« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月

1945年「8月6日の朝の記憶」

        Photo

 映画「原爆の子」を新藤兼人監督が広島で撮り始めたのは1952年5月だ。きのこ雲の下の地獄図がまだ街に残っていた。核兵器への憤怒と悲しみを、ケロイドの体のモノクロ映像で訴えた。

 ▼企画当時は米国などの占領下で、反米的な作品に映画会社が尻込みした。だが、広島の近郊の村で生まれた監督は引き下がらない。占領終了の翌月から、自身の独立プロの映画として撮った。

 ▼ヒロインは乙羽信子さんが志願した。幼稚園に出勤した運命の日の朝、原爆で家族全員を亡くす設定だ。7年後に再訪すると、被爆して教会で静かに死を待つ子、白血病の父親を失う子など、教え子らはその後もピカドンと闘っていた。

 ▼ヒロインが言う。「原爆の悲劇は時がたつほど広がるのね」。元同僚が返す。「もう一度これが使われると思っただけでもぞっとするわ」。新藤監督の反核宣言である。

 ▼カメラは廃虚になった原爆ドームにも迫る。こちらは惨禍への無言の抗議だ。オバマ米大統領がおぞましい瞬間から71年の先週、その場に立った。先の大戦は原爆で「残酷な終焉(しゅうえん)を迎えた」とし、「8月6日の朝の記憶は消えてはならない」と語った。

 ▼原爆投下への謝罪や投下の正否には口をつぐんだ。泉下の被爆者や監督の霊はやすまっただろうか。静寂が戻った今、核廃絶へ日本も汗をかく時だ。大戦での加害を問う隣国の声も受け止めながら。【南風録】

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

 原爆の子 商品の説明

◆原爆の洗礼をうけた広島の子供たちが綴った胸をうつ作文を基に新藤兼人が脚色。
◆チェコスロバキア第18回国際映画祭平和賞受賞。近代映画協会の記念すべき第一回自主映画作品。

 トップカスタマーレビュー

 一人でも多くの人に観て欲しい 投稿者  るんるんるんっっ

 〇被爆からわずか七年で創られた作品です。実際に被爆した方の姿や復興前の広島の姿が映っているので半分はドキュメンタリーのような作品です。
被爆者の痛み、苦しみ、慟哭が生のものとしてフィルムに映し出されています。

 〇太郎ちゃんとそのお祖父ちゃんのエピソードなど、涙なくしては見られません。もし戦争がなかったら、原爆が落とされなかったら、二人の人生は家族愛に包まれた楽しいものだったに違いないのですから。

 〇彼、彼女らの苦しみを直視するのは辛いですが、しかし深い傷を負いながらも互いにいたわり合い、支えあう人々の姿の清々しさ、心の美しさを私はこの作品の中に同時に見ることができました。原爆症という大きな傷を負いながらも、人は生きていきます。

 〇結婚という祝い事があったり、歌を歌ったり、そんな人間としての当たり前の日常はなんと煌いているんでしょう。戦争はしていいのか悪いのか。一人でも多くの人がこの映画を観て、その答を考えて欲しいです。

 かけがえない映像  投稿者  終活老人 

 〇もはや見ることできない昭和20年代の広島をみることができて、それだけでも貴重だと思います。ちょうど原爆資料館が建設中だったんですね。私の父も、相生橋あたりで橋から川に飛び込んでいたそうです。

 〇個々人にとって、実際はもっと悲惨でした。日本中で原爆差別あったことなど、みなさんお忘れのようですが。ひどいものでした。

 私子供が産めない身体になったのよ  投稿者  stanleyk

 〇昭和27年作品。つまり原爆から7年目。広島市は、7年で復興している場所もあれば瓦礫のままの場所もある。災厄の後。やはり東日本大震災を考えてしまう。東北が今の広島並みになるには、10年では足りないなと思った。東日本大震災も既に、津波、地震の死者より、震災後の死者が上回ってしまった。

 〇広島の原爆もおなじ。『私子供が産めない身体になったのよ』と語る女性。建物の下敷きになり脚を引きずる女性。閃光で失明し、物乞いをして命をつなぐ人。原爆症が発症しまさに命の火が消えようとする少女。災厄は終わらない。『キクとイサム』に主演した高橋エミさんが『私のような人間が死ぬ迄、太平洋戦争は終わらない』と言った言葉を思い出す。



       Photo_3





 {ユネスコ憲章}の前文が、珍念の脳裏に浮かぶ!

   国際連合教育科学文化機関憲章(ユネスコ憲章)

 ※前文.: この憲章の当事国政府は、その国民に代って次のとおり宣言する。 戦争は人の心 の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。

 ※戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」「政府の政治的及び経済的取極のみに基づく平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。よって平和は、失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かなければならない」

これ以上は『蛇足』・・・・・

「笑い」

        Photo

 怒らせるのは簡単だ。しかし、笑わせるとなると、これは至難の業である。失笑を買うのはたやすいが、できれば避けて通りたい。上質の笑いを提供したい、と考えはしても、なかなかどうして思い通りに書けるものではない

 ▼「笑い」を商売にしている人は、よほど大変だろうと想像する。笑わせるのが不得手でも、記者なら何とか店は開ける。第一、新聞コラムを読んで、腹を抱えて笑ってやろうという人もいないから、その点は助かる。芸人ならば、こうはいかない

 ▼演芸番組「笑点」(四国テレビ、日曜夕)が、放送開始から50年を迎えた。移り変わりの激しい時代を泳ぎ抜き、人気を保ち続けているのはすごい

 ▼先日、司会を勇退した落語家桂歌丸さんがその秘密を語った。「家族全員でテレビの前で笑える、子どもの耳をふさがなくてもいい番組にしようと皆が心得ていたからですよ」

 ▼「座布団やって」の大喜利は今も目玉だ。噺(はなし)を心得た人たちでつくる笑いは、昨今の刺激的な笑いと違って、さながら、じわりと効く漢方薬である。つぼをくすぐる優しさが心地いい

 ▼人を笑顔にする。そこまで広げれば当てはまらない仕事はないだろう。子どもの耳をふさぎたくなる。そんなことばかりが目立つ世の中で、今日の仕事に座布団1枚。ほめ、ほめられる日を重ねていければいい。(鳴潮)

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


Photo_2


このコラム『言い得て妙』 座布団10枚差し上げます!

 苦しみや悲しみは人間が生まれ持っている。
でも、笑いは人の内側にないもので、人が外と関わって作らないと生まれない。井上ひさしはそういった。だから、人間の最大の仕事は、悲しい運命に瞬間でも抵抗できるような笑いをみんなで作りあうことだと。

今日も、相変わらず(珍念)のコメントは(オチ)が冴えません (=´Д`=)ゞ

「第三の男」の調査

            
Photo_3


    淀川長治さんによると「ワンカットも無駄のない
    映画の教科書」のような作品。胸詰まるラストを
    思い出すとため息が出る。オーソン・ウェルズが
    出演した「第三の男」だ。






 ▼友人の招きで戦後間もなくのウィーンを訪れたアメリカ人の小説家は交通事故で死んだ友人の埋葬に立ち会うことになる。そこに居合わせた友人の仲間らしい男らと捜査官、そして美しい女優。小説家は友人についての悪いうわさを聞いて真相の究明に乗り出す。

 ▼やがて友人が不法に入手したペニシリンなど医薬品を水で薄めて闇ルートで売りさばき、犠牲が出たことを知る。調べるほどに交通事故の不審な点もあぶり出されていく。そして埋葬された遺体は別人だった。さて第三の男の正体は…。

 ▼自身の政治資金の使い道などについての疑惑を「第三者の公正な目で、厳しく調査してもらう」としていた東京都の舛添要一知事が元検事の弁護士2人に調査を依頼したことを明らかにした。ただし、弁護士の名前などは調査結果が出るまでは公表しないという。

 ▼舛添さんは、弁護士について「面識はなく、知人を通じて推薦された政治資金規正法に極めて詳しい方々」と説明。その上で、「法的側面だけでなく倫理的、道義的な面についても、厳しいアドバイスがあると思っている」としている。

 ▼「第三の男」の正体は死んだはずの友人だったのだが、どうしようもない悪人と知っても女の愛は揺るがない。舛添さんが依頼した「第三者の調査」のその後はどうなるか。都民の信は戻らないままうやむやに。けちな結末が透けて見える。 (くろしお)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

Photo_4


  今、話題の人・東京都の舛添要一知事の疑惑。
  「ドキュメンタり映画」を作つたら、大ヒット間違いナシ!
  舛添ちゃん 。お主も悪じゃのう・・・・

「第三の男」商品の説明 Amazonレビュー

   ☆第二次世界大戦後、廃墟になったウィーン。アメリカ人ホリーは親友ハリーに会いにウィーンを訪れ、間もなく親友の死を知る。しかし、親友の死体を運んだという3人の男のうち、2人はわかったがどうしてもあと1人がはっきりしない。親友の死に不審を抱いた彼は...。

   ☆ホリーの推理劇を通して、廃墟であったウィーンの暗黒の世界を浮き彫りにする。故・淀川長治に「映画美術の算数」と言わしめたミステリーに満ちた映画。また、映画のもつ芸術性と娯楽性が見事に融合した映画の教科書でもある。

   ☆特典として、淀川長治独特の語り口で解説した映像が挿入されている。『市民ケーン』のオーソン・ウェルズは、悪役ハリーを存在感のある名演技で表現している。アカデミー撮影賞、カンヌ映画祭グランプリを受賞した。(齋藤リエ)

トップカスタマーレビュー 異次元の完成度 投稿者Amazon

 〇レビュアーの方々があまり書かれてないことを書きたいと思います。この主題歌はツィター(チター)というドイツ語圏を中心にオーストリア、スイス、チェコ等で弾かれている楽器です。

 〇この映画の舞台はオーストリアのウィーン、移民の話す言葉はドイツ語、ヒロインはチェコ出身、そしてスイスは鳩時計だけの国この楽器を通しただけでもこの作品の細部のこだわりが伝わってきます。他の楽器じゃダメなんですよね...。

 〇あと効果音(SE)が自然ぽく更に効果的に使われているのです序盤の場面オーソンウェルズが亡くなった場所でジョセフコットンと目撃者が会話して現場状況のやり取りがあるのですが、「轢かれたんだ」の後にブレーキの音が聞こえたり、目撃者の証言に毎回クラクションの音が入るのです。

 〇そしてその後、猫を抱える目撃者が一番分かりやすいと思うのですが三回くらい鳴くんですよね。その猫の演出のおかしさに違和感があるんですよ、その違和感こそが話の違和感であることに大きく繋がっていくなんて誰が予想出来ましたか?

光と影の魔術師・名匠キャロル・リード監督  投稿者 細谷久行

 〇いわずと知れた映画の古典。後の教科書的作品となる、リード監督の最高峰。考え抜かれた緻密な構成。無駄な場面ひとつとしてない高い完成度。数ある名シーンの唖然とする見事さ。冒頭のツィターの爪弾きの大写しからしてわれわれを作品に引き込む。オーソン・ウェルズの職人的演技にはただただため息が出る。またアリタ・ヴァリの芯ある骨太の演技も注目に値する。

 〇闇夜の街頭でさっと射す光に浮かび上がるふてぶてしいウェルズの鮮烈なマスクの演出は実に心憎い。ジョゼフ・コットンが講演者としていきなり車に乗せられ会場に着くまで暴走するシーンには意表をつくサスペンスがあって面白い。アングル・ショットの多用が不安を募らせる。さらにオーソン・ウェルズが凶悪犯罪の黒幕と知ってもなおも愛しつずけるアリタ・ヴァリの悲しい女のサガ。それを知ったジョゼフ・コットンの失望があの映画史に残るラストシーンへとつなっがる。

 地下水道のおとり場面の緊迫感も見所。 この傑作なくして映画は語れない。

 これ以上は『蛇足』・・・・(*´v゚*)ゞ

ヘリコプターマネー

   Photo_2





  この日記にあらかじめ未来の出来事を書いておくと、書いたことが本当に実現する。ただし、書いた内容は消しゴムで消すことができず、破り捨てることもできない。

 ▼漫画「ドラえもん」に登場する便利な道具の一つに、「あらかじめ日記」がある。こうなったらいいな、をあらかじめ日記に書いておくと、その通りになる。 「空からアメ玉が降ってくる」。のび太が試しに書くと、飛行機で輸送中のキャンディーが大量に降り注いだ。子どもたちはかき集めて大喜び。

 ▼アメ玉を降らせられるのなら、紙幣だって。名付けて「ヘリコプターマネー」。いかにもドラえもんっぽい響きだけど、こちらの発案者はノーベル経済学賞を受賞したアメリカ人学者の故ミルトン・フリードマンさんだ。ヘリコプターで空から現金をばらまくように、政府が直接国民にたくさんのお金を配れば、消費が増え、物価も上がる!

 ▼このヘリコプターマネーが最近、脚光を浴びている。マイナス金利までやったのに物価が上がらないから、金融の専門家らが真剣に議論を始めた。 方法は、口座振り込み、減税、公共事業などいろいろだけど、ポイントは、国民に「どうせ後で増税になる」と思わせないこと。日銀が輪転機を回すだけでよい打ち出の小づちだと信じてもらう。

 ▼今の法律では原則、禁止されているし、日銀の黒田東彦総裁も「具体的に検討したこともない」と否定する。だけど、突然の前言撤回が得意技の黒田さんだ。法律だって特別な理由があれば国会が決めた範囲内でOKという例外付きである。

 ▼問題は、一度政治家が味を占めると止まらなくなることだ。インフレは2%とか3%とかいうかわいい数字でなくなり制御不能になる恐れアリ。 あらかじめ日記は消しゴムでは消せないけれど、日記を燃やせば、無効にできる。ヘリコプターマネーはそうはいかない。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


Photo_3


     珍念の脳裏に(イソップ童話)
     【金のタマゴを産むニワトリ】
     が思い浮かぶ!









 ※あるところに、一羽のニワトリを飼っている貧しい男がいました。ある日の事、このニワトリが金のタマゴを一つ産みました。男はビックリして、叫びました。「これはすごい! 高く売れるぞ!」 ニワトリは次の日も、金のタマゴを産みました。

 ※また次の日も、また次の日も、毎日一つずつの金のタマゴを産みました。
おかげで貧しかった男は新しい家に住み、おいしい物を食べ、きれいな服を着る事が出来ました。「おれもずいぶんお金持ちになった。でも、おれよりも大きい家に住み、おれよりも高い服を着ている奴は大勢いる。ニワトリがもっとたくさんのタマゴを産んでくれればいいのだが。
 

 ※・・・まてよ。あのニワトリの腹の中には、金の固まりがあるに違いない。
そうだ、それを取り出せば、おれはもっと金持ちになれるぞ」男はそう思って、すぐにニワトリのお腹を切り開きました。でも、金の固まりなど出てきません。
ニワトリは死んでしまい。男はすぐにお金がなくなって、また貧乏になってしまいました。

 ※このお話しは、欲張るのはほどほどにして、今、自分が持っている物で満足しないと、今持っている物も失う事になる事を教えています。

Photo_4


     これ以上は『蛇足』







独り善がりの好意

                 Photo_3


 三島由紀夫のエッセー集「不道徳教育講座」に、おせっかいは「もっとも不道徳な快楽の一つ」とある。なぜならば「人をいやがらせて、自ら楽しむことができ、しかも万古不易(ばんこふえき)の正義感に乗っかって、行使することができるのです」

▲逆説的な言い回しで世相を皮肉る"毒入りの金言"の一つ。好意や思いやりが少し高じたおせっかいならば、人のためになるときもある。三島が言うのは、もっと一方通行で、独り善がりな好意の産物のことだろう

▲アイドルで大学生の女性(20)が、ファンと称する男(27)に東京のイベント会場で刺され、重体になっている。ブログやツイッターに好意を書き連ね、自分との交際を勧め、腕時計を贈り、返品された揚げ句の沙汰らしい

▲好意を何と思っている-と、相手の不義理を責め、鉄ついを下したかのようだが、女性は前から「つきまとい」を怖がっていた。応えるいわれはない

▲好意だと言われても、相手にとっては、おせっかいどころか恐怖の元凶にもなる。半世紀も前、三島が「不道徳な快楽」と皮肉ったことが、今や皮肉にならない

▲ネット上で、ある人への感情が高ぶり、言い募り、攻撃に出る。今っぽい現象に見えるが、独善的な好意の持ち主の性根は昔とそう変わらないようだ。と、文豪の眼力を借りつつ思う。【水ゃ空】

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

「不道徳教育講座」 商品の説明 

 ☆三島由紀夫が井原西鶴の『本朝二十不孝』にならって書いたユーモラスな逆説的道徳のすすめ。ウソ、いじめ、忘恩などの悪徳を奨励し、内的欲求を素直に表現することで、近代文明社会が失った健全な精神を取り戻そうとする。そして「自分の内にある原始本能を享楽すること」こそ文明人の最大の楽しみと説く。

 ☆人間が本来持つ悪への志向を抑圧するのではなく、陽性の行為に表すことによって悪が沈静化するという主張は人間心理を鋭く見抜いており、既存の常識への抵抗を使命とする芸術家の基本姿勢でもある。結果として、まじめな道徳教育に帰結している本書は、逆説のおもしろみや機知に富んだ文章、作家の素顔をのぞかせるエピソードなどのくすぐりが満載でおもしろおかしく読むことのできる箴言集となっている。

 ☆1958年の「週刊明星」に連載されたものだが、世界の中の日本を問う三島の国際人的意識は今日的であり、現代の社会を見通す鋭い眼差しにも驚かされる。(林ゆき)

トップカスタマーレビュー

 すばらしいバランス感覚! 投稿者  カスタマー

 〇感傷的な物言いになるのをおそれずに言えば、文章のひとつひとつが、輝いています。コラム「流行に従うべし」での三島の優しい眼差し(笑いそうになる言葉だけど)や、「教師をバカにすべし」にかいま見える、平岡少年が何者かになろうとして虎視眈々と、あるいは溌剌と、苦悩を重ねる姿に、胸を打たれました。

 〇奇妙なノスタルジーの世界でしょうか。40年の歳月の流れをも笑って愛おしんでいるような文章。さすがの筆力です。ぜひ、絶筆「天人五衰」とご一緒にどうぞ。全編をおだやかな肯定が貫いていて、不快なところが何ひとつない。

 〇言葉の毒も、理論と人格に裏付けられていて、あけすけというか健康的な味わいにまで昇華されていると思います。軽く読んでもロマンティシスト的に読んでも楽しめる作品です。面白いんだけれど、周りの人には勧めたくないような作品。若い人向けですね。

 真面目すぎる日本に  投稿者 正規滅

 〇日本の自殺率が世界でもトップクラスである理由がこの本を読んで分かります。健全な精神には不道徳的な考えも必要で心が道徳と不道徳でバランスを保っているとするならば精神に悪影響を及ぼすのは明白です。

 〇時として不道徳的考えという精神安定剤は心の中でだけ認めてあげるくらいはしたほうがいいと感じます。健全な精神を考えるのであれば、この本は道徳的な本であると言えます。

 頭のいい人の丁寧に書いた不道徳教育講座  投稿者  younsik 

 〇僕の読んだ最初の三島由起夫の本です。不道徳教育講座っていうあくまでもちょっと胡散臭くて、軽薄そうな題ですが、この本は決して馬鹿が勝手に気取って書いたありふれた偽悪的な本ではないのです。これは、すごく頭のいい人によって丁寧に書かれた文章の魅力がどんなものであるかを見せてくれるすばらしい味のある作品です。

 〇が、そうは言っても、エーリッヒ・フロムの書いた名作「The Art of Loving」みたいな本とは違って、題から醸し出されるニュアンスが読者になんとなく期待させる魔法的であり実用的でありそうなその何かを裏切ったりはしません。

 〇これこそが本当にこの本の読書を楽しくさせるところでありますが、この本の題は正にその内容をうまく代表しているもので、三島さんは、へたに悪を使って何か崇高たるものをいっているふりもしなければ、言おうともしないし、もの正直にいろいろなことについて道徳という観念に捕らわれることのない考え方の持ち主だけが考えられることをユーモラスに語っています。

 〇この本を読んで、僕は新しい感覚を得た気がしてすごく嬉しかったです。本当にいろいろなことをこの本を読んで習いました。そして新たに教えてもらった分だけ、また別に新しい疑問が心のなかにできました。こんな本はそれほどおおくあるものではありません。そして文章の完成度も凄く高いのです。

 〇軽い主題を洒落た文章で気軽く書くのにもこんなに、賢くて、創造的な展開をみせて、文の密度と構造の素的さを維持できる三島由起夫さんは、なんだかんだ言ってもその文才と頭の良さは認めざるを得ない人物なのでしょう。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:




Tin


    【ひとりよがり】について (珍念)の一考察




 「鹿が病気になって草原に横たわっていると、動物仲間が次々と見舞いに来ては、近くに生えていた草をみんな食べてしまった。やがて、鹿は病気は治ったものの、食べ物がないために飢え死にしてしまったということだ」(イソップ寓話集)

 ※世間にはこのような連中がどんなに、たくさんいるだろうか。ひとりよがりの考えに浸っている人は、その「ひとりよがり」こそが真実だと思い込んで、同調しない人々と対立して争う。ときには、その”ひとりよがり”が賞賛を博することがあっても全体を通してみれば、嘲笑の的となるに過ぎない。

 ※ずいぶん前に、ある、主婦が新聞に、こんな一文を投稿した。「残暑厳しい先日の列車の中のことです。冷房車でホット一息ついているところ、突然子供の泣き声がし、二歳ぐらいの女の子が寝むそうな顔をして立って泣いていました。母親が一緒にいるのですぐ泣きやむだろうと思い、気にしないでいたところ、一駅過ぎても二駅過ぎても泣きやまないのです。

 ※夕方で通勤の人も大勢乗っていたのですが、周囲の人が「席を替わりましょう」といったのですが、母親は「いいです」といって、子供の泣くのが気にならない様子でした。母親はきっとしつけのために、子供を立たせていたのでしょう。しかし、眠くて仕方ない子供を、あやすでなく放ったらかしにして躾もあったものではないと思います。自分の子供の躾のためは、大勢の人に迷惑をかけてもいいのでしょうか」(読者の目より)

※この主婦の「いいのでしょうか」の問いかけには「悪いにきまっているではないか」と言う義憤が込められているとみてよかろう。「子供の泣くのが気にならないようす」の母親には・・私はいまこの子に躾をしているのよ。泣きさいすれば、なんでも自分の思い通りになると思うのは、大間違いだということを厳しく仕込んでやっているんだ、という満々たる自身があったに違いない。

 ※ことによると、その母親の心の底には・・・どうです。私のこの毅然たる母親ぶりは・・・躾というものは、このくらい厳しくやるものです。皆さんも、少しは見習ったらどうかしら・・・

 ※そんな誇らし気な気持ちさえも動いていたかもしれない。しかしその車両の中には、彼女の母親ぶりに賞賛を送った乗客は一人もいなかったことだろう。それどころか、彼女は嘲笑や怒りの的になったに違いない。もしも乗客の誰かが「あなたのやり方は間違っている」などと口にだそうものなら、その母親は猛然と逆襲してきただろう。

 ※雌山羊がいらだっと、狼よりも手ごわいものだ。たいていの人間にとっては、{ひとりよがり}は直すことの出来ない最大の欠点である。顔を映す鏡はあるが、心を映す鏡はない。だから、人はそれぞれ、自分のすることは申し分ないと思いこんでしまう。この点について

 ※フインランドの諺に「馬はあした、息子はひげをはやしてから、娘は嫁にいってからほめてやれ。だがしかし、わが身はいつになってもほめてはならぬ」と戒めているが、私たちは自分の足に見合った履物だけしか履かないように、自分の尺度でわが身を図るにすぎない。その結果、自分で自分に傷を負わせることになってしまうのである。

Photo


 

  善と悪・二つの心  珍念 チト・・サビシイ





牧太郎の大きな声では言えないが…

Photo


     肺がん」になっちゃった

 





 江戸前期の名医・北山寿庵(じゅあん)は金持ちに多額の薬代を要求。貧しい者には無料で診察して、米銭まで与えた人物。尾張侯の病を治し、千金をいただいたこともある。

 ▼その寿庵の元に、ある時「石田某」という武士がやって来た。腰も立たない状態で、いろいろな医者に診てもらったが一向に治りそうもない。 寿庵は脈を診ると「これは疝気(せんき)だ。三和散を飲め」と漢方薬を勧めた。すると、石田は「それなら無用だ。今までも、そう言われたが効き目がない」とガッカリする。

 ▼寿庵は笑い、「お前さんは鉄砲の妙手と聞いているが、そのような心掛けでは鉄砲の理(ことわり)に暗いな」と言い放った。メンツを潰された石田は怒って、その訳を聞く。  「同じ筒、同じ硝薬、同じ距離であるのに、お前さんが的中して弟子は当たらない。薬も同じことだ」

 ▼それを聞いた石田は心服し、寿庵が調合した三和散を服用して、40日間で快癒した。江戸後期の随筆「皇都午睡」に紹介されたエピソードだが、同じ病気でも「医師の腕前」で、治療結果は違うのだろう。

 ▼こんな逸話を思い出したのは……3月終わり、念のために受けた「気管支鏡検査」の結果、肺がんと言われたからだ。「早期」だから、命に関わるとは思わないが、手術することになれば、医師の力量が結果を左右するのではあるまいか? 

 ▼牧家の家訓は「学者、医者、長者と付き合え! 記者、役者、芸者と付き合うな!」。母は新聞記者と一緒になり、せがれまで記者になっているから、かなりいいかげんな家訓だが「名医と付き合ってれば良かった」と思ったりして……それにしても、幾つまで生きられるのか? 

 ▼現在、71歳である。野球でいえば七、八、九回の終盤戦? エラーも、暴投もあり、時に「三塁打程度の活躍」もあったけど、一足早く、ゲームセットになるのか? ずうずうしくも、できれば「延長戦」まで……と思っていたのに(笑い)。

 ▼人間、コレという“目的”があっても、なくても、長生きしたい。本能的な「生存欲」なのだろう。 命あるものは必ず滅する。その真理はよく分かっているが、今後「ブッダの教え」と「己の生存欲」の間を行ったり来たりする毎日になりそうだ。(客員編集委員)

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:



012759s1_2


  このコラム 【言い得て妙】 







  仏典に、ある良医の話がありますが!

・・・・昔、釈尊が舎衛国の祇園精舎で説法していたころのこと。

 ※ある国の王が病気にかかり、国中のどの医者も治すことが出来なかった。そのとき、遠国より一人の良医がきて、国王の病気を治した。 喜んだ国王は、その恩に報いようと、一人の家臣に莫大な財宝を持たせて医者の生国へつかわし、彼のために宏壮な邸宅を新築させた。また医療の器械をはじめ、畑、象、馬、牛、羊、使用人など一切をととのえ、家来が帰ってきたので、王は初めて、医者に帰国を許した。

 ※医者は、王のために良方良薬を用い、苦労して治療せしめたのに対しなんの謝礼も与えられず帰されるので、心中おだやかならず、悶々として家路についた。 ところが、家の近くまでくると、多くの牛や羊、象や馬がいる、そこで通りがかりの人に「これらの家畜は、いったいどこの、誰のものですか」と尋ねる。すると人々は口々に「みな、お医者さまのものです」と答えた。

 ※キッネにつままれたような心地で家に帰ると、広大壮麗、じゅうたんを敷き、金銀の器をそなえ、妻の服装も見違えるばかり。はなはだ不思議に思い、妻に「いったい、どうしたというのだ」と聞くと「あなたは、なにも御存じないのですか。あなたが国王の病気を治してさしあげたので、ごほうびとして、こんなりっぱな家や財産をくださったのです」とのことであった。

 ※医者は、いまさらながら自分の不明から、有徳の王を恨んだのを悔いたという。まことに「情けは人のためならず」である。とともに私は、この逸話からり深い教訓が学べると思う。

 ※それは、人情や愛情など、人間同士の心のやり取りにおける無報酬ということの大切さである。「自分がこれだけしてあげたのだから、相手も相応のことを」と報酬を求める人間関係はどうしても脆い。相手が応えてくれないと、すぐ崩れてしまう。勿論友人や知人の間で、礼儀が必要なことは当然だろう。しかし、それとても、古今の美しい友情物語などには、どこかに無報酬、無償の絆が秘められているものだ。

 ※ましてや、夫婦の間、そして親子の関係ともなれば、計算ずくのやり取りではとうてい成り立っはずがない。そこに要請されるのは、絶対の信頼関係であり、愛情である。無心に乳を口にふくむ嬰児と母親とのまなざしの交差のように・・ひたすらわが子の健全な成長を願うお母さん方の無償の愛情のように。

 ※じっさい、「焼野の雉子夜の鶴」とは、よく言ったものだと思う。雉子は巣を営んでいる野を焼かれると、わが身の危険もかえりみず、雛どりを救おうとする。また巣籠る鶴は霜の降る夜には、みずからの翼でわが子をおおってかばう。というのである。

 ※母の愛をたとえるこの諺は、お母さんの方の間では、けっして死語になってはいまいと、私は信じているのだが・・・! (つれづれ随想=池田大作)

〝珍念〟 良医のように、自分自身を反省しています!
 「コピペ」・・・恥じている。 これ以上は『蛇足』・・・・ (*゚ー゚*)  

  

「われわれがおまえの国に幾らつぎ込んだと思う?」

       Photo_5





  良き夫であり父親、良き市民であった人物が 失業や離婚を機に暴走を始める。酷暑の米ロサンゼルスを舞台とする映画「フォーリング・ダウン」は、自らを抑えられぬ男の狂気を描いた。劇中に気になる一言がある

▼「われわれがおまえの国に幾らつぎ込んだと思う?」。マイケル・ダグラス演じる主人公は、ささいなことから韓国系の商店をたたき壊し、経営者に言い放つ。米国による朝鮮戦争と在韓米軍の負担を指すのだろう

▼本音というのは心の奥に潜むが、何かをきっかけに噴き出す。23年前の映画の一言が米国人の本音とすれば、うなずける。「ただで日本や韓国を守ってやっている」と大統領選でほえるトランプ氏に喝采を送るのも

▼沖縄で女性の遺体を遺棄したとされる米軍属の男にも妻子がいた。良き夫、父として普通の生活をするように見えたという。一部のならず者だけではない。なぜ、米軍関係者による事件が繰り返されるのか

▼米軍内には戦って沖縄を勝ち取ったとの意識が根強いと聞く。その地に幾らか分からぬ巨費をつぎ込み、守ってやっている。寒々とした傲慢(ごうまん)さがあるのではないか

▼最近はオバマ大統領も西欧の国々を「安保ただ乗り」と言い始めた。トップから現場まで同じ意識では、事件はなくなるまい。そして沖縄が基地の存在を許す日も、遠く消えていく。【風土計】

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*



Photo_4


     究極のちゃぶ台返し!
     日米安保条約を破棄
     自国の国防費25兆円。
     徴兵制を採用し、隣国と
     同じく核兵器を持つ。






 珍念、軍国主義者ではありません、平和主義者です。他国の軍隊に国を守って貰うのは、如何なものでしょうか・・・・?



映画「フォーリング・ダウン」内容紹介

苛立ち!怒り!!大暴走!!!いったい何が彼をそうさせたのか。

 ◆1991年6月12日。ロサンゼルスでは、午前中からこの夏一番の猛暑を記録。そんな時、ハイウェイでは工事による大渋滞が続いていた。中でも1人極度にいらつく男がいた。と呼ばれる彼は、突然、車を乗り捨て狂ったように歩き始めた。次々と事件を巻き起こし、さらに過激になっていく彼の目的とは…。

 ◆エスカレートしていく怒りと暴力。主演のマイケル・ダグラスは、キレた男を迫真の演技で熱演。クライマックスまで息を抜けない緊張感が連続する、パニックアクションの決定版。映像特典…オリジナル劇場予告編

トップカスタマーレビュー

この怒りを何処へ・・。気が付けば悪人  投稿者  ナットウ

 ☆白い半そでにネクタイ、ブリーフケース。どこでも見かけるような男。彼は、教養は在るが手に職がなく失業中、不良債務者で子供を養えない。しかし几帳面でしっかりとした価値観を持ち、自らの不甲斐なさをよく自覚している。別れた妻の元にいる幼い娘の誕生日に行く途中、猛暑の中で渋滞に巻き込まれ、ぶち切れた男は車を捨てて「娘の家」を目指して歩き出す。

 ☆彼の車のナンバープレート“D-FENS”。何より許せない事は娘に会わせようとしない離婚した前妻の態度。その怒りをベースに、どんなに小さな事にでも融通の利かない都会の日常、理不尽に見える不平等の体験が、彼を怒りの頂点へ突き上げていく過程はこの作品の一番の見所。気が付けば彼は完全に犯罪者。

 ☆一方、彼を追う刑事として、妻に手を焼く温厚な役柄でロバート・デュヴァルが“D-FENS”と対照的な男として好演。「事務屋」と小ばかにされながら定年を迎えた彼の「最後の事件」となる。彼が、徐々に“D-FENS”を追いつめていく過程は、もう一つの見所。

 ☆行く先々で彼が語る「彼の言い分」。少々言い過ぎの感もあるものの、大いに理解、納得の点も多かった。日常生活で誰もが感じているフラストレーションを彼が代弁しているかのようだ。哀しみ、ユーモア、アイロニーが散りばめられた心理サスペンス。

とにかくマイケル・ダグラスに尽きる 投稿者  snakehole

 〇ジョエル・シューマッカー監督1993年の怪作である。この映画,今観てもなんでもっと話題にならなかったのかと思う。特に冒頭,マイケル・ダグラス演じる主人公が渋滞の高速道路でキレるまでのイライラを募らせるカメラワーク,音声,演技,どれをとっても素晴らしいと思うんだがな。

 〇物語は単純。渋滞の高速道路でキレ,「どこに行くんだ?」という周囲の問いに「ウチに帰る!」と答えてクルマを乗り捨てた主人公が,電話を架けるためのクォーターを巡って韓国人経営のスーパーで喧嘩をするのを皮切りに次々と騒ぎを起こし,そのたびに「わらしべ長者」よろしく武器をアップグレードしながら別れた妻と娘の元へ,娘の誕生日を祝いに戻る……。観たくなって来たでしょ?

 〇名優ロバート・デュバルが刑事役で渋い演技をしてるんだが,とにかくマイケル・ダグラスに尽きる。11:30を3分過ぎたために「朝食メニュー」を出してくれないハンバーガー屋とか,予算消化のためとしか思えない工事をくり返す当局とか,ナチを崇拝する武器フェチの右翼野郎とか,広大な会員制ゴルフ場で威張りくさってゴルフをやってる老いぼれとか……。いや,もちろんキレた主人公のほうが悪いんだが,上のような連中に彼が怒りをぶつけるシーンにはカタルシスもある。道路工事現場がバズーカ砲で吹っ飛ぶシーンは最高だぞ。 

『百聞は一見に如かず』 読者の皆さま、暇なとき(ご覧)下さい! (o^-^o)


参勤交代

       Photo

  「下にー、下にー」。道中にその声が響くと、沿道にいた者は行列が通過するまで土下座を余儀なくされた。江戸時代に行われていた参勤交代である。家臣が多ければ行列は長くなる。加賀百万石の前田家は4千人に及んだというから、通り過ぎるまでどのくらいの時間、頭を下げ続けねばならなかったか


▼ただ、1年おきの行列で各藩も大きな負担を強いられた。紀州徳川家の場合、和歌山から江戸までの行程で1万3千両近くかかったとの記録がある。今で言えば約13億円

▼これは極端な例としても、大盤振る舞いは宿泊地などを潤したが、それだけ藩の財政を圧迫した。安藤優一郎著「大名行列の秘密」(NHK生活人新書)から引いた

▼カネを使わせれば謀反を起こせなくなる―。その幕府の意図通り、徳川の安泰は長く続いたが、つけが各藩の領民に回された。都市へヒトとカネが集中する一方、地方が疲弊する現代日本とダブって見える

▼その参勤交代の逆パターンを解剖学者の養老孟司さんが唱えている。「田舎への参勤交代」だ。経済偏重で便利さばかり追いかける都会人を地方の自然と向き合わせ、人間本来の感性を取り戻させることが目的という

▼働く場の確保など難しい問題はあるが、都会と地方を頻繁に往来すれば新たな市場も生まれよう。あれだけ声高に叫ばれていた「地方創生」がかすむ中、養老さんの発想は魅力的だ。【卓上四季】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:




A1


    養老孟司さんが唱えている。「田舎への参勤交代」・・?
    で・具体的に、未熟者の(珍念)に分かりやすく、教えて
    下され~い!



「大名行列の秘密」 商品の説明 内容紹介

 長々しい隊列を組み、街道筋を行き来する大名行列は、まさしく城をあげての大移動であった。江戸は諸侯であふれかえり、大名行列ビジネスも発展。参勤交代は社会に莫大な経済効果と活気をもたらしたが、各藩の疲弊は、幕府の基盤そのものを揺るがせてしまう・・・。固定的に語られがちな武家社会に「移動」の観点を持ち込み、未知なる江戸をダイナミックに描き出す。

内容(「BOOK」データベースより)

殿様動けばお金も動く。参勤交代がもたらした経済効果とは―。「移動」の観点から江戸を捉え直すあらたな試み。

レビュー対象商品: 【大名行列の秘密】  トップカスタマーレビュー

 丁寧な姿勢に好感。  投稿者  無名子

 ◆大名行列の経済効果と文化的作用を探った1冊。考えてみたらば1年おきに全国の大名と呼ばれるひとは江戸と領国を行き来していた訳で、その街道筋は混雑をするであろうことは想像の難くない。まして、その終着点の江戸が大名行列で混雑するという視点はふーん、なるほどと思うしかない。

 ◆将軍家の上野寛永寺や芝増上寺の参詣の度に大名はそれに従う訳で、江戸の名物の一つに大名行列の偉装があったことはたぶん間違いないだろう。大手町の空き地で大名行列の供が殿様の帰ってくるのを待っていたという姿など想像するだに楽しい。

 ◆それに自分の経験で大井川周辺に暮らしたことからいうと、参勤交代のもたらす経済効果は甚大で、あの地に今も文化的な余滴を残していると思う。今年の秋にある藤枝大祭、そして島田大祭はその一例だ。

 ◆そういう点を改めて指摘されるのは新鮮だった。道中記や各藩の史料、手紙など地道に資料を読み解いており、好感がもてる1冊だった。それと。神田の古本屋で「武鑑」を1冊、買ってこようかなと思うほどに面白かった

 人が動けば、いろんなものを落としてく  投稿者 餅太郎

 ◆誰もが知っている「大名行列」だが、正直なところ、誰もどんなものかは知らない。そんな歴史のトピックを、一つ一つ取り出して、あらためて解説してくれるのが、著者のスタンスであり、多くの江戸本を出版できる所以なのだろう。参勤交代というと、どうしても、徳川家への「忠義」と、各地の大名の散財ばかりが指摘される

 ◆ところだが、もっともっと小さなところ、行列そのものや、行列が動くことによる影響、つまり、お金を落としていったり、プライドを張りあったりなどなど、当時の人々の生きている様子が、ありありと浮かび上がってくる。面白い視点だと思う。

 これ以上は『蛇足』・・・ (^-^;

反面教師

     Photo

 悪(あ)しき手本を意味する「反面教師」という言葉がある。

 考古学者、故森浩一さんの小学生時代の担任は、まさにそんな教師だった。ある日、川のなかで遊んでいて、土器の破片を見つけた。古代の土器だと直感したそうだ。もっとも翌日、担任の先生に見せても相手にしてくれない。「古代の遺物が身近に落ちているはずがない」と決めつける。

 ▼森少年は、自分で考古学の本を探し、古墳時代の土器だと突き止めた。先生の言葉といえども、むやみに信じてはいけない。「何故そう言えるのかを自分なりに検証するくせがついた」のは、この体験からだという(『森浩一の考古交友録』)。

 ▼北海道苫小牧市の道立高校の正門で、教員が生徒に安全保障関連法への反対を呼びかけるビラを配っていた。下校時には署名まで求めていた。これまでも似たような事例は、各地で報告されている。「政治的中立性」など、どこ吹く風のようだ。選挙権年齢の18歳への引き下げが決まってから、学校を政治闘争の場と心得る一部教員の暴走が、一層目立ってきた。

 ▼森少年のように、自分なりに検証するくせがついた子供はどれくらいいるのだろう。多くの小学生は、教員の言動から、大きな影響を受けているのではないか。中学、高校生にとって教員は、成績をつける「権力者」である。うかつには逆らえない。

 ▼反面教師という言葉は、1960年代になって中国から日本に入ってきた。毛沢東が演説で用いて、知られるようになった。「反安保」の主張を子供に刷り込もうとする教員たちの活動は、中国にとって大変都合がよろしい。

 ▼とすれば、泉下の毛沢東から見れば、政治活動に日夜いそしむ教員たちは、「正面教師」ということになる。【産経抄】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○*

長々しくて申し訳ないが、「教育公務員特例法の一部改正案」などいわゆる教育二法が成立したのは昭和29年のことだった。学校の先生たちの政治活動を国家公務員と同等に制限しようという法律である。むろん今も厳然と生きている。

 ◆日教組などの抵抗にあいながら、成立に向け獅子奮迅の働きをした当時の若手議員に故坂田道太氏がいた。後に文相や衆院議長をつとめる坂田氏は自民党では「ハト派」とみられていた。だが本紙『戦後史開封』の取材には、
日教組に対する強い危機意識を明かしている。

 ◆「一番恐るべきは、教壇から何も分からない子供たちに向かって『社会主義でなければならない』と言うことだった」と語る。子供にとって、いや時には親にとっても先生は「神様」に見える。それを利用し、教え子を「人質」に取ることを戒める法律だった。

 ◆だがその趣旨も当の日教組によって踏みにじられ続けてきた。60年安保のさい、先生から「反米」「反自民」を刷り込まれたという団塊の世代は多い。国旗、国歌に対する子供たちの崇敬の念を奪い去ってきたのも日教組系の教師たちである。

 ○「一番恐るべきは、教壇から何も分からない子供たちに向かって『社会主義でなければならない』と言うことだった」と語る。子供にとって、いや時には親にとっても先生は「神様」に見える。それを利用し、教え子を「人質」に取ることを戒める法律だった。

 ○う~ん・・恐るべきは、日教組の(?)・・間違った考えである。と筆者は指摘します。そのわけは、皆さま・ご存じの通りです。権利ばかり主張し義務を果さない・・我儘なモンスターが跋扈しています。人として一番大切な事を!

 これ以上は武士の情けで言いません。
今日も、珍念のコメントは【支離滅裂】 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

衆枉は正を容れず

Photo


    なぜ不正が社内で横行し、見て見ぬふりをして
    きたのか。三菱自動車は燃費偽装問題で調査
    結果を公表、社長の引責辞任を決めたが、全容
    解明には程遠い









▼衆枉(しゅうおう)は正を容(い)れずと言う。衆枉は全体が間違っていること。不正に傾く組織内でそれをただすのは難しい(守屋洋著「中国古典 一日一言」)

▼長年、燃費偽装を重ねてきた企業体質を言い当てていないか。重大欠陥やリコール隠しの不祥事を繰り返し、何度も根絶を誓ったのに、またもである

▼私事で恐縮ながら2000年のリコール騒ぎの際、乗っていた車が半年間に3回も対象となり、そのつど修理を強いられた。機器に不具合は付きものだが、三菱車は二度と買わないと決心した。そして今回の燃費偽装だ

▼ドライバーは車に命を託す。走る凶器にもなる。そんな製品をメーカーは社会へ送り出す。新たにスズキにも燃費不正測定が飛び火し、日本のお家芸である自動車産業への信頼が揺らいでいる

▼三菱自は真相解明や体質改善もそこそこに日産傘下での再建を急ぐ。でも、衆枉をただせない企業に車を造る資格はない。【凡語】


☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

      

     Photo_4


   余りの(阿呆)らしさに、コメントも憚る。








「中国古典 一日一言」 商品の説明 内容紹介

 先人の英知の結晶である中国古典指導者の心得から処世の知恵に至るまで、ビジネスマンが気軽に読め、かつ実践に役立つ珠玉の言葉、365篇を平易に解説。

内容(「BOOK」データベースより)

 時代の風雪をなお生き続ける“中国古典”―その一編一編から滲み出る人生哲学は、永遠の真理といえよう。本書は、不透明で心のよりどころの見つけにくい現代における、人生の、そして仕事の指針ともなるべき名言を選りすぐり、解説を加えたものである。

 日々噛みしめてみたいこれらの名言は、私たち現代人に、今をどう生きるべきかを鮮明に教えてくれる。人生・仕事に活かす365の名言集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています

トップカスタマーレビュー

知恵の一冊  投稿者  Solitary wave

 ◆たくさんの中国古典から一日に一つという形で合計365の名言が紹介されています。さらに、解説にはそれに関連する文章も引用されたりするので
かなりの数の文章に触れることができます。

 ◆中国古典に精通している著者だけに、幅広い著作からまんべんなくチョイスされたものとなっていて、私のようにちょっとした興味で挑戦しようとする場合でも気軽にたくさんの中国古典に触れることができました。

 ◆巻末にはそれぞれの言葉の出典と、その著作のちょっとした説明も載っています。中国古典の世界を広げていくきっかけになる本です。もちろんこの本だけで充分に満足できました。

 ◆何回か読んで初めて味わいが出てくる本  投稿者  メイトリックス 中国古典の365の名言が、一日一言という形式で紹介されています。集中すれば一日で読み切れてしまう分量です。一度一気に読んで、2回目・3回目は実際の日にちに合わせて、一日一言毎に読んでいけば、味わい深くなると思います。

 ◆気に入った名言がいくつかはきっと見つかると思いますし、年を重ねるにつれ、気に入る名言が変化していくだろう。そんなことが感じられる本です。購入して損はないと思います。・・・・ (*゚ー゚*)

人生いろいろ

Photo


   小泉元首相 イラスト



 

 人生いろいろ、会社もいろいろ、と国会で大見えを切った元首相を思い出す。車の燃費データ測定もいろいろであるルール違反のやり方でデータをごまかした不正に続いて、ルール違反だったが偽装はなかったという弁解が飛び出した。

 ▼問題はないので、販売は続けるという。弁解もいろいろマスコミで名前の売れた知事は、ぜいたくとケチとを使い分けたと批判を浴びている。ルール違反ではないが、世間を騒がせた、と陳謝し、苦しい言い訳を並べた。

 ▼陳謝もいろいろ。この国を代表する偉い人たちのことだから、素直に信じたいのだが、どこかすっきりしない大相撲中継を見て、気が付いた。張り手やダメ押しという乱暴な相撲をやめない横綱がいる。禁じ手や反則ではない。ころころ負ける横綱もいる。負けても陥落はしない。

 ▼ルール違反はないのだが、イライラする土俵が続く。理由は、すぐに思い付く。横綱なのに「横綱相撲」を取らない。だから、客はため息をつき、ヤジる政治や経済の土俵では、まだまだ「横綱相撲」が重んじられている。そう信じたいが、人も企業もいろいろか。『時鐘』

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

 

Photo_3

Photo_2


     いでよ。必殺仕置人!

「地名」




         Photo_2






 天下の台所・大阪は明治の初めまで「大坂」だった。文字を変えたのは「坂」は「土に反(かえ)る」で縁起が悪いからという

▼鹿児島は「水夫=かこ」の島。香川は大きな川がなく、涸(か)れた川=涸川の1文字を入れ替えた。「地名の謎」(ちくま文庫)で知った府県名の由来である。もちろん他にも諸説あるようだが

▼阪、鹿、香など日ごろよく目にするのに、小学校の国語では教えていないのだと、先日のニュースで知った。文部科学省が次期学習指導要領で、都道府県名に使われる全ての漢字を教えるようにするという

▼小学生は社会科で都道府県の名や場所を学ぶのに、国語では習わない。そんな状況を解消し、社会科の知識の定着を図るためという。潟、滋、茨、埼、奈、媛など20字が対象に加わる。「岡」もその一つだ

▼ちなみに岡山の県名は、岡山市の中心部、旭川西岸にある小高い丘「岡山」に由来するとされる。戦国武将の宇喜多秀家が、近くの「石山」、今の岡山市民会館付近に築かれていた石山城から本丸を岡山に移した。城下は岡山と呼ばれ、廃藩置県で県名になった

▼いま小学生が覚える漢字は約千字。さらに増やすのは負担が重いと心配する声もあるようだ。ここはひと工夫し、地名の背景にある物語にも思いをはせてみたい。地理や歴史への関心も高まるのではないか。 【滴一滴】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○

「地名の謎」商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

 地名を見れば、その町が背負ってきた歴史や地形が一目瞭然!全国の面白い地名、風変わりな地名、そこから垣間見える地方の事情を読み解くとともに、現在の安易な地名変更に警鐘を鳴らす。ひらがな地名普及のわけ、縁起を担いで廃止された地名、地図に載らなかった地名など、地図に精通した著者ならではの幅広く興味深いエピソードが満載。

 トップカスタマーレビュー

 地名マニア  投稿者  志村真幸 

 ◆『日本の地名・都市名-これだけ知っていれば面白い』(実業之日本社1995年)→『地名の謎-その由来から日本がわかる!』(新潮OH!文庫,2001年)→本書。 3回目の出版ということで、訂正等が入っているほか、2001年以降の地名の変遷(特に平成の大合併によるもの)についての長~いあとがきが加えられている。

 ◆本書は、地名の蘊蓄を語ったもので、この手のものとしてはもっとも深く詳しい一冊だろう。内容の信頼度も高い。地形と地名の関係、誤読や誤記で地名が変わっていくこと、企業名の付いた地名、24ヶ所もあった「明治村」など、興味深いテーマのオンパレードだ。

 ◆また、市町村合併によって新しい地方自治体名が必要になったときの力学について詳述してくれているのがおもしろい。索引が付いているのも嬉しい。

 ありがとうございます。  投稿者  太宰幸子   

内容も装丁も新刊書みたいで、とてもうれしかったです。ありがとうございます。

 筆者の自宅付近にも由緒ある【地名】があります!

           「駕与丁」由来

 ※もともとは駕輿丁と書き「駕」=乗物 「輿」=神輿(みこし)「丁」=身分の高い人を運ぶ集団を意味します。つまり、「高貴な人の神輿をかつぐ職業人々がこの地に住んでいた」ことに由来すると伝えられています。

 

     Photo_4


           「駕輿丁池」伝説

 ※駕輿丁区一帯に広がる駕輿丁池は、筑前三大池の一つに数えられ、「一に白水(春日市・白水池)、二に勝浦(福津市・牟田池)、三に粕屋の駕輿丁」と唄われていました。

 ※周囲4キロメートルあまりのこの池には、出入の岬が八つに分かれ、「オロチ」が住んでいて、一つの入江に一つの頭を出していると言われていました。そこで泳ぐ者も少なく、たまに水死者が出ると、オロチの仕業だと恐れられていました。

 ※また、これらの魔除けとして、駕輿八幡の前の池には、銅製の釣鐘が沈められているとの言い伝えも残っています。現在は公園として整備され、昔の伝説も薄れてきましたが、池の底には、藻がたくさん茂っていることから、子どもたちが遊泳などで事故に遭わぬように、このような伝説が言い伝えられてきたのではないかと思われます。

       日守(夷守)の由来のはなし

 ※神宮皇后(じんぐうこうごう)は、お産のために現在の宇美町に向かいましたが、その途中、現在の粕屋町乙仲原西区にある日守付近で休憩しました。
そして“日を守りたまいて(太陽をじっと見て)”、「今は何時頃ですか。」と尋ねられました。

 ※この伝説から、休憩した場所を「日守(ひまもり)」と呼ぶようになり、神宮皇后が腰掛けた場所をまつって日守神社ができたと言い伝えられています。

これ以上は『蛇足』・・・・モジモジ(。_。*)))

ピースでボーッとしている人たち 海自派遣に反対しながら守られる

Photo

      【阿比留瑠比の極言御免】


 

Mamoltute_4

 アデン湾でピースボートの旅客船(奥)を護衛する
 海上自衛隊の護衛艦「ゆうぎり」(防衛省・自衛隊提供)

 
 

 ▼18日付本紙政治面の記事「ちゃっかりピースボート 派遣は反対 護衛はお願い」を読み、ああ、この人たちは何も変わっていないなあとため息をついた。実は麻生太郎内閣時代の7年前の平成21年5月にも、本紙はこんな見出しの記事を載せているからである。

 「『反対、でも守って』 ピースボート 海自が護衛 ソマリア沖」

 ▼2つの記事の中身はほぼそっくりだ。ともに海賊対策での海上自衛隊派遣に反対している民間国際交流団体「ピースボート」が、アフリカ・ソマリア沖のアデン湾を通る際に、海自の護衛艦に守られて航行していたという「ムシのいい話」についてである。

 「先方からの申請に基づいて実行に移したと報告を受けた」

 ▼菅義偉官房長官は18日の記者会見でこう述べた。ピースボート側は今回、契約している旅行企画会社が依頼したものであり、旅行会社の判断を尊重する立場だと主張しているようだ。だが、自分たちが批判している相手に繰り返し護衛を受けることに矛盾は感じないのだろうか。

▼7年前の記事では、ピースボート側は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(旅行会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と説明している。当時に比べ、国際情勢はさらに厳しさを増しているにもかかわらず、彼らの世界認識に進歩はみられない。

 ▼この年の1月には、民主党(当時)の平田健二参院幹事長が記者会見で、海自派遣についてこんな疑問を示していたのを連想する。

 「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない」

 ▼実際には近年では、南シナ海で中国海賊船にベトナム漁船が襲撃され、沈没する事案も起きている。一方、ピースボートのこうしたあり方について、陸自出身の佐藤正久元防衛政務官は17日付の自身のフェイスブックにこう記した。

 ▼「ソマリア沖の自衛隊派遣に反対していながら、その自衛隊の庇護を受けるのは、分かりにくい。自衛隊は、依頼されれば守らざるを得ないが、であれば、ピースボートは海自に感謝するのが筋」

  ▼また、織田邦男元空将も18日付のフェイスブックにこう書き込んでいる。 「自衛隊は『自衛隊は要らない』『自衛隊は憲法違反だ』と言っている人たちも、分け隔てなく守る」

 ▼自分たちに理解がなく、能天気で国際情勢に疎い無責任な人たちであっても、現役の自衛官らが嫌な顔一つせず淡々と守っている姿に頭が下がる。せめて、OBたちの発信からその本音をくみとりたい。

 7年前のピースボート護衛の時には、安倍晋三首相(当時・元首相)は自身のメールマガジンで次のように訴えていた。

 ▼「(自衛隊の派遣そのものに反対しておきながら)自分たちの船がいざその危険な海域に出たら守ってもらいたいと依頼する。『恥を知れ』と言いたいと思います。ピースでボーッとしている人たちと思っていましたがあきれました」

 ▼「平和(ピース)ボケ」と引っかけた言葉だろう。在日米軍の駐留経費の全額負担を求めるドナルド・トランプ氏が、米大統領の有力候補となっている中で、安全保障関連法の廃止法案を国会に提出した野党もまた、「ピースでボーッ」としているようにみえる。阿比留瑠比(論説委員兼政治部編集委員)

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

このコラム『頂門の一針』痺れる!

ふと、<矛盾>の格言が脳裏に思い浮かぶ。




Photo_4



  
 《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかったという「韓非子」難一の故事から》

 二つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと。自家撞着(じかどうちゃく)。「発言の―を突かれる」「二人の話が―する」

 斯く言う(珍念)のコメントも。これ以上(減らず口)を叩くと、閻魔様から叱られる・・・(゚ー゚;

「遠くのあなたへ」時計の思い出  



Photo_2


 最近、時計を持たずに外に出ることが多くなった。
 携帯や万歩計で時刻が分かるので、大きな不便はない。






 ▼昔、駆け出しの記者は先輩からこう言われていた。「着るものは何でもいいから、時計やライターだけは高価なものを持て」。当時はカードもなく、仕事で急に遠くに行かなければならなくなったような時、質屋に飛び込んで金をつくるのだという。

 ▼実際にそんなケースは起きなかったが、「先輩の教訓」はほかにもいくつかあった。「10円玉をできるだけ多く持て」もその一つ。会社に連絡するのも原稿を送るのも公衆電話しかない時代。事件・事故が発生した場合、まず公衆電話を見つけて確保するのが現場での最初の仕事だった。

 ▼先輩の言葉に従ったわけではないが、しばらくたって、月賦(いまのローン)でスイス製の腕時計を買った。社会部の遊軍でテレビCMの企画を取材したとき、その時計をはめて、当時話題のテレビCMシリーズを撮影中だった元アイドル歌手を訪ねた。

 ▼都内のスタジオの暗い片隅で名刺を差し出すと、彼の視線がすっと、名刺でも私の顔でもなく、左腕に向かった。虫眼鏡で太陽の光線を集めて紙を焦がすように「ジッ」と音が出たような気がした。「あ、この人は持ち物で人間を判断するんだ」と思った。その後、30分ほど立ったままインタビューした。内容は忘れてしまったが、あの視線だけはいまも強く記憶に残っている。

 先輩の教訓は忘れないが、いい時計を持ってよかったと思ったことは…ない。(「47NEWS」編集部 小池 新)

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。

珍念の脳裏にふと、次の言葉が思い浮かぶ!

 『袋汚くても 黄金を捨てることなかれ』とは、袋、入れ物(外観)が汚いからと・・中身の黄金まで捨てる愚かさを仏典では戒めています。

 実は 私たちは服装や学歴、肩書き、財産、などで人物を判断する傾向がなきしも、あらずですが!
これ以上は『数をいうまい羽織の紐』 ( ^ω^)おっおっおっ

浅ましい行為に手を染めた痴れ者

      Photo_3


 福沢諭吉が過去の行いを白状している。家老の所に外国語の原書を持参し、藩に買い上げてもらおうと企てた。本は自分が使うが、ただで代金をもらう魂胆だ。家老の弱みを握るから嫌とは言わせない

▼後に自問自答する。下級武士とはいえ家風は悪くない。そんな自分がなぜ、のか。それは藩の金、すなわち公金に対する意識が低かったからだ、と。「福翁自伝」に反省の弁が並ぶ

▼1万円札の偉人でさえ公金の魅惑に屈するのだから、今の政治家なら推して知るべきか。舛添要一東京都知事への批判がやまない。知事になる前、政治資金を家族のホテル代や天ぷら店での飲食に充てていた

▼政治資金には国民の税金が使われている。せしめた公金を故郷の貧しい母に送った福沢に比べ、何ともせこい。知事になってからは、使わねば損とばかり公用車での別荘通いやファーストクラスの出張を繰り返す

▼事は岩手に飛び火し、きのう達増知事はファーストクラス出張の見直しを表明した。多くの県内首長は狭いエコノミーを使っている。規則通りとしても、忘れてならないのは公金、すなわち税金を使う感覚だろう

▼自らを深く恥じた福沢はその後、藩の給料を固辞した。「公金に鈍感だった」と反省する舛添氏もそのぐらいの覚悟がなければ、離れた民心は戻るまい。【風土計】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・





Photo_31_2
       怒髪天を衝く 恥を知れ!
       舛添要一東京都知事











「福翁自伝」内容紹介

 福沢諭吉が60余年の人生を回顧しながら口述筆記させて纏めた自叙伝。ノド下過ぎれば皆愉快な思い出だったと語る話し上手の福沢が、数々のエピソードを通して教育者としての自負と幕末維新の大変革した世相を描く。

トップカスタマーレビュー

 やはり壱萬円札にふさわしい・・投稿者  Lance-Halk

 ◆近世から近代への移行期、渡欧した作家たちの諸作品には、往々にして帰国して見た「近代日本」社会への厭世感が漂っております。たとえば夏目漱石の諸作品には、まだ封建制を引きずり旧態依然の「近代日本」の中で、近代的自我を持った(「開眼」し、いわばトンデル)人間が持つ厭世感や苦しみが表現されています。(「それから」然り。「野分」然りです。)日記などを読みますと、当の漱石自身もそれが遠因で胃潰瘍で苦しんだように見受けられます。

 ◆森鴎外もドイツから帰国して見た日本社会を近代化への発展途上段階にある「普請中」と表現しています。そこにもやはり厭世感が漂っているように思います。ところがです。福翁自伝を読みますとそうした厭世感が感じられません。

 ◆諭吉が、近世日本にとっては根っからのアウトサイダーであったことがその理由ではなかろうかと、自伝を読んで思います。近代人諭吉は、渡欧・渡米するまでもなく「近世日本」が大手術を要する病人であることを元来感じていたので、帰国してもどうってことはなかったのでしょう。行うべきことは明確でした「啓蒙」その一語です。

 ◆初めて著作を読んだのですが、なんと「骨太」な人物だろうと思います。やはり壱萬円札に肖像が出るだけのことはある、と思いました。

 坂本龍馬より福沢諭吉  投稿者  hto 

 ◆お札でほぼ毎日みかけるが、実はあまり知らないので読んでみた。およそ150年前、幕末〜明治に西洋文化を日本に広めた先駆者。口語で語る福沢諭吉の自由な精神は、儒教全盛時代の人とは思えず、かといって唯物論者でもない。

 ◆西洋学を修め、東洋の悪癖を厳しい口調で批判しているが、幼少期には漢書漢文に精通する神童だった。
福沢諭吉は確固たる東洋文化の基礎の上に、西洋文化を構築しているように思える。

 ◆以下に感銘した部分を抜粋する。「私の流儀は仕事をするにも明友に交わるにも、最初から棄身(すてみ)になって取りかかり、たとい失敗しても苦しからずと、浮世の事を軽く見ると同時に一身の独立を重んじ、人間万事、停滞せぬようにと心の養生をして参れば、世を渡るにさまでの困難もなく、安気に今日まで消光(くら)して来ました。」

 ◆この流れるような生き方は日本人に馴染みやすく、急変する社会環境の時代にこそ、必要な思想だろう。

Photo_4


  これ以上のコメントは『蛇足』・・・ニャン!

島へ免許を...


           Photo_4




  海の青と空の青に、木々の緑がとけ合い、爽やかな風が吹く。いい季節だ。駆け出しの頃に2年間勤務した五島の初夏を懐かしく思い出した。ただし、気の毒なことに 彼女は「脇見厳禁」


▲紀行作家で写真家の星野博美さんが、ごとう自動車学校(五島市)の合宿免許に参加し、運転免許取得に挑んだ日々をユーモラスな語り口でつづった「島へ免許を取りに行く」(集英社文庫)を楽しく読んだ。4年前に書かれた本が最近、文庫になった

▲人間関係の行き詰まりとペットロスに相次いで見舞われたアラフォー女子の筆者。〈まったく新しいことに挑んで、...くよくよ考える暇もないほど疲れたい〉と免許を取ろうと決意するのだが

▲昔は費用の目安を示す「年齢×1万円」なる"公式"があった。免許取得の適齢期をとうに過ぎた彼女を悪戦苦闘が待ち受ける。見守るのは個性豊かな職員たちと島の自然

▲アフターケアも万全。晴れて東京でドライバーの仲間入りを果たしたが、腕前が上がらず「下手くそ」と言われ続けている-と相談する星野さんに校長先生は大切な言葉を贈る

▲いわく〈運転を形容する言葉は二種類しかありません。それは「安全」と「危険」であって「上手」「下手」ではない〉-若葉マークもベテランも、ハンドルを握るすべての人に。【水ゃ空】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


  「島へ免許を取りに行く」 商品の説明 内容紹介

車の運転って、人生に似ている!
人間関係の悩み、愛猫の死、人生に行き詰まった著者が決意したのは、「合宿免許を取りに行く」こと。長崎県・五島の小さな自動車学校に待っていたのは、意外な出会いや発見だった。

トップカスタマーレビュー

 9割笑い、1割しんみり。  投稿者  ソイ

 ▼星野さんの作品は全て読んでいますが、こんなに笑ったのははじめてです。免許を取るだけでこんなにヒューマンドラマが生まれるか、というくらい人と交流し、自分のような人見知りにはあり得ないくらい込み入った会話を自動車学校合宿先でしています。

 ▼星野さんは人間が好きで、心が開いている。接するひともそれがわかるんだなぁ、と各ふれあいシーンから感じました。自分も三十路の声をきいて久しいですが、特に免許の必要性を感じず今に至ります。自分にも星野さんのようなドツボにはまる要素が多々あるので、免許取るなら「ごとう」だな、と自分が五島に立つ姿を思い浮かべながら読みました。

 ▼自分だと星野さんの1/4の会話も交わすことがないだろうけど。作品から伝わる五島の魅力にはかなり強くひかれました。星野さんは生活の中の出来事をよく観察されるみたいで、多くのひとは目に留めないだろう事柄にも気付かれています。作中、へぇとか、ほぅとか思うことが結構ありました。紀行的な要素もありながら、コミカルでハートウォーミング。とても魅力的で、一気読み間違いなし!おすすめします。

 この教習所に通いたくなりました。  投稿者  TRAVELER 

 ▼星野さんが長崎県五島列島にある教習所で免許をとるための格闘を綴ったエッセイです。「車に乗るのは好きだけど、運転は得意なほうではない」という自分と同じところがありとても共感でき、一気に読んでしまいました。普通なら注目もされずにある教習所とその周辺の人々の生活を知ることができてとてもよかったです。
 
 わかりすぎて面白い 投稿者  pukurico 

 ▼東京に住んでる星野さんがなぜ島へ免許を?と思い読み進めましたが、前書きの部分から納得でき、島での合宿生活の様子は、ドラマのように頭に島の風景を浮かべながら読み進み、いざ東京での運転のところでは、わかるわかると面白すぎでした。私は、最近東京に引越してきて、運転してみましたが、こわいこわい!

 ▼高速大好き大丈夫と、最初に乗った首都高ではカーブカーブの連続と道路の狭さに震え上がり、もう首都高には乗らないと誓っても、いつ首都高の入口に入るかも判断不可能で油断できず、ほうほうのていで車線変更したら、警察に車線変更禁止ですよと違反切符を切られ・・(これでも十数年、違反なしで乗ってたので大ショック)

 ▼道を1本間違えただけで、家に帰るまであと15分のところ2時間もかかり・・なので、最近はもう都内は走ってません。私だけかと思ったら、都内で育った星野さんさえこんなに大変なのだと、ちょっとホッとしたりして。また運転の様子を本にしてほしいです。




Photo_3


    珍念のコメントは 『蛇足』 ・・・・。






甘くない話

 Photo



 肥満は過食と運動不足の報いに違いない。

 だが、人間を砂糖漬けにして利潤をむさぼり、責任をすべて消費者に押しつける企業活動もまた、問われるべきではないか? この連休、その視点が鮮明な映画を見た。

 ▼いま、全国各地で順次公開中の「あまくない砂糖の話」(2015年、オーストラリア。原題That sugar film)である。 オーストラリアでは、スーパーマーケットに並ぶ加工食品の8割に砂糖が含まれ、平均的なオーストラリア人は日に160グラムの砂糖を食べるという。

 ▼監督兼主演俳優、デイモン・ガモー(40)は自然食で健康を保ってきたが、砂糖の害を確かめるため、自ら60日間、毎日砂糖160グラムを含む加工食品を食べることにした。

 ▼菓子やジャンクフードはあえて避けた。低脂肪ヨーグルトやシリアル、濃縮果汁など、一般的にはヘルシーだと信じられているものの、じつは多くの砂糖を含む食品を選んだ。 その結果、ガモーの胴回りは11センチ増えた。頭痛や吐き気に見舞われ、気分が不安定化した。糖尿病の初期症状が出、心臓病のリスクが高まった……。

 ▼これは、マクドナルドのファストフードを食べ続ける映画「スーパーサイズ・ミー」(04年、米)の健康食品版である。 ガモーの独創は、人が大量に食べれば中毒や依存症に陥りやすい砂糖−−を取り上げた点にある。砂糖は元来、薬だったのだ。

 ▼さらに、砂糖の消費を歴史的にとらえる視点。食品の中の砂糖に対する、現代人の無意識の依存、そこに付け入る企業の強欲を活写した手際もいい。 人間が、砂糖を大量に摂取し始めたのは、200年前だという。米産業史では、アイゼンハワー元大統領が一時、心臓発作で倒れた1955年が転機だという逸話が興味深い。

 ▼大統領を心臓病に追いやった犯人は脂肪か、糖分かと論争の末、脂肪説が勝った。企業は低脂肪商品の開発を競い、カロリー不足や風味を補うため、糖分の乱用に至った……。

 ▼甘い砂糖の苦い裏側を暴く映画を、苦い思いで眺めているのは大手食品・飲料メーカーである。 実際、甘くなかった。配給会社「アンプラグド」の加藤武史社長(43)によれば、東京で初公開した3月以来、在京テレビ局のほぼすべての情報番組に働きかけたが、FNN「めざましテレビ」以外、採用されなかったという。

 ▼不採用の理由は「データの客観性に疑問」「企業名が出る」だった。 だが、ネットは鋭く反応した。フェイスブックでの発信、映画紹介サイト、生活情報サイト、新聞、週刊誌、女性誌も。

 ▼私は祝日に見たが、ほぼ満席。既に公開を終えた東日本各地の映画館も、連日盛況だったという。連休明けから東北、西日本各地で公開。7月、東京で「凱旋(がいせん)上映」だそうだ。

 ▼本国・豪州での公開は昨年2月。ドキュメンタリーとしては同国史上最高の観客動員数を記録した。 経済協力開発機構(OECD)によれば、人口に占める肥満の割合は米がトップで豪が7位。日本は加盟34カ国の最下位。

 ▼とはいえ、甘くない話に学ぶことは多い。映画の深層を貫く主題は、食のゆがみに無頓着な強欲資本主義である。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:



Photo_3


          甘い言葉と、甘いもの、ご用心!
          映画「あまくない砂糖の話」・・・   
          『百聞は一見に如かず』





「泣ける古文書」

    Photo_2




 「泣ける古文書」だそうだ。250年ほど前、仙台藩の吉岡宿(宮城県大和町吉岡)の住職が記した「国恩記(こくおんき)」

▼当時、宿場町には、街道を通る藩のために馬で荷を運ぶなどの労役が課せられ、重い負担となっていた。その上、凶作が続いて住民の生活は困窮。人々は次々と町を出て行き、空き家が増えた

▼将来を憂えた商人らが“地域おこし”の妙手を考え出す。藩に大金を貸し付け、利息を住民に配分しようというのだ。必要な元金は千両。賛同した9人が金を出し合ったが、足りない。家財を売り払い、方々から借金し、家族を奉公に出すなど涙ぐましい苦労を重ね、6年かけて工面した

▼住民の救済と町の再建を目指した無私の事業は幕末まで続いた。住民は感謝を忘れないよう、9人の行いを国恩記として記録した。この実話を基にした映画「殿、利息でござる!」が14日公開される

▼財政難や人口減に悩む地方が活性化に知恵を絞るのは今も同じ。最近の注目は「ふるさと納税」。育ててくれた故郷への恩返し-が趣旨だ。税収が増えて助かったという自治体もある

▼だが、故郷とは無関係に返礼品目当てで納税先を選ぶ人が急増しているそうだ。その分、現在お世話になっている自治体の税収が減る。本末転倒の「忘恩記」か。一方、熊本地震で被災した自治体に、返礼品を辞退してふるさと納税する人が相次いでいるという。この善意は、泣ける。【春秋】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

珍念の脳裏に、コラム【夕歩道】の言葉が思い浮かぶ!

 ◆人間と動物の違いについて、米国の社会学者ゴフマンがこんな言葉を残しているそうだ。「動物は本能を持ち、人間は納税の義務を持っている」。さて、租税回避地(タックスヘイブン)に群がっているのは何だろう。

 ◆課税逃れで貧しい国々が影響を受け、毎年十八兆円もの税収を失っている、と批判したのは経済学者ピケティ氏らが署名した公開書簡。その結果、四億人が満足な医療を受けられずにいる、とも。

 ◆こちらも仰天。パナマ文書騒動を機に国際通貨基金がまとめた報告書では、世界中の賄賂は年間二百二十兆円とか。人目を忍ぶ金の流れが地球を覆う。なるほど、並の動物とはやることが違うか。


       映画『殿、利息でござる』「実は実話です」

Photo


   ゼニも積もれば3億円…?
   豪華顔ぶれが、“小銭“に熱視線!
   この度、本ポスター画像が解禁となりました!










 ▼3億円集めて、殿様から利息をいただく!?ビンボーな町を救うため、奇想天外なアイデアでお上(かみ)相手に一世一代の大勝負を仕掛けた穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう/阿部サダヲ)ら、庶民9人。完成した本ポスター画像では、1枚のゼニに<勝機>を見出し、熱い視線を注ぐ十三郎と篤平治(とくへいじ/瑛太)を筆頭に、そうそうたる顔ぶれが勢ぞろい。

 ▼計画がバレたら打ち首確実!という手に汗握るスリリングな状況下!驚き、戸惑い、悩み、企み、決意し、歓喜し、微笑み・・・ゼニをめぐって様々な感情を露わにする、登場人物それぞれの表情もみどころです。さらに、本作タイトルである「殿、利息でござる!」の“殿”の位置には、羽生結弦さん扮する“殿”様の凛々しい姿も初解禁!

 ▼大好きな風呂も、お酒もガマン!子どものおもちゃも、宝物も、家財道具も売り払い、家族を奉公に出し、家を売り払ってでも、とにかくひたすらゼニを貯める!決死の節約術で3億円もの貯蓄に励み、ついにはお上に挑もうとした、庶民による、庶民のための、知恵と勇気と我慢の銭戦(ゼニバトル)!その煮えたぎる熱い想い が、ついにはゼニを宙に舞い上がらせる!!

 ▼「これも世の貯め、人の貯め。」キャッチコピーとなった一文には、私欲ではなく、ただ人のため、町のため、すべてを注いだ、実在の人々の決意を物語っています。

Yubi


   『百聞は一見に如かず』





バス運転手の子

Photo



  ロンドンの新市長に当選した
  サディク・カーンさん(45)









 「パキスタン出身のバス運転手の息子より、もう一人のパキスタン出身のバス運転手の息子へ。おめでとう」。5月6日、ツイッター上にこんなメッセージが流れた。約10時間後。「パキスタン出身のバス運転手の娘より、パキスタン出身のバス運転手の息子へ。おめでとう」。さらにその4分後。「バス運転手は新時代のイートン校だね」

 ▼サディク・カーンさん(45)がロンドンの新市長に当選したのを受けてのやりとりだ。1番目の祝福は保守党の男性閣僚から。2番目は保守党の共同幹事長を務めた女性政治家から。3番目はジャーナリストからで、バス運転手の子は今や政界のトレンド?と冗談っぽくつぶやいたものだ。

 ▼イートン校は授業料が年580万円以上する超名門の全寮制男子校。キャメロン首相を含め19人の首相を出している。前ロンドン市長も、カーンさんと争った保守党候補も学んだ。バス運転手の息子が弁護士→国会議員→ロンドン市長となったのは、まだまだ奇跡の物語に近いのである。

 ▼しかも、ヨーロッパの主要都市で初のイスラム教徒の市長だ。イスラム教とテロが結びつけられがちなご時世に、一候補の獲得票としてイギリスの選挙史上最多となる130万票超を取った。カーンさんをイスラム過激派呼ばわりし、有権者の不安をかき立てようとした保守党候補は敗れた。

 ▼「恐怖心をあおる政治をこの都市は歓迎しません」。当選後の演説で、そう語ったカーンさん。所属する労働党の有力者による反ユダヤ主義が問題になる中、市長の初仕事は、第二次世界大戦中の大虐殺で犠牲になったユダヤ人の追悼式出席だった。このご時世に久々の光。( 毎日新聞2016年5月13日 東京朝刊)

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○


Photo_2


       福本さんの筆致は冴えている。
       斯く言う〝珍念〟のコメントは
       『恐れ入谷の鬼子母神』

ほんとの「とと姉ちゃん」 暮しの手帖創刊者・大橋鎮子さん

          Photo_4

 「とと姉ちゃん」のモデルとなった大橋鎮子さん(中央)。後ろは「暮しの手帖」の同僚だった妹の大橋芳子さんと宮岸毅さん(いずれも故人)=2006年7月31日、東京都新宿区の「暮しの手帖」編集部で

 ▼NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。放送開始から1カ月間の平均視聴率は22.5%で、前作「あさが来た」を上回る滑り出しだ。主人公「常子」のモデルとなった雑誌「暮しの手帖(てちょう)」の創刊者、大橋鎮子(おおはししずこ)さん(1920〜2013年)に生前インタビューした印象は「ごく普通の人」。でも、どこか人をひきつける力があった。ドラマで放送されていない、常子の実像は−−。【藤原章生】

 地味で控えめ

 ▼06年夏、東京都新宿区の「暮しの手帖」編集部に、当時86歳の大橋さんを訪ねた。戦後間もなく、雑誌を一緒に創刊した伝説的な編集者、花森安治さん(11〜78年)の業績を振り返る取材だった。自分の暮らしを大切にすれば戦争は起きない−−という思いから、花森さんはつつましくもおしゃれな生活を提唱し、洋裁や家具、小物づくりを広めた。企業広告は一切載せず、家電製品などの商品テストを地道に公表した消費者運動の走りでもあった。

 ▼花森編集長の同志だった大橋さんの肩書は当初は社長。私が会ったときは社主だったが、ピンクのジャケットとは対照的に、地味で控えめに見えた。「花森さんがいなければ自分はありませんでした」とひたすら彼を持ち上げた。

 ▼取材中の雑談で大橋さんは、当時の朝ドラ「純情きらり」を冷ややかに批判した。「あれはぜいたくね。あんな人たちは見なかったわね」。朝ドラの演出は現実味に欠けるというのだ。その10年後に自分がヒロインになるとは夢にも思っていなかったはずだ。大橋さんが生きていたら、「朝ドラにはリアリティーがない」と文句を言うだろうか。

 ▼「鎮子さんの昔話はいろいろよく聞いていましたが、ドラマはまさに彼女の人生を思わせます」。「暮しの手帖」が初めて社員を公募した57年春に入社し、大橋さんと親交の厚かった河津一哉さん(86)は「とと姉ちゃん」は実話に沿って描けていると評価する。では、職場での大橋さんはどんなふうだったのか。

 仕事はきっちり

 ▼「花森さんは表紙から原稿、割り付けまで一人でやらないと気が済まず、編集後記も鎮子さんのイニシャルを使って代筆してました。それでも、気難しい芸術家ですから、時々ぷいと仕事をしなくなるんです。それを動かしていたのが鎮子さんでした」

 ▼天才肌の花森さんの陰にかすみがちだが、大橋さんは黙って従っていただけではないという。河津さんによると、職場監督術はこんな感じだ。 「鎮子さんが、いきなりみんなの前で『天下の花森安治なんでしょ、あんたは。みっともないじゃないですか』って怒るんです。すると、花森さんは照れ隠しで口笛を吹き、渋々仕事に戻りました」

 ▼職員にも、にらみを利かせた。「花森さんは食後よく、身ぶり手ぶりで映画の話を長々とするんです。すると、鎮子さんが仁王立ちして、みなに席に戻るよう促して……。花森さんはぶぜんとしてましたけど、いいコンビでした」

 ほめ上手

 ▼ほめ上手でもあったと指摘するのは、61年春に加わった元同僚、晴気(はるけ)栄子さん(78)だ。

 ▼「花森さんが表紙を描き上げ『どうだあー』って得意げに持ってくると『あっらあ、ステキ、いいわねえ』って、こっちが恥ずかしくなるくらいの声ですごくほめるの。花森さんはそうでもしないと仕事しないんです。アイデアが出ないと機嫌が悪くて、自分だけの部屋にある鉄道模型でずっと遊んでいるんです」

 ▼自分を抑えられず爆発することもあった。67年の大みそか。年越しそばを職場のみんなで食べるという花森さんの方針に晴気さんは不満で、大橋さんに休みにするよう頼んだ時のこと。

 ▼「休みたかったら黙って休んでよ。みんなの前でそんなこと聞かないでよ」と声を荒らげて編集長室に入った大橋さんは、休日交渉に失敗した。「鎮子さん、出てくるなり大声で泣いて『花森さんなんてねえ、言いにくい事はみんな私に言わせるんだから』って、ワーって泣いて、みんなもあぜんとしちゃって」

 ▼肩肘を張り弱みを見せない人ではなかった。普通の感覚で体当たりし、周囲に「支えなければ」という気を起こさせたようだ。この特徴を花森さんはユーモアを込め「野蛮人」と呼んだ。河津さんが解説する。「学識や名に敬意を払わず、偉い人でもそうでない人でも誰とでも同じ態度で、物おじせずに接するところを指したんだと思います」

 運命信じて

 ▼「普通の人」っぽいが、運命や直感をいちずに信じるところがちょっと特別だ。「人生は決断とタイミング」と語っていた大橋さんだが、晩年、文筆家の松浦弥太郎さん(50)を編集長に抜てきしたのも直感だった。松浦さんが06年2月、「暮しの手帖」をめぐるトークショーに出たときの発言がきっかけだ。松浦さんは、その時の口説き文句をこう明かした。

 ▼「『暮しの手帖をテストする』というテーマで、当時元気のなかった雑誌を叱咤(しった)激励しました。それを聴いていた大橋さんが『面白かった』と言ってくれ、その数カ月後、編集長にと請われたんです。断り続け、最後は『なんで僕なんですか』って聞いたら、『直感です』と真顔で。そんなこと言われたことないんで、すごい人だなって思い、引き受けたんです」

 ▼花森さんとの起業も、たった3分で決めた。06年のインタビューで大橋さんは、敗戦直後の秋、東京・お茶の水の喫茶店での花森さんとのコンビ結成を「運命でした」と繰り返した。大橋さんが初めて言葉を交わした花森さんに「今はモンペですから、すてきな洋服の作り方を書いて売ったらみな喜ぶし、自分たちも着たいんです」と言うと、花森さんは「そりゃいい。すぐやろう」と応じ、翌日には銀座で事務所を探し始めた。

 ▼事務所の契約交渉も1分で終わったと、大橋さんは振り返る。「銀座西8丁目の日吉ビルの3階に一部屋だけ空いてて、それが知人の事務所で『大橋さんなら貸してあげますよ』って。運命なのね、ああいうときって」

 ▼どうしても既婚者の花森さんと大橋さんの男女関係を勘ぐってしまうが、それをにおわせる証言はない。生涯独身で艶っぽい話もない。「大橋さん、睡眠と朝食以外はほとんど花森さんと一緒で、周りの男の人も遠慮して近寄らなかったんじゃないかな。それに花森さんら一流の人の話を聞いてると、その辺の若い男はつまんなかったんじゃないですか」と晴気さんはみる。

 ▼「とと姉ちゃん」担当のNHKの制作統括、落合将さん(48)はドラマの狙いをこう話す。「前回の『あさが来た』のモデル、広岡浅子さんはお金持ちの家に生まれた特殊な人です。でも世の多くは庶民。就職するしないで一喜一憂し、目の前の仕事に専念する。いまに通じる、普通の人の感覚を等身大で描ければと思っています」

 ▼天才を支えた、愛すべき「普通の人」。そこにドラマがあるとすれば、多くの人が見逃してしまう「運命」を直感でつかみ、その信念を生涯貫いたところだろうか。 (毎日新聞:特集ワイド)

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

Photo_5


    連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。
    今日は「感動」して、思わず涙がでました!
    これ以上は『蛇足』・・・・。

 

「ああ金の世」

         Photo_2




 <ああ金の世や 金の世や 地獄の沙汰も金しだい 笑うも金よ泣くも金 一も二も金 三も金>。壮士演歌の添田唖蝉坊(そえだあぜんぼう)による「ああ金の世」。一九〇六(明治三十九)年の作というから今年、百十年である

▼百十年たとうが、消えるどころか、巧妙化、国際化するばかりの<金の世や>である。それをいやでも教える「パナマ文書」が公開された

▼タックスヘイブン(租税回避地)に設立された約二十一万社の法人とその株主の名を明らかにしている。実態解明が待たれるが、適切に納税されていれば世界中で人助けになったかもしれぬ大枚である

▼「商いは損して得とれ」というが、租税回避は長い目では「損する」という算盤(そろばん)は弾(はじ)けなかったか。違法かどうかはともかく、自分だけは税を逃れたいという心根。それに対するまじめな人びとの疑念の目までは「回避」することはできまい。世界の経営エキスパートは「店のノレンを傷つける」という言葉を忘れている

▼「商いは牛のよだれ」。利益を急がず、長く、切れ目なく。これも最近は聞かぬ。目の前の怪しき節税方法によだれを流すは人。しかも、富める層である

▼<汁の実に伊勢屋は人の顔を入れ>。古川柳で「伊勢屋」といえば強欲な人を指す。具なしのおつけなので、顔が映る。世界中の「伊勢屋」対策は伊勢でのサミットで話し合ってもらうしかあるまい。【筆洗】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。o




Ca

 


 ムヒカさんは、「世界でいちばん貧しい大統領」と親しまれている。
「貧乏な人とは、無限の欲があって、いくらモノがあっても満足しない人」と説く。

蓄財にいそしむ、人々に、いま一度聞かせたい!

 

「ネズミ」の金銭感覚

Photo 


 牧太郎の大きな声では言えないが・・・・

 大地震後の被災地で怖いのは「二つのネズミ」である。



 ▼一つは本物のネズミ。5年前の東日本大震災の時も避難住民が残した食品や家畜の死骸などをエサに大発生。布団をかじったり、畑の作物を荒らし回ったり“悪さ”をした。

 ▼ネズミにかまれると、「鼠咬(そこう)症」にかかり、数日の潜伏期間を経て急な発熱や頭痛に襲われることがある。また、ドブネズミの排せつ物に汚染された土や水にはレプトスピラ菌と呼ばれる病原菌が繁殖しやすく、感染すると高熱、黄疸(おうだん)、筋肉痛などに悩まされる。ネズミがすみ着いているのではと、不安で眠れなくなる被災者もいるかもしれない。

 ▼もう一つ、油断のならない「ネズミ」がいる。倒壊した家屋に忍び込み「火事場泥棒」をするネズミ。今回の熊本地震でも空き巣事件が相次ぎ、近隣の県警が警戒要員を派遣した。被災地の苦労は絶えない。 しかし、である。「ネズミ」の繁殖は被災地だけではない。このところ、政治の世界で「公金をかすめ取るネズミ」が大発生している。

 ▼温泉地などへのカラ出張を繰り返し、政務活動費900万円余りの不正支出をただされ、号泣した元県議。かと思えば、政治資金収支報告に堂々と「キャバクラ通い」を記載する国会議員。かと思えば、落選した東京都知事選で、余った選挙資金を運動員にばらまいた事件に関与したとして起訴された元航空幕僚長。

 ▼いずれも、公金を扱う意識があまりに乏しい。果ては、大名旅行が大好きな都知事だ。コソコソしているわけではないが、都条例の宿泊費上限をはるかに上回るスイートルームを海外7都市で利用した金銭感覚は、自分の財布ではなかったからでは、と疑ってしまう。

 ▼江戸後期、歌舞伎小屋「中村座」の木戸番のせがれ「次郎吉」は鳶(とび)の人足だったが、大名屋敷専門の泥棒に変身した。1832(天保3)年に捕まったが、北町奉行への供述では、それまでに盗んだ金は3000両余り。

 ▼にもかかわらず、家宅捜索では所持金はゼロ。そうそう使いきれる金額ではないから、貧乏人に届けたのでは?と義賊扱いされたが、下手くそなばくちで大損しただけ。 「所詮は人のカネ」という鼠小僧次郎吉の金銭感覚が、平成の政治かいわいにも受け継がれている? (毎日新聞 コラム)

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○*

Yubi


  このコラム 『言い得て妙』 





 ふと・石川五右衛門の辞世の句が脳裏に浮かぶ。
「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」

「家に鼠、国に盗人」

 規模と程度に差があるけれども、どんな所にも必ず悪事を働くものがいるということ。家には鼠がいて食べ物を食い荒らし国には泥棒がいて人々の生活を害することから・・・

1


   **は△△・・・と、一人屹(ごち)ている。

「赤の女王仮説」

Photo


    アリスが訪れた「鏡の国」











 ありったけの力で走り続けなくちゃならないのよ。その場にとどまっているためには――。アリスが訪れた「鏡の国」の不思議を、赤の女王はこう説明した。ルイス・キャロルらしい不条理の世界ではあるが、これが進化生物学の世界では重要な考え方に通じるらしい。

▼1970年代に米国の研究者が提唱した「赤の女王仮説」は、たとえば次のような例を考える。キツネが獲物を捕らえる能力を高めたら、ウサギやネズミは速く逃げたり上手に隠れたりする力を磨かないと滅びかねない。その逆もまた真なり。キツネと競ってウサギなどを狙うオオカミにしても、絶滅のおそれに直面する。

▼つまり、生き物はたえまない軍拡競争を続けることによって種を保っている、という。軍拡のたとえにうかがえるように、国際政治にもあてはまる気がする。それ以上に、企業間の競争にぴったりかもしれない。内外で発表が相次ぐ企業の決算や再編の動きからも、全力で走り続けないと生き残れない現実が浮かんでくる。

▼もっとも、生き残るための戦略はさまざまだろう。爬(は)虫類の進化に詳しい平山廉・早大教授によれば、カメは忙(せわ)しなく活動する哺乳類とも巨大化した恐竜とも異なる第3の道を選び、2億年も栄えてきた(「カメのきた道」)。一見のんびりした、つつましい生き方こそ、成功の秘訣。そんな企業だってあるかもしれない。【春秋】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○

このコラム『起承転結』素晴らしい! 座布団10枚差し上げます (*^-^)

Photo_2


      「カメのきた道」
商品の説明 内容紹介








 私たちは地球生命の頂点に位置するのが人類と勘違いしていないか。 甲羅というシェルターとスローな生き方という第三の戦略を選んだカメたち。

出版社からのコメント 【地球生命の、明日はどっちだ!?】

★中生代の地球で、恐竜は巨大化の道を選び地球上を制覇したかに見えた。一方、哺乳類は一日食物をとらないと生死にかかわるという高代謝を選択し、餌獲得のために知能を発達させ、次の主役となった。

★しかしカメは第三の道である低代謝を選択し、餌がなければ1ヶ月でも待つことができる体を獲得した。その結果、ガラパゴスゾウガメは200歳を超える寿命の固体も確認されている。

★あわただしく攻撃的に生きる40年(自然状態でのサルの寿命)とゆっくり打たれ強く生きる200年のどちらに価値があるかはだれにも決められない。地球生命を相対化する視点から語る、意欲的なカメの進化学入門。

トップカスタマーレビュー

  専門家が書いた信頼できるカメのすべて 投稿者  ymatsui4

◆まず なぜカメは甲羅が脱げないのか でカメの基本を説いたあと,オサガメという名の海の怪物が紹介され,このリアリティで完全にカメのとりこになる.そうして2億3000年の昔の先祖から現生のカメまでの長い複雑な旅が始まる.著者の文章は明解で読み易く,更に現役の専門家ならではの説得力がある。

◆また中生代からの大陸の分布など必要な図が必ず用意されていて理解を助けている.この化石カメ学の部分はまさに圧巻で,著者の実力の程を思い知らせてくれる.最後は人間に食べられて絶滅してゆくカメたちの悲しい話で,そう言えばスッポンのスープはうまいよな,と思いながらもカメが可哀想な気持になる.最近読んだ科学書の中で断然素晴らしい本.これさえあれば,カメのことは殆どすべて判る.強く推薦.

  カメ学に興味のある読者必読  投稿者  ドロガメマニア

◆気鋭のカメ古生物学者である平山廉氏のカメ類の形態進化に的を絞った好著.カメ類と恐竜や哺乳類との進化学的な対比,現生カメ類への進化の筋道等が詳しく解説され非常に興味深い.カメ類に関して動物学的,あるいは古生物学的な関心のあるカメ好きには文句なく勧められるし,内容も比較的平易で,生物学的な知識が乏しい読者にも配慮されている。

◆あまり一般向けの文章では詳しく紹介されたことがない,日本の化石カメ類に関する記述が詳しいのもうれしい.また.小田隆氏の復元図も非常に雰囲気が出ていて非常に良い.やはり,一般向けの本ではこうした復元画は不可欠であろう。

◆ただ気になったのは,著者が古生物学の研究者ということで,甲の各部の名称等は書評子がなじみの有る現生カメ類のターミノロジーとかなり異なっており,どちらかと言えばそちらに親しんでいるであろう一般の読者には,解りにくいかもしれない.これは筆者の責任ではないが出版社からのコメントの「個体」が「固体」となっているのはいただけない。

(メ・ん・)? 愛犬が、散歩の時間と吠えている・・・消えます!

冷静さを保て。怒りは議論ではない

 Photo


   左側: ダニエル・ウェブスター氏 
   右側: 不動産王・トランプ氏

 








 米国連邦議会の上院史上に輝く偉大な5人(フェイマス・ファイブ)の一人、ダニエル・ウェブスター(1782~1852年)は、こんな言葉を残している。<冷静さを保て。怒りは議論ではない>

▼ニューハンプシャー州の農場主の家に生まれたウェブスターは、自らの努力で学才を開花させ、弁の立つ法律家として立身。論理と識見で政治を動かす正統派の議会人となった

▼米大統領選で並み居る有力者を蹴散らし、共和党の候補獲得を確実にした不動産王トランプさん。ウェブスターとは対極に映るが、予備選で初勝利し勢いづいたのはニューハンプシャー州。その地が生んだ先人の名言を知っていただろうか

▼既存の政治家を「彼らの無能さが国を危うくした」と指弾。トランプさんは多くの有権者の不満を代弁し、怒り続けた。「メキシコ国境に壁を造る」「日本は国防費を増やせ」。過激であればあるほど人々は留飲を下げる

▼翻訳者の植山周一郎さんは過去のインタビューでの印象を「口調は穏やかで理路整然としていた」と訳本に書いている。「過激な発言は計算し尽くしたもの」とも。この先の党内融和のため、怒りを鎮め大局観を冷静に語る「まともなトランプ氏」を今度は誰が支持するのか。それほど米国民は愚かではあるまい。(河北春秋)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・




De


    “皮肉の針”が脳裏に思い浮かぶ!









 極端な見方とはいえ、鋭い“皮肉の針”が結構核心を突いていて面白い。国民性を表すジョークの数々だ。その一つに豪華客船が沈み始めた時、船長がどう呼び掛けて乗客を海に飛び込ませるかといった話がある

※米国人には「英雄になれますよ」。「飛び込まないで」はフランス人向けだ。そして、日本人には「みんな飛び込んでますよ」。日本人の集団主義を指したものだが、そこには追随という意味もあろう。

斯く言う(珍念)のコメントは『支離滅裂』・・・オチが冴えません!

開いた口が塞がらない

    Photo


 大型連休を利用し東京から帰郷した友人は、熊本上空に差し掛かると、家屋の屋根に広がる痛々しいブルーシートに目を疑い、変わり果てた光景に涙があふれたという

▼未曾有の大地震で被災した住民らが復旧、復興に心を重ねるさなか、くすぶる東京都知事の何とも“景気良い”話は開いた口が塞がらない

▼週末に公用車を使い別荘通い、海外出張に航空機のファーストクラス、ホテルはスイートルーム利用とあれば、子どものころ、オモチャの札束を握り締めて遊んだ大富豪ゲームを思い出す。「政治家はトップリーダー」と口にするあたり、自負心の表れではないか

▼住民の暮らしをより良き方向へ導く政治家に大事なのは住民目線と信じたいが、さて。交際費の縮小、費用対効果を念頭にムリ、ムダを省く緊縮財政続きの地方と都市の経済格差をあらためて感じつつも、事は全てにおいて賛否両論あるのが世の常。公費、つまり、血税が財源であるとしても…

▼“トップリーダー”に直視してほしいのは、熊本地震から3週間を過ぎても多くの人が不便な生活を強いられている現実と、復興に向けた共助の精神。別荘通いもいいが熊本へもぜひ。【瀬音】

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+


 コラミストの(筆致)は冴えている!

Image


    これ以上は『蛇足』・・・・。



行き詰まった時は |゚Д゚))) 

 Photo

 行き詰まった時は発想を変えよ、ハンディを逆手にとることで道が開けることがある。よく言われることだが、この言葉の奥は深く、それは実際にヒットした事例が物語っている。例えば十勝の陸別町…

▼最も寒い町として今や全国区。真冬は最低気温が氷点下20度を下回る日が多く、冬は訪れる人もいなかった。だったら、寒さを売りにしよう―と始めたしばれフェスティバルが当たった。20年以上も続き、道外から寒さ体験に訪れる人もいる

▼発想を変えた例は、山口県防府市の住民有志が行っている「こいのぼり」を水中に泳がすという取り組み。川をまたいで多数の「こいのぼり」を揚げる光景は、道内でも定山渓温泉や十勝の大樹町(歴舟川)に見られる

▼同市小野地区でも佐波川にそうしようと考えたのだが、川幅が広過ぎて断念。ならば実際に水に泳がせようと発想を転換したそう。行って9年になるが、写真愛好家をはじめ多くの人が訪れるように

▼風を浴びて青空を泳ぐ「こいのぼり」もいいけれど、写真を見る限り、川の中を泳ぐ「こいのぼり」の姿もまた格別。空であろうが、川中であろうが、子どもがすくすくと育ってほしい、という願いは同じ。【臥牛山】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


A2

   コメントは『蛇足』・・・・。

それが希望 推進力だ こどもの日に考える

      

   Photo_3


  「OS☆U」「dela(デラ)」=教室


   こいのぼりを眺めていると、子ども
   たちに風を送ってあげなければと
   思います。だが待てよ。子どもは
   風の子。大人を泳がす追い風な
   のではないかしら。



 ▼名古屋駅西に活動の拠点を置く芸能プロデューサー、中村浩一さ(48)には、夢がある。

 「芸能文化の地域主権」

 ▼中村さんは考えます。日本の芸能文化は、政治や経済以上に東京に一極集中し過ぎている。まるで、殿様と家来のような関係です。ご当地アイドル花盛りとはいうものの、結局いつかは上京したい、芸能界=東京なんだと、誰もが思い詰めています。

 ▼中村さんは、テレビのローカル番組で学生リポーターを経験し、「キラキラと楽しい」芸能界に十九歳で足を踏み入れました。卒業後は広告会社や出版社にも身を置きながら、芸能プロデューサーとして、アイドルの発掘、育成、売り込みなどを続けてきた。

 ▼ところが次第に、ギョーカイの闇も見えてきた。上京した美少女が、すっかりやつれてひっそり戻る。うつ病の果てに自殺に至ったケースもありました。東京に踏みとどまるために、際どい水着のグラビアやAVまがいの仕事をいやいや受ける。とどのつまりは使い捨て…。そうじゃない世界をつくりたい。

 ▼今の時代“三種の神器(ブログ、ツイッター、ユーチューブ)”を駆使すれば、“ナゴヤ発信”は十分可能。まずはご当地アイドルのレベルをぐんと引き上げよう。

 ▼地元にいたまま活動できて、リスクを冒さず、家賃もいらず、ステージやけいこを終えて家へ帰って、家族と一緒にご飯を食べて、「今日はどうだった」「うん、がんばってるよ」と日常会話ができるアイドル-。それを、何としてでも成し遂げたい。

 輝いた季節のあとで

 ▼そんな思いで六年前、名古屋市大須商店街がジモトのアイドルユニット「OS☆U」をプロデュース。そして今は駅西で、二〇一二年結成の「dela(デラ)」=写真=を手がけている。

 ▼中一から二十三歳までの十八人、全員自宅通勤です。中村さんはもう一つ、自らに課題を与えています。アイドルの“卒業生”をどうするか。

 ▼ラグビー歴三十年の中村さんは、delaをラグビーチームになぞらえます。“One for all、All for one(ひとりはみんなのために みんなはひとりのために)”の精神を、歌や踊り以上に重んじます。リーダーならぬキャプテンを先頭に、あいさつ、自己表現、そしてチームワークを徹底します。

 ♪振り向けば十四人の友がいる…。「15(Fifteen)」。中村さんが作詞したdelaの持ち歌です。キラキラと輝く季節を終えて、就職しても、お嫁に行っても、起業をしても必ず役に立つように。

 ♪ある日のこと、中村さんは、かつてのメンバーの父親から、呼び出しを受けました。当時高校二年の娘をアイドルにすることに猛反対した人でした。恐る恐る出かけて行った鉄板焼きの店。父親は言いました。

 「ありがとう。君は娘を二年早く大人にしてくれた」

中村さんの見果てぬ夢は、いつかかなうかもしれません。

 ♪三月で終了したNHK朝の連ドラ「あさが来た」。今アイドル界の頂点に輝くAKB48の主題歌「365日の紙飛行機」も大ヒットになりました。はじめは不思議でしかたなかった。自立する女性の物語のはずなのに、なぜ<人生は紙飛行機>なんだろう。紙飛行機は思い通りに飛べません。

 ♪でも、しばらく聞いているうちに、何となく疑問が解けてきた。歌の後半に<それが希望 推進力だ>という歌詞が出てきます。

 思い通りにならない日は。

思い通りにならない人生だからこそ、推進力が必要です。

 ♪独り立ちと独りぼっちは違います。誰かに背中を押してもらって、紙飛行機は力いっぱい、飛べるところまで飛べばいい。こどもの日、大人は子どもの推進力に…と思いきや、子どもこそ、大人の<希望 推進力>ではないですか。

 ♪見上げれば、五月の風にこいのぼり。大きい真鯉(まごい)も小さい緋鯉(ひごい)も、気持ちよさげに飛んでいます。【中日新聞:社説】


♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;


:

Photo_5

    このコラム『寸鉄人を刺す』 素晴らしい!
    今日は(珍念)の誕生日・・・です
    百歳を目指し、ぴんぴん・ころりで幕を閉じたい。

 

事件の真相

       Photo

 
 デニス・ホイートリー著「マイアミ沖殺人事件」は、捜査ファイルスタイルの推理小説だ。本に収録・添付されている「警察調書」と「証拠物件」から刑事目線で犯人を追う。

 ▼犯行現場や指紋の写真、証拠物件には実物のマッチの軸、血のついたカーテンの一部、髪の毛、電報、メモなどが含まれる。1930年代に出版された前例のない企画の本は推理小説ファンに歓迎され、ベストセラーに。邦訳されて日本にも愛読者が多いという。

 ▼たとえば殺人事件で凶器など証拠物件が見つかり、容疑者の指紋が付着していれば有罪はまず動かない。だが、栃木県で小1女児(当時)が下校途中で行方不明になり、遺体で見つかった事件では凶器や女児の所持品は発見されなかった。

 ▼被告は捜査段階で自白したが否認に転じて無罪を主張したため、自白調書を信用できるか、できないかが裁判の焦点となった。判決は取り調べの録音・録画で被告が殺害を自白した供述態度を重視し「誘導されてうその自白をした」とする弁護側の主張を退けた。

 ▼過去に検察側が導入に強く難色を示してきた取り調べの録音・録画がこの裁判では有罪を導き出すかたちになった。取り調べの可視化は冤罪(えんざい)防止の機能ばかりにとどまらない。検察にも有罪立証の利点があることが裏付けられたわけだ。

 ▼マイアミ沖殺人事件が今、書かれれば著者は取り調べの映像も追加するだろう。だれもが望むのは罪を犯した人間が正しい裁きを受けること。冤罪も犯人を取り逃がすことも許されない。可視化がいっそう進み、生かされる未来にしたい。【くろしお】

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・




Wai
   このコラム『言い得て妙』・・・・。




「マイアミ沖殺人事件」商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

 ★マイアミ沖を航行中の豪華ヨットから、イギリスの石鹸会社社長が消えた。自殺かと思われたが、急行した刑事は他殺と判断、乗客の訊問をはじめた。乗客全員の調書、現場写真、手紙、電報、犯罪者記録、証拠物件等、すべての捜査資料を綴じたマイアミ警察本部の事件簿から読者自身が推理する画期的な捜査ファイル・ミステリー。

 ★とある富豪の豪華ヨットで持ち主の商売敵の男が殺害された。犯人は誰か?複雑に絡み合った乗客たちの人間関係、ファイル(この本)に納められた現場の写真、証拠品の数々、そして容疑者(乗客)たちの供述調書から犯人を推理するという内容です。

 ★時代的にはアガサ・クリスティの小説にあるような戦前のアメリカ(フロリダ沖)です。最後の袋とじに事件の真相が入っています。なかなか面白い趣向の御本でした。




  Photo_2


   さて、あなたの推理は? 

   斯く言う(珍念)の灰色の
   脳細胞は冴えません!

縁遠くなっちゃう? 蛇を飼っていることが判明した娘

Hebi


    親元を離れて東京で暮らす娘が、知らないうちに
    彼氏と一緒に生活していたら、母親はびっくりし
    父親は卒倒するでしょう。では、娘が一緒に暮ら
     しているのが大きな蛇だとしたら……。






 ▼今回取り上げるトピ主は「心配な母」さん。娘さんが今春、東京の大学を卒業し、そのまま東京で働き始めました。就職祝いに夫と2人で上京し、それまで一度も訪れたことのなかった娘さんの部屋で見たものは、大きな水槽が2つ。中には、それぞれ「夫の腕ぐらいの太さはある」蛇がいました。

 ▼「娘も大人ですし、趣味に口だしするべきではないのですが、どうしても結婚の事を心配してしまいます。蛇を飼っていると知ったら、普通の男性なら引いてしまうのではないでしょうか」

 ▼実は、この娘さん、中学生のときから蛇が好きだったものの、両親に反対されると知って一度も口に出さなかったそうです。娘さんの話に耳を傾けながらも、やっぱり不安が先に立つ「心配な母」さん。

 トピはこちら⇒ 「蛇を飼っている娘」

 そんなトピ主さんに対し、レスが続々と集まっています。

 ★ハンドルネーム「ICHICO」さんは、爬虫はちゅう類大好き。トカゲ系が特にお好みだということで、本当はイグアナを飼いたいとか。イグアナを見ては「『はぁ~~~カワユスギ・・・・』とつぶやく私を夫は笑ってみています」とのこと。ちゃんと理解してくれる男性はいるので、大丈夫なようですよ。

 ★また、何人かの方からは、「変な男が転がり込んだりするのを防ぐ効果があるかも」「たぶん共通の趣味の彼ができるのでは」という指摘がありました。蛇が「虫よけ」と縁結びの両方をかなえてくれるとしたら、それもすてきですね。

 ★娘さんはもう社会人。心配は尽きないでしょうが、娘さんの生き方を尊重しつつ、あとは蛇の飼育に関して、手続きや管理を引き続きしっかりするようアドバイスしてみてはいかがでしょうか。

 ★ちなみに、発言小町には、ヘビを買ってきた婚約者と別れるべきか悩むトピもありました。

 トピはこちら⇒ 「ヘビを買ってきた婚約者と別れるべきか迷っています」

 ★こちらのトピに寄せられたレスでは、なによりも、自分で世話もしないような生き物を飼う婚約者の態度について批判が集まっていました。「心配な母」さんの娘さんとは大違いですね。

 ★もし蛇好きで、責任感のあるすてきなパートナーが見つかって結婚したら……。娘さんの家には何匹の蛇が同居するのでしょうね。娘さん夫婦の家を訪ねるのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、その時はぜひ、また小町にご報告ください。【発言小町】The Yomiuri Shimbun

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

ふと、『安珍・清姫伝説』が脳裏に浮かぶ!






Photo


     土佐光重画『道成寺縁起絵巻』。
     蛇身となった清姫が鐘の中の安珍を
     焼き殺そうとする様子を描いたもの







※安珍・清姫伝説(あんちんきよひめでんせつ)とは、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた少女の清姫が激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている。

 斯く言う(珍念)蛇は、ちょいと苦手です。蛇の飼育をされている娘さんが、気立てのよい人でも、お断りします。 (A;´・ω・)アセアセ



初心


Photo_2


        「初心忘るべからず」は能を大成した
        世阿弥(ぜあみ)の言葉だ









▼何事にも最初の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けねばならないという意味合い。原典の「花鏡(かきょう)」をみると、初心は「最初の志」に限らない。若い時、人生の時々、そして老後と、それぞれに初心があると言う。経験不足による未熟さ、至らなさとも解釈できる

▼その時味わった悔しさを折にふれて思い出すことで、さらに精進できるのだと説く。若いうちにちやほやされては伸びない。芸を極めるための長く厳しい道のりはいかに奥深いことか

▼戦後日本が、出発点として抱いた「初心」は何だったろう。被爆地の広島や長崎をはじめ、空襲で都市は焼け野原になった。軍部の独走を招いた反省に立ち、戦争なき人権尊重の社会を実現すると誓ったはずだ。その象徴として受け入れたのが日本国憲法であろう。各国いずれの憲法も、今後実現すべき社会の理想を掲げている

▼ところが、国を動かす人たちから、今になって占領軍からの押し付け憲法だ、現実に合わないとの批判の声が強まっている。理想の実現に努めようともせず、時代遅れになったと主張するのならいかにも筋違いだ。これではどんな決まり事も誓いも成り立たない

▼フランスのドゴール元大統領は「政治は政治家に任せるにはあまりに重大すぎる」と語ったことがある。前のめりになって事を急ぐ以前にまずは初心に帰りたい【卓上四季】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○

【風姿花伝:花鏡】 トップカスタマーレビュー

 具象の鍛錬  投稿者  人 

 ★能の真髄を伝えるものとされる風姿花伝や三道の丁寧な現代語訳と解説である。もちろん直接には能という演劇についての具体的できめ細かな指南なのであるが、誰でも普段の生活において他者に求められる役割を演じて生きているというように広く考えれば、演技の道を深く探究した英知の結晶である本書から何らかのヒントを汲み取ることができると思う。

 ★どれほど演技が上手であったとしても、自作の能を持たない役者は戦場で丸腰であるのと同様であり相手と優劣を争う競演に勝つためには相手と雰囲気の異なる自作の能で対抗すれば盤石だということ、あらゆる物真似においてはとにかく物真似を精確に演じることによって幽玄や強さが生まれるのであり抽象的に幽玄や強さが存在すると考えても混乱するだけだということなどは、示唆に富むと思われる。

 ★「花を知るということこそ、この能の世界の奥底に到達するということであろう。…まことの花というのは、咲かせる方法も散らせる方法も、意のままであろう。であるから永遠の魅力となろう。…花を知ろうと思うならば、まずその種のなんたるかを認識すべきである。花は心の工夫によって咲き、種とはその工夫を可能にする稽古の数々なのである。」

 自分をみつめる哲学  投稿者  珍念

 ※世阿弥のことばで、「目前心後(もくぜんしんご)」と、「離見の見(りけんのけん)」という言葉が心に響きます。能を舞う時の注意事項ですが、人が生きていく上での哲学でもあると思うからです。いずれも、自分を客観的に、外から見る努力をするように、という戒めと思います。

 ※日常生活では、目の前のことに心を奪われ、自分を振り返るヒマもなく慌ただしい一日を送ってしまいます。でも、そんな日々でも、自分を離れて、うしろから自分の姿をじっと見てみる…そんな、習慣が世阿弥の芸を高めていった原動力になったのかなぁ!

Genkai

  かく言う〝珍念〟『論語読みの論語知らず』なのだ・・・・
  「コピペ」・「コピペ」と仄かに声が聞こえる。ι(´Д`υ)アセアセ 

「車掌」

       Photo

 米20ドル紙幣の新デザインに採用された奴隷解放運動家ハリエット・タブマン=ロイター

 この「車掌」は能力優秀にして「鉄道」を一度も脱線させたことはなく、全員の「乗客」を「目的地」に連れていったという

▼本物の鉄道ではない。十九世紀の米国の話。「鉄道」とは奴隷制廃止論者や自由黒人で組織された逃亡奴隷を援助するグループ「地下鉄道」やその経路を意味する隠語。「車掌」は南部奴隷州から北部自由州への逃亡を助ける人物で「乗客」は逃亡を図る奴隷のことである

▼この「車掌」こそ黒人女性のハリエット・タブマン(一八二〇ごろ~一九一三年)。良いニュースである。米財務省は先日、新二十ドル紙幣にタブマンの肖像を採用すると発表した

▼彼女の暗号名は旧約聖書の「出エジプト記」から「モーセ」。黒人には危険極まりなかった当時の南部に十九回潜入し、三百人を超える黒人奴隷を逃亡させた勇気の人である

▼歌が上手だったそうだ。もっとも悠長な話ではなく、白人に分からないよう歌の内容で、逃亡方法や危険を仲間に伝えた。<イエスさまはあなたを導いてくださる>。農園の奴隷小屋の近くでタブマンがこう歌えば、「これから逃げる」の合図である

▼白人に憎まれ、現在価値で二億円近い懸賞金が積まれた「顔」が二十ドル札の「顔」になる。歴史のいたずらめいた変化だが、用心深い、あの「車掌」のことである。黒人の差別問題には「まだまだ」と悲しく歌うことだろう。【中日春秋】

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


Photo_2


    このコラム『起承転結』素晴らしい!
    米財務省・粋だねぇ・・・・・。







« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »