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2万5千年の荒野

      Couya


さいとう・たかをさんの漫画「ゴルゴ13」に原発問題を扱った作品がある


 ▼題は「2万5千年の荒野」。チェルノブイリ事故の2年前の1984年に発表されたが、近年再び話題となった

 ▼舞台はロサンゼルス郊外にある原発。過労勤務の作業員がクレーンを加熱器の逃がし弁に当ててしまう。技師は3日間のチェック期間を要請するが、政治的事情を優先する所長に一蹴され、原子炉内のパイプに蒸気が詰まるトラブルが発生、メルトダウン寸前の事態に。技師はゴルゴにパイプの狙撃を依頼する

 ▼原発は経済的で「安全」とされた時代に、人間が制御できない原子力と放射能の恐ろしさを描いた。ヒューマン・エラーへの警鐘、原発と政治利権、原発メーカーと原発規制組織が表裏一体であることの弊害、エネルギー政策の在り方など現在に通じる問題を提示する。さいとうさんの慧眼(けいがん)に改めて驚かされる

 ▼50年前のきょう、日本初の商業用原発である東海発電所(廃炉)が稼働した。その後のオイルショックを経て、政府は原発政策を進め、国内各地に商業原発が立ち並んだ。だが福島第1原発事故でその安全神話は崩壊した

 ▼漫画の題はプルトニウム239の半減期に由来する。メルトダウンすれば人は長期間、帰還できない。そんな荒野が日本にもある。【凡語】

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「2万5千年の荒野」 トップカスタマーレビュー

この国はすでに2万5千年の荒野になってしまった 投稿者  mabopan2

 ◆某ラジオ番組でこの漫画の存在を知り、すぐに手に入れて読んだ。もちろんお目当ては「2万5千年の荒野」。アメリカはヤーマス原子力発電所で人為的ミスによる逃がし弁の故障から、予期せぬ停電により高温で発生した蒸気が原子炉圧力容器、変温配管、蒸気発生器に高圧で詰まり、緊急冷却水が入らない状態になった。

 ◆このままでは炉心はメルトダウンを起こし、ロスに放射能が降り注ぐ事態になってしまう・・・この話は福島原発事故に通じるものがある、しかし作品はスリーマイル島事故の教訓から1986年に描かれたもの。日本はその教訓を学ぶことなく、官僚や東電に政治家や学者や産業界、そしてマスコミがくっついたいわゆる原子力村の住人たちが自分たちの利権のためにこの国をどうしようもない危険な荒野へと変えてしまったのである。

 ◆漫画では最後にゴルゴ13が解決してくれるが、日本は事故が収束してもいないのに安全宣言を出すというトンデモ国家に成り下がってしまった。世界は日本を東北大震災で同情してくれたが、原発事故の対応であきれてしまった。ゴルゴ13のようなスナイパーがいてくれたら、彼に原子力村の住人を暗殺してもらいたいのだが・・・

最後の一服、には涙が出ます。  投稿者  Footprints 

 ◆「海難審判」:船舶遭難ものの一つで、そこに武器詐欺証人とイラン・イラク戦争がからむ。犠牲になる女性エージェントがかわいそう。しかし、デッキ掃除をするゴルゴはやっぱりミスマッチ(笑)。「10月革命の子」:ソ連の権力闘争を舞台にした短編。アルツハイマーの話、アフガンの話等、世相を反映した作りになっているが、話自体はやや平板。

 ◆「2万5千年の荒野」:なぜベスト13入りしなかったのか不思議なくらいの、歴代作品の中でも屈指の傑作。技師バリーの人物造型は実に素晴らしく、現場の技術者とトップとの認識の差もよく描けている。ラストの記者会見も秀逸。そしてなによりもゴルゴに依頼し、スナイプが実現するまでのドラマの美しさは他に類を見ない。だからこそ、スナイプ後のゴルゴとバリーの男の友情がいっそう感動的なのだろう。

真の男・プロフェッショナル  投稿者  剣鮫仮面

 ◆「2万5千年の荒野」 は、あたかも現在進行形で起きている原発事故を予見したかのような作品です。ひたすら原発の安全策を会社トップに訴える、誠実な現場技術者バリー。 利益追求・政治的利権しか頭に無い現場を知らないトップ。

 ◆やがてバリーの危惧は現実味を帯びてくる。 原子炉が冷却系統にトラブルを起こし、制御不能に陥ったのだ。原子炉容器内圧力と温度は上昇し、爆発は免れない事態となった。

 ◆彼は偶然、ゴルゴの狙撃を目撃し、その神業的射撃で配管の一カ所を撃ち抜けば最悪の事態を回避できると考え、直接ゴルゴに依頼する。「私は、あんたの狙撃を目撃した人物を知っている。 その人物の命と現金50万$でやってもらいたいことがある。」

猛烈な放射線の中、仲間の決死の協力を得てゴルゴは配管を撃ち抜く。 だが、高濃度・高熱の汚染蒸気を浴びたバリーは死に直面する。バリー「狙撃の目撃者だが、それは私だ。私はここで死ぬ。」

 ◆無言でバリーに歩み寄り、差し出した最期の一服に火を着けるゴルゴ。涙無しには読めませんでした


 ◆ 「逮捕者なし、不思議な会社」東電に知事皮肉

        Akirame1

  「(原発事故で)満天下に迷惑をかけて、誰ひとり警察のご厄介になっていない。不思議な会社だ」。上田清司知事は(2012年2月12日の記者会見で、企業や官公庁向けの電気料金の値上げを計画する東京電力への怒りを爆発させた。知事は「これまでさんざん節電に協力したり、(節電を)強いられた人たちに対するむごい仕打ちだ」と値上げを強く批判。

 「ガスタンク爆発やデパート火災でも(責任者が警察に)御用になるのに、まだ誰も御用になってない」とヒートアップし、「(東電から)誰か自首するやつはいないのか」と言い放った。 凄い! 勇気ある正義の雄叫び。東京新聞は偉い !

 それにしても、なぜ、政治家。財界から正義の叫びを挙げないのか、マスコミも黙殺している。 無学の(珍念)怒っている。東電の方たちはだれも・・責任を取らない。こういっちゃ、悪いですが,江戸時代したら、即刻、獄門、磔や遠島に流刑されたでしよう。

○もちろん 罪九族に及び末代まで悪名は消えないでしょう。武士道精神を忘却した平和呆けの日本人・犯罪者に寛大な摩訶不思議な為政者たち・何かが可笑しい!

『空き樽は音が高い』・・・【既往は咎めず】 (*´v゚*)ゞ




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