人に勧めたい一冊である。

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    珍念のコメントは『蛇足』

「総理大臣が貰(もら)つた手紙の話」

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     「堕落論」で知られる作家坂口安吾に皮肉な味わいの短編がある。
     題して「総理大臣が貰(もら)つた手紙の話」。80年近く前、1939
    (昭和14)年の発表ながら今なお新鮮。冒頭、総理宛てに「親展」
     の分厚い封書が届く。






▼投函(とうかん)した男は自己紹介する。自分は泥棒を業とする勤勉な市民である。何故(なにゆえ)にそうなったのか。借金して返せなくなったら、貸した方は忘れてくれない。夢の中まで追い回されてしまう。ならば賭け事でもうけようと思っても、すっからかんになって身を滅ぼすのが落ちだ。

▼その点、泥棒は盗む方も盗まれる方も面識がなく、なくなった金は諦めがつく。試しに“掏摸(すり)特区”を設けてごらんなさい。逆に互いに隙がなくなり、身体が俊敏になる。こんな妙な論理を展開する中で、次の文章が記憶に残る。「以後借金だけは堅く慎まれる方が宜(よろ)しい」

▼政府が決めた28兆円の経済対策。不足する財源を補うのは、建設国債という名の借金だ。消費活性化効果を疑問視する声も根強い。「日本は借金を業とする勤勉な国である」。たとえこんなふうに開き直ったとしても、誰が忘れてくれよう。つけは未来の国民に回ってくる。 【談話室】


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「堕落論」 〈人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に 人間を救う便利な近道はない〉

と綴った「堕落論」 により、戦後の日本人の価値観を変え、また勇気を 与え、圧倒的な支 持を得た坂口安吾。無頼と反逆に 充ちた言葉の多くは、戦後の日本人への新しい指標 を示し、一大センセーショナルを起こした。その魅 力を堪能できる「堕落論」を はじめ、「続堕落論」 「青春論」「恋愛論」のエッセイを四作品収録。

トップカスタマーレビュー

思考の自由さと語彙の豊富さに惚れ惚れ  投稿者  マッキー

 ◆はじめて坂口安吾氏の本を読みました。生きていた時代も含めて大変な一生だった、だろうなと思いますが、戦後間もない作品とは思えないのはとてもニュートラルな思考だからでしょうか?武蔵の武蔵たる所以の「青春」のところではとても力が入っていますが 老境の武蔵に落胆するところはいかにも著者らしさが出ていました。

 ◆それにしても いくつかの言語が得意でありながらさらに圧倒的な日本語の語彙の豊富さに驚きました。

1世紀前の感覚,  投稿者 池田耕一

 ◆この本を、いつ、そして何故買ったのか全く記憶にない。まず私が読む本ではない類の本であった。ただ、私の未読本のお並んだ本棚になぜか並んでいたので読んでみた。確かに当時としては、かなり革新的なエッセイであったのかもしれない。私の死んだオヤジ世代のまさに大正から明治の雰囲気の漂う随筆であった。「続堕落論」に収められている天皇制に対する考え方は、戦後間もなくのそれまでの明治憲法的な考え方から180度の転向があった時代を反映して、当時はともかく新鮮な考えであってものであろう。

 ◆今でもかなり評価できるものがある。しかしながら、それ以外部分の記述は、今の感覚で見ると何とも陳腐としか言いようがない。大体「渝落」と言う堕落を意味する今となっては死語となっている言葉がしばしば出てくるので、後ろのようにある「語注」を見ないと意味が分からなかった。死語と言えば、デカダンとか切支丹バテレンとか言った死語となった外来語もかなりちりばめられている。

◆伊藤たかみ氏による解説によると、この本が発行された当時は、かなり反響があったのかもしれないが、現代の感覚では読んでいて「恥ずかしくなるような感覚」に襲われてしまう。その当時「斬新、革新的」などと呼ばれたものは、今考えるととても恥ずかしく思える。

◆例えば、関西漫才の花菱アチャコの「アジャパー」とか、石原裕次郎の「イカス」とか、フランク永井の「西銀座駅前」の中に出てきている『今夜も刺激がほしくてメトロを降りて階段上がれば、霧に渦巻く眩しいネオン」とか、比較的最近では、「ナウい」とか言った当時の流行語と言うのは今聞くと何とも恥ずかしく、切ないもので、なぜそのような言葉を人々は発していたのか不思議に思われてしまうが、それと同じような感覚を持たせる本である。

 ◆最先端の流行を追ったものの末路とは、このようなものであろう。何十年か後、「ダメよ~ダメダメ」などは同じ運命をだとるのであろう。流行の最先端を追うことのむなしさを改めて感じさせる一冊であった。

 Gyo
      読者の皆さまへ
      「堕落論」気が向かれましたら、お読み下さい!
      これ以上は『蛇足』

浮き駒に手あり

Te


                    将棋の陣形選びには、指し手の個性が表れる。
                  天守閣を思わせる優美な「矢倉囲い」や、冬ごもりの
                  熊のように玉をしっかり囲む「穴熊囲い」、自陣に低く
                   構える「美濃囲い」など、どの陣形を選ぶかが戦略に
                   大きく影響する






◆いずれの陣形も長い歴史の中で培われてきたが、人工知能(AI)がプロ棋士を破る時代でもある。AI「ボナンザ」が好んで使ったことから「ボナンザ囲い」と呼ばれる新たな陣形も登場してきた。さて、こちらの布陣はどんな狙いだろうか

◆参院選の大勝を受けて、安倍晋三首相が党役員人事・内閣改造に踏み切った。ここまで支えてくれた谷垣禎一幹事長のけがは想定外だったろうが、後釜に二階俊博氏を据えた。しっかりと抑えが効く重量級の起用は、さらなる長期政権への布石か

◆地元としては今村雅弘氏の初入閣が明るいニュース。サプライズの稲田朋美氏の防衛相には、後継者を育てる意向がにじむ。一方で盟友・菅義偉官房長官や麻生太郎副総理ら骨格部分には手を付けておらず、安定と継続を重視したようだ

◆唯一の気がかりは、留任を要請したにもかかわらず、閣内へと飛び出した石破茂氏のこれからの動きか。将棋の格言に「浮き駒に手あり」とある。フリーになった駒が急所になるという意味だが、この浮き駒、攻守どちらに転ずるか。【有明抄】


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     Make1


           このコラム『言い得て妙』・・・。
     将棋愛好家の(珍念)この局面、投了します!








長靴の男

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 ★何十年も前の高度経済成長期の話だ。県南地方の小さな町の建設会社が社員を募集した。背広と革靴の応募者に、長靴の男が交じっていた。事情は定かでないが、どこか切羽詰まった感じがしたという。

 ★「即戦力になる」と考えたのか。飾らない人柄に引かれたのか。経営者には思うところがあったのだろう。即、採用を決めた。しばらくして経営者は現役を退いたが、長靴の男は雇われた恩義を忘れなかった。労を惜しまぬ働きで頭角を現し、社業を支える立場となる。激しい競争の中で、経営を守り抜いた。

 ★建設業界を暗い雲が覆う。原発事故による損害賠償は打ち切られる可能性があり、収益源だった除染作業は先細りだ。昨年の県内の建設工事受注額は震災後初めて前年を下回り、関係者からはため息が漏れる。復興や災害復旧を担う存在が消えていって困るのは、われわれ県民に他ならない。

 ★晩年、長靴の男は仏様のような相をたたえた。相手に向かい両手を合わせて「どうも」と静かにほほ笑む。交通安全関係団体の役員なども務め地域に尽くした。その人に対する信頼が会社への評価にもつながっていった。冬を迎える業界に何かを教えてくれる。(あぶくま抄)

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    このコラム 『旱天の慈雨』の如し 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。




この前、読んだ、山本周五郎の「季節のない街」が思い浮かぶ!

「季節のない街」商品の説明; 内容紹介

 “風の吹溜まりに塵芥が集まるようにできた貧民街"で懸命に生きようとする庶民の人生。――そこではいつもぎりぎりの生活に追われているために、虚飾で人の眼をくらましたり自分を偽ったりする暇も金もなく、ありのままの自分をさらけだすしかない。そんな街の人びとにほんとうの人間らしさを感じた著者が、さまざまなエピソードの断面のなかに深い人生の実相を捉えた異色作。

トップカスタマーレビュー

 是非読んで欲しいです。  投稿者  paddy

 ▼中学1年の国語の授業で先生が「今日はこの本を読みます。」と文中の「プールのある家」を朗読し始めた。ただ楽しさだけを選んで生活している様な年齢だったけれど、この話はとても深く心に刻まれました。20年経った今でもその余韻は残っています。その頃流れた涙も、この歳になり改めて読んでみて流れた涙も、同じ様に心の奥のほうから流れ出たような気がします。若い年代に是非読んで欲しい本、私も若い頃に出会って良かったと思う作品だからで

  ダイヤモンドのような・・・  投稿者  しまねこ 

 ▼物事をいろんな面から見るということはとても大切なことだと思う。正しいことも、ある面から見れば正しくないかもしれない。その中に自分の判断基準をどこに置くかが個性だ。多面から物事を見るということは、他人の視点で見ることにもつながり、それで周五郎の小説はしぜん、あたたかみを感じるのだろう。この小説は様々な人生を多面でカットしたダイヤのようにきらきらしているように、私にはみえる。 

 ▼開高健の解説より・・「季節のない街は解説を必要とする作品ではありません。こころ滅びる夜にゆっくりと読まるべきものの一つですが、文章の背後のそれほど遠くない場所につつましくかくされたものを読みとる静かな眼、この世のにがさに多少なりとも訓練を受けたことのある人なら誰にでもわかる!作品と思えます。」さすが、美しい解説文でございます!でも「こころ滅びる夜」なんて、こんな荒れた現代にはぴったりかもしれない。

 素の自分を発見できる人間の見本市   投稿者  れんそう

 ▼登場人物のキャラクターがとにかく多彩だ。物乞いをしながら空想に生きる親子。いびつな関係の夫婦。倹約を生き甲斐にする家族。吹きだまりのような貧しい街で、誰もが自分を飾る余裕がないからなのか。それぞれの人間の本性、素質が取り繕うことなくさらけ出される。それは最初、極端なキャラクター設定のように思える。しかし読み進めていくうちに「こんな人いるなぁ」と思えてくる。そして、登場人物を通して、これまで気づかなかった素の自分自身を発見する。

 ともだち。  投稿者Amazonのお客様

 ▼本書を初めて読んだのは、私が10代始めのころであった。今回、約30年ぶりに読み返してみたのだが、当時理解していた本書の内容と40代の私が読み直した内容とに、ずいぶん大きな開きがあることに気がついた。山本周五郎は、本物である。観念のお遊びだけで執筆された彼の作品を、私は知らない。

 ▼山周翁自身が直接見聞きし、感じ、考えたことしか書いていないように思う。
 飛躍して聞こえるかもしれないが、それゆえに山周翁の作品には普遍性があるのだと思う。某有名日本人売れっ子作家の駄作などよりも、この作品を翻訳し、海外の人々にも読んでもらいたい。日本人だけの財産にしておくのは、むしろ、冒涜ですらあろう。

 ▼「季節のない街」を読んだうえで、なんの感動も覚えることができないような人とは、友達になりたくないものである。特に「がんもどき」はなんとも言えず悲しい気分になりました。読み終わった後、「何かをしなければいけない」と気持ちが高ぶったのは不思議でした。

 『論語読みの論語知らず』の(珍念)深く恥じています。

悪魔がいる天国

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   日常生活やSFの世界、夢の空間に展開されるファンタジア。
   そこには、ふとしたきまぐれや思いつきによって人間を残酷な
   運命に突き落とす「悪魔」が存在する。卓越シタアイデアと
   透明な文体で描き出すシヨートシヨート36編を収録。どの
   短編も、ウィットに富んだ落ちが冴えている。









 昨夜、ずいぶん前に読んだ(星新一:悪魔のいる天国)の不思議な夢をみました。

 明け方。(略)ここは八十階建てのアパートに七十二階。ベットの上に横たわっている男は、この部屋の住人、宇宙旅行専門の保険会社のテール氏。

(中略)壁のカレンダーの上の時計が八時をさし、かちりと小さな音をたてた。それにつづいて、大輪の花弁のような形をした銀色のスピーカーから、音楽がわき、声がていねいに呼びかけてきた。

「さあ、もうお起きになる時間でございます。さあ、もうお起きになる・・・・」(略)

 天井から、静かに<手>がおりてきた。どこの家にもあり、人びとが<手>と呼んでいるこの装置は、やわらかいプラスチックで作られた、大きなマジック・ハンドのようなものだ。

(略)テール氏は昔のあやつり人形のように動かされ、自動的に開いた浴室ノドアに迎えられた。

※機械まかせのシャワーの後、<手>はテール氏に服を着せ、朝食を食べさせた。出勤時間がくると<手>は彼を部屋の片隅にある目的地まで人を運ぶ乗り物に入れる。

五分後に、テール氏の乗り物は、彼の会社の玄関に現れて止まった。出勤時間なので、玄関は大ぜいの社員んで込み合っていた。(略)

おはよう。テール君。どうしたんだい、ばかに顔色が悪いじゃないか」

※「異変に気づいた同僚は医者を呼び、容態をたずねる。

「どうでしょう。ぐわいは」 「もう、手おくれです。テール氏は前から心臓が弱かったので、その発作を起こしたのです」 「いつでしょうか」

「そうですね。死後、約十時間ですから、昨晩というところでしょうな」

近未来は、人類にとって幸福なのか・・・?

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(悪魔のいる天国)商品の説明 内容紹介

ふとした気まぐれで人間を残酷な運命に突きおとす“悪魔"の存在を、卓抜なアイディアと透明な文体で描き出すショートショート集。

トップカスタマーレビュー

星新一の世界を存分に楽しめる36編を収録した一冊  投稿者 ミヤコ

 ▼ショートショート(掌編小説)を生涯で1,000編以上も残し、その作品の質の高さもあり、「ショートショートの神様」と呼ばれている著者の作品の中から36編を収録した一冊です。
元々は1961年に中央公論社から刊行され、1967年に早川書房から改装版が出たものを、1975年に新潮社から刊行されたものである。現在でも版を重ね続け、多くの世代に読まれ続けている作品です。

 ▼人間に代わって必要なコミュニケーションをすべてとってくれる「肩の上のインコ」、壺に閉じ込められていた古代アラビアの魔人に、とても合理的な対応を示す科学者をえがく「合理主義者」、きつねに憑かれた憑きものを落とす「こん」、朝起きてから会社に到着するまでをすべて機械がしてくれる「ゆきとどいた生活」、幽霊の世界をシニカルにえがく「殉職」、豪華な金庫に隠された秘密が楽しい「デラックスな金庫」等々が収録されています。

 ▼余分な情報を一切そぎ落とし、必要最低限な言葉を、はっきりした起承転結の上に乗せて出来上がっている作品の一つ一つを堪能して読んでみてください。そして、それぞれの作品の最後に味わえる、あっと驚く結末も大きな魅力の一つですし、独特の会話口調も魅力的です。著者の力量の高さを感じる作品ばかりです。近未来の世界をえがくSFのショートショートを、どうぞ楽しんで、36編の中からお気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。

哲学的ショートショート  投稿者 Tod

 ▼小学生のときに大好きだった星新一のショートショート。当時はただただその読みやすさと面白さに夢中になっていただけで、個々の作品の持つ意味など考えたこともなかったが、大人になってふと「あの作品はこういう意味だったのか」とその深さに改めて感心させられることがある。

 ▼例えば本書に収められている「もたらされた文明」は、地球から「鍵」を持ち帰ってきた宇宙人の話である。「それは何だ」「鍵というものだ」「何のために使うんだ」「自分の家に他人が出入りできないようにするためだ」というやりとりが続く。「どうしてそんなことをするんだ」という質問に対し「自分の家の品物を勝手に持って行かれないようにするためだ」と帰還した宇宙人は説明する。「どうして勝手に持って行くんだ」「その方が自分であくせく働いて品物を買うよりもはるかに簡単だからだそうだ」

 ▼聴衆は一瞬静かになってその意味を考えた後、にわかにざわめき始める。「なるほどなあ、そういうやり方があったのか」「どうしてそんな簡単なことに気づかなかったのだろう」ざわめきは収まらない。窃盗(≒悪)という未知の文化が地球からもたらされたのである。
 難点はいくらでも指摘できようが、根源的な問いを提示する星新一のショートショートは、大人のための哲学童話として充分鑑賞に耐えるものだと思う。筒井康隆や阿刀田高とは一味違った、美しい残酷さを湛えた作品群を堪能されたい。

読者の皆さまへ 『百聞は一見に如かず』  ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

読者への心配りを忘れない“職人”

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     NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が佳境を迎えた。
     戦後、100万部もの販売部数を誇った生活総合誌
     「暮しの手帖」の創業者たちが、モデルとして描かれている








▼編集長の花森安治は、口は悪いが、読者への心配りを忘れない“職人”だった。「難解でもないことを難解にいうのはバカな学者がやることだ。難解なことをわかりやすく表現し、正確につたえる、それが編集者のしごとだ」

▼企画案も、「上からひとを見下すような」「説教でもたれようかとする」内容が出ると、叱り飛ばして却下した。「読者とおなじ眼線に立って、文章を書け」「きみの書いた文章が、八百屋の奥さんにそのまま読んでもらえるか、魚屋の奥さんにわかってもらえるか、それを考えて書け」(唐澤平吉著『花森安治の編集室』晶文社)

▼活字が、戦争賛美・戦意高揚に利用された時代を知るからこそ、彼は、それを扱う責任の重さに向き合い、自らを律し続けたのだろう

▼同誌の3年後に、本紙は誕生した。本紙に寄せる原稿について、池田SGI会長は「『これは、わが愛する同志への手紙だ』と、生命を刻む思いで、原稿を書きつづっていった」と。読者のため、懸命に生きる庶民のために、聖教のペンはある。その使命を忘れず、精進したい。【名字の言】

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   コラムの名前である「名字の言」とは?

   「名字」とは、中国の天台大師が法華経をを修行する人の位を
   6種類(六即)に分けたなかの一つ「名字即」にちなんでいる。
   これは、文字や言葉を通して、わが身がもともと仏であり
   「一切の法は、皆是仏法」と知る位をいう。


 ◆「名字の言」の命名には、仏法の曇りなき眼で、社会の諸現象の真実の姿を見定めていきたいとの願いが込められている。真実を見抜くことこそ幸福への直道だからだ。

 ◆本書が、家庭や地域、社会のなかで、自他共の幸福を建設する読者の皆さまの一助となれば望外の喜びである。日ごろから「名字の言」を愛してくださる皆さまに、この場をお借りして心から感謝申し上げたい。聖教新聞社・編集部より 

 斯く言う(珍念)のコメントは『釈迦に説法』・・・・ (*^.^*)

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