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2016年3月

モイゼス君の桜

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               「モイゼス君の桜」

           宇都宮市民におなじみの桜は八幡山公園の
           ソメイヨシノや市街地を流れる釜川河畔のシ
           ダレザクラだろうか







▼釜川の新橋近くに「モイゼス君の桜」がある。樹下には大谷石と御影石の碑。「繰り返さないで下さい 僕の悲劇 思い出して下さい 花の咲く頃…」と悲しみに満ちた文章がつづられている

▼2001年4月の小紙の記事にこうある。黒磯市の日系ブラジル人床島モイゼスさん=当時(20)=が昨年9月、宇都宮市曲師町で暴行を受けて死亡したのを悼み、地元の商店主らがシダレザクラの植樹運動を展開した

▼女性に声を掛けたあるグループが、モイゼス君が所属するグループにやじられて腹を立てたのが事件の発端で、モイゼス君が犠牲になった。若者の諍(いさか)いが招いた悲劇だが、背景に日系人への根強い差別があった

▼今、県内に永住・居住する外国人は15年前の23%増の3万1千人余。日本人の配偶者が最も多く、以下中国、ブラジル、フィリピンなど国籍は112カ国に及ぶ。外国人の増加に、行政は多文化共生社会への取り組みを住民に促す。宇都宮や真岡などでは外国人にも暮らしやすい街づくりが進む

▼一方で近年、韓国・朝鮮人らへのヘイトスピーチも各地で目立つ。日本人の人権感覚、国際化はまだ発展途上だ。天国のモイゼス君はどう思っているだろうか。【雷鳴抄】

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   感動しました。





憲法のために国家がある? 

 

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   しばしば憲法は、野党にとって、政府攻撃の道具と
   なる。いわゆる「統帥権干犯」の騒動もそうだった。
   ことの起こりは昭和5(1930)年に開かれたロンドン
   海軍軍縮会議である。

 



▼日本政府は英米両国と、補助艦の保有トンを制限する条約を結んだ。これに猛反発したのが、海軍の強硬派と野党・政友会である。明治憲法には、「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」と定められていた。政府が勝手に兵力量を決めたのは、統帥権の干犯、との理屈を持ち出したのだ。

 ▼憲法のなかの大きな矛盾をはらんだ条項について、「死守せねば国が亡(ほろ)びる」と言い立てた。海軍の歴史にくわしい作家の阿川弘之さんによれば、彼らこそ国を滅ぼした張本人である(『葭(よし)の髄(ずい)から』)。実際、騒動は軍部の独走を招く結果となる。

 ▼安全保障関連法がようやく施行された。中国は東・南シナ海で、領土拡張の野心をますますあらわにしている。北朝鮮は核・ミサイル開発を着々と進めている。もはや、一国で平和を維持することは難しい。集団的自衛権の限定行使を認める新たな法の枠組みのもとで、戦争を抑止するしかない。

 ▼これに対して、野党は憲法違反を主張している。ほとんどの憲法学者も、同じ意見だという。それどころか自衛隊の存在さえ、違憲または、違憲の恐れがあるとする学者が7割を占める。厳しい国際情勢を直視せず、憲法9条を「死守」するだけでは、かえって国家に一大事をもたらす。戦前のゆがんだ“護憲”騒動が残した教訓である。

 ▼軍縮を支持した海軍将官の一人、井上成美提督は、戦後も長く生きた。阿川さんによると、「平和憲法絶対護持」の運動にこんな感想をもらした。「憲法のために国家があるんぢやないんだがなあ」【産経抄】

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 このコラム『言い得て妙

「史上最悪」の事故

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 昨日3月28日は1979年、米スリーマイル島の原発で、当時「史上最悪」といわれた事故が起きた日だ。その数日前、米国では映画「チャイナ・シンドローム」が公開されている。

 ▼映画が結果的に大事故を予見したことになり、世界は騒然となった。核燃料が溶け落ちる「炉心溶融(メルトダウン)」の危機も映画は描いた。5年前、福島の原発で実際に起きている。

 ▼社内のマニュアルで基準があったにもかかわらず、東京電力は約2カ月間も「炉心損傷」という言葉で、事故の過酷さを隠してきた。理由はどうあろうと、人命にかかわる原子力事業を担う資格はないのではないか。原発の安全神話はとうに崩れたと思っていたが、しぶとさは相当なものだ。

 ▼関西経済連合会の副会長が、先日の大津地裁による高浜原発3、4号機の運転差し止め仮処分決定に異を唱えた。「一地裁の一人の裁判長による判断」。仮処分申請は法改正で禁じるべきだとのたまう。

 ▼三権分立の原則も国民の権利もご存じないらしい。でなければ無視である。スリーマイル島をはるかにしのぐ福島の事故を経て、原発をめぐる風景は古色蒼然(そうぜん)の昔に戻ったのか。司法の判断に一筋の望みを託す人々がいる。

 ▼映画の原発事故では、一人の技術者が身を挺(てい)して不正を告発しようとするが、何者かによって命を奪われる。良心なき惰性的な妄信が、ときに人を不幸にする見本である。【小社会】

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 平成の世に跋扈する{魑魅魍魎}は・・■■■








映画「チャイナ・シンドローム」 あらすじ

 ジャーナリストの使命とは? 原発の本質鋭く突く 生中継のカメラに涙をこらえて…

 ◆原子力発電所の本質を、これほど鋭く突いた映画をほかに見たことがないそれでいながら一級の娯楽作品に仕上がり、約二時間を飽きさせないのだ。1978年、アメリカ。映画「チャイナ・シンドローム」はスリーマイル島の原発事故を予見するかのように製作された。

 ◆ジェーン・フォンダ演ずる女性TVキャスター、キンバリー・ウェルズの原発訪問から映画は始まる。見学中に振動が起きた。鳴り響く警報サイレン。発電所に緊張が走る。

 ◆契約カメラマンのリチャード(マイケル・ダグラス)は、その様子の一部始終を録画しており、それを専門家に見せた。「チャイナ・シンドロームだ。炉心が露出して大爆発を起こす寸前だったんだよ」と、専門家は言った。「スクープだ!」。局に駆け戻るキンバリーら。しかし、電力会社の横やりで、放送は中止になった。

 ◆一方、発電所のジャック・コデル(ジャック・レモン)も実は、発電所の異常に気付いていた。工事・検査に手抜きがあり、このまま運転すると大事故になる。コデルは会社に再検査を進言するが、「操業を休むことになり損益につながる。だめだ」と相手にされない。だれのための発電所か。資本の論理優先の電力会社の姿勢。

 ◆キンバリーの取材に心を開いたコデルは、証拠書類の提供を約束するが、手抜き工事をした建設会社は公聴会への証拠提出を力で阻んできた。身の危険を感じたコデルは発電所に逃げ込み、制御室に立てこもる。呼ばれたキンバリーが制御室から生放送を始めた途端、コデルは踏み込んできた警官隊に射殺される。

 ◆次々に駆け付ける他社の記者に、発電所の広報担当者は「コデルは精神錯乱だった」と発表した。「あんな正常な男はほかにはいない。彼は発電所の危険を知っていた。彼こそ英雄だったんだ」。会社に気遣ってコデル逮捕に協力した同僚の一人から、そんな言葉を引き出したキンバリーは、生中継のカメラに涙をこらえて真相究明を訴えるのだった。

 ◆現場で、何が真実かを見極めたリポート。キンバリーは単なる美人キャスターではなくなった。伝えるべき事実を伝えるジャーナリストとしての仕事をやり遂げたのだった。 カラーバーがスクリーンいっぱいに映し出されたラストシーンを見た後、興奮で体の震えがしばらく止まらなかった。さすが。あくまでも娯楽映画の線は崩さず、それでいて本質に迫る。アメリカ映画の底力に参った。

 ◆筆者が最も影響を受けた映画の一つだ。元気がなくなった時には、この映画を見ることにしている。再びやる気にさせてくれるからだ。

これ以上は『蛇足』・・・ ( ^ω^)おっおっおっ

             

「あなたは文明に麻痺(まひ)していませんか」

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 倉本聰さん(81)が脚本を書いて演出し、門下生らが出演した演劇「屋根」の全国公演が終わった。秋田市と北秋田市を含む24カ所で約2カ月行われ、26日は倉本さんの住む北海道富良野市で凱旋(がいせん)公演があった

▼舞台は大正から平成にかけての富良野。開拓民の夫と秋田から嫁いだ妻が主人公だった。敗戦を経て高度成長やバブル経済に浮かれる世間に違和感を覚えながら老いていく夫婦を通じ、大量消費社会に警鐘を鳴らした

▼物があふれる現代への疑問は、倉本さんがずっと描いてきたテーマだ。富良野に住んで8年目の1984年春、演劇人を育てる私塾を立ち上げた時は、「あなたは文明に麻痺(まひ)していませんか」との問い掛けで始まる一文を残した

▼劇中で夫婦は子どもたちが着なくなった古着を細く裂き、それで縄をなう。消費と廃棄の繰り返しを象徴するような縄はどんどん増えていく。その場面で、夫が手を動かしながら歌う倉本さん作の「立腹数え唄」が印象的だった

▼「一つとせェ 人がとびつきすぐ飽きる 流行遅れに 腹が立つ」「二つとせェ 古くなったら直さんで 新品買えちゅう 腹が立つ」「五つとせェ いつも何かを変え買えと 浪費をすゝめる 腹が立つ」

▼便利さを捨て去ることはできないと、恐らくは倉本さんも知っている。それでも「これでいいのか」と立腹せずにはいられないのだろう。劇中の縄は現代人を捕らえて離さない物質文明の呪縛を表現したのだと受け止めた。【北斗星】

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倉本聰 「作者の言葉」として、こう書いています。

 ◆家は朽ちるとき、不思議と最後まで屋根を残す。そういう廃屋を何軒も見てきた。子供の頃、よく屋根に上って遊んだ。足の下にあって支えてくれるものが傾いているというあの不安定な感覚。見つかると怒られるという罪の意識の中でうしろめたく味わうあの充足感。

 ◆空襲の最中屋根へ上り、木で作った機関銃で上空のB29をダダダと模擬繰射し、目の玉がとび出る程怒鳴られたこともある。屋根はその下に住むものの出来事を逐一見つめ、ひそかに笑ったり、涙を流したりして来たにちがいない。もしかしたら屋根はそうした出来事を、我々が疲れ果て眠ってしまった後で、つぶさに星たちに語ったかもしれない。

 ◆この物語は云うならば屋根が、星たちに語った物語りである。屋根はその客観的俯瞰の目線で、大正から今への日本の歩みをどのように星へ伝えただろうか。主観にまみれたマスコミの報道より屋根という客観の語り部の話が、どうにも僕には気になってならない。

◆戦前僕らは物不足の中で、かつかつの暮しを強いられてきた。それがあの凄さまじい復興の中で、たちまち解消し、ばかりか逆に「豊か」と云う名の物の溢れる時代を招いた。需要と供給のバランスが崩れ、充満した物品を浪費せよと経済社会は声高かに叫び出した。節約が善であり浪費は悪である。そういう教育を受けて来た我々は、この転換に震えて立ちすくむ。

◆時代の為に死んで行ったものたち、ひっそり耐えて生きて来たものたち。
この人々の人生の物語を、屋根は星たちにどう語ったか。そのことを静かに考えてみたい。

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   (珍念)ふと、米映画「猿の惑星」の
   ラスト・シーンが脳裏に浮かぶ!
   『杞憂』かなぁ・・・・。



農家民宿

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 左側:民宿山ぼうし 右側:シーカヤックの体験中 島には洞窟があり、満潮時にはカヤックで通り抜けられます

 庭先の黄色い菜の花が風に揺れ、スモモの白い花が目にやさしい。山と海がほどよく調和する伊万里市波多津町煤屋(すすや)。田中恒範さん(67)が営む農家民宿「山ぼうし」には、今年に入って中国や韓国からの客が急に増えた

◆「ネットや口コミで広がっている。都会にないものを求めているのだろう」と田中さん。最近、上海から3世代で来た客は「日本の農村風景を見たかった」「おいしい空気と安全安心な食べ物が魅力」と訪れた理由を語った

◆煤屋地区は約30戸。小さい子どものいる家はわずかで、農村に共通する少子高齢化の悩みがある。交流人口を増やすしかないと5年前に市内の民宿仲間と修学旅行生の受け入れを始めた。一般客も泊まるようになり、客足は順調だ

◆農林水産省は新年度から、地方の食文化を売りに外国人観光客の誘致に取り組む地域を「食と農の景勝地」に認定する。経済効果を地方へとの国のもくろみはあるが、それだけでなく旅の思い出が心に残るものであればと思う。郷土料理を出す農家民宿の出番もありそうだ

◆田中さんは民宿のおかげで人との縁ができた。繰り返し泊まりに来る韓国人もおり、「地域や国籍を超えた人のつながりが一番の財産」という。一過性でなく息の長いものに−。そのためにも普段着のままのおもてなしを続けていくつもりだ【有明抄】

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農家民宿「山ぼうし」 メール:bigin@hachigamenet.ne.jp

 

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  『百聞は一見に如かず』!

キューバに学ぶ

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 世界の国で、もっとも進学率が高いのはどこか。意外なことに答えは、オバマ米大統領が先に訪れたばかりのキューバだ。高等教育への粗進学率はじつに100%を超える。

 ▼10年ほど前のユネスコの資料にある数字だ。粗進学率とは「進学年齢の人数全体に占める進学者数の割合」のことでつまり、キューバでは進学年齢の人口を上回る人数が大学などに進んでいることになる(眞淳平著「世界の国 1位と最下位」岩波ジュニア新書)。

 ▼米大統領がキューバの地を踏んだのは88年ぶりのことだった。関係正常化交渉が始まって、わずか1年2カ月。「冷戦はとうの昔に終わっている。私が生まれる前に始まった争いに関心はない」というオバマ氏の言葉に偽りはなかった。

 ▼今も反体制派が頻繁に拘束されるキューバだが、当局は国民に無料の医療や教育を保障し、基本的人権は守ってきたと反論する。首都ハバナの街頭で大統領を歓迎する市民が陽気さと知性を併せ持つように感じられたのは、この国の高い進学率を知るゆえだろう。

 ▼確かにキューバ当局が胸を張るようにほぼ無料の教育や医療を保障している。高い進学率からは厳しい経済状態ながら国民の能力を必死に高めようとする国の考え方もうかがえる。また、女性の進学率が男性の倍近くもあるのも特徴だ。

 ▼社会主義国家をユートピアとみなし、夢を抱いた時代はソ連崩壊を機に終わりを告げた。しかし、今後見えてくるキューバの内側から学ぶべきものは学びたい。もちろん政治的な制限や人権をないがしろにする暗部には苦言を呈しながら。【くろしお】

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      このコラム『寸鉄人を刺す』!

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   「世界の国 1位と最下位」 商品の説明 内容紹介

 世界で最も人口が少ない国は? 最も食料自給率が高い国は? 国土面積、軍事力、貧困率、進学率など様々な分野における上位と下位の国々を紹介。その歴史的な背景や社会状況、日本の位置をわかりやすく解説します。世界の大国と小国とを比較しながら学ぶ、ユニークな国際政治・経済の入門書。

トップカスタマーレビュー

ランキングを通して我が国を相対化することができました。 投稿者 とし

 ランキングを通して分かることは、やはり日本人は恵まれているということです。日本人が当たり前のこととして享受している、教育を受ける権利や文化的な生活を営む権利は、アフリカの諸国から見れば信じられないほど恵まれたものです。
我が国に生まれたことを感謝しなければならないと改めておもいました。

日本は小さな島国か? 投稿者 千紫万紅

 いや、そうではない。日本の国土面積は、約37.8万平方メートルで、世界約200か国中60番目であり、上位3分の1に入る。排他的経済水域は、実は中国の4倍以上もあるので、それを含めるとなんと世界で6番目の順位になるのである。

 人口も減少しているとはいえ、世界第10位(そもそも一億を超える国は少ない)なのだから、実に大きな島国なのである。ジュニア向けだが、岩波ジュニア新書は大人が読んでも目からうろこの良書ばかり。しかも、わかりやすい文体で書かれているので、中学生以上であればどの年代が読んでも有用である。

柔軟な脳をやしなってくれる本  投稿者  koreyas 

 こうした、統計を駆使した本にありがちな、無味乾燥さがありません。叙述のテンポもよく、書かれていることが素直に頭に入ってきます。著者の文章力が優れているのでしょう。それと共に、視野が広く、目配りが細かいと感じさせられます。統計数値を材料にしつつも、味わいのある内容です。少ない材料を引き延ばして1冊の本にしたような無理がなく、軽やかに語りが進められていく、という印象です。

これ以上のコメントは『蛇足』なのだ! (A;´・ω・)アセアセ



勝ってうれしく負けて悔しい

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 大河ドラマ「真田丸」に囲碁の場面が出てくる。笑って、泣かせる三谷幸喜さんが、脚本を担当しているからだろう。毎回、喜劇的要素もあれば、はらはらさせる仕掛けもある。

 ▼盤面不利な状況になった真田信繁の父・昌幸がうっかりを装って碁石をかき回して勝負を台なしにしたり信繁祝言の日、宿敵との対局では急所への一手で形勢が逆転した後、血なまぐさい展開になったり。碁盤を挟んで向き合い、打ちつつ語らう武将は絵になる。

 ▼真田一族も驚くコンピューター対人間の対戦が注目を集めた。棋界の人たちばかりではない。たぶん定石など知らない素人でも電脳の新しい段階への進歩を実感したはずだ。プロ棋士の直感力や大局観に近い能力を持つというから驚く。

 ▼米グーグル傘下の人工知能開発ベンチャー「ディープマインド」の囲碁ソフト「アルファ碁」が、世界トップ級の韓国人棋士、李セドル九段に通算4勝1敗と勝ち越した。李九段は「アルファ碁は動揺せず集中力も途切れない。人間とはあまりにも違う」と脱帽した。

 ▼日米欧などの囲碁ソフト同士が対戦するコンピューター囲碁大会では日本のチームの「Zen」が優勝した。アルファ碁には及ばないがアマチュアトップクラスに近づきつつある強さだという。早晩、プロをもおびやかす日が来るだろう。

 ▼だからといって棋界の権威が危うくなるわけではない。碁石を試金石として、コンピューターの可能性を探っているだけだ。そこから神の一手が生まれるかもしれない。勝ってうれしく負けて悔しいのは人間同士だから。そうでしょ真田殿。【くろしお】

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 このコラム『起承転結』お見事!

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「高齢世代」

       

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   芥川賞作家・村上龍氏の新作『オールド・テロリスト』
   を読んだ。旧満州国ゆかりの高齢者グループが今の
   社会に義憤を覚えテロリストになって原発攻撃などで
   世直しを企てる。









 ▼荒唐無稽な設定に戸惑うが、64歳の作者の高齢者観は面白い。「70代から90代の世代は成功体験に支配され、IT音痴、頑固、保守的と、時代に不適合だ。昔の自慢話ばかりで、根拠もなく威張る」と作中人物に語らせる。

 ▼一方で「戦争を体験し、食糧難の時代を送った。殺されもせず、病死も自殺もせず、寝たきりにもならずに生き延びた」と述べる。最後の戦中派である私は、苦笑いするしかない。

 ▼昔の高齢者は家督を子どもに譲り、日なたぼっこなどで残された日を送った。しかし家族制度は崩壊し、縁側、火鉢、キセルなど「老人の七つ道具」も身辺から消えた。代わりに世界有数の長寿に恵まれている。

 ▼昔の平均寿命を押し下げた理由の一つは、同世代の若死にだ。栄養状態が悪く不潔で、幼児の死亡率は非常に高かった。小学校でも命取りの集団感染が続出し、日本脳炎でも多くが死んだ。夏休み明け、級友の机に花束が飾られていたのを思い出すが、ワクチン接種と蚊よけ網戸の普及で克服された。

 ▼「あの悪条件下で老人になれただけでタフだ」と村上氏。そんなタフな高齢者は身辺にも多いが、みんな「日々是好日」で生きている。私を含めてテロリストになる気概などなさそうだ。【水鉄砲】

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『オールド・テロリスト』 内容(「BOOK」データベースより)

 年寄りの冷や水とはよく言ったものだ。年寄りは、寒中水泳などすべきじゃない。別に元気じゃなくてもいいし、がんばることもない。年寄りは、静かに暮らし、あとはテロをやって歴史を変えればそれでいいんだ」怒れる老人たち、粛々と暴走す。

トップカスタマーレビュー

これぞ村上龍、圧倒的なリアリティー 投稿者Amazon Customer

『半島を出よ』以降は衰えを感じさせる作品で、刺激的で危機感を覚えさせ、読者を奮い立たせる物語を読むことはもうできないと思っていた。今回は違った。社会的に成功した老人たちがドイツ式88戦車を所有し、テロを起こすという荒唐無稽な物語を圧倒的な描写でリアルに感じさせてくれ、これぞ村上龍だと納得できる作品に仕上がっている。最近の彼の作品にがっかりしていた読者は『オールドテロリスト』を読むべきだ。自分の中にある正確に言語化できない危機感を呼び起こされ、作者が歳をとって変化した、事実を否定せず我々の不安を肯定するメッセージを心にとめることができるだろう。

龍、感謝! 投稿者sinshy

 龍さん。もっともっと書いてください。大変無責任な、お願いになってしまってますが。 とにかく新作が発表されると、ワクワクします。中年オヤジが(ワクワク)なんて、アホな表現だけど、とにかく楽しみなんです。一作一作が、良し悪し?じゃないんです。村上龍が創作した、何かに接したい。考えてみたい。悩んでみたい。苦しんでみたい。楽しんでみたい。同世代で、いま、生きていることに、感謝しています。

       『オールド・テロリスト』を読んだ。
     旧満州国ゆかりの高齢者グループが今の
  社会に義憤を覚えテロリストになって原発攻撃などで世直しを企てる。

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    このコラム『頂門の一針』痺れる・・・・
    平成の大乱世に悪を退治する
    必殺・仕置人出番です!

一筋の至情

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▼▽「おまえら、会社の中で俺の名前は、もう二度と口にするなよ」。商社の花形部長貫井恭一はプロジェクト失敗の責任を負い、地球の反対側の支店に左遷される。送別会後、直属の部下の前途を慮(おもんぱか)って呟(つぶや)いた言葉だ。

▼▽浅田次郎さんの短編「角筈(つのはず)にて」の一節である。人事の季節、まるでわが身と感じる方もおられようか。連れ添った妻と2人きりで空港に向かう直前、その部下から電話が入る。本社復帰のために「弔い合戦、やりますからね」。貫井は断る。「ハネムーンの邪魔はするな」

▼▽同じ頃に浅田さんが書いた「ラブ・レター」は、欲望渦巻く都会に咲いた純愛。新宿・歌舞伎町の裏ビデオ店の雇われ店長高野吾郎は50万円に引かれ、出稼ぎの中国人女性白蘭(パイラン)と偽装結婚する。千葉県で風俗の仕事をしていた白蘭は重い病気になり、吾郎宛てに手紙を書く。

▼▽21日まで3日間、庄内の演劇人たちが朗読劇として鶴岡市で上演した。阿漕(あこぎ)なやくざ者に搾取されながら、会ったこともない吾郎に感謝を綴(つづ)る白蘭。会場からは終盤すすり泣きが漏れた。儘(まま)ならぬ世に差す一筋の至情。この2作を含む短編集「鉄道員(ぽつぽや)」を貫くテーマである。【談話室】

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   一筋の至情
   感動しました!



「元気でころりと死ぬために、まずは健康」

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 小紙「明鏡」欄には時折、老いの話題がのぼる。先日掲載の一文には「元気でころりと死ぬために、まずは健康」とあった。「今日より明日が大切」とも述べ、時代の変化に付いていくため「頑張って新聞やテレビで学ばなければ」と日々学習と意欲を綴(つづ)っていた。前向きな姿勢に感心する。

 ▼長寿と充実した暮らしは、老境の共通した願いだろう。しかし高齢化が進行する日本では老後の三つの不安がささやかれる。「健康は大丈夫か」「金の心配はないか」「孤立する懸念はないか」。頭文字から「3K」と呼ぶそうだ。

 ▼長寿社会とはいえ、誰しも健康不安は付きまとう。介護への心配も頭をもたげる。長年の“会社人間”がたたり、退職後に地域に溶け込めず孤立感を深める男性も多いという。

 ▼3Kの中で、最も切実なのは「金の心配」だ。「ゆとりのある老後を過ごすには1億円が必要」と書かれた金融機関のチラシを目にする。だが、現実は相当に厳しい。

 ▼藤田孝典著「下流老人」を読むと、老後に迫る貧困の陰を思い知らされる。本人や家族の病気による高額な医療費、介護費用の負担。さらに子供の失業など予期せぬ事態が加わると、一気に転落してしまうと指摘する。「老後破産」なる言葉もある。物騒な響きだが、健やかな老後社会を築くには「3K」から目を背けるわけにはいかない。【天地人】

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   Photo_2下流老人」内容(「BOOK」データベースより)
   まもなく、日本の高齢者の9割が下流化する。
   本書でいう下流老人とは、「生活保護基準相当
   で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」
   である。そして今、日本に「下流老人」が大量に
   生まれている。この存在が、日本に与えるインパ
   クトは計り知れない。






トップカスタマーレビュー

どこかで聞いたようなタイトルだが、当たらずといえども遠からず、と思わせる投稿者  小次郎 

 ◇私は西日本の地方都市に住んでいる。周辺は農地だが、若者はそこでは働いていない。70歳を越えたような老人が、腰を曲げ、田畑を耕しているのだ。しかしおそらく次世代は宅地になっているだろう。

 ◇ずっと農業でやって来た場合は、国民年金だけのことが多い。いわゆる「厚生年金部分」は入らないことが多い。私の両親は90歳近いが、二人合わせて月10万円少しの年金しかない。広大な田畑を持っていたのなら別だが、多くはそうではない。

 ◇となると、今後健康的にも衰え、収入もあまりなく、蓄えがたんまりある人以外は、ここでいう「下流老人」になる。何と言っても医療費負担が大きい。いくら1割負担の後期高齢者だとしても、介護や入院などが多いと、けっこうバカにならない。貯金を食いつぶすことになる。

 ◇なにより地方都市は「給料」が安いので、住民の収入も低い。貯蓄も少ないのだ。こういう人が将来「下流老人」になる。本書はそういうケース、問題を指摘していく。対策も書かれているので、実行するしないはともかく読んでおいて損はないだろう。

 ◇周辺のデイサービス施設、老人ホームの多さは、都会の比ではない。周囲はお年寄りばかりだ。私もそろそろ、そこに入る。仮に85歳まで生きたとして、最後の10年間あたりの医療関係費は、少なくとも私の周囲ではかなりになる。これが生活を圧迫するし、老人の面倒をみる「60代」あたりの生活にも響く。

 ※静かな警告の書、という感じだが、ときおりゾッとすることもある。真面目な,いい本である。

珍念のコメントは『蛇足』・・・・(´;ω;`)ウウ・・・

「押し買いへの対処」




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  先日、自宅に一本の電話がかかってきた。受話器を取ると、女性が丁寧な口調で「古着や古本を買い取ります。担当者が明日そちらの地域を回るので、よろしければお伺いしたいのですが」と話し掛けてきた。整理したい不用品はいろいろあるが、おかしいと思って即座に断った。

 ▼「押し買いの相談増加、居座られたら警察へ」という記事が本紙に載ったのはそれから数日後である。古着や古本の買い取りで訪問の同意を得た上で、実際には貴金属を売るように迫る手口である。目当ての貴金属を出すまで居座るというから、根負けして安く買いたたかれてしまうケースも出てくるのだろう。自宅にかかってきた電話と同じなので驚いた。

 ▼押し買いから消費者を保護するため、2013年2月に法律が改正された。無差別な勧誘やあらかじめ同意を得ていない物品の買い取りは禁止され、解約の手続きを定めたクーリングオフ制度も適用されるようになった。それでも悪質な業者による被害は後を絶たない。

 ▼県消費生活センター紀南支所には、記事が出た後も「貴金属の買い取りを迫られた」といった相談が寄せられている。田辺市や白浜町、上富田町などで業者が活発に活動しているようだ。不用意に訪問を承諾してしまったら、家族や知人に頼んで複数で対応する。断りの張り紙をして留守にするという方法もある。

 ▼何よりの自衛策は、不審な勧誘電話はすぐに切ることだ。【水鉄砲】

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押し買いとは?Copyright © 「押し買い」あなたは大丈夫!? All rights reserved

 ※一般に古物商等が相手方から買取や査定の依頼を受けることなく、不意に自宅等を訪問して貴金属等の買取を行う営業を言います。そのうち、悪徳なものは、半ば強引に何らかの品を買ったことにして持ち去ってしまうこともあります。

※被害に合わないために.。法改正は行われましたが、悪徳業者がいなくなるわけではありません。被害に合わないために以下の点に注意しましょう。

1.電話勧誘を鵜呑みにしない
2.悪質業者の勧誘トークに注意
3.家に入れない
4.相手を確認
5.毅然と断る
6.買い取り条件などの書面の交付を受ける
7.警察に通報

 脅迫まがいの勧誘を受けた場合など、トラブルになりそうな場合「警察に通報する」旨のべて、それでも退去しない場合は、速やかに警察に通報しましょう。

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    恐るべし敵は「悪知恵」の天才だ!

    『君子危うきに近寄らず』・・・・



安井算哲と「人口知能」を備えたロボット

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  安井算哲      近未来のロボット


 江戸の初めまで日本は中国の暦を使ってきた。天体を観測し、中国の暦とのずれを修正して、日本独自の暦を初めて作ったのが渋川春海だ。元の名を安井算哲という。

 ★安井、林、井上、本因坊の四家は囲碁で徳川家に仕えた。春海も将軍の前で打つほどの腕前だったが、碁だけに没頭できなかった。算術や天文に興味を持ち改暦という大事業を成し遂げた。

 ★冲方丁(うぶかたとう)さんの小説「天地明察」(角川書店)に好敵手・本因坊道策と春海の会話がある。星にも算術にも定石があり、碁に通じると主張する春海に道策が言う。「星はあくまでも天の理でしょう。碁は人の理です」。なかなか興味深いやりとりである。

 ★人工知能を搭載した囲碁ソフトが世界最強クラスの棋士を圧倒した。オセロ、チェス、将棋と次々に人間を破ってきたとはいえ、囲碁は盤面が広く、展開パターンが多い。「負けるとしてもまだ先」という大方の予想を覆した。

 ★これらの知的ゲームは、記憶力や計算力だけでは勝てない。直感力や勝負勘、大局観といった一流に備わる「人の理」を、人工知能が備えたといえるかもしれない。悔しさや脅威を感じる人もいるだろう。

 ★コンピューターに初めて敗れたオセロの日本人世界王者は、こう言った。「カール・ルイスも車と競走すれば負ける。でもルイスの魅力は薄れない」。感情も「人の理」である。負け惜しみではなく。【南風録】

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トップカスタマーレビュー

江戸時代版「博士の愛した数式」の趣き  投稿者  ともぱぱ

 ▼主人公は織田信長でもできなかった改暦を成し遂げた渋川春海。日蝕・月蝕も予報する精緻な暦を作るには観測と数理の両方に通じていなければならず、さらに天の理を明らかにすることへの畏れを抱きつつ天に触れることを肯定する哲学、それも朝廷も納得させるだけのものが必要になる。江戸時代初期の春海はそのような多分野の知を窮めた巨人であり、朝幕の権威がぶつかり合うセンシティブな暦の問題を周到な手だてをつくして解決した卓抜な政治センスの持ち主。

 ▼だが数学的才能があっても、哲学と政治センスは一朝にして観につくものではない。上巻では渋川春海は囲碁棋士・安井算哲として登場。暗記した棋譜通りに石を並べ る御城碁に飽き、算術勝負に惹かれて関孝和の天才に刮目し、幕府の天文観測隊に選抜されて日本中を旅する若き日のお話。

 ▼改暦に着手するのは下巻からなので、春海の青春時代に頁を割く上巻は教養小説の観がある。失敗にへこたれなかった人と言えるが、最初の大きな失敗がある。その痛手が旅で癒され、かつ人生の先輩から色々な事を学ぶ後半はロードムービーを観ているかのよう。カラッとしていてテンポがよく、すいすいと気持ちよく読める。かつこれまで知らなかった江戸時代初期の政治家、算術家、囲碁・騎士、神道家等に接することができるのは得した気分だ。

 ▼玄妙な算術=数学の美しさへの希求が春海を動かす。数学の美を正面から取り上げた小説は私にとって「博士の愛した数式」以来だが、その江戸時代版が現れたのは望外の喜び。

 ※2045年には人工知能が、人間の知能を超えるという予測です。 

 「2045年問題」とは2045年にはコンピューターの性能が人間の脳を超えるという予測です。この予測はコンピューターチップの性能が18ヶ月(1.5年)毎に2倍になると予測した「ムーアの法則」に基づいて作られています。

本当に 「人工知能」 が 「人間の知性」 を越えるのか? 現実味は・・・・ 

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 ※コンピューターの革新は、おそらく、大多数の人々を現在の仕事から追い出すことでしょう。生データや情報を活用して働いてきた人は、さらに経験や知識を活用できる仕事へ。経験や知識を売りにしてきた人は、さらに知恵を絞って世界に新たな価値をもたらす仕事を模索しなければなりません。これからの時代のビジネスは、人間の知性段階がより高次なものを志向しなければ通用しなくなるでしょう。

※なんだか映画「ターミネーター」に出てきたスカイネットを連想させるような話で、現実味が無いかもしれませんが、現在識者の間ではこの問題が大マジメに論じられています。

http://www.ikeda.asia/2014/02/2045.html
 それどころか、シリコンバレーでは世界のグローバル企業が、このA・Iの実用化に向けて突き進んでいます。

斯く言う。(珍念)近未来のコンピューター世界に、『杞憂』している! ∑(=゚ω゚=;)

恩讐を超えて記録

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 「手紙ありがとう。戦争が終わってからの祝賀会はすごかったでしょう。米国に帰れるのは半年先か1年先か分からないけど、まだ先みたい。みんなによろしく。愛を込めて」。

 1945年8月28日付、テニアンからユタ州の家族に宛てたボブの手紙。2日後19歳のボブは爆撃機B29の尾部銃手として、福岡県にある連合国軍捕虜収容所に救援物資を投下する作戦に参加する。もはや日本機や高射砲の迎撃はない。簡単な作戦のはずだった。

 だが悪天に巻き込まれ、高千穂町の山中に墜落。12人の搭乗員全員が死亡した。きょう表彰式がある宮日出版文化賞の受賞作「ラストフライト 奥高千穂 隼・B-29墜落秘話」は、米国の資料も加えて、事故のいきさつを詳しくつづる。

 ボブのように搭乗員らが家族へ宛てた手紙が哀れを誘う。従軍のつらさは押し隠して近況を報告し、終戦では解放感と望郷の思いを吐露。一方、墜落現場のふもとの山村は一時混乱したが、捜索した県警や警防団が犠牲者を埋葬し、山中に十字架を建てて供養した。

 著者の工藤寛さん(62)は89年、親父山中で飛行機の金属片を発見。地元でも忘れられていた歴史だったが、生存していた日米の関係者に話を聞き、丹念に記録を探した。調査は終戦前に墜落した日本軍機にも及び、地元の関心を高めた。

 活動は95年、同町・三秀台の平和祈念碑に結実。戦後70年の昨年は、祈念祭に米国の遺族が参加するなど恩讐(おんしゅう)を超えた交流を生んでいる。人間のドラマが歴史を身近にする。同書は、山村の人々の息づかいまで伝わってくる貴重な記録だ。【くろしお】

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ラストフライト 奥高千穂 隼・B-29墜落秘話 (工藤寛著、鉱脈社)

 30年余りにわたる粘り強い調査の集大成が、戦後70年という節目にまとまった。犠牲者を取り巻く家族の思いも丹念にすくい上げ、平和への思いを新たにさせられる。

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     感動しました! 
     『百聞は一見に如かず』・・・・。

万引きの理由

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  ねじめ正一さんの小説「万引き変愛記」に登場する
  民芸店のオーナーは月に10件を超える万引被害に
  悩まされている。民芸店だけあって盗まれるのは
  風変わりな物ばかりだ。






 ▼重さ20キロの石の道祖神とか益子焼の傘立て、天井からつり下げていた民芸品の電灯の笠(かさ)の場合は、踏み台なしに電球を外して笠だけを持っていかれた。奇想天外すぎて小説用の作り話と思いがちだがそうではない。ねじめさん経営の民芸店で実際にあったことだ。

 ▼自殺した原因が実際にやってもいない万引だったと聞いて、胸に痛みを覚えながら小説のことを思い出した。広島県府中町の中3男子生徒=当時15歳=が昨年12月に、万引したという誤った記録に基づいて進路指導を受けた後自殺した。

 ▼男子生徒が1年生だった時、万引に対応した教諭の内規に違反した口頭での伝達によって、実際に万引した生徒ではなく誤って男子生徒の名前が記録された。生徒指導会議の場で万引は別の生徒によるものと指摘されたがサーバーの元データは修正されなかった。

 ▼昔のことと断った上での、ねじめさんの回想談だが以前は黄楊(つげ)の櫛(くし)を万引した人がいたらどうしてもその品が欲しかった理由、「物と人の関係」が見えていたそうだ(森恵子、高橋誠著「小説50 あなたへの『著者からのメッセージ』」)。

 ▼たぶん重さ20キロの石の道祖神や電灯の笠を盗んだ万引犯にもわけがあった。廊下で面談した担任が何をなぜ万引したのか、とただせば記録が誤りだったことが判明する糸口になったはずだ。男子生徒に盗んだ物も理由もなかったのだから。 【くろしお】

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▲「万引き変愛記」著者:ねじめ 正一 装丁:関口 瑚

 著者のねじめ正一さんからのご指名、ということでハッスル。ねじめさんとは面識はないのですが、編集者氏によると、ねじめさんは「きれぎれ」の装画を大変気に入ってくださっていて「寺門さんの絵は日常を描いていて、欠けている部分があります、そして欠けている部分が日に日に増大してゆく感じがあります」と感じておられたそうです。

 原稿を読ませていただくと大変面白く、また不思議な小説で、すぐに絵がぽんぽんと浮かび、描きました。とても愉しい仕事でした。


 トップカスタマーレビュー

変わったタイトルに惹かれた。 投稿者 菖蒲

 ★ねじめ正一の小説はほとんど読んだことがない(国語の教科書に載っていた『高円寺純情商店街』しか記憶がない…しかも内容をあんまり覚えていない)。この話を読んで、自分が今まで意識したことのない万引きについて、やたら気になるようになってしまった。

 ★例えば、東急ハンズなんて月にどのくらいの被害が出ているのだろう…。妙にソワソワした気持ちで、買うつもりの小物を手に持ったまま「私は万引きしませんよ」と心の中でつぶやきながら店内をうろついてみたり。あと、雑貨屋さんで店員さんにチラ見されることが今まで何度かあったのだが、それは、私の手元にあるバッグのファスナーが開いていた(ほぼ常に開いている)から警戒していたのか…紛らわしいことをしてすみません、と反省したり。

 ★大人のファンタジーという感じで、気持ちの良い余韻を感じることのできる話だった。色々と解釈の仕様がある描写が多く(あえて説明を省いている感じ)、読者の好きなように解釈できるのが良いなと感じた。

これ以上のコメントは『蛇足』・・・・r(^ω^*)))

「見知らぬ人に冷たくするな。変装した天使かもしれないから」

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 パリを訪れた人の土産話で、興味深い書店の存在を知った。英語図書専門店のシェークスピア・アンド・カンパニー。店内の壁に、モットーを示す文章が書かれている。「見知らぬ人に冷たくするな。変装した天使かもしれないから」

▼書店なのに、貧しい物書きにベッドと食事を提供する。初代店主シルビア・ビーチの影響が大きい。1920年代に作家や詩人を目指す若者に安く本を貸し出した。書店は文学者の卵にとってオアシスだった

▼無名時代のヘミングウェーもよく本を借りた。後に『移動祝祭日』という作品で当時のことを書いている。この書店は、大手が敬遠したジョイスの『ユリシーズ』を高く評価し、最初に出版したことでも知られる

▼ナチスのパリ侵攻で書店は閉店。戦後、初代店主の精神と店名を引き継いだ米国人が書店を再開し、現在はその娘が経営しているそうだ。心優しい文化のリレーが1世紀にわたって続いている

▼よく似た動きは各地にある。以前、ウィーンでオペラ座の入場料値上げに市民が反発した。世界中から集まる貧しい音楽青年たちは将来の「音楽の都」を支える人材だ。結局、最も安い天井桟敷席の料金は据え置かれた

▼八戸市では道路に面した自宅敷地の一角に、誰でも利用できるようにベンチを置いた人がいる。人に優しい町づくりが少しずつでも具現化すれば、変装した天使はきっとほほ笑む。【天鐘】

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「シェイクスピア&カンパニー書店」 トップカスタマーレビュー

味わい深い一冊   投稿者  でんとう虫 

 ★本書はタイトルにもなっている,実際に存在するシェイクスピア・カンパニー書店にて,筆者が過ごした数ヶ月の日々を記したノンフィクション本です。自分自身はこの書店の存在を知らずに手に取ったため,当初は小説だと思うくらい,書店の住人及びその関わり合いの中で起きる出来事はインパクトがあります。筆者が経験した事実だと知った後は,その記述が客観的で冷静な分析に基づくものと窺うことができる程にしっかりしていて,かつ,読み易いものであり,この点だけでも良い本だと思います。

 ★書店の経営者は誰でも受け入れ,書店に住まわせるという広い度量の持ち主でありながら,一方で偏屈な面もあり,しかしながらそこが人間臭く,魅力が本書の内容から滲み出ています。この書店での暮らしは決して楽ではなく,筆者も含めて各住人の生活には紆余曲折があります。また,その記述ぶりから筆者自身も「ここでの暮らしが何よりも素晴らしいんだ」ということを正面から主張せず,ただ淡々とその暮らしぶりを書いています。

 ★ただ,その底流には何とも言えない温かさが流れているように感じられます。人生の読めなさから生じる苦しさと思いもよらない幸せがごちゃまぜになった,人生の豊かさを味わえます。勇気付けられる一冊です。興味があれば一読してみて下さい。

日本にも存在して欲しい古本屋さん! 投稿者  藤華 
 
 ★実際にあるパリの古本屋さんのお話。かの有名な「ヘミングウェイ」「フィッツジェラルド」「ジッド」「ヴェラリー」など作家や芸術家が出入りしていたと言う初代の「シェイクスピア&カンパニー書店」の2代目というスタンスらしいが、
「文学への愛や、作家に対する支援」の精神を受け継ぎ、こちらでも著名人作家達が出入りした名物書店。

 ★店主、ジョージ・ホイットマン(86才)の「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かも知れないから」というモットーはユニークで愛に満ちている。そんな「書店を装った社会主義的ユートピア」とはどんな書店か興味深い。そして、店主の少年の様な恋心もまた、微笑ましい。

 ★読み終わった後、日本にもこんな書店があったら、太宰さんや、三島由紀夫さんも生きていられたかな・・・と、フと思ってしまう。この本を読んだ後、You Tube で「シェイクスピア&カンパニー書店」を検索して観た。その通りの素晴らしき古書店であった。

パリへ行くことがあったら是非立ち寄ってみたい。 ( ^ω^)おっおっおっ

「死後の世界は本当にあるのでしょうか」

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    不治の病にあった高齢のお医者さんが
    ある人にこんな質問をしたそうだ。
    「死後の世界は本当にあるのでしょうか」










▼人は死後どうなるか。どなたも何度か考える問題である。死と向き合う経験の多いはずのお医者さんでも同じだろう

▼質問を受けた、その人の答えはお医者さんには酷だったかもしれぬ。されど、背筋のぴんと張った答えである。「人間は死によって自然に還(かえ)るんでしょうね」。そう答えた人が自然に還った。日本古代史研究の第一人者で京都大名誉教授の上田正昭さん。八十八歳

▼偏狭で民族主義めいた「島国史観」を否定し、日本古代史を朝鮮半島や中国とのかかわりを通して見つめ、考え、実像に迫る。「上田史学」の一貫したテーマである。イデオロギーや世間の「風圧」に左右されぬ。やはり上田さんのキーワードは「ぴんと背筋が張った」なのだろう

▼死によって自然に還る。そう答えた上田さんの心にあったのは、だからこそ命は掛け替えがないのだという発想である。「人間には必ず死があり、その命は再びとり返すことができない。だれもが拒否できない死。死の尊厳があるから命は尊い」(『死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観』)

▼死の尊厳が軽んじられることは命、人間そのものが軽視されることと、自殺、殺人の絶えぬ世間に警告している。こちらが背筋を張って聞きたい。【筆洗】

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死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観』 商品の説明 内容紹介

 鎮守の森を人々の寄り合いの場所として、神社の合祀に激しく反対した南方熊楠、仏教以前からあった日本人の信仰を解き明かす折口信夫など先人の説を踏まえ、かつては普通の日本人にあった考え方をみつめなおす書。

内容(「BOOK」データベースより)

 自然を克服するのではなく師として学び、順応するための知識を積み重ねてきた日本人の自然観は、どのように作られたのか。神もその多くは死ぬと考えた日本人の死生観はどこから来るのか。木や山などの自然物を神体とする信仰、夕焼けへよせる格別な想いなど、私たちが古くから親しんできた自然観・死生観をキーワードに、自然を人間とともに生き、活用するものととらえ、今をよりよく生きる道を思索する。

トップカスタマーレビュー

一流の文化人の感慨   投稿者  古典大好き

※今回の震災をうけて、やむにやまれず書いた、ということが伝わってくる。著者は古代史研究の権威であり、由緒ある神社の宮司でもある。しかし、人権問題に長く携わり、鎮守の森の保護活動をするなど、ただの研究者とは一線を画している。「帰化人」の名称を「渡来人」に改めるためにの運動も長らくしている、実践派である。

 一流の文化人は、こうあってほしい、と思わずにいられない。研究書ではなくエッセイのような気楽な形で、言わずにいられないことを書いたのがこの本である。著者にはほかにエッセイといえるものはないのではないか。中身も素晴らしいが、著者の姿勢に学ぶべきことが多い本である。

鎮魂への礼、いのちの尊厳  投稿者  Amazon Customer 鈴木牧え

※昨年の東日本大震災で命を失った人たち、そして残された遺族、コミュニティへ送られた歴史学者のメッセージ。はじめに自然へのおそれ、共生の歴史をふり返り、行き過ぎた人間の驕りの反省を促している。

 本論では命、魂、生について日本民俗としての捉え方、カミ、鎮魂、他界、悉有神性を文献、考証を用い無駄を省いて説明されている。
 個々への深い興味は引用や氏の文献への導入を呼び起こす。
 一貫して鎮魂への礼、いのちの尊厳がその根底に語られている。

◆米国の著名な心理学者、Raymond A.Moody博士が臨死体験者150人の証言をもとに、「臨死状態に陥るとどんな感覚になるのか」をまとめあげた。臨死体験者は、臨死状態から生還にいたるまでまで14の過程を踏む

① 自分の死の宣告が聞こえる
② これまで経験したことがないような穏やかで愉快な感覚に包まれる
③ 不思議な声が聞こえる。中には美しいメロディーという人も
④ 突然暗いトンネルの中に引っ張られる
⑤ 魂が肉体から離脱し、外部から自分の身体を観察する
⑥ 懸命に自らの苦境を他人に訴えるが、誰にも聞こえない
⑦ 時間の感覚がなくなる
⑧ 視覚や聴覚が非常に敏感になる
⑨ 強烈な孤独感に襲われる
⑩ 周囲に様々な“人”が現れる
⑪ 「光の存在」と出会う
⑫ 自分の一生が走馬灯のように映し出される
⑬ 先に進むことを遮られる
⑭ 蘇生する

→30秒以内に、これだけの事を体験するのだろうか?

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   『珍念の摩訶不思議な体験



 ※51年前(1964年9月12日)友人宅を訪問中、車が故障し、修理工場まで牽引のため、車の間でロープを結んでいたとき。ドスンと、鈍い音が。あ・・挟まれる。死ぬ。と観念した時、体がスーット軽くなりゴム風船みたいに浮かび、上の絵のような「天女さま」?の両手に支えられ妙なる音楽が聞こえ、空に漂い。あ、あそこに落ちたら激突して死ぬ。

 ※その時も不思議な風が吹き、両腕を支えられ約70メートル先の、柔らかい草地に仰向けに下ろされました。病院に運ばれ冷たいベットに寝かされていました。もう一人の自分が上の方で一部始終をみていました。真夜中意識が戻り歩いて帰りました。 翌日、某新聞に奇跡の生還と報道されました。

 ※このような『摩訶不思議』な、出来事を、今までに四度。遭遇しました。16年前。悪性リンパ腫を患い。大学病院で匙を投げられ、摩訶不思議な体験をしました。小欄の【珍念の誓い】に述べています。

ともあれ・・人間はだれでも「いつかは」自分は死ぬと知っています。

 ※しかし「いつか」であってまだまだ先のことだと思っています。しかし地震・事故・急病・その他死はいつでもあるのです。三日後に「あなたは死ぬ」と宣言されたら、のんびりテレビなんか見ていられませんしかし、良く考えてみれば三日後が三年後、三十年後であっても本質は同じなのです。

 ※ゆえに・・いつ死んでもいいように「今」を生きるのです。死を意識することが人生を高めることになります。 死を自覚することによって「永遠なるもの」を求め始めそして、一瞬一瞬を大切に使おうとするのです。

  ※現代文明は「死を忘れた文明」とも「欲望を野放しにした文明」とも。死があるから、今を大切に生きようとする事ができるんです。死は生と共に大切であるが故に生死不二と仏法は説いているのです。

 ※ある実業家が友人に言った。「君は、いっも『問題が多くて』と嘆いているが、じつは、私の知っている場所で『一万人もいるのに、だれひとり問題をかかえてもいないし、悩んでもいない』という場所がある。紹介しようか?」

友人が「ぜひ頼む」と答えると、連れていかれたところはー墓園であった。
これ以上。減らず口を叩くと(閻魔さま)から叱られる・・(;ω;)

 

偉大な発明

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  サルのしっぽ、小さなアヒル、耳、カタツムリ。
  ある記号を見た目で表した各国の呼称だが
  何を指しているかお分かりになるだろうか






▼実はこれ、電子メールでユーザー名とホスト名を隔てる「@」の俗称だ。前段の表現は順に、ドイツ、ギリシャ、トルコ、韓国のもの。日本では「アットマーク」と呼ぶのが一般的だが、確かに言われてみればそれぞれそう見えなくもない

▼単価記号としても知られる@。この記号とアルファベット、数字を組み合わせると、メッセージが瞬時に地球の反対側まで駆け巡り、伝えたい相手に届く。なんとなく仕組みは理解しているつもりだが、あの速さはいつも不思議だ

▼@を使いコンピューター間でやりとりできる仕組みを作った米国のプログラマー、レイ・トムリンソンさん(74)が今月亡くなった。ビジネスメールだけで1日当たり1千億通が送受信される現代。彼の発明の偉大さにあらためて敬服する

▼いまや電子メールはビジネスでもプライベートでも日常的な道具となっている。だが有給休暇の連絡をメールで送る新入社員が出てきたと聞くと、さすがに首をかしげてしまうのは時代遅れだろうか

▼私信のやりとりからスキャンダルが暴露される昨今。スマートフォンのセキュリティーをめぐって米国ではアップル社とFBIの応酬が続いている。便利さと安心と、永遠の課題だ。(金口木舌)

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     コメントは『蛇足』!

ディープラーニングの衝撃

  
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 グーグルは2012年、ネコを認識する人工知能(AI)を開発したと発表した。ネコとはどういうものか。1000万枚のネコの画像を見せられたコピューターが、人間に教えられなくても、ネコの特徴 をつかむことに成功したというのだ

 ▼使われたのは、「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる、新たな手法である。東京大学の松尾豊特任准教授によれば、グーグルが開発する話題の自動運転車より、「本当にすごい」ニュースだった(『人工知能は人間を超えるか』角川EPUB選書)。

 ▼赤ちゃんが、身の回りの出来事から自然に学んでいく仕組みと似ている。そのディープラーニングがまた、大きな成果を上げた。グーグルが開発した人工知能「アルファ碁」が、世界トップ級のプロ棋士、韓国の(イセドル)九段との五番勝負で、勝ち越しを決めた。

 ▼膨大なプロ棋士の棋譜の画像を読み取って学習し、棋力を飛躍的に上達させた結果である。コンピューターはすでに、チェスの世界王者を破り、将棋のプロ棋士とも互角に戦っている。ただ囲碁は、終局までの手順が10の360乗通りと桁違いに多い。

 ▼プロに追いつくのは、早くても10年先といわれてきた。日本囲碁界初の七冠を懸けて、十段戦の五番勝負を戦っている、井山裕太六冠もショックを受けているようだ。もっとも、発達を続ける人工知能の活躍の場は、ゲームの世界にとどまらない。

 ▼多くの産業で、存在感を強めていくだろう。それだけに、技術の独占は脅威である。パソコンではOSをマイクロソフトにCPUをインテルに握られて、日本のメーカーは大いに苦しんだ。「人工知能の分野でも、同じことが起きかねない」。松尾さんは警告している。 【産経抄】

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『人工知能は人間を超えるか』 

グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能とは何か、人間とは何かを問い直す。

 トップカスタマーレビュー

現在のAI技術を冷静に見つめる本  投稿者  リノール 

★タイトルを見るとシンギュラリティ直前直後の話が展開されると思いましたが、実際は違います。内容は研究者としての視点から現在までのAI技術を振り返り、これから真の人工知能を実現するための技術的課題について説明しています。技術的な説明は非常に分かりやすく、情報系の知識がなくとも容易に読めるでしょう。

★筆者はシンギュラリティ論で見られるような、AIが人間を支配する、といった話には懐疑的で、私みたいにシンギュラリティに憧れを抱く人からすれば退屈な考えだと思うかもしれません。ーしかしそれでこそ価値があります。IBMのWatsonがレシピを作り、医者や弁護士を補佐したと我々が聞けば、すぐにAIが何でもできるようになると誤解しがちです。

★しかし実際はまだ、技術的な課題がたくさんあるのです。冷静に今の技術を見つめることで、AIへの根拠なきバブル的な期待を抑制し、地に足のついた予測を立てることができます。私の浮ついた足を地面に近づけてくれた有意義な本です。

AIが人間を支配する、といった恐れが無いのか?

「人間を傷つけないプログラムをしておく」とか、みんな言うけど 本当に賢い人工知能だったらそんなの自分で書き換えられると思う 。しかも人類に勝てる準備が整うまで従順な振りをして、 その時がきたら一気に世界中のコンピュータで反乱起こすと思う!

小心者の珍念 『杞憂』している  ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

「心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる」

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 普段は心の中にしまいこんで、気付かないふりをしている感情が、ふとしたときにあふれ出てくるのです。大きな悲しみとやるせない思い、そして絶望も

◆先日、ラジオを聴いていると、そんな便りが読み上げられた。福島で被災した男性から届いたと紹介され、リクエスト曲が流れる。福島出身の西田敏行さんが歌う「もしもピアノが弾けたなら」だった

◆便りが印象深かったせいか、これまで何度も耳にしてきた阿久悠さんの歌詞が、いつもと違って響く。例えば、こんな一節。「心はいつでも半開き 伝える言葉が残される」

◆相手がいてこその言葉、ということか。悲しみを伝えても、一方通行ではまた戻ってきてしまう。こみ上げる感情にこじ開けられた心も実は半分だけで、もう半分は相手に届いた手応えとともに開くのかもしれない

◆大震災から5年。被災地に、私たちが抱える負の側面が押し寄せる。高齢化に人手不足。人も資材もトラックも五輪準備の東京と取り合いだ。除染や復興の遅れが過疎を進める。堤防や道路ができても住民は戻れない、戻らない

◆「心はいつでも空まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる」。空回りする思いとともに、今日を懸命に生きる人たちが夢を、故郷の明日を描けますように。「絶望」という言葉をつぶやかせてはいけない【正平調】

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(1) もしもピアノが 弾けたなら
  思いのすべてを 歌にして
  君に伝えることだろう
  雨の降る日は 雨のよに
  風吹く夜には 風のように
  晴れた朝には 晴れやかに

  だけど僕には ピアノがない
  君に聞かせる 腕もない
  心はいつでも 半開き
  伝える言葉が 残される
  アーアアア アーアアア アーアアー
  残される



           (2) もしもピアノが 弾けたなら
             小さな明かりを 一つ点(ツ)け
             君に聞かせることだろう
             人を愛した 喜びや
             心が通わぬ 悲しみや
             抑えきれない 情熱や

             だけど僕には ピアノがない
             君と夢見る こともない
             心はいつでも 空回り
             聞かせる夢さえ 遠ざかる
             アーアアア アーアアア アーアアー
             遠ざかる

             これ以上のコメントは『蛇足』・・・・

「かかるときかかる首相をいただきてかかる目に遭ふ日本の不幸」

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 「あんな人(菅直人氏)を総理にしたから天罰が当たったのではないか」。
東日本大震災発生当時、原子力安全委員長だった班目春樹氏が8日のフジテレビ番組でこう語ったことが、巷(ちまた)で話題を呼んでいる。未曽有の大災害と原発事故に対し、不謹慎で人ごとのようだとの批判もある。

 ▼ただ、当の菅氏には怒る資格はない。菅氏は平成16年10月に愛媛、高知両県などで台風が甚大な被害をもたらし、直後に新潟県中越地震が発生して10万人以上の避難者が出たとき、ホームページに記していた。「あい続く天災をストップさせるには、昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」。

 ▼自然災害や被災者の受難ですら、躊躇(ちゅうちょ)なく党利党略に結びつけている。小欄が23年4月、全村避難を強いられた福島県飯舘(いいたて)村を訪ねた際、村役場の菅野典雄村長室に毎日新聞のコラムのコピーが大量に積まれていたのを思い出す。菅氏が国会で「あなたには心がない」と指摘された件に関する記事だった。

 ▼この年12月、再び話を聞いた菅野村長は、菅氏の四国霊場八十八カ所巡り再開に憤っていた。「菅さんよ、首相を終えたならお遍路じゃなく、被災地の仮設住宅を歩くのが普通じゃないか」。にもかかわらず、菅氏は昨年10月には、自身の10年間のお遍路の記録をまとめた著書をのんきに出版した。

 ▼俳人の長谷川櫂(かい)さんの『震災歌集』に収められた一首の短歌が頭にこびりついて離れない。「かかるときかかる首相をいただきてかかる目に遭ふ日本の不幸」。

 ▼事故対応をめぐっては政府、国会、民間、東電の各事故調査委員会がそれぞれ検証し、報告書をまとめている。どれも労作だが、政治家の言動と責任への追及が共通して甘かった。【産経抄】

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Bi8a

    ナヌ、原発事故・・・責任者は 誰だ!
    誰も逮捕されない!摩訶不思議な国だ。

    斯く言う(珍念)『ごまめの歯ぎしり』・・・・

一秒の言葉

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 エジプト通の吉村作治さんに考古学者を目指したきっかけを伺ったことがある。小学生のとき、友達をつくれず、独りぼっちだった。見かねた担任の教師から「伝記を読みなさい。将来の生き方がわかるよ」と励まされた

▼感銘を受けたのは、エジプトのツタンカーメン王墓を発掘した英国のハワード・カーターだった。周囲となじめなかったが、強い意志で世紀の大発見を成し遂げた。吉村さんは「考古学ならば人間関係に煩わされなくて済むかも」と思ったという

▼多感な時代に耳にした言葉は心に残る。希望をともす灯台にも、失意をもたらす凶器にもなる。とりわけ人生の先輩の一言が胸の奥に大きく響くのは、誰もが心当たりがあろう

▼自殺した広島県府中町の中学3年生が、万引をしたという誤った記録をもとに担任教師から志望高校への推薦状は出せないと告げられていた。町教委は自殺と関連があるとみている

▼別人の行為と分かっていながら、訂正されずに放置されていたそうだ。進路選択は人生を左右しかねないのに、なぜ、十分な確認を怠ったのか。誤って押された烙印(らくいん)は消しゴムのように簡単に拭き取れるものではない

▼漫画家の小泉吉宏さんに「一秒の言葉」という詩がある。<「さようなら」この一秒ほどの言葉が/一生の別れになるときがある/一秒に喜び/一秒に泣く>。小欄担当者も心して言葉を紡がねばと思う。【卓上四季】

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『一秒の言葉』(小泉吉宏)

~一度だけ放送された幻のセイコーのCM~

「はじめまして」
 この1秒ほどの短い言葉に、一生のときめきを感じることがある。
「ありがとう」
 この1秒ほどの短い言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」
 この1秒ほどの短い言葉に、勇氣がよみがえってくることがある。
「おめでとう」
 この1秒ほどの短い言葉に、幸せにあふれることがある。
「ごめんなさい」???? 
 この1秒ほどの短い言葉に、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」
 この1秒ほどの短い言葉が、一生の別れになるときがある。

  1秒に喜び、一秒に泣く。 一所懸命、1秒。





Tin

    「君は幸せになれる」

    この1秒ほどの短い言葉に
    無限の勇気が湧き上がる。







50年前、(池田大作先生)から、大激励を受けたことが、昨日の出来事のように耳朶に焼き付いています。学歴・財産・肩書き・等。何も身に着けていませんが、池田先生は

 『名もない 人達の中で心を打たれたと いわれる人生を 私は生きたい』と 綴られた。

   不肖:〝珍念〟も かく生きたい!

タクシー運転手の四方山話

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 先日、タクシー運転手の話に耳を疑った。道路を逆走して目的地に行ってほしいと依頼してきた女性客。理由は料金メーターが上がるから。先を急ぐ男性客には、赤信号で停車すると舌打ちをされたという

▼苦笑するしかなかったというが、笑えない。焦る気持ちは分かるが、逆走、信号無視はもってのほか。身勝手な話である

▼大阪の公園で、照明柱が腐食して倒れ、女児が重傷を負った。原因は犬の尿による腐食とみられるという。普段から多くの人が犬の散歩に訪れる場所。付近の土から高濃度のアンモニアが検出された

▼予想できない事故だけに衝撃を受けた。犬の尿が原因と聞いて、日常の「無責任」の行動の連鎖により幼い命が奪われる悲劇を描いた小説『乱反射』(貫井徳郎著、朝日文庫)を思い出した

▼犬の散歩中にふんを片付けない男性、街路樹の検査を怠った樹木員など、さまざまな人々の「身勝手」な行為が複雑に絡み合った結果、ふんが残された樹木が倒れ子の命を奪う。子を失った親は「法律ではなくモラルでは、罪ある人を糾弾することができない」と嘆く

▼大阪の事故の責任の所在は分からない。ただ、尿の処理はどうしたらいいか、普段どれだけの人が気に掛けたことがあっただろうか。何気ない行動がもたらす影響を考えるきっかけになればと思う。【大弦小弦】

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このコラム『頂門の一針』! 痺れる・・・。



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   小説『乱反射
』 (商品の説明 内容紹介)

   幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは? 





 ■街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった! モラルなき現代を暴き出す、日本推理作家協会賞受賞作、待望の文庫化!

トップカスタマーレビュー

自分の醜い部分を鏡で見せられた様な読後感、気分は悪いがクオリティは極めて高い 投稿者  Thanks_Given

 ▼腹立たしい。自分が日本の復興を支えたと勘違いしている、家庭を顧みず妻と娘に愛想を尽かされた、従順な飼い犬だけを溺愛し、そのくせ糞の始末さえもできない不要老人。自己承認願望と社会正義を取り違え、街路樹伐採反対を唱えるくせに、他人によっかかるだけで楽をして自己満足に浸りたい、自堕落な肥満主婦。

 ▼ルックスと甘え上手だけが取り柄の、自分の欲望・願望を満たせればそれで満足、他人の立場に立って物を考えることができない、想像力皆無の妹。他にも胸糞悪くなる輩が多数。でもどこか思い当たる節がある。私も似た様な思考・行動に陥ることはままあるように思う。だからこそ腹立たしいのも知れない。

 ▼些細な利己的行動の連鎖が幼い子供の命を奪う。悪意はない。そして決して糾弾できるだけの犯罪性もない。だから始末に悪い。振り上げた拳の降ろし処がない。この鬱屈した感情をどうすればいい。

 ▼著者の作品は読んでいて不愉快になることがよくある。それだけ人間の濁った部分を描くのが巧みなのであろう。人間は善悪の二元論では片付けられない。時に澄み、時に濁る危うい存在だ。勿論私もそうだ。自分の醜い部分を鏡で見せられた様な読後感だ。気分は悪いがクオリティは極めて高い。

善人だと思っている多くの人にとって怖い小説  投稿者  アーリー

 ★ある意味とても恐ろしい小説。善人もしくは、善人だと思いこんでいる自分のような大多数の人にとっては究極のホラーかもしれない。不幸には、憎むべき明確な犯人や団体があり、原因はほぼ特定できる、と思い込んでいる節がある。

 ★しかし、この小説はそこから先に踏み込む。もしかしたら、あの事件の先を辿れば、あの日の自分に行きつくのでは、と想像力を働かせると、恐怖してしまう。そんなリアリティと、怖さがすさまじい筆力で展開される。かなり分厚い小説、でもまったく飽きなかった。

 ★そんな人の因果関係を探るのはだれもが大好きだが、その逆バージョンはだれも探らない、そんな人のご都合主義の穴を見事についている。主人公が一人じゃなく哀しみを分け合う人間が他にいたことが、この小説の救いになっていた。

 これ以上は『蛇足』・・・ ι(´Д`υ)アセアセ 

あきれが宙返り

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 江戸時代、言葉を飾り、誇張するしゃれがはやった。庶民の娯楽だった洒落本(しゃれぼん)にも出てくる。「あきれが宙返りする」というのもその一つ。「あきれ返る」に色を付けて、とんぼ返りするほどあきれている様子を表した

▼まさか、東京五輪が始まる前から「宙返り」を見せてくれるとは思わなかった。新国立競技場の計画に聖火台の場所が抜け落ちていた問題である。建設する日本スポーツ振興センターは「五輪組織委員会のマター」と責任を押し付け、設計者は「公募条件にない」と弁解していた

▼森喜朗組織委会長の発言が「トイレなき原発」を連想させるようでふるっている。<聖火台がないのは家を建て入ったらトイレも風呂もなかった感じ>。デザインが決まって2カ月もたつのに、なぜ誰も気付かなかったのか

▼聖火台は五輪の象徴であり、点火は開会式の華だ。当然盛り込まれていると思い込んだのかもしれない

▼思えば新競技場は当初からデザイン決定の経緯や巨額の総工費で批判を浴びてきた。考えたくもないが、トラック整備や耐震強度まで心配になってくる。きちょうめんさが代名詞の日本人の評判もがた落ちだ

▼「あきれが宙返りして軽業を出す」という言葉もある。軽業が出るくらいあきれる意味だ。近く聖火台の設置場所を決めるというが、えいっと軽業で総工費も節約できれば、不幸中の幸いかも。期待しても無理か。【卓上四季】

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   Ca


 







 江戸時代だったら、お城普請で不手際が、見つかれば責任者は、恥を知り潔く、切腹したでしょう! 

 平成の世は、責任者は、誰も、お縄にならない。「魑魅魍魎」が跋扈する{摩訶不思議な国}なのだ!

斯く言う、珍念も (摩訶不思議)な、痴れ者です (*´ェ`*)

 

「この世おば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしとおもえば」

    
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   藤原道長







 こんなこいるかな? ほしがりやのネダリンが、叫んでいるよ。ほしいよー、ほしいよー、ぼくたちの××がほしいよー。ぼくたちで早くつくろうよー。なんで? なんで、そんなに欲しがるの?

 私たちの手で憲法をつくっていく精神を持つことは大切だ-。私たちって、一体だあれ? 私たちの内閣、私たちの五輪、私たちの自衛隊、私たちの公共放送…。ねえねえ、私たちって、だあれ?

 ♪地下のジャズ喫茶/変われないぼくたちがいた/悪い夢のように時がなぜてゆく。森田童子さん「ぼくたちの失敗」。この世は誰のものでもないし、欠けたることなき望月なんて見たことない。【夕歩道】

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 「この世おば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしとおもえば」

 ▼道長がよんだ歌。『この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば』 この世はわたしの天下のように思う。満月のようにわたしの権力に欠けたところはないのだから」 道長から約50年。藤原氏が大きな権力をにぎる政治が続いていました。。

 ▼この歌はたしか学生時代(小学校か中学校で)に習いましたが、教師に教わった解釈は 満月のようになにも欠けた所がない、栄華を極めたワタシであることよ』というような自慢っぽいものでした。

 ▼しかし、ふと思ったのですが『月が欠けることが無ければ、この世は自分のものだと思えるのに・・・』という意味、とれるように思う。満月を見て詠んだのではなく、ほんの少し欠けはじめた月をみて詠んだのではないかと。

▼作者の藤原道長は源氏物語のモデルと言われている人物でした。たしか光源氏は晩年、さみいしいというか、落ちぶれていくという結末ではなかったでしょうか。栄華のなかにあって、ふと自分で何かを予感するような、そんな歌のような気がします。

 ※今年の参議院選挙から、18歳から投票できます!
「アトリの鐘」を鳴らしましよう!  これ以上は『蛇足』  o(*^▽^*)o


スポットライト

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    米ボストン郊外にある地方紙ボストン・グローブを
    訪ねたことがある。歴史ある街を象徴するれんが
    の外壁にいかめしさを感じたが、出迎えた編集主
    幹は陽気で、自信たっぷりだった







 ▼それもそのはず。ピュリツァー賞を受賞したばかりだったからだ。前年の2002年、地元のカトリック教会の神父による児童虐待と組織ぐるみの隠蔽(いんぺい)を暴いた。社内で「スポットライト」と呼ぶ調査報道チームが教会という「強大な組織」にひるまず、立ち向かった

 ▼このチームを描いた映画「スポットライト 世紀のスクープ」が今年のアカデミー賞の作品賞に決まった。骨格のしっかりしたストーリーが評価されたという

 ▼新聞記者が活躍する映画にはウォーターゲート事件が題材の「大統領の陰謀」などがあり、目新しさはない。「悪」と闘う構図も映画の典型。今回の受賞は、インターネットの普及で新聞が築いた文化が衰退しつつあることに危機感を抱いた選考員の「激励」だと、受け止めた

 ▼米国の新聞発行部数は減少傾向にある。ボストン・グローブは業績悪化で、何度も買収されたが、手間と時間がかかる調査報道を受け継いできた

 ▼「時代は変わっても、新聞に求められるものは変わらない」。編集主幹のつぶやきを思い出す。一方で、米メディアでは効率化を求め、地道な取材を敬遠する風潮が強まっていると嘆いた。新聞の文化をどう守るのか。米国だけの問題ではない。【地軸】

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 Wai


  映画「スポットライト」・・・『百聞は一見に如かず』

怒りの張り紙の相手

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 「犬は入店OK。だが銀行員はお断り」。パリ西郊外の閑静な住宅地リュエイル・マルメゾンにある高級レストランにこんな張り紙が出された。オーナーであるアレクサンドル・カレさん(30)の怒りを込めた行動だった。

 ▼銀行を駆け回って資金を借り、23歳でオープン。数年後にはミシュランガイドに載る人気店となった。昨年は最高の売り上げを記録。2店目を出すため、場所を押さえた。そして7万ユーロ(約900万円)の融資を銀行に求めたところ、どこも返事さえない。1行だけ「理由は言わずノンと言ってきた」。

 ▼「借金も完済したのに。なぜいつもはいつくばって金集めをしなければならないのか。銀行はお高くとまって全然仕事をしない」とカレさん。現地紙フィガロが張り紙のことを報道すると、国内だけでなくベルギー、英国、ロシアからも激励の声が届いた。多くは飲食店の経営者で同じような経験をしていた。

 ▼カレさんは計画を中止し「もう銀行に頼まない」と言うが、カタールの銀行から融資話が来た。それはもう超有名店だから? 【ワールド望遠鏡】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○



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     このコラム『爽快・爽快』・・・・!





 ☆仏パリ西部郊外でレストラン「リュエイユ=マルメゾン」を経営するアレクサンドル・カレ氏は、銀行家の入店を禁止した。ある時カレ氏は事業拡大のためのローンを不当に拒否されたため、銀行家の入店を断ることにしたという。

カレ氏は、RTのインタビューで次のように語った―

 ☆「私は犬の入店は歓迎するが、銀行家の入店はお断りすると表示した。もし銀行家が私のレストランで食事をしたいのであれば、7万ユーロを支払わなければならない。これは私が2件目のレストランを開きたいと思った時にお願いしたローンの金額だ。しかし私は断られた。そこで相互性の原則に従う。

 ☆彼らは私が彼らのクライアントになるのを望まなかったため、私も彼らが私の客になるのを望まない。」カレ氏はまた、「私は、銀行は事業を拡大できるように実体経済や企業に融資するべきだと考えている。しかし銀行は、何か別のものに焦点をあてているようだ」と述べた。


これ以上は【蛇足】・・・( ^ω^)おっおっおっ


「着陸の医療」

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 医療には病気や怪我を治し、患者を日常生活に戻してやるための「離陸・巡航の医療」と、患者の命が弱まり、終着の飛行場が見えだしたときの「着陸の医療」があるという

▼こうフライトにたとえるのは八戸市民病院緩和医療科長の佐藤智医師。緩和医療の先端を行く東北大大学院卒でこの道の第一人者だ。宮城県立がんセンターや岩手県立磐井病院で種を蒔(ま)き、花を咲かせてきた

▼三浦一章院長に呼び寄せられたのが8年前。緩和ケアの種は活着し、開花も間近のようだ。その佐藤氏も63歳。施設の整備とともに後継者も気に掛かる。大学の必須科目に緩和ケアはなく、志す医師は稀(まれ)だという

▼佐藤氏も元は外科医で、末期癌患者が臨終に近づいたとき高度な人工呼吸器を付けた。諦めた家族は荷物をまとめ始めた。亡くなったのは僧侶で機器で口を塞(ふさ)ぐ前に家族に何か言い残したかったに違いない―

▼最後の一言を遮ってしまった自分を責め続けた。医師は治すことのみを考える。治らない人はどう診て、どう看取(みと)ればいいのか。緩和ケアの概念もない時代だった。古傷の痛みが今でも佐藤氏を突き動かしている

▼手帳の1行目に書かれた「死を思う人が再び生きる方法を見つけるための支援者に」のメモ。スタッフが漏らした言葉を書き留めたのだという。苦痛もなく飲酒も喫煙もOK。最後の空港が整備され、心穏やかに着陸したいものだ。【天鐘】

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○


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      このコラム『言い得て妙』

火星へ

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 かつては地球と同じように厚い大気の層があったとされる火星。暖かく、水が循環して川や海もあったが、今は主に二酸化炭素の大気が薄く存在しているだけらしい

 ▼もちろん確かめた人はいない。上空を周回する探査機や、着陸した無人探査車の観測データからの推測だ。米航空宇宙局(NASA)が火星に有人宇宙船を送り込む計画を進めているが、目標は2030年代半ば。まだまだ先だ

 ▼その火星に一人で取り残された宇宙飛行士を描いたSF映画「オデッセイ」を見た。映画化に際し、原作者は「科学的正確さ」の順守を求めたという。一面赤茶けた不毛の大地。現時点で想像し得る火星の姿が映し出される

 ▼地球との交信手段も失った主人公は、持てる知識を駆使して空気と水、食料をつくり出す。その手法はアナログ的。ジャガイモの栽培に自分の排せつ物を使うシーンは、先端科学とのギャップが笑いを誘う

 ▼絶望的な状況なのに、前向きでユーモアを忘れない。交信が可能になった後、自分を置き去りにした仲間との会話は、観客の緊張をはぐらかすウイットの応酬で心が和んだ。ゴールデン・グローブ賞のコメディー部門で作品賞を受賞したゆえんだろう

 ▼昨年12月に国際宇宙ステーションでの5カ月の滞在を終えた油井亀美也さん。火星探査参加への意欲を語った。人類初の火星探査に日本人が加わる。これまでの実績を考えると、決して夢物語ではない。【地軸】

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 SF映画「オデッセイ」  nachico_774の感想・評価

 ☆面白い!見やすい!とにかく良い!最近観た映画の中だとダントツ一位です。よかった。何が一番良いかってテンポが良いところ。火星に置き去りにされてからの流れがとんとん拍子で必要以上にネガティブにならなくて、まああまりにも流れが進んで「あれ?笑 早いね?笑」て感じもしましたけど。

 ☆あと一つ欠点というか、気になったところをあげるとすると、専門用語が多すぎてこの打ち上げは何のためなのか?このハッチは何を積んでるのか?てのがゴッチャになったところ…? きちんと集中して見てたんですけど、ところどころ追えなくてンン?てなりました。

 ☆でもそれこそ全くわからん!て部分はなかったしストーリーの流れから予測することはできたので欠点というほど悪くはなかったです。とにかく面かったな〜〜良い作品でした。

先日、妻と映画「オデッセイ」を見ました。感想は『百聞は一見に如かず』・・・・。




Photo_2   <ヴィクトル・ユーゴー>の名言が脳裏に思い浮かぶ!

   『海洋よりも壮大なる光景 それは天空である
   天空よりも壮大なる光景 それは実に人の心の内奥である』

 

「一身にして二生を経る」

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▼婿入り先で家業に精を出し、財産を増やして隠居したのが50歳。そこから本格的に天文学を学び56歳から16年の間、列島の海岸線を歩き尽くす。江戸時代、全国を測量して精密な日本地図を作り上げた伊能忠敬(ただたか)である。

▼井上ひさしさん(川西町出身)は長編「四千万歩の男」で忠敬の人となりを活写した。頼りは「二歩で一間(約1・8メートル)」の自分の脚。「物指しのような歩き方で、真っ直に進まなければならないのでな」。犬の糞(ふん)があろうが猫の死骸があろうが、進路も歩幅も変えない。

▼作家が引かれたのは「一身にして二生を経る」生き方。平均寿命が大幅に延びた現代ではなおのこと、第二の人生は重要なテーマとなる。前山形西高校長阿部和久さん(河北町)が定年退職後の留学体験をまとめた「パリの街角から」を捲(めく)りながら、そんなことを連想した。

▼2年前に渡仏。9カ月間の滞在で語学に磨きをかけただけではない。オペラを楽しみチーズや美酒を堪能。テロに揺れる街の雰囲気に接し、日本人の美質も再認識した。「この一歩を踏み出すかどうかで人生は大きく変わる」。旅立ちの季節にこそ、一層染みる言葉である。【談話室】

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トップカスタマーレビュー

偉大なる愚直さ It is not too late to learn. 投稿者  kaz0775

☆著者も記していることだが、レビュアーも愚直・地道は嫌いだった。理論やそれに基づく言動を指向した。かつて、この本を読んで、その考えを改めさせられた。世の中にでて、それがわかるくらい歳をとっていたのかもしれない。日本地図をひたすら歩くという愚直な方法で作り上げた伊能忠敬を主人公にして小説である。

☆田舎の貧しい家に生まれ、その才を認められ、少しは豊かな家の養子になり、さらには江戸の商家の養子となる。小説では妻は悪妻である。忠敬は地道に養子に入った店の商いに身をささげる。そして、妻が亡くなり、還暦まじかの歳になって、忠敬は関心のあった天文学に没頭し、幕府の天文学者とも懇意になり、歩いて日本の地図を作る旅にでる。

☆シュリーマンも子どものころの夢だった古代遺跡発掘を実現するために、まずは資金づくりのため商人に長い年月を費やしたと聞くが、そのエピソードにも似ている。小説の中には江戸時代の学者、文人、豪商が登場し、その人脈のネットワークと江戸時代の文化が浮かびあがってくるのも楽しい。

☆話は主人公が橋の上の犬の糞も歩数計数に集中して踏んでいくところからはじまり、小説のところどころには水戸黄門漫遊記のようなユーモア小説になってしまうのが、著者の持ち味なのかもしれないが本書では、返ってしらけも感じてしまった。人は何歳になっても、どんな方法であっても目的と意志があれば偉業を達成できる事をしみじみと考えさせてくれた。

史上に残る人物達が織り成す絢爛豪華なひょっこりひょうたん島 投稿者  双極�U型

☆「一身にして二生を経る」という忠敬勘解由の生き方に興味を持ち、この本を買いました。いや〜、面白いですね。蝦夷地では間宮林蔵の怪しき動きに驚き、下野では「臆病剣」の名人に忠敬の'''が冴え渡る。江戸では一九と絡み合い、東海道では青年二宮金次郎と百姓論語を闘わせる。

☆どこまでが史実でどこからが作者の創作か判らないように巧みにストーリーが進行して行きます。これはまるで、昔見た「ひょっこりひょうたん島」そのものでした。(歳がバレるか)その気になって粗探しをすると、やや左掛かっておりますが、まぁこの本が書かれた時代、また作家井上ひさしの人間性を考えると致し方の無いところでしょう。ちょいとくどい記述もあります。その分だけ☆一つ減らしました。

※かく言う、珍念『論語読みの論語知らず』・・・
「コピペ」・「コピペ」と仄かに声が聞こえる。ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

風変わりな選抜総選挙

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 少し風変わりな選抜総選挙が行われている。全国のきれいな川「名水百選」の30周年を記念し、環境省がアイデアをひねり出した。秘境の地やおいしさなど4部門ごとにインターネットによる国民投票を実施している

▼立候補を募り、自慢の水がそろった。四季の美しい景観部門には、東北から仙台市の広瀬川、にかほ市の元滝伏流水のほか、山形県からは月山山麓湧水群(西川町)と立谷沢川(庄内町)が手を挙げている

▼仙台市の担当者に広瀬川のセールスポイントを聞いた。「やはり大都市の中心部からちょっと歩けば、河岸段丘を見ることのできる身近さでしょうか。代表格は青葉区の経ケ峯の自然」と言う。薦めに従い、経ケ峯散策路と名付けられた道に足を向けた

▼観光スポットになっている瑞鳳殿の脇を通る。幅1メートルの歩道は杉木立に囲まれ、10分でぐるりと墓殿の周りを巡るようにつくられている。野鳥の宝庫と案内板にあった。確かに総選挙に参加している百万都市は全部門で仙台と神戸、福岡のみ

▼各自治体は13日の投票締め切りまでネットなどで支持を呼び掛け、競い合う。各部門上位の5名水には、大手旅行会社のホームページ紹介などの特典がある。<流れ合うて泡たつ春の野川かな 佐久間呉之>。ご興味があれば清き一票を。【河北春秋】

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 このコラム『言い得て妙』



 Miduyari


 水は生命の根源である
  ターレス(古代ギリシャの哲人)
  水鏡私無し  水と鏡は物の姿をそのまま写して公平である
   ことのたとえ(三国蜀志)

 

議員定数の削減

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 ちゃぶ台を返すようだが、議員定数の削減は必要か。いっそ増やせば「1票の格差」の是正もすんなり進むのではないか

 ▼前から不思議に思うのである。定数削減は「身を切る改革」の一つだという。政治家は有権者の代弁者。とすれば、削減は有権者にも痛みを負わせることになる。とりわけ、対象となる地方の発言力が弱まりかねない。何をもっての改革か

 ▼仮に定数を増やしたとして、税金で賄われる議員歳費や政党交付金を、その分大胆に削ればいい。それはそれで身を切ったことになると思うが

 ▼衆院選挙制度改革を検討する有識者調査会の資料によると、G7各国下院のほとんどが日本の475人より多い。人口が半分のイギリスで650人、イタリアは630人、フランスが577人。日本より少ないのは435人の米国ぐらい。削減に論理的な根拠は乏しい

 ▼それなら欧州並みに増やせばどうだ、そう主張できるか、となると途端に声は小さくなるのである。正直に言えば衆院のみならず、地方議会を含めて過剰感はある。昨今の不祥事もしかり。こんな人が議員か、と落胆させられることもしばしばだ

 ▼当面、最も常識的なのは有識者調査会がまとめた案だとしても、この先、地方の声がかき消されないよう注意したい。東京との格差是正こそ、われら地方人の優先課題である。【鳴潮】

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  平成の世に(大岡越前)がいればなぁ!

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