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2015年4月

「聖地巡礼」

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黒猫のチトを連れて横浜から青森にやってきた木幡真琴15歳。

 ちょっと方向音痴な普通の女の子です。これから又いとこの圭や小夏の家で一緒に暮らします青森の高校にも通いはじめ愉快な友達も出来ました。畑なんかも作って魔女の修行も順調です。

 ◆「読書人でもない私がなぜか本屋さんをやっています。のぞいてみてください」。そんな便りが東京近郊に住む漫画家から届いた。すわ転職?なんて気を回したがさにあらず。大手書店の特別企画として名誉店長を務めているのだという。

 ◆人生で影響を受けた本、仕事で役に立った本、注目する本…。自らの知の遍歴を店の一角で披露しているのだと自慢げだが、還暦を超えた彼の言葉に、長らく文化・芸術の世界で肩身の狭い思いをしていた漫画家のうらみ節を垣間見たような気がした。

 ◆大学生が電車で漫画を読んでいるだけで「世も末」と新聞をにぎわせたのは政治の嵐が吹き荒れた1968年のこと。半世紀前に比べて隔世の感があるとともに、コミックがようやく社会的に認知されるようになったのだなあとファンとしては単純にうれしい。

 ◆そんな動きの中でうれしいことがもう一つ。弘前を舞台にしたヒット作「ふらいんぐうぃっち」(石塚千尋、講談社)が市内名所を紹介するガイドブックに登場し大活躍なのだ。岩木山のふもとで魔女修業に励む15歳の少女の物語は日々疲れた心に優しく響くからなおさら。

 ◆漫画やアニメの舞台を訪れることを「聖地巡礼」という。全国的な巡礼ブームの追い風を体いっぱいに受けながら、花咲き誇る街々をコミック片手に歩くのもいいかも。  【天地人】

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 珍念も、花咲き誇る街々をコミック片手に歩きたい!

湯長谷藩 「超高速!参勤交代」 ( ◔ิω◔ิ)

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 佐々木蔵之介が、江戸幕府から無理難題を突き付けられた弱小藩の藩主に扮する時代劇コメディ。第8代将軍・徳川吉宗が天下を治める時代。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝から、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で参勤交代せよと命じられる。湯長谷藩主の内藤政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに4日間での参勤交代を可能にする奇想天外な作戦を練り、実行に移すが、松平もそれを阻止せんと刺客を放っていた。「ゲゲゲの鬼太郎」「鴨川ホルモー」の本木克英監督がメガホンをとった。

 ◆江戸時代、いわき市にあった湯長谷[ゆながや]藩を題材にした「超高速!参勤交代」の続編の準備が進む。前作は日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受けた。ゆかりの地を売り出す地域おこしも生まれた。

 ◆脚本家は震災後、市内を訪れた。被害の大きさにたじろぎ、復興が遅れていると感じる。ひび割れたままの小名浜港を見て物語をつくろうと決意した。被災地への思いを込めた。身を犠牲にして隣の藩を助け、無理な参勤交代を命じられても諦めない。ついに成し遂げる。湯長谷藩士の姿は県民を励ます存在に映った。

 ◆いわきに縁がある映画は今多い。公開中の「ソロモンの偽証」で女子生徒の一人を演じるのは市出身の中学生だ。来月末、封切りを迎える「夫婦フーフー日記」は、38歳で亡くなった市出身の女性と家族の物語を描く。原作者は「いわきを舞台にした映画」と言い切る。9年前の「フラガール」は、市イメージキャラクターになった。

 ◆市の観光客数は震災前の8割弱にまで回復した。「参勤交代」の次回作に期待が集まる。地元は市内ロケを熱望する。海、山、川の自然に恵まれた魅力が伝わるはずだ。映画の力がかつての姿を取り戻す後押しとなる。(あぶくま抄)

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  このコラム『快刀乱麻を断つ』 痛快・痛快!

わたしは今も生きている

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  わたしは今も生きている、という文章でその本は始まる。岡崎愛子さんが今月出した『キャッチ!』だ。10年前、同志社大2年の時にJR宝塚線(福知山線)の事故に遭い、首の骨が折れる重傷を負った。以来、車いすの生活を送る。この10年の経験に学んだことを伝えたくて執筆した







▼病院で呼吸困難に陥り、死を覚悟する瞬間が描かれる。気持ちがすっと穏やかになり、不思議に感じたという。「生きていられることは、当たり前のことなんかじゃない」という言葉に重みが加わる。だからこそなのだろう。その姿勢は前向きだ

▼大卒後に入社した大手電器メーカーを昨年退社し、起業した。犬との楽しい暮らし方などをアドバイスする仕事という。事故にとらわれずに歩みたいとの思いが今は強い、と書いている。もちろん、JR西日本に安全への責任をまっとうするよう厳しく注文はしつつ

▼「10年は私どもにとって決して節目でも区切りでもない」。JR西の真鍋精志(せいじ)社長は先日の記者会見で語った。その通りだろう。鉄道事業者の安全への取り組みに終わりはない

▼JR西は、第三者機関に安全管理の評価をしてもらう仕組みを今年度から導入する。事故原因の解明をめぐって遺族らと議論を積み重ねてきた成果の一つだ。「組織への配慮」や「過大な自己評価」といった甘さを克服することができるのかどうか

▼今もなお心の傷が癒えない遺族は多く、後遺症に苦しむ負傷者もいる。その痛みに思いを致すことを忘れまい。<天声人語>

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最も参考になったカスタマーレビュー

どんな人生読本よりも、この本をお薦めする 投稿者  唐井庵

◆大の犬嫌いだった著者は、犬を飼いたいという妹とそれを支持する両親に対して「絶対反対」と言って拒んだ。だが、3対1の多数決で1匹の犬が家族に加わることになった。

◆ところが、妹はテニス部に入り、朝練と放課後の練習に忙しく、あれだけ反対していたのに、著者が世話をするはめになる。そして、犬の問題行動に翻弄される。いつのまにか、犬を愛するようになり、2匹目、3匹目をねだって3匹の犬を飼うことになった。犬とフリスビーがしたかったからだ。こうして、元気溌剌な女子大生は、幸福な日々を過ごす。

◆そして、日本中に衝撃が走ったあの事故に遭遇する。頸髄損傷で首から下に麻痺が残り、自力で歩くことができなくなった。腕は動かせるが指は曲げられないため、握力はゼロ。「人はいつ死ぬかわかりません。明日かもしれないし、20年後かもしれない。死にさえしなければ、この世界には、無限の可能性が広がっています。だから、あきらめずに一歩を踏み出したいと思うのです。」(「はじめに」より)。救命救急センターでの壮絶な日々が始まる。

◆人工呼吸器で命をつなぐ辛さ、水も飲めない、食事もできない。一方、そこには家族という支援者もいた。近所のおばさんたちもいた。友人もいた。皆が支えた。献身的な医師や看護婦もいた。皆が快復を祈った。

◆事故から1年後、フリスビードッグ大会に出場する。涙なしには読めなかった。そして、自分よりもはるかに若い女性から、幸福と勇気をおしえられた。

◆今日も私は、駅の階段を昇り、満員電車にもまれ、仕事に追われた。いや、そうではない。駅の階段を昇ることができるのだ。満員電車にもまれても自分の足で立つことができるのだ。仕事に追われても立ち居振る舞うことができるのだ。未来に向けたチャレンジをして、何かを実現できないはずがない。そうしなければ、著者に顔向けができない。

なんて勇気の出る本なんだろう。 投稿者  Amazon Customer

◆読み終えた直後の率直な感想は「なんて勇気の出る本なんだろう。」でした。事故の経験を元にしたものなので初めは暗い印象を持ってしまいがちですが、この本からは一切そんな印象は受けません。

『これから先の未来に何があるのか楽しみで仕方がない。』

◆むしろ、つらい経験を乗り越え、今も夢に向かって生き生きと走り続けているこうした著者の力強い前向きな言葉が、不思議と「わたしも頑張ろう。」と元気を与えてくれます。読んでいるだけでも目を背けたくなるような、事故の記憶と真正面から向き合い、こうして形にすると決めた著者の覚悟と勇気は本当に頭が下がります。

◆この本は読んだ人に必ず勇気を与えてくれます。何かに落ち込んでる人や自分に自信のない人、前に進む勇気が欲しい人、もちろんそうでない人も。たくさんの人にぜひ読んでもらいたい作品です。

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 珍念『論語読みの論語知らず』・・・深く反省し、恥じている。 

「よかったら座ってください」

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 いつかそんな日が来ると思ってはいましたが、その日が、とうとうやって来ました。公共交通機関の車内で座席を譲られる日が。相手は小学校四年生の女の子。地下鉄で動物園へ遠足に行く途中。

 「よかったら座ってください」という元気な声に、何だかドキドキ。「ありがとう。でも次で降りるから」と、ありったけの笑顔に動員をかけた。少し陰ったようなその子の瞳に今度はドギマギ。

 次の駅まで二分、目いっぱい会話しながら、降り際に「ありがとう。困っている人がいたら、またお願いね」と再びお礼を言った。ヒマワリのように、少女はにっこり。まんざらでもない初体験。<夕歩道>

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  コメントは『蛇足』・・・・

タイタニック号とセウォル号の悲劇

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        タイタニック号                セウォル号

 ◆タイタニック号(2012年4月10日)英国・北アイルランドのベルファストの造船所で20世紀初頭に建造された客船。当時、世界最大の客船といわれ、豪華な設備を誇った。1912年4月10日、英南部サウサンプトンから米ニューヨークに向けて初航海に出発。しかし同14日夜に大西洋で氷山に衝突し、同15日未明に沈没。救命ボートが乗客の人数分なかったことや水温が低かったことなどから、乗客乗員約2200人のうち約1500人が犠牲となった。(サウサンプトン共同)

 ◆セウォル号(2014年4月30日)韓国北西部の仁川と南部の済州島を週2回結ぶ定期旅客船。全長約146㍍で幅約22㍍、6825㌧。定員は約920人。韓国メディアなどによると、1994~2012年、日本国内の定期船「フェリーなみのうえ」として運航され、12年10月に韓国側に売却された。客室を増設、定員を100人以上増やすなどの改造を施した後、13年3月に就航した。14年4月16日、韓国南西部の珍島付近で沈没、死者・行方不明者は302人。(共同)< 47NEWS>

 ※米国ニューヨーク州のある郡で開かれた農業祭の風景がのどかに描かれていた。催し物の会場には体重当てゲームコーナー、観覧車のほかに来場者の目を引く滑り台がある。

 ※子どもたちが滑り降りるスロープは傾いた船のデッキ部分。離れて眺めると大きなビニール製風船式遊具で海に沈みつつある豪華客船タイタニック号をデザインしたものだと分かる。海難史上最悪の約100年前の事故が米国では子どもの遊具に再現されていた。

 ※「牛肉と食文化」に関して書かれたルポルタージュの翻訳を読んでいて、たまたま見つけた描写である。1500人を超える命が失われた悲劇が祭りの呼び物になるとは…、と驚いたが同じ海難事故でもこちらは永遠にそうはなるまい。

 ※韓国政府は、同国珍島沖で沈没した旅客船セウォル号を引き揚げると発表した。9月中の現場作業開始を目指すという。引き揚げ完了まで最長1年半かかり船体が海中から姿を現すのは来年秋ごろになる。日本円に換算して220億円ほどの費用を見込んでいる。

 ※沈没事故では295人が遺体で見つかり、依然9人が行方不明のままだ。不明者の遺族たちは昨年11月、危険性を理解して海底の船内捜索打ち切りには同意したが船体を引き揚げ、遺体を捜すよう求めていた。その声にようやく応えた。

 ※セウォル号の悲劇に胸をふさがれるのは犠牲者の多くが高校生だからだ。真っ先に逃げた船長は殺人罪などで公判中である。船体の引き揚げに成功すれば事故原因がさらにはっきりするだろう。おそらく100年後まで生きる教訓になる。【くろしお】

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  コメントは『蛇足』・・・・





ドローン

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 戦争は発明を生み育てる。紀元前、アルキメデスは故郷がローマ軍に攻められ、投石機などの武器を発明した。現代は無人機(ドローン)の登場だ。特に捕食者、プレデターという名の米軍機は戦争を変えた

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1980年代、米国の実業家兄弟が衛星利用測位システム(GPS)の誘導で目的地に達する無人機を考案し、プレデターと名付けた。「無人暗殺機ドローンの誕生」(リチャード・ウィッテル著)に詳しい。米国は対テロ戦争で監視や爆撃に使っている

   ◆

死傷者を減らし、効率的な戦闘を展開できる―。防衛年鑑は高く評価、日本でも開発を急ぐよう提言している。そこには攻撃された側の視線がない。英国の民間団体の調査によれば、パキスタンでの無人機攻撃は400回を超え、2400人が死亡、うち民間人が400人余に上る

   ◆

首相官邸の屋上にドローンが侵入した。政府や警察は大慌てだ。規制や対策に走りだした。軍事技術が民間に転用され普及しているドローンだ。テロへの不安心理ばかりが強まれば、自然災害の状況把握や離島への宅配などの有用性を押しつぶしかねない

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科学はもろ刃の剣だ。上空からドローンに常に監視される社会を招く恐れもある。科学をどう使うかは、私たち、あるいは社会の選択による―。宇宙物理学者、池内了さんの言葉だ。知らぬ間に望まぬ社会に変質しないよう複眼を持とう。【斜面】

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 諸刃の剣
の用語解説 - 《両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして 振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方 では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。


『無人暗殺機ドローンの誕生』 最も参考になったカスタマーレビュー

徹夜して読める本でした! 投稿者  無人 

▼2・18の東京新聞夕刊の一面左トップに「米無人攻撃機輸出促進へ」「高い殺傷力紛争誘発も」という記事が出ていた。米国務省が、無人攻撃機の輸出を促進するとのこと。その記事を見た翌日、本屋で、本書、リチャードウィッテルの『無人暗殺機ドローンの誕生』(文藝春秋)を見かけたので、あぁ、これがその無人攻撃機のことかと思って購入した。

▼そういえば、最近、経済雑誌などでも「無人機」がよく取り上げられている。山の事故遭難現場の偵察やら、危険な場所でもパイロット無しに行けるということで重宝されているとか。

▼そういう無人機がいかにして開発されてきたかを真正面から取り上げ、その軍事的側面を鋭く追及したのが本書だった。イスラエルの青年技師が、祖国の危機(第四次中東戦争・1973年)に直面。それまでいつも優勢だったイスラエル軍だったが、ソ連製の優秀な地対空ミサイルを入手した敵国に味方機が撃墜される事態が発生。これは大変だということで無人機を考案…。それが出発点だったようだ。

▼紆余曲折をへて、その青年技師はアメリカで起業することになるのだが、そこで出会ったのが、若い時から自家用機で世界各地を飛んでいたアメリカ人。キューバ危機の直前、捕らえられた体験もあり、反共主義者でもあった。有人偵察機はしばしば撃墜もされる。無人偵察機なら……。そんな思いから開発をする。

▼意外なことに、無人機のプランは第二次大戦以前からあったという。マリリン・モンローが、無人標的機の組み立てラインで働いていた事実なども記されている。

▼無人機なんて不可能、そんなの何の役に立つのかなんて軍関係者にいわれる。誇り高き空軍パイロットからすれば、無人機の操縦をやれと言われるのは格下。それでも、徐々に開発が進み、ボスニア紛争の時、民間人の犠牲者を少しでも減らすために無人偵察機が活躍する。そして、9・11以降、アフガンに潜むテロリストを標的にし、偵察機から攻撃機に変身・進化もしていく。その技術開発もいろいろと大変だった。法的なクリアも大変だった。しかし、米本土から操縦してアフガンで攻撃可能とは……。きっと、「イスラム国」相手にも、この無人偵察機・攻撃機は暗躍していることだろう。

▼去年読んだフレデリック・フォーサイスの小説*『キル・リスト』 (角川書店)にも、無人機がテロリストを追いかけるシーンが出てきたが、あちらはフィクション。こちらはノンフィクション。アフガンのテロリストナンバー3を無人機が暗殺するシーンや、アルカイダに取り囲まれた米兵救出のために、無人機が活躍するシーンは思わず手に汗を握りもした。これは戦争映画ではなく、本物の「戦争」なんだと。佐藤優氏の解説もシャープで面白い。徹夜本だ!!

「ドローン」飛ばして見たいです。 ゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

いにしえの匠(のっそり)十兵衛が泣いている

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 東京・谷中霊園に五重塔跡を訪ねたことがある。明治の文豪、幸田露伴の「五重塔」のモデルだったことで知られる。今は礎石しか残っておらず、敷地は思いのほか狭い。天を突いてそびえ立っていた往時は想像するしかなかった。

◆優れた腕ながら仕事に恵まれない大工が塔建立の棟梁(とうりょう)となり、苦難の末に完成させる。嵐に襲われゆっさゆっさ揺れた後も一寸一分の狂いもない。小説は百年に一度の大仕事に懸ける職人の意地を描いて胸を打つ。

◆実際、多くの五重塔は地震で倒壊した記録がほとんどない。秘密は免震構造にある。木を組み合わせた建物はしなやかで全体がゆっくり揺れ、地震動と共振しない。塔内の心柱も揺れを抑える振り子の働きをするという。

◆いにしえの匠(たくみ)の技は現代のそれにも勝るのか。東洋ゴム工業の免震偽装。性能不足の装置を使ったマンションや公共建築物がこれまでの55棟に加え、新たに90棟あることが分かった。

◆データ改ざんに関与した担当者も従来の1人から、複数いる可能性が出てきている。長年不正を見抜けず事実確認にもてこずる同社に、安心・安全をうたう資格はあるまい。

おのれの技の手抜かりで恥を受けてなお、生きながらえるけちな男ではない。小説の棟梁はそう息巻く。それほどの覚悟を持てとは言うまい。ただ、日本人から物づくりへの誠実さや気概が失われつつあるとするなら、ことは深刻と言うほかない。<小社会> 

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「五重塔」商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)

 ▼技量はありながらも小才の利かぬ性格ゆえに、「のっそり」とあだ名で呼ばれる大工十兵衛。その十兵衛が、義理も人情も捨てて、谷中感応寺の五重塔建立に一身を捧げる。エゴイズムや作為を越えた魔性のものに憑かれ、翻弄される職人の姿を、求心的な文体で浮き彫りにする文豪露伴(1867~1947)の傑作。

最も参考になったカスタマーレビュー

人間力の総和による五重塔   投稿者  甲山筆夫 

 ▼ご存知、文豪露伴の代表作。風采のあがらない主人公:のっそりの生涯の唯一の傑作:五重塔完成までのお話である。作中、のっそりの執念、棟梁のあり方、奥様の役割、また詳細に現れない腕自慢の職人達が生き生きと描かれ、「。」が三ページに一個くらいしかない読みにくい文体も気にならず、一気に読み終わりました。

 ▼中でも、カリスマの如く君臨する大僧正のあり方には感動した。終盤、天災に打ち勝ったのは、まさに彼らの人間力の総和と理解したい。五重塔は、決して珍しい物ではない。東寺のそれ、法隆寺のそれもある。しかし、谷中の感応寺のそれは、露伴によって「五重塔」と称されるようになったと思う。本著作は、永遠に不滅です。

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 東洋ゴム工業の免震偽装。 恥を知れ!
 「法令違反」しても誰も、お縄にならない。
 摩訶不思議な国なのだ。

 

ごん狐とうなぎ

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▼新美南吉の童話「ごん狐」に登場する子ギツネの「ごん」は一人ぼっちで森の中に穴を掘って暮らし、昼でも夜でも、あたりの村に出没しては、いたずらを繰り返していた。

▼畑へ入り込んで、イモの類を掘り散らかしたり、菜種がらの干してあるのへ火をつけたり、農家の裏手につるしてあるとんがらしをむしり取ったりなどやりたい放題だ。降り続いた雨がやんだある日に、ごんは水かさを増した川に入り、魚を捕る兵十を見つける。

▼いたずら心を起こしたごんは、兵十が目を離した隙にびくの魚を川に投げ捨てるが太いウナギには手こずった。ぬるぬるとすべり抜けるので手ではつかめず、頭を口にくわえたはいいが、首に巻き付かれてしまい、そのままとん走する。

▼全国有数のウナギ産地を抱える静岡、鹿児島、宮崎県の地方紙3紙(静岡新聞、南日本新聞、宮崎日日新聞)による合同連載企画「ウナギNOW」の特別シンポジウムが先の日曜に静岡県浜松市で開かれた。パネル討議のテーマは、「私たちにできること」だった。

▼本県からは養鰻(ようまん)業「大森淡水グループ」の大森仁史オーナーが参加。ウナギを従来より大きく育てる先駆的な取り組みについて紹介した。本紙の記事でそのことを知り、思い出したのがキツネのごんがつかめなかった太いウナギのことだ。

▼大きく育てる取り組みは心強いが、消費者の「私たち」もウナギ資源を守る意識を持ちたい。兵十の「お母(っかあ)」はウナギを食べることができずに死ぬ。ごんは悔やみ、こっそりクリを届けるが悲しい結末に。何ごとも後悔先に立たずである。【くろしお】

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このコラム『起承転結』冴えている!

珍念の筆致は萎えている・・・・

「ごん狐」商品の説明 内容紹介

兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心から奪ってしまった狐のごん。名作の世界を格調高い絵画で再現した絵本。

最も参考になったカスタマーレビュー

新美南吉の至高の作品。朗読すると、最後の場面は、涙があふれて読めない投稿者 ワクロー3 

◆理解しあえた時は、相手を射殺した直後だった。あまりに悲劇的な結末に、最初に読んだ小学生時代から、胸が締め付けられた。大人になった今、この結末の先、「翌日から、兵十の孤独な暮らしが続く」ことを想像することができるので、痛ましさは、さらに倍加して、胸がつぶれるような幕引きでもあることを理解する。

◆新美南吉の至高の作品だと思う。朗読すると、最後の場面は、涙があふれて読めない。いろいろな絵本画家が作画しているが、黒井健さんの絵は、文章を損ねず、美しい日本の風景の中に、ごんの毛の感触を、つややかに表現した、適切な絵だと思う。子供時代から、いろいろな作画で見たのに、「ごんぎつね」を思い浮かべる時は、黒井さんの絵で思い描く。

これ以上は『蛇足』 (´;ω;`)ウウ・・・

金持ちはゆっくり走れ

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 フィンランドで最近、スピード違反した男性に罰金5万4千ユーロ(約700万円)が科せられた。その速度はというと、80キロ制限の道路を103キロで運転。ひどい違反には違いないが、日本だと速度超過20キロ以上25キロ未満の区分で1万5千円の反則金となるところだ。

 ▼欧州紙によると、フィンランドは収入に応じ罰金をスライドさせる制度を取り入れている。男性は前年の年収が650万ユーロ(約7億5千万円)あったため、この額になった。算定には扶養控除もあり、もちろん低収入の人は罰金も小さい。事故抑止より、むしろ「金持ち税」の側面が強いのかな。男性は「(収入が少なかった)10年前には思いもしなかったが、外国移住を真剣に考える」と話す。

 ▼以前は違反者が収入を少なく申告することもあったが、現在は警察官がオンラインで確認できるため、摘発現場で罰金額を示すのだそうだ。これまでの罰金最高額は2002年にバイクでスピード違反したノキア重役への11万6千ユーロ(約1500万円)。「ゆっくり走ろう金持ちは」と標語ができそう。 <ワールド望遠鏡>

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  このコラム『言いえて妙である』
    『弱気を助け強気を挫く』
   
フィンランドは収入に応じ罰金をスライドさせる制度
  は、素晴らしい!

「遠い接近」

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 作家の松本清張に召集令状が届いたのは1943年秋である。当時33歳。男性の平均寿命が50歳ほどの時代になぜ自分なのか。一家6人を養う仕事もある。後の文豪にこんな疑念が芽生えた。

◆出版社で清張番だった森史朗さんが著した「松本清張への召集令状」によれば、清張は令状に思い当たる節があった。係員に短期兵役の令状を出すと「お前、(兵役義務者が対象の)教育訓練にはよく出ていたか」と問われた。

◆「いいえ」「ははぁ、それでやられたな」。こんな体験を基にしたのが小説「遠い接近」だ。清張の分身の主人公は32歳で自営の色版画工。家では妻子と両親の6人が待つ。そこへ赤紙が来た。物語は召集のカラクリを暴き、国家とは何かを問う。

◆古い作品を思い出したのは、与党の安全保障法制の整備が本格化してきたからだ。法案に盛り込まれる集団的自衛権の行使は、「専守防衛」という戦後の根幹を大転換させるものである。「戦争」が身近になる、と言っていいのかもしれない。個別的自衛権の行使はもとより、集団的自衛権であっても戦争なのだ。戦死者が出る可能性も否定できない。

◆小説で分身が言う。「最後まで親や妻子と同じ所にいたかった。-みんなで抱き合って死んだら、どんなに仕合わせかわからない」。清張翁(おう)が存命なら戒めるだろう。「戦争をしないことこそ、国の最大の務めじゃないか」【南風録】

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松本清張 「遠い接近」 商品の説明 内容紹介 誰を兵隊にとるか、徴兵係のちょっとした故意が一個人の運命をどのように変えただろうか。戦中戦後の庶民の執念が殺人事件にいたるまでを迫真的に描いた推理長篇

▼内容(「BOOK」データベースより)過去の徴兵検査で第二乙種不合格、そして三十二歳となった今、兵隊にとられることはないと確信していた山尾に、召集令状が届く。この一枚の紙が、山尾のみならず家族の運命までも大きく狂わすことに。古兵の制裁にも耐え復員したが、すべてを失った山尾は、召集令状を作成した区役所兵事係への復讐を誓う。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

最も参考になったカスタマーレビュー

中年の松本清張が無理やり戦場に駆り出された驚くべき理由 投稿者  榎戸 誠 

▼私は松本清張の作品が好きだ。彼の反骨精神が好きだ。弱者への温かい眼差しが好きだ。仕事に取り組む姿勢が好きだ。彼の生き方が好きだ。松本清張という人間が丸ごと好きなのだ。清張の担当編集者であった著者の手に成る『松本清張への召集令状』(森史朗著、文春文庫)には、清張の魅力が詰まっている。

▼一家7人を支える中年版下職人に、意外な赤紙(召集令状)が届いた。戦局が絶望的な状況にある時期での召集令状は、死を意味していた。なぜ、自分のような家族持ちの中年男が戦場に駆り出されるのか。明らかに、この召集には、懲罰的意味合いが込められていたのである。

▼生計を立てることに追われ、在郷軍人会や職場での軍事教練に出席できなかった清張は、徴兵事務を担当する出先機関の小役人に「不真面目な、けしからん奴だ」と睨まれていたのだ。この経験と怨念は、後に『遠い接近』(松本清張著、文春文庫)という長編ミステリーに結実する。ミステリー仕立ての、すさまじい復讐劇である。

市民を拉致する赤紙(召集令状)の恐怖 投稿者  ブルービーチ 

■ 【当初は週刊朝日の連載ミステリー】この長編ミステリー小説は、当初、週刊朝日に半年以上に渡り連載され、凡そ五年後の1977年7月に文庫本初版が出ております。週刊朝日に連載を始めたのは、著者(清張)60歳の時です。

■ 【20年前の『召集令状』へのわだかまり】連載開始時は、既に、戦後二十年経ち、清張自身も、芥川賞(53年)日本ジャーナリスト会議賞(63年)菊池寛賞(’70年)などを受賞しており、既に、ミステリー作家としての地位を固め時期になっております。この時期に、著者は二十年前の自分、即ち、34歳の中年版下職人への『召集令状』という国家権力の拉致行為へのわだかまりを本著書によって、赤裸々に著わしている。

■ 【赤紙(召集令状)発行の実態を知る】小説そのものは、一兵士の個人的復讐ストーリーです。しかし、著者本人の召集令状に基づいた体験により描かれた内容ということで、俄然、単なるミステリーの領域を超えております。

■天皇の名で出される赤紙、即ち、『召集令状』をキーワードに、一市民家族を地獄の苦しみに追い込む赤紙と言う国家権力、召集令状の不正な闇の国家権力のカラクリの実態、大日本帝国の私的制裁の横行する軍隊生活、兵士達の望郷の念と運命などを描き出しております。ミステリー作家として「社会派」と言わしめる代表的な作品となっております。

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 かく言う<珍念> 『君子危うきに近寄らず』の諺を安部総理に謹呈します!

「世界一幸運な村で一番不運な男」

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   幸運は幸福をもたらすのか。二人の対照的な人物がいる





▼一人は、先週土曜日に七十九歳で逝った英国のビビアン・ニコルソンさん。もう一人は、ギリシャからスペインの農村に移り住んだ四十代の映像作家コスティス・ミツォタキスさん。二人はともに、宝くじの女神に翻弄(ほんろう)された

▼貧困にさいなまれ続けたビビアンさんの人生は二十五歳で激変した。サッカーくじに当たり、今の価値で六億円近い賞金を手にしたのだ。その時に彼女が言ったひと言は、「使って、使って、使いまくるわ」。言葉通りに放蕩(ほうとう)の限りを尽くし、四年で使い果たした

▼一方のコスティスさんは、「世界一幸運な村で一番不運な男」と呼ばれた。二〇一一年の暮れ、彼の住む村の婦人会が資金集めのために売った宝くじが大当たりした。村民はこぞって買っていたので、少ない人でも一千万円、多い人は億の賞金を手にした

▼だが、コスティスさんだけは買っていなかった。それでも「これは天からの贈り物」と考えた。映像作家の彼にとり、村人の人生がどう変わるかは、またとない記録の対象となったのだ

▼結論を言えば、多くの村人は新しい農機具を買ったり、家を増築したりした程度で、変わらず堅実に農業を続けているという。「人生はカネじゃない」との思いを強くしたコスティスさんだが、婦人会が売る宝くじは買うようにしたそうだ。【筆洗】

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 珍念(お金欲しいです)
 宝くじ度々買いますが
 高額な賞金は当たっていません!
 お金持ちになりたいです。


灰色の脳細胞に「お金の格言」が思い浮かぶ!

※金銭は無慈悲な主人だが、有益な召使いにもなる。byユダヤの諺

※金は肥料のようなものだ。ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。byクリント・W・マーチソン

※金は借りてもならず、貸してもならない。貸せば金を失うし、友も失う。
借りれば倹約が馬鹿らしくなる。byシェークスピア

※金は良い召使いでもあるが、悪い主人でもある。byフランクリン

※記者:「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」バーナード・ショー:「銀行の預金通帳だよ」 byバーナード・ショー

※もし他に方法がなければ乞食になってもいい。しかも乞食になったらその日から、手に入ったお金は自分のためにも、家族のためにも、無駄なことに絶対に浪費しないという徹底的な粘り強さ。――これさえあれば、人間は誰でも金持ちになれるものである。byドストエフスキー

かく言う 【珍念】 『論語読みの論語知らず』・・・お笑い下され~い!

「お葬式」

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伊丹十三が「お葬式」で鮮烈な映画監督デビューを飾ったのは、バブル景気に沸く直前の昭和59年。義父の葬儀を仕切った経験からヒントを得て脚本を1週間で書き上げたという。

 笑いあり涙あり、少々のお色気と小津安二郎へのオマージュあり、と才人らしい演出で大ヒットした。いま見ても面白いが、はからずも昭和後期の葬儀はこうだった、という貴重な史料にもなっている。

 ▼あれから31年、葬儀風景はすっかり変わってしまった。菅井きん(故人の妻役)、宮本信子(娘)、それに尾藤イサオ(親戚)が、通夜客が帰った後にお棺の前で、島倉千代子の「東京だョおっ母さん」を一杯やりながら歌い踊る、という名シーンは、今なら生まれなかっただろう。

 ▼全国各地に便利なセレモニーホールができ、自宅で葬儀を執り行う家はまれになった。何よりごく近い親族のみの密葬や病院から火葬場に直行する直葬がこの30年で激増し、映画のようにご近所さんが弔問に駆けつけ、手伝いもする、という風景は絶滅寸前になっている。

 ▼葬儀はたいてい突然のことであり、香典のお返しひとつとっても遺族にとって厄介だ。都市化が進み、人間関係が希薄になっているのも葬儀の簡素化に拍車をかけている。有名人でも密葬を済ませてから公表するのが普通になった。

 ▼キンキンこと愛川欽也さんの死去も密葬の当日まで伏せられた。高倉健さんややしきたかじんさんも密葬のみだった。それがご時世、なのだろうが、昭和の人間としては納得いかない。映画のラストで「こうして皆さん、にぎやかに集まっていただいたおかげで、この人は仏さんになって私の所へまた戻ってきてくれたような気がします」という菅井きんのせりふが胸にしみる。【産経抄】

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最も参考になったカスタマーレビュー

着想の素晴らしさ。新しい日本映画を感じさせてくれた作品。投稿者  ゲバジジ

◆この映画がつくられたころ、日本映画は低迷期にあった、と私は思います。そんなかで、登場したのが伊丹十三監督の第一作「お葬式」でしたが、葬式そのものにスポットをあて、普段、なにげなく、自然と行っている葬式なるものの不可解さ、可笑しさをそのディテールスを丁寧に描くことで、監督の狙い通り、喜劇ではないが、リアリティがあって、可笑しみのある新しい日本映画の世界を構築した記念碑的な作品ではないでしょうか。

◆そして、見る側に、そういえば、なんであんなことをするのかなあ、と気づかせてくれます。亡くなった小津監督の遺言は簡潔なものだったようですが、そのなかに「戒名無用、葬式無用」とあったそうです。事実、小津の墓には「無」の一文字しか書かれていません。ともあれ、厳粛であるべき葬式の進行する中で、夫・侘助の浮気や儀式と現実の世界を往き来するなかで、泣いたと思ったら、すぐ笑う、その臨機応変さには笑ってしまいました。どなたも経験あることでしょう。監督のデビュー作にして最高傑作と思っています。

    本当の日本のお葬式の風景  投稿者  コテカン

◆お葬式でのスピーチを練習している風景、葬儀屋さんとの打ち合わせ、数珠の購入、など、日本のお葬式の風景を醒めた視点から描いている。特に好きなシーンは、参加者が撮影したという設定の白黒のところです。式の準備が一通り終わって、しばらくぶりに再会した親戚の女性たちが楽しそうに屋根に登る。亡くなった老人の奥さんまで子供みたいにはしゃいでいる。確かに、葬式では久しぶりの親戚との再会が妙になつかしくもあり楽しくもあるものです。ただ、音としてはバッハの音楽だけが流れていて、なんとも物悲しい。こんなに楽しくて悲しい映像が他にあるだろうか。

これが天才伊丹の『お葬式』ですよ。生きていてほしかったのに‥ 投稿者  おじいさん 

◆伊丹十三、51歳で監督デビュー作品。1984年のことだった。まことに斬新であった。デビュー作を「お葬式」にしたというのは、天才ならではのこと。おのれの人生において体験したことを一気にまとめ上げ、映画の脚本に昇華してしまうとはすごい。 

◆「お葬式」ほど、面白い場は無いと言っていい。故人をとりまく「ただ今 生きている人間たち」の人間模様が露骨に見える場である。伊丹の「お葬式」は、あれやこれや入り乱れ。しかし、大人達。チャンとつじつまを最後は合わせている。登場人物は、まさしく新鮮。山崎努、宮本信子は当然若かった。故人となった江戸屋猫八、笠知衆も出てくる。懐かしい。 

◆しずしずと時間軸にそって話しは進んでいくのだが。時には思い切った話しも挿入。夫と愛人のあられもない場面や、したたかな葬儀屋と坊主を揶揄したり。長い御経に参列者のしびれる足の動きをしっかりと描写したり、御経がスピーカーで外に流れる仕組みをしつこく追ったりとなかなか芸が細かい。

◆これだけ様々な角度からとらえる伊丹の目は、彼自身の体験してきた「お葬式」の集大成なのだ。観る方も大変。伊丹十三は大島渚監督『日本春歌考』(1967年)で60年安保世代の高校教師役を演じた。             

◆「あの男は既に死んでいたのだ」と、愛人に言わせたりした大島の映画は、伊丹は『60年世代』のインテリの象徴としてとらえるようになった。60年安保のとき、彼は27歳。その彼が、突如 映画監督になった。新しい時代の到来を予感させたが、その期待通りになった。

◆以後、彼のつくる作品は常に新鮮であった。天才伊丹の監督デビュー作として最高。今、私は自らの問題として「お葬式」を観るようになっている。「お葬式」はヤッパリ人生において出会う大きな問題なのだ。伊丹は64歳で死去。今、生きていてもまだ75歳。伊丹十三は現役でいてほしかった。あらためて、この作品を観て、そう思った。

かく言う<珍念>ふと吉田兼好の徒然草の41段が思い浮かぶ

※五月五日に上賀茂神社(かみがもじんじゃ・京都市北区の神社)での競馬を観に行ったが、牛車の前に身分の低い者たちが大勢いたためよく見えなかったので、皆は牛車から下りて柵のそばまで近寄ったものの、そこはさらに人が多くて分け入る隙もない。

※そんな折、柵の反対側にある栴檀の木に登って、枝のところに座って競馬を観ている僧侶がいた。木の枝をつかんだまま大層ぐっすり寝てしまっていて、落ちそうになっては目を覚ますことが何度も続いていた。

※ その様子を見た人が嘲って「世界に類を見ないバカなやつだ。こんな危ない枝の上で、安心しきって眠ってるぞ」と言ったので、心に浮かんだことを思ったままに「人の死は今来るかもしれない。なのにそれを忘れて競馬を観て過ごすということは、あの僧侶の愚かさに勝るとも劣らないであろう」と言ったら、前にいた人たちは「ほんとにそのとおり。我々こそ最も愚かだ」と皆は後ろを振り返って「ここにお入りなさい」と場所を譲って私を招き入れてくれた。

あ・・調子に乗って演壇で講義している錯覚に舞い上がっています。
『空樽は音が高い』  ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

頼藤先生の診断 

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 ガンに斃れた精神科医が潰した 珠玉の人生応援歌!


 精神科医にして人生相談の達人、頼藤和寛。享年53歳。本書では、著者が産経新聞生活面で10年にわたって連載した人生相談の名品100本を厳選。生前のインタビュー、田辺聖子氏の推薦文、産経の追悼記事などを併録。老若男女を問わず、悩めるすべての人たちに読んでほしい、「生き方のバイブル」の登場です!


 長年の小紙の読者なら、「人生応援団」のコーナーを覚えておられるだろう。精神科医の頼藤和寛(よりふじ・かずひろ)さんが、読者の悩みに答えていた。ユニークで、軽妙で、ときに辛口の文章は、相談ならぬファンレターも舞い込むほどの人気だった。頼藤さんが平成13年に、53歳の若さで亡くならなかったら、連載は今も続いているだろう。

 ▼こんな相談を思い出す。39歳の女性が鬱病でかかっている、神経内科の医師に恋してしまった。これに対して頼藤さんは、その先生にラブレターを出すことを勧める。3通りの可能性が試せる、というのだ。

 ▼まず、やに下がって乗ってくるようなら医師失格、かといって、急に無愛想になるのも、医師としては未熟である。「手紙を読んで、あなたへの理解が深まりました」などと、なんの変わりもなく応対してくれる医師が、スグレモノだ。

 ▼川崎市の聖マリアンナ医科大病院で発覚した、「精神保健指定医」の不正取得問題のニュースを聞いて、想像してみた。資格を取り消された20人の精神科医の先生たちなら、女性患者にどんな態度を取っただろう。

 ▼指定医は、重い精神疾患患者を強制的に入院させるかどうか判断するなど、大きな権限が与えられる。診療報酬も優遇される。その資格を取るために11人の若手医師は、実際は診察していない患者のリポートを提出していた。残りの9人は指導医として、確認を怠った。病院によれば、不正が認定された医師は既に100人の患者の強制入院に関わっている。判断が誤っていたとしたら、重大な人権問題である。

 ▼学生のカンニングを想起させる情けない不正行為は、この病院だけの問題なのか。若者論の著作もあった頼藤さんなら、どんな診断を下すだろう。【産経抄】

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精神科医の頼藤和寛「人生応援団」 最も参考になったカスタマーレビュー

“まーるくおさめる”なんてムリムリ! 投稿者  "私立教師z"

 ※人生相談の回答に貫かれているのは、「現状をとんでもなく前向きに考え、したたかに生きる」こと。「(好みなら)泣き濡れて暮らす」「運が悪かったとあきらめる」「(いろんな関係を)すっぱりやめる」等々・・・・結局人間、できもしないことを全部まるくおさめようと悩んでいるだけなのか!と、自分の悩みもスッキリ解決したように思わせてくれる。
 「どこかの人生相談のような優等生的回答」でないだけに、人生の原則的真理が含まれているように思います、私は。

いつもそばにおいておきたい本  投稿者  うさぎ 

※初めて作者の人生相談に出合ったのは産経新聞の連載でした。こんな人生相談、見たことありませんでした。どんなに悲惨な相談も(そうでない不思議な相談もあります)ユーモアたっぷり明るく解決してくれます。決して相談を軽んじているわけではありません。

※真剣になやんでいたことも、ああ、そんなことだったのね!とぱっと心が晴れるような感じです。相談を寄せた方達だけではなく、同じような悩みを持っていた人、そんな悩みは全然ないけど、たまたま読んでた人。たくさんの人を救ってくれる人生相談。何度も何度も読み返しました。本当に一度読んでいただきたい本です。

Tin


   “いい話”が脳裏に浮かぶ!

 ためになる話が聞けて、時間通りに終わる――この二つがそろえば、「いい会合だった」と思えるもの。せっかくの“いい話”も、冗長になっては感動も半減してしまう。大勢の人を相手に話す時は、時計を気にするべきだろう

〇だが、一対一で対話する時は話が別。たとえ次の予定があるとしても、時計を見れば、「心ここにあらず」と相手は思ってしまう

〇IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の創設者で、心臓専門医であるB・ラウン博士には、患者と向き合う時に心がけてきたことがあるという。それは「時計を見ない」「電話をとらない」、そして「相手の話を途中でさえぎらない」。会っている時は全身全霊で聴くという姿勢だ

〇「声を聴くだけで、ある程度の診断ができる場合があります」と、あるドクター部の友が語っていた天台の『摩訶止観』には「上医は声を聴き、中医は色を相し、下医は脈を診る」とある。天台が、声を聴くだけで病気を見分ける医師を“名医”としたのは、「聴く」ことに、「癒やす」という行為の核心が含まれるからだろう

〇私たちも、友を心から励まし、蘇生させゆく“生命の名医”に成長したい。その根本の第一歩は「誠心誠意、耳を傾ける」努力にある。『名字の言』

♪昨日は、恐ろしい、何かに追われ 怖かった。いつまでも脳裏に残る悪夢だった。

♪奥底の一念の反映かも知れません。師匠に甘える心を反省している。
小さな煩悩に揺れ動く心に日々悶えています。今日も減らず口は絶好調です。
あまり吠えると、あの方から(絆創膏)を口に貼られるこっそり退散します!

へんな判決

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 米ロサンゼルスの交差点で、6人家族が乗った車に飲酒運転の車が突っ込み、子供3人が重傷を負った。両親は相手の運転手ではなく、「頑丈に造らなかった」と、自分の車の製造会社を訴えた。

 ▼判決は1300億円の賠償命令である。47年間たばこを吸い続けて肺がんになったカリフォルニア在住の男性は、たばこ会社を訴えて、31億円を勝ち取った(『へんな判決』のり・たまみ著)。

 ▼福井地裁が14日に下した決定も、相当「へん」である。関西電力の高浜原発3、4号機に対し、福井、大阪などの住民9人が求めた運転差し止めの仮処分を認めた。決定は、原発に事故が「万が一にも起きない」規制を求めている。この世にゼロリスクの安全など存在するだろうか。

 ▼原子力規制委員会の新しい規制基準を、「合理性を欠く」と切り捨てただけではない。福島第1原発事故の教訓をもとに積み上げられてきた、科学的議論そのものを否定するものだ。原子力工学の専門家が言うところの「司法の暴走」によって、今秋の再稼働の可能性は遠のいてしまった。

 ▼福井地裁の同じ裁判長は昨年5月にも、大飯原発の運転差し止めを命じる判決を下している。両方の判断で根拠にしたのは、憲法13条などが保障している「人格権」だった。再稼働がもたらす、経済の活性化を期待していた地元の人たちの間では、失望感が広がっている。関西の中小企業にとっては、電気料金の値上げは死活問題だ。温暖化ガス排出問題の影響を受ける人の数は、はかりしれない。

 ▼裁判長にとって、彼らの人格権は、考慮の外にあるらしい。数日前、コラムで話題にした言葉がもう一度使えそうだ。脱原発の政治的信条に基づいた。「確信犯」的な判断である。【産経抄】

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『へんな判決』最も参考になったカスタマーレビュー

 娯楽本です  投稿者  海影 
 
◇タイトルそのままの内容で、面白い訴え・判決ばかりです。なぜ面白いのかと言えば、訴える方も判決を出す方も真剣だからです。それにより、変な訴え・判決の面白さが一層増すわけです。右ページに訴えと判決が、左ページに詳細が載っています。黒赤の二色刷で、イラストもあり、難しい言葉は無いので、興味があればどんどん読めると思います。

 娯楽本ではありますが、付録として「裁判員制度入門」なるものが数ページあり、内容もわかりやすいので少し得しました。

良くも悪くもアメリカのパワーはすごいですね。 投稿者  西村哲也 

◇世界中の「へんな判決」が一堂に会してしますが、そんな中でひときわ存在感を放っているのが「アメリカ」です。思わず「さすが訴訟大国」と感心してしまいました。ですが、アメリカに住むのは遠慮したいと思ってしまいました。

 法律って、何?! 投稿者  Dynamity 

◇世界の様々な訴訟についての判決が書かれています。面白いです。一気に読んじゃいます。読み終わって、「ふぅ〜」と一息ついたとき、法律って一体?」って思うと思います。訴訟内容がすごく詳しくは載っていないので何とも言えない部分はありますが、「訴えたモン勝ち?!」って感じです。どうみても理不尽な請求に何百億の賠償金支払い命令が出たり。法律って弱者の味方じゃないんですね(涙)

 そういうトンでもない判例のほとんどが、日本でなく諸外国なのが唯一の救いです。日本でも、いろいろな製品で事故を起こしたとか怪我をした等ニュースでよくやってますが、きっと企業は大金を払わされることになるんでしょうね。「へんな判決」が普通にならない社会でありますように・・・切に願うばかりです。

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 かく言う(珍念)!「ヴェニスの商人」が脳裏に浮かぶ。

 『ヴェニスの商人は、ウィリアム・シェイクスピアの喜劇、戯曲である。1594年から1597年の間に書かれたとされている。 『ベニスの商人』とも記される。「人肉抵當裁判」として紹介されたこともある。

 ※ユダヤ人の高利貸シャイロックは、日ごろ憎んでいたベニスの商人アントニオに3000ダカットのカネを貸した。ところが、貿易船が帰港せず、アントニオは返済不能になってしまう。アントニオがシャイロックと交わした契約書には、「もし期日までに返済できなければ、胸の肉1ポンドを与える」という文言を入れていた。シャイロックはただちに裁判所に訴え、契約の履行を迫る。アントニオの窮状を見かねた知人が代わりに返済しようとしたが、シャイロックは「すでに契約の期日は過ぎている」と言って、カネを受け取ろうとしない。

 ※裁判所は契約書どおりに肉を切り取ることを許可した。シャイロックは裁判官を誉め称え、さっそくナイフを取り出し、アントニオの肉を取ろうとした。そのとき裁判官が、「契約書には1ポンドの肉とはあるが、血のことは書いていない。もし一滴の血でも流そうものなら、所有地も財産も没収する。また、肉が1ポンドより多くても少なくても相成らぬ」と宣告した。

 それに比べ、福井地裁が14日に下した決定は? 【言わぬが花】 ( ^ω^)おっおっおっ

 

油 |゚Д゚)))

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 どんな物にも使い道というものがある。本来の使用目的から外れていても、世の理解や賛辞を得れば、理にかなう用途といえよう
 
 ▼近松門左衛門の名作「女殺油地獄」は、最大の見せ場で油が巧妙に使われる。主人公の油屋の道楽息子・河内屋与兵衛は、世話になっていた同業の豊嶋屋の女房お吉を刺し殺し、金を奪う。倒れたおけの油にまみれながら逃げるお吉を与兵衛が殺害するシーンは、欲望に狂った男の愚かさと、不条理に命を奪われる女の無念を映して観客の胸を打つ
 
 ▼ぬるぬるとして身の自由を奪う油が、2人を逃れられない定めの世界に閉じ込めているようにも感じる。この演目が出世作となった片岡仁左衛門の与兵衛の演技はダイナミックで、自分を抑えきれない男の情念を見事に伝えて余りあった
 
 ▼このところ、寺社に油のような液体がまかれる事件が相次いでいる。奈良の長谷寺、京都の東寺、千葉の成田山新勝寺、そして、お隣の香川県琴平町の金刀比羅宮でも。仏像や社殿などに液体の跡があった
 
 ▼寺社に油をまく意図は分からないが、油には油の使い道がある。大衆の信仰の対象に油をまいて何になるだろう。「女殺-」の与兵衛が、ふとしたことから犯行が露見して捕まったように、悪事は実を結ばないものである。潔く自首して罪を償えば、神仏には慈悲もあろう。【鳴潮】

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  ナヌ・・・鵺の妖怪・・・X X X に落ちろ!





「女殺油地獄」 最も参考になったカスタマーレビュー

圧倒的な悪の美学です  投稿者  青玉 
 
◇一世一代で演じた2009年のこの舞台。仁左衛門丈の与兵衛はもう二度と見られないと思うと、この1枚は貴重このうえありません。仁左衛門丈の出世作となり、何度も演じてきただけに、本作の与兵衛には、リアリズムと様式美の完璧なまでの融合が見られます。

◇外ではけんかっ早く、家ではDVしまくり、それでいて虚栄心が強くて気が小さい。そんな、20歳前後の小物のごろつきを演じる仁左衛門丈の、なんと瑞々しいこと。本当はどうしようもないヤツなのに、時にいじらしく感じてしまうほど。

◇圧巻はもちろん、豊嶋屋油店の場でのお吉殺しですが、切羽詰まって思わず刺してしまったところから、次第に殺しそのものに快感を覚えていくかのように、サディスティックな笑みにも似た表情を見せ、そして、事切れたお吉を見て我に返り震える手で短刀を鞘に納め、それでもお金を奪って、腰が引けるままに花道を去る。

◇そこまで、一言もセリフはないのに、その間の与兵衛の心情がズンズンと伝わってくる。1つ1つの動きが計算され尽くされているはずなのに、全く自然でリアル。恐ろしいけど美しいほどの所作に圧倒されました。孝太郎がお吉、千之助がその子どもお光、秀太郎が小菊とおさわと、松島屋の皆さんが出演しているのも嬉しいです。

きょうも、珍念の(灰色の脳細胞)は冴えません! ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

プロ棋士とコンピューターソフト\(◎o◎)/!




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 「私の1時間分の思考を、向こうは0・1秒でやるのだから負けるに決まっている」。3年前、コンピューターと将棋で対決し、敗れた故米長邦雄名人の言葉が印象に残っている。相手は終盤の詰めになるほど強かったそうだ

▼それだけに今回は棋界も留飲を下げたのでは。プロ棋士とコンピューターソフトが対戦する電王戦で、3年目にして初めて人間側が勝ち越した

▼人間相手では通じないわなに、はまったという。ソフトの「くせ」を研究した成果だが、初対面ならどちらに勝敗が転んだか分からないとの見方もある

▼人工知能を研究する、はこだて未来大の松原仁教授は、「接待将棋」ができるソフト開発が視野に入ったという。相手に時たま勝ちを譲るのは人間では常識。共著「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」(技術評論社)で「勝つよりもいい勝負ができるソフトが難しい」と述べている

▼人間が優位なのは、大局観を持ちつつ状況に合わせて修正できる能力だろう。そこも技術の進歩によって機械に置き換わる恐れがある。将来、ロボットが銀行の融資審査も代行可能と予想されているほどだ

▼地方選の前半戦が終わった。住民の声の入力を怠らず、大局観を持ってすぐ対応するのが首長や議員の役目のはず。人口減少など妙手が見つけにくい課題が山積みしている。少なくても過去の「棋譜」に頼るロボットでは務まらない。<<卓上四季>

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   「人間対コンピュータ」どちらが能力が上なのか」?
  創造性の点においてコンピュータは人間より劣るもの,と思われるが将棋ではどうなのか。清水女流王将とあから2010との対局はさまざまな反響を呼び起こした。

※本書は,単に人間に勝つ,というよりも「人間に勝てるコンピュータ」を人間がどのように開発していったのか,その過程を開発者自らが書き下ろした。「激指」「GPS将棋」「Bonanza」「YSS」などの強豪プログラムの設計思想から導かれる戦いの歴史。原仁教授「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」(技術評論社)

◇かく言う 珍念。毎日、コンピューターと将棋をしていますが、ちょいとレベルを上げると手が出ません。レベルを下げると勝ちますが・・・・。

ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる  (へぼしょうぎぎょくよりひしゃをかわいがる) いくら飛車が強力な駒であっても、玉が取られては勝負が終わってしまうので、玉を王手から防ぐことが必要で飛車を取られることは諦めなければならないこと。

 『下手の考え休むに如かず』 お笑い下され~い!

本屋大賞という、賞をご存知でしょうか?

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 ことしの本屋大賞に選ばれた上橋菜穂子(うえはしなほこ)さんの「鹿の王」は暗く異様な場面で幕が開く

▼ある民族が集団で奴隷労働を強いられている。そこに原因不明の伝染病が広がり仲間は次々と亡くなる。一人の男と幼い女の子の二人だけが助かり脱出する。二人には何らかの免疫があるとみた敵の追跡が始まる

▼先日発生した東京の水族館でのマグロ大量死を思いだす。同じ水槽内の160匹のマグロが次々と死んで1匹だけ生き残った。水質に異変はなく寄生虫も確認されていない。原因を解くカギは生き残ったマグロが握っている。免疫化学の不思議を連想させる

▼失敗を防ぐ薬は失敗の中に潜むとも言える。上橋さんのコラムに外国で財布をスラれた話がある。腹立たしかったが、犯行は目にも止まらぬ速さで「神わざ」に思えたと書いた。それが出版社の目にとまりエッセー集を出すまでになった

▼「わらしべ長者」のような展開である。禍転じて福となす。マイナスからプラスを生む。暗くて重いテーマの中にも希望を見つける。国際アンデルセン賞受賞者の、さすが!と言いたい1冊である。【時鐘】

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「鹿の王」内容紹介

◇強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

※本電子書籍は「鹿の王 上 ‐‐生き残った者‐‐」「鹿の王 下 ‐‐還って行く者‐‐」を1冊にまとめた合本版です。巻末に電子版オリジナルイラストが収録されています。

最も参考になったカスタマーレビュー

上下巻まとめて読めることに感謝を  投稿者 鳥モモ 

 ◇角川のKindleセールの時に購入したのですが、1度読み始めれば止まらなくなり、上下巻がまとめて読めることに感謝しきりです。生殺し状態で続刊を待つのはつらいので。

 ◇初めて上橋さんの本を読んだのですが、登場人物一人一人の思考、生い立ち、背負っているもの…無駄も不足もなく展開されていくストーリーに圧倒されました。サブタイトルにあったように、追われる側の主人公と追う側の主人公から始まっていく物語が、「黒狼熱(ミツツアル)」という伝染病を軸に征服された先住民族と征服した民族の間に残る火種、それぞれの哀しみが描かれていきます。

 ◇人はどう死に、どう生きるか。永遠のテーマに一つの回答をくれる物語な気がしました。

 ◇あと個人的にKindle版が出版されていて、本当に良かった、と感じます。ハードカバー(うっかりすれば文庫版でも)は場所をとるので、置き場所に困るのでなかなか手に取りづらいのです。(特に、内容の良し悪しがわからない小説)Kindleであれば電車での移動時などでも気にせずタブレットで持ち歩けたのもありがたかったです。気にはなっていたけど、購入していなかった獣の奏者もKindle版があるようなので、さっそく購入しようと思います。もっとたくさんの小説がKindleで発行されますように!

 なぜ?合本の方が高価? 投稿者 ヒイロ・ユイ 

 ◇本来、読了した上で感想なりを述べるのが評価欄。それを承知で書かせてもらいます。なぜ、Kindle版を上下別々に買うよりも価格が高いのでしょうか?少なくとも合計価格と同じにするべきかと思います。
2015.04.04追記 上下巻別々に買うのと同じ価格に修正されたようですね


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  珍念のコメントは『蛇足』・・・・

問題外科

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 ▼作家の筒井康隆さんに「問題外科」という短編がある。ベテランで腕はいいが短慮、軽薄な医師たちが患者と取り違えた看護師をメスで切り刻むというむちゃくちゃな話だ。

 ▼医師は開腹後、仮眠から覚めて錯乱状態に陥った看護師の内臓を一つずつ切除するという暴挙に出る。筒井流の刺激的な表現なので気弱な人は次の3行は読まずに飛ばしてほしい。「おれは剔除(てきじょ)した赤黒い肝臓を指先でつまみ、ぴらぴら振りながら彼女に見せた」。

 ▼群馬大病院で腹腔鏡(ふくくうきょう)による肝臓手術を受けた患者8人が死亡した問題で、同病院はこれまでに、開腹手術の死亡調査と併せて、事故が繰り返された病院の体制を総合的に検証する委員会を新たに設立すると明らかにした。当然のことだ。

 ▼一方、死亡した患者8人を執刀した医師が「手術前に患者に十分な説明をした」と主張し、「過失があった」とする病院の認識に対して「妥当ではない」と反論する文書を提出していたことも判明した。医師は「一身上の都合」を理由に3月末に退職したという。

 ▼千葉県がんセンターの消化器外科でも過去、腹腔鏡下手術を受けた複数の患者が死亡している。同県の第三者委員会は、対象の11例中10例で「手術方法の選択や手術時の対応など診療上の問題があった」とする最終報告書案を発表した。

 「問題外科」では上司が「内密に処置せよ」と指示するが、群馬と千葉の両件は遅きに失したものの内密にはならなかった。検証の結果は今後の腹腔鏡医療に生かされる。気になるのは非を認めず、「一身上の都合」でやめた医師のことだ。(くろしお)

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  気になるのは非を認めず、「一身上の都合」でやめた
  医師は・未必の故意(殺人)? 『ジーキル博士とハイド氏』
  なのだ。 そういう輩は、XX。

「問題外科」の内容ですが、刺激的な表現なので気弱な人は読まないで下さい。「自己責任」でお読みになられ、ご気分を損なわれても、筆者は責任を負いません。

最も参考になったカスタマーレビュー

ジャケット写真は?  投稿者  Amazon Customer 

◇たぶん、大昔、この小説が、いまは無き徳間書店発行の文芸月刊雑誌『問題小説』に掲載されたときに、リアルタイムで読んだ記憶があります。その後、短編集に入ったりしましたが、とにかく「こんな内容、活字にしていいの?」というくらい過激。という記憶と、オーディオブックのジャケット写真のきれいなお姉さんの関係はいかに? と思ったら、彼女が朗読者なんですね。あの内容を彼女が、と思うと、また違った意味で楽しみが増すような。

本当にあった怖い 投稿者 名無し 中学生の頃読んだ短編小説です。

◇二人の医師が盲腸の手術をしようと予定時間に手術室に入るが、 シンと静かでナースがいない。 手術台には一人の真っ裸の女性が眠っている。
「なんだ何故誰もいないんだ。もう時間なのに」 この女が患者か。麻酔は効いているようだ」 「二人でも手術できるだろう、やってしまえやってしまえ」 ということで女にサクッとメスを入れると、女は絶叫して飛び起きた。 「痛い痛い!どうして私のお腹を切るの?!私は患者じゃない!」

◇事情を聞くと、女は病院のナース。新米医師とできており、空いている時間に こっそりと待ち合わせしてここでセクースしていたとのこと。 終わった後彼氏の方は仕事に戻り、女は裸のままウトウトと眠ってしまったらしい。

◇そこで手術の日取りを間違えていたことに気づいた医師二人は 「早くお腹を縫って!」と叫ぶ女をそのままに相談する。 「大変なことになったな。間違えて他人を切ってしまった」 「大問題になるぞ。おい、どうか内緒にしてくれないか」 女に頼むが、お腹が開きっぱなしの女は半狂乱になって拒否。 じゃあどうせなら、と二人の医師は女の体をこのまま切り刻むことにする。

◇傷を広げ、内臓を手探りしていく二人。 お、これは腎臓だぞ腎臓」 「これはなんだ、おや膀胱か。刺激したら尿が出たぞワハハ」 麻酔されないままなので、最初絶叫していた女は口から泡を吹き出して気絶する。 二人の医師はやりたい放題で女の内臓を引きずり出していく。

◇片方の医師はそんな状態の女に欲情し、犯してはみたがどうも締りが悪い。そこで手を内臓に差し入れ、膣をぎゅっとつかんで膣越しのオナヌーまでしてしまう。 最後はもう一人の医師が大腸を引っ張り出し、一気にしごく! 大腸内にあった便がブピッブピュブブビと異様な音を出して飛び散った! 「すごい音だゲラゲラゲラ」 いっぱい出たぞワッハッハ」 大爆笑の二人。だが、便はたちまち物凄い悪臭を放ちだす。 「ややっこれはたまらん」 と二人は部屋を逃げ出す。終わり。

◇セリフなどは正確ではないと思いますが、とにかくインパクトがでかかったので 何年経っても忘れられない話です。 確かツツイさんの本だったような気がします。筒井康隆の問題外科だったと思う。 それ、まだ続きがあるよ。

◇確かその後、院長だか会長だかじいさんが入ってきて、 こいつもキ印で仲間に入って大騒ぎ。 で、本来の患者はこいつの孫娘か何かで、その手術は成功だったと礼を言われる。 ナースの死体は始末して、一件落着。 ところでその娘の手術、誰がやったんだろうね、ってオチだったような。 「問題外科」だったかな。自分も、当時パニクるほどビックリした話だったな。


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 思うだけですが! これ以上(吠える)と閻魔さまから叱れれる。

 

「魔法」

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▼「魔法」としか表現しようがない。ラーメン店でのこと。家族で来店していた小学校低学年と思われる女の子が帰り際、出口で振り返り「ごちそうさまでした」と丁寧にお辞儀をした

▼「ありがとうございました」と答えた女性店員はもちろん、その場にいた客みんなが自然に笑顔になり、店全体がほんわかした雰囲気に包まれた。子どもは幸せを運ぶ「魔法使い」だ

▼取材で小学校を訪れると、児童が必ずあいさつする学校と、「何者だろうか」と目をそらすか、避けるように距離を置く学校にほぼ分かれる。地域差ではなく、校風か、日ごろの積み重ねなのだろう

▼子どもからあいさつされると、こちらもしっかり返さなければと思い、意外にプレッシャーを感じることもある。それでも、その学校の環境にすんなり溶け込め、気持ち良く取材できるのは間違いない

▼少子化の影響で、今春も多くの学校が統合した。統合する前の学校で、あいさつの習慣があったかがどうしても気になってしまう。片方だけにあった場合、その伝統は受け継がれるのか、消えてしまうのか

▼新社会人も自然にあいさつできれば第一印象が良く、期待も高くなる。逆にできなければ、一からマナーを教えなければいけないのかとうんざりしてしまう。効果は薄れているかもしれないが、大人になってもあいさつが「魔法」なのは変わらない。【忙人寸語】

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 かく言う(珍念)。幸せを運ぶ「魔法使い」のように邁進したい!

“まず行く!

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  帝国ホテルの総料理長も務めた村上信夫さんが、まだ30代のある日、同ホテルの社長に呼ばれた。「フランスに留学しないか」との打診に、村上さんは「行かせていただきます」と即答した。「奥さんに話さなくていいのか?」と驚く社長に、「説得します」と宣言し、留学が決まった

▼実は、その前に8人の先輩が打診されたが、皆、「家族と相談します」とためらったらしい。信頼する人に助言を求めたり、環境に応じた賢明な判断は大事だが、人生を左右する一大事に“まず行く!”と決断できた心意気が、村上さんの未来を大きく開いたことは間違いない

▼病魔と闘う婦人部員に、池田名誉会長から伝言が届いた。「お題目を送ります」。師の真心に涙した後、彼女は笑顔を輝かせ、力強く言った。「私、治りました」

▼これまで検査数値に一喜一憂してきたが、“絶対に負けない”と一念を定めたのだ。彼女は、心では既に勝っていた。その言葉通り、完治を果たし、広布の最前線に戻ってきた

▼“できるか、できないか”と考えているうちは「勝利」はおぼつかない。“やるか、やらないか”である。「まず勝つ」と決めて、誓願の祈りをささげる。知恵を湧かせ、勇気の行動を貫く。これが、栄光の未来を開く鉄則である。(名字の言)

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    このコラム『的を射る』

    (珍念)『論語読みの論語知らず』なのだ・・・・
     深く反省し、恥じている!これ以上は『蛇足』

    
    

 

「脳みそだけの人間」

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Negicco(ねぎっこ)の左からKaede、Nao☆、Megu
  (写真は2015年3月30日)


 

 

 ご当地アイドル「Negicco(ねぎっこ)」のKaede(かえで)さんは、新潟大で化学工学を勉強した。もともと薬剤師になりたかったが、化学にも興味があったからだという。英会話も学びたい、気象予報士も面白そう、と本紙の週刊こども新聞「ふむふむ」で語っていた

▼「勉強することで人生が豊かになると思う」というKaedeさんの言葉は、読者である子どもたちに伝わったのではなかろうか。さまざまな学習体験は、表現活動の下支えにもなっているに違いない

▼映画監督の宮崎駿(みやざきはやお)さんが、解剖学者の養老孟司(ようろうたけし)さんとの対談で、こんな話をしていた。ある親から手紙が届く。「うちの子はトトロが大好きで、もう100回くらい見てます」。監督は思った。「これはヤバイ」

▼ずっとビデオを見ていたら、ドングリを拾いに行かなくなる。「脳みそ人間」だけが育ってしまう。そんな危惧である。「ビデオの箱に書きたいですね。見るのは年に一回にして」(新潮文庫「虫眼とアニ眼」)

▼ビデオを「スマホ」と置き換えてみた。指と目で得られる情報のみでは人間は栄養不足になりそう。子どもたちは大丈夫かと心配していたら、本紙の見出しが目に留まった。「泥んこも教材だ」

▼三条の「森のようちえん」で、雨がっぱ姿の幼児たちがドングリのなる木を植える様子が紹介されていた。雨の冷たさも、土の匂いも、好奇心を育てる養分となるのだろう。新学期だ。子どもも大人も「脳みそだけの人間」にならないための勉強を心掛けたい。【日報抄】

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 このコラム『頂門の一針』痺れる!



Taidan

 宮崎駿(新潮文庫「虫眼とアニ眼」)商品説明

   「虫眼」の人、 解剖学者養老孟司と「アニ眼」の人、アニメーション作家
  宮崎駿との3度にわたる対談集。




▼ 「虫眼」とは、虫の身体の見逃してしまうくらい微小な特徴を目ざとく見つけ、それに感動できるセンスを持っている人のことである。宮崎は、その「虫眼」こそ、養老の自由な発想の源だと指摘する。2人は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などの宮崎作品や自然と人間とのかかわりあい、そして若者や子どもをめぐる現状についてざっくばらんに語りあっていて、とっつきにくい話題も身近なことのように感じられる。

▼冒頭で「養老さんと話してぼくが思ったこと」と題して宮崎が描き下ろしている、22ページにも及ぶカラー漫画が、濃密で刺激的だ。ここでは、老若男女の誰もが「隠された自分の感覚や能力を発見できる」町の創設を、「養老天命反転地」をデザインした荒川修作とともに提唱している。

▼とくに、保育園や幼稚園を中心にして町づくりがなされているところが、子どもたちに関心を注いで映画作りをしてきた宮崎らしい発想である。巻末には、養老の「見えない時代を生き抜く―― 宮崎アニメ私論」が収められている。宮崎との対談を受けての、日本人や日本文化の「都市化・脳化」にたいする警告が強く発せられている。

▼宮崎と養老は、格別に親しい間柄ではないという。しかしお互いに一目置いているのが行間からうかがえる。その距離のとりかたが、2人のやりとりに適度な緊張感を与えている。(文月 達) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

最も参考になったカスタマーレビュー

自分たちに欠けている眼 投稿者  itgaki

◇本当に面白いし、自分たちが持っていない視点を気付かされる本です。
宮崎駿さんは「未来少年コナン」や「ルパン三世カリオストロの城」以来全ての作品が好きで見てきていますが、本人の発言を読んだのは初めてでした。
両氏の発言で感じるのは、今の教育や子どもの環境に対して「ちょっと変だぞ」と言った感じ。

◇養老さんの唯脳論以来の主張である脳化、都市化ということが、自然が持つような圧倒的なディティールを無視するようにしてきたという話も、宮崎さんとの対談の中で読んでみると新鮮でした。

◇宮崎さんの「トトロを100回も子どもが見ています」という親御さんへの反応として、「トトロは1年に一回観て、後は子どもと、山へどんぐりを捜しに行って欲しい」というのも、養老さんと通じ合う教育観を持っているのは興味深かったです。その根底で通じ合っている感じが、対談を面白いものとして感じさせるのでしょうね。

◇私にとっては、宮崎さんの持っている綺麗ごとだけではなく泥だらけになりながら物事を生み出していく、人間味に溢れた人柄に接することが出来たことと、巻等に載っている宮崎さんの考える子どものための保育園や街のイラストが非常に興味が惹かれ面白かったです。この保育園はぜひとも現実になって欲しい!

◇今となってはご高齢になっている... 人間だけしか見ていないことで 起こりつつある悲劇が見えてきた現在、陳腐ながら 「子供の眼」は 大きな武器になるのかもしれない。題名である 虫眼もアニ眼も 要は 「子供の眼」ということなのだろう。もちろん それは純真無垢な眼といった ステレオタイプの眼ではない。きらきらとした眼ではなく 物事をじろっと見続ける力のある眼なのではあるまいか
   
愛すべきイヤな親父です 投稿者  Becks

◇宮崎駿さんによる冒頭のイラストがとても素晴らしい。
この人は映画作家である前に、ひとりの完成された絵師なのだ。そして吐く言葉は辛辣なのに、自分でも持て余すほど、心の中には愛をため込んでいる。
時に極論になりかける氏の言葉を、養老先生が温かく聞き、時に鋭い批評を加え、ふたりの会話が膨らんでいく様が読んでて大変心地よかった。
これから親御さんになられる方、また小さい子供をお持ちの方には、下手な教育書よりも参考になると思います。

虫眼をなくした最近の大人 投稿者  出雲   

◇本書に出てくる「虫眼」というもの。これはなんという種類の虫だとか、習性はどうだとか、どこに住んでいてどういうものを食べるんだとか。そういう「虫」というカテゴリ内で更に細かく分類して判断していく眼の事です。そういう眼が最近の大人(子供も)が減ってしまった。なにせ、それらを見つける「ただの空き地」というものもなくなってしまっている。

◇最近で「遊ぶ」といえばパソコン、ネット、オンラインゲーム、ビデオ、アニメ。そういったバーチャルなものにばかり囲まれ、育って、仕事に憧れ「僕は将来アニメーターになりたい」等といってもムチャです。なにせ、「虫眼」という知恵がない。「虫眼」がないから、細かい動きを把握できない、知恵に基づいた動きや色の想像ができない。

◇監督自身の持つ「アニ眼」を通して個性化教育、利便性だけを追求し、情報が氾濫した結果、ある程度「虫は虫、鳥は鳥」といったどんぶり勘定的なもので判別していかなければ、情報の整理が追いつかない時代になってしまった。それが逆に「1つの事柄についてよく考える」という大事な能力を退化させている原因だという事を記述した本書は、これら虫眼の大事さを大変わかりやすい書き方で記しています。
宮崎アニメファンならずとも、何かのプロを目指している人にぜひおすすめしたいと思います。

※今日も! 絶好調です。話はムダを省き、短くまとめたい。長い退屈な話は「口害」ともいわれる。ゲーテも 「美しき虹も、15分も 消えずにいれば、もうだれも見向きもしない」と手厳しい。(^-^;

「スイミング」の巻

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 子供は親に新しい世界を見せてくれる」と言いますが、早くも、それを実感しています。

 ▼私の数ある弱点のひとつ、それは水泳。小さいころからとにかく水が苦手です。幼少期、親に連れられて行ったスイミングの体験教室では、プールサイドを全速力で走って先生から逃げ続けました。

 ▼小学1年生の泳力テストの記録は「5メートル」。中学、高校はいかにして水泳の授業をさぼるかばかり考え、結局補講…。海水浴なんてもってのほかです。足のつかない場所で泳ぐなんて信じられない。とにかくとにかく、水にもぐることが苦手なのです。

 ▼そんな私ですが、子供が生後半年の時、ひょんなことから、おやこスイミングなるものに入ることになりました。「1歳になったら職場復帰するんだし、何か一緒に楽しめる場所へ行ってみたら?…プールとか」という身内の提案がきっかけでした。

 ▼まったく乗り気ではなかったし、だいたいなぜそれが「プールとか」だったのか分からないのですが、まあ、ぎりぎり足のつくプールだし、気管支も強くなるらしいし、子供と水の中で遊ぶくらいならいいかな…と思い、あれよあれよといううちに、なぜか入会していました。

 ▼入ってしばらくは、確かに、水の中で遊ぶくらいでした。しかし、数カ月経つと、恐ろしいことに子供が水に潜り始めました。(早いうちの方が、羊水の中にいた記憶があるので水に抵抗がないのだそうです)

 ▼私自身はもぐるつもりはまったくなかったのですが、どんな顔で泳いでるんだろう…という興味が先立ち、ゴーグルを購入。十数年ぶりのゴーグルです。まさか自分のお小遣いで、ゴーグルを買う日がこようとは。

 ▼水の中の子供は本当に楽しそうで、ああ、勇気を出してスイミングに飛び込んでみて本当によかったと感じたのでした。その後、子供と一緒に私も、着実に泳げる距離を伸ばしています。これなら、クロールで25メートルも夢じゃなさそうです。

 ▼子供が一人でプールに入るようになったら、私も大人クラスに入ってみようかな、なんて考えがよぎったりするから驚きです。こんなに近くにいるのに、子供はまったく別の人格。これからどんな世界を見せてくれるのか、楽しみなような、怖いような。

 ▼でもせっかくだから、どんな世界でも珍しがり、楽しめるような母ちゃんに成長していきたいと思っています。

 ◇2015年3月31日(火)投稿者:(ばらりんご)子育てコラム「あすなろ」

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Photo_2 きょうも、灰色の脳細胞は冴えません! 
 転がる石(ローリング・ストーン)には苔が生えない」。(言い得て妙)なのだ。
 流れる水は澱まない。かく言う〝珍念〟浮草のように心が悪しき煩悩に揺れている。反省し・恥じている!

「何の誇張もなく、世界最大の映画作家だ」

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 納得した仕事だけを選んで舞台や映画に出てきた老優がある日、交通事故で妻と娘夫婦を失った。忍び寄る孤独の影。そこに性と暴力を売り物にしたテレビドラマへの出演依頼が入り……と書くと陳腐な筋立てだが、こんなみごとな映画になるのかと驚いたことがある。

▼その「家路」を撮ったとき、マノエル・ド・オリベイラ監督は92歳だった。訃報には106歳とあった。どんな人だったのか。ときに難しい物言いをする映画評論家の蓮實重彦さんが20年ほど前、このポルトガル人を「何の誇張もなく、世界最大の映画作家だ」とすっぱり言い切ったことからも知れようというものである。

▼「家路」に、老優がテレビ出演を断ってパリの街を散策する場面がある。孫に土産を買い、手回しオルガンの芸人にチップを与え、行きつけのカフェのいつもの席で左派系の新聞をひらく。つまらぬ仕事をせず筋を通して穏やかに弾む心。その心情への監督の共感。せりふを刈り込んだ画面から伝わってくるものは豊かだ。

▼オリベイラ監督は山田洋次さんに「ハリウッドといかにして戦うか。それが世界中の映画人の課題だ」と語ったという(読売新聞)。昨年までの80年あまりに50本ほどの映画を残し、名匠は2世紀にまたがる戦いを終えた。「この人が撮るものなら無条件に映画だと確信するしかない」。蓮實さんが褒めすぎとも思えない。【春秋】

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マノエル・ド・オリベイラ監督「家路」 最も参考になったカスタマーレビュー

  現実を静かに受け入れていく映画 投稿者  fumiffy0072

◇オリヴェイラ監督の、2001年カンヌ国際映画祭出品作品。
パリで活躍するベテラン俳優が、突然、不慮の事故で妻と娘夫婦を失ってしまう。しかし彼は周囲に弱さを見せることなく、呆然としながらも一人残された孫とひっそりと日常を送っている。そして、ゆっくりと、自然と、彼は自分の弱さと老いと限界を目の当たりにしてしまう。

◇控えめで、日常的で、静かな話だ。繰り返す日常の中が繊細に綴られている、美しいパリの町並みや、よくある出来事の一コマがショートカットされずきちんと撮られているのも魅力だ。

    映画好きのひとにはオススメ! 投稿者  noboru 

◇えっ? もう始まっているの?突然、延々とした舞台演劇のシーンから始まるこの映画。ポルトガルの名匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督が説明的な表現を極端に押さえた老成な映画文法で、フランスの名優ミシェル・ピコリが演ずる老いた舞台俳優がかつての栄光から序々遠ざかり、孤独な末路をたどっていく様子を描きます。

◇ハリウッド映画を見慣れた人にとって、新鮮な味わいがあるかも‥。ちなみに、百歳の誕生日を迎えて撮った「ブロンド少女は過激に美しく」は今秋公開されています

  軽やかにやりすごそう 投稿者  吉田久則   

◇原題は「Je rentre a la maison」(私は家に帰る)。見ていると、孫を残して家族を全員喪った孤独な老人ミシェル・ピコリがいつ疲労をおぼえはじめるかと、はらはらする。しかし、実際には、映画「ユリシーズ」のためのメーキャップでみるみる変身していく自分を鏡の中に見つめるミシェル・ピコリの目には、驚きと、明らかに愉しんでいる様子が浮かんでいたりするのだが。

◇もちろん、疲労は否応なくしのびよる。しかし、おそらくそれは忌むべきものではないのだ。疲れたら家に帰ればいいのだ。日常の煩わしさも、自分に干渉する他人の思惑も、そして孤独も、軽やかにやりすごせばよい。そんな楽観性に支えられて、この映画は明るい。

  いくつもの長いシーンにしびれる。

◇DVDにはオリヴェイラのインタビューが収録されている。ゆっくりと言葉を吟味して語る老人の話は、正直、もうすごくくどくて、いつ本題に入るものやら、こちらもはらはらしてしまう。

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 映画 『家路』 冥途のお土産に。ぜひ鑑賞したい!

 

「イチオシの本」

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彼らが本の紙を造っている──再生・日本製紙石巻工場

 書店に並ぶ新刊は年間8万冊にもおよぶという。それらを扱う書店の店員たちが毎年の「イチオシの本」を選ぶ、というコンクールを紀伊國屋書店が続けている

▼「紀伊國屋のベストセラー」との意味で「キノベス」と呼ぶ。2015年の第1位に横浜市出身のライター・佐々涼子さんの「紙つなげ!」(早川書房刊)が輝いた

▼東日本大震災の大津波で崩壊した日本製紙石巻工場が復興を遂げるまでの軌跡を描く。「震災の本だと思わないでほしい。これは生きることに、働くことに、誰かの役に立てることに一生懸命戦う人々の話だ」。横浜みなとみらい店の店員の推薦文にある

▼3月30日に都内で贈賞式とトークセッションが行われ、石巻工場の主要抄紙機のリーダー・佐藤憲昭さんが復興までの思いを語った。「紙作りにあたり、本を買いに来る人たちの顔を思い浮かべる」という佐藤さん。「石巻から紙を作り続ける。戦い続ける」と宣言した

▼「自分は吹けば飛ぶようなライターだが、この本を残せて良かった」。受賞に当たっての佐々さんの謝辞は謙虚だった。吹けば飛ぶような紙にも重い思いが詰まっている。それが本となり新聞となりさらに重みを増す。紙文化への逆風がどんなに強まろうとも絶対に負けまい。「照明灯」

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 「紙つなげ!」の著者(佐々涼子さん

8号(出版用紙を製造する巨大マシン)が止まるときは、この国の出版が倒れる時です」

――2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に飲みこまれ、完全に機能停止した。製紙工場には「何があっても絶対に紙を供給し続ける」という出版社との約束がある。しかし状況は、従業員の誰もが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的だった。にもかかわらず、工場長は半年での復興を宣言。

その日から、従業員たちの闘いが始まった。

 食料の入手は容易ではなく、電気もガスも水道も復旧していない状態での作業は、困難を極めた。東京の本社営業部と石巻工場の意見の対立さえ生まれた。だが、従業員はみな、工場のため、石巻のため、そして、出版社と本を待つ読者のために力を尽くした。震災の絶望から、工場の復興までを徹底取材した傑作ノンフィクション。

【日本製紙石巻工場とは?】
日本の出版用紙の約4割が日本製紙で作られ、石巻工場はその基幹工場として、1日あたり約2500トンもの紙を生産。

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 珍念 『百聞は一見に如かず』石巻工場と「紙つなげ!」の本をみて見たい!

「耳をすませば」

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     半分だけの窓  本名陽子

 埼玉県生まれ。4歳から子役として活躍。中学卒業時までに、ミュージカル「レ・ミゼラブル」など約180本のドラマ、映画、CM、舞台に出演。91年、スタジオジブリ作品の「おもひでぽろぽろ」で声優としてデビュー。その後「耳をすませば」の月島雫役で主演し、主題歌の「カントリー・ロード」も担当。約20万枚を売り上げた。現在は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのヒロイン・グウェン役や「24」最新作のケイト役の吹き替えをはじめ、「ふたりはプリキュア」や「名探偵コナン」、「サザエさん」などのアニメに出演。歌手としても、ジブリコンサートで全国をまわるなど幅広く活動している。

思春期のみずみずしい感性あふれるアニメ「耳をすませば」の物語に登場する窓

◆「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」など、日本を代表するアニメ作品をつくり出すスタジオジブリ。ファンに愛され続ける作品はほかにも数多くありますが、思春期の心の動きをみずみずしく描いた「耳をすませば」も、根強い人気がある作品です。

◆この映画で、声優として一躍有名になったのが、主人公の女の子・月島雫(しずく)役を演じた本名(ほんな)陽子さんです。主題歌の「カントリー・ロード」も担当し、この作品で歌手としてもデビュー。本名さんにとって、人生の大きな転機となった作品です。

◆このアニメで本名さんの歌はプレスコ方式(セリフや音楽・歌を先行して収録する手法)を採用、主題歌はアニメが完成する前にレコーディングされたのだそうです。「カントリー・ロード」はシングルとして発売されて話題となりましたが、劇中でこの曲を「コンクリート・ロード」という替え歌で歌うシーンがあります。記憶のある方も多いのではないでしょうか。

◆このカントリー・ロードが収録されているCDのカップリング曲に、「半分だけの窓」という曲があります。前半が朗読、後半が歌という個性的な構成の曲は、宮崎駿さんの作詞によるものです。なぜ、“窓が半分”なのでしょうか。

時代背景や主人公の気持ちを象徴物語に奥行を与えた窓

◆物語では、主人公の雫と姉の汐(しお)が一つの部屋を二段ベッドで仕切り、共有して使っています。窓のそばにベッドが配置されているため窓が隠れてしまい、半分ほどの面積しかありません。「耳をすませば」には、東京郊外に多く造成されたニュータウン、そこに建てられた団地やマンションに住むありふれた核家族の日常が描かれています。「半分だけの窓」という情景は、限られたスペースを家族でうまく使って暮らす当時の時代背景を、象徴的に捉えています。

◆一方で「半分だけの窓」から見える景色は、思春期ならではの揺れ動く心を映し出す鏡のような存在だと、本名さんは語っています。雫が見た半分だけの窓からの光景は、ある時は曇り空だったり、ある時は晴れわたる青空だったり……。不確かだけれど、未来へ続く夢の入り口、そんなイメージを示しているといいます。確かに歌詞でも、今はまだ小さな枠の中で過ごしているけれど、これから広い世界に飛び出していくんだ、という思春期ならではの思いがあふれています。

◆「半分だけの窓」には、「本から目をあげて半分だけの空を見ても……」という一節があります。劇中にこのシーンが描かれているわけではありませんが、本名さんは、レコーディングをする際に事前に手渡された絵コンテや台本に、「半分だけの窓」「半分だけの空」という言葉が多く書き込まれていたのを覚えています。アニメには直接そうしたシーンが描かれていなくても、この「半分だけの窓」が、作品の時代背景や主人公の気持ちを象徴する重要なモチーフだったと、本名さんは考えています。

◆後に本名さんは、雫に告白したヴァイオリン職人を夢見る男の子、天沢聖司が留学したイタリアのクレモナに、一人で旅をしました。自分にとって大きな存在となった「耳をすませば」を、自分の中で総括したいという思いがあり、当時所属していた芸能事務所を辞めての旅でした。世界中からヴァイオリン職人が集まる街の空気を吸い、自分の足で歩いて見たかったと振り返ります。

◆ヴァイオリン工房を見学し、カフェでホットチョコレートを飲みながら一息ついた時、ふと窓の外を見ると、柔らかい街灯の光が道にこぼれている様子を目にします。その時、「自分の中の雫とやっと本当に向き合えた」と感じたといいます。そして「過去の自分と未来の自分をつなげてくれたのが、その時目にした窓だった」のだそうです。

「半分だけの窓」から始まった本名さんの心の旅が、「クレモナの窓」で次の章へと移っていった、そう感じさせるエピソードです。

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最も参考になったカスタマーレビュー

元気になれる。  投稿者  カスタマー 

◇この歌が主題歌の「耳をすませば」と言う映画もオススメだけど、この歌がまた映画を盛り上げてくれてます。映画を観たら絶対好きになること間違いない歌です。本当にくじけそうな時も負けずに頑張れる気がしてくる歌。映画もあわせてオススメします。

今の自分と/嘗ての自分と重ねて 投稿者  宇宙

◇悩みながら、迷いながら成長していく主人公・雫を描いた「耳をすませば」映画の主題歌はたくさんあるけれど、作者のメッセージをここまで凝縮し、心に訴えかけてくる音楽はそうないのではないか。この道をずっとずっと行けば、あの街に続いてるはず。だから頑張ろう。きっとあなたの道標になってくれるはず。

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  珍念。感動しました!

有明抄への思い

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 夏目漱石の書簡は温かく真情あふれるものが多い。それ自体が作品のようなものだが、弟子の芥川龍之介と久米正雄に「牛になれ」と勧める手紙もその一つ。「牛になる事はどうしても必要です。吾々はとかく馬になりたがるが、牛にはなかなかなり切れないです」。牛のように超然と、根気強く押し、馬のように焦ってはいけないと励ましている

◆そんな心の動きが血の通ったままに伝わるようなコラムが書きたい。思いを新たに、5年ぶりに小欄を担当することになった。新聞のコラムニストは森羅万象、日々生まれるニュースや社会の問題をまな板にのせて料理する

◆新聞がフルメニューの会席料理とするなら、有明抄は食前酒のようなもの。機知と抑制と温かみがあれば理想だろうが、コラムは書き手の地金が出てしまう。それだけに身が引き締まる

◆原稿はパソコンで書くが、手書きのつもりで言葉の力を信じて紡いでいきたい。記者生活34年。あらゆる人に興味がわくたちである。このコラムも人の営みに触れ、愛情を持って書き続けていけたら

◆社内に閉じこもらず、季節を感じ、多くの人との出会いを大切にする。肩ひじ張らず、牛の心境でこつこつと読者のひとりひとりに思いを届けたい。私事に触れ、いささか異色のコラムとなったが、初回のあいさつのつもりです<有明抄>

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  このコラム『画竜点晴』・・・お見事!

  Genkai

  珍念のコメントは【支離滅裂】恥じています。


こころ


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 先生が中高生に読んでもらいたいのは、どんな本だろう――。全国の中学・高校教師の投票で、生徒に最も薦めたい本を選ぶ文学賞「君に贈る本(キミ本)大賞」が、決まりました。今回は大賞や得票上位を発表し、先生から寄せられた熱いメッセージを紹介します。みなさんは、どの本を読みたくなりましたか? 

1位 『こころ』 夏目漱石 あらすじは……

 ※明治末期、避暑地鎌倉へ旅行に来ていた「私」は、「先生」という人物に出会う。先生は、東京で奥さんと二人暮らしをしているが、仕事はせず、人との交流を好まない。私は、そんな先生のもとを頻繁に訪ねるようになっていた。そのうちに、私は先生の心に巣食う「過去」に触れる。

 ※しかし、その後私は父の病床を見守るため実家に帰省することに。その間にも先生に何通も手紙を送るが返事が来ることはなかった。幾日が経ち、明治天皇の崩御、乃木大将の殉死、「明治」が終わりを告げた頃父の容体が急変し、周りがあわただしくなる中、先生から一通の手紙が届く。

 ※父が何とか峠を越えた時、私はやっと先生の手紙を読むことができた。
しかし、目に飛び込んできたのは「此手紙があなたの手に落ちる頃には、私はもう此世には居ないでしょう。とくに死んでいるでしょう」という遺言めいた言葉であった。私は急いで東京行きの列車に乗り込みはやる気持ちを抑えて、手紙の続きを読み始めた。

 ※その中には、両親を早くに亡くし、遺産管理を任せていた叔父の裏切り(人を信じることしかできなかった自分の無知さへの恥じ)そして、同じ人を好きになってしまった友人を欺き、結果的に自殺へ追い込んでしまったことへの自責の念が書かれていた。

 ※「あなた限りに打ち明けられた私の秘密として、すべてを腹の中にしまっておいて下さい。」その言葉で締めくくられた先生の遺書を読み終えたところで、この物語は終わる。

読むたびに新発見 多感な10代を刺激 先生から・・・

 ◆「日本人必読の名作。教科書には一部しか掲載されていないので、全編読みたい。人間の心の弱さ、闇を知ることは大人へと成長する過程で重要。自身の生き方を考えるきっかけとなるはず」(群馬県立高校 男性 47歳)

 ◆「高校時代、国語の授業で1学期すべてをかけて深く掘り下げた作品。友情と恋愛の板挟みの中での罪悪感の苦悩に感銘した。登場人物の『K』と自分のイニシャルが同じだったことも忘れられない」(市川中学・高校 男性 54歳)

 ◆「10代の時に初めて読み、教師になって授業で取り上げるたびに読み返したが、その都度新たな発見があった」(桐蔭学園高校 男性 52歳)

 ◆「永遠の名作。誰にもあるエゴとの葛藤。10代のうちにぜひ読んでおくべき作品」(東海大学菅生中等部 男性 48歳)

 ◆「社会への違和感をどう克服するか考えさせられた」(開志国際高校 男性 56歳)

 ◆「教科書で学ぶのは、ほんの一部分。ぜひ1冊まるごと読んで。生涯に3度読んでほしい。年齢ごとにきっと味わいが違うはず」(埼玉県立高校 女性 63歳)

 ◆「『なぜ高校の教科書に載っているのか。それは君たちの年代にしか感じられない何かがあるからだ』と、高校の頃、国語の先生に言われて読んだ。多感な10代を刺激する良書だ」(埼玉県立越谷南高校 男性 36歳)

 ◆「多感な時期にこそ読むべき。教科書に掲載されている以外のところもぜひ!」(広尾学園高校 男性 33歳)

 ◆「人生の節目で読み直してもらうと、その都度、様々な感じ方を楽しめる作品」(日本大学三島高校 男性)

 ◆「読む年齢によって感想が変化してくる名著」(市川中学・高校 男性)

 ◆「登場人物に自分を重ね『自分だったらどうしたか?』を考えさせられた」(秋田県立大曲工業高校 男性 35歳)

 ◆「授業で読むのはもったいない。多様な読み方にチャレンジしてほしい」(札幌創成高校 男性 40歳)

 ◆「学生時代に読んだ漱石作品の中で一番考えさせられた。『人間的』とは何かをぜひ考えてみて」(越谷市立東中学 男性 42歳)

 ◆「人間描写を読み解き、自我や他人を信じることの大切さと難しさを体感してほしい」(東京都私立高校 女性 26歳)

 ◆「何度読んでも新しい問題を提示してくれる。人間の心の奥に潜むエゴイズムとそれを超克する生き方について深く考えさせられる」(石川県立高校 女性 60代)

 ◆「人間関係を読み解くことができれば、とても面白い作品」(横浜市立南瀬谷中 男性 30歳)

 ◆「中学、高校、大学、成人と読むたびに自分の感じ方が違う。成長を感じられる本」(横浜市立南瀬谷中 女性)

 ◆「高校の授業で一部を学習し、全部読んでみたいと本を買いに行った。時代は変わっても人の心に潜みうごめく葛藤や苦悩は変わらない。どんなに立派な人物であっても、何らかの心の傷をしまって生きねばならないことを知った本」(高知県立高知農業高校 女性 58歳)

 ◆「必ず何か心に響くと思うので、是非読んでほしい」(市川中学・高校 男性 47歳)

 ◆「人間の心の奥深くに迫る不朽の名作」(神奈川県立鶴嶺高校 女性 32歳)

こころ  夏目漱石が亡くなる2年前に書かれた晩年の名作

今まで読んだことの無い人、読んだけどいまいちよくわからなった人は、ぜひもう一度読んでほしい。

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   珍念のコメントは『蛇足』・・・・

名案?迷案?

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   英国のキャメロン首相






 肥満解消の努力をしない受給者は福祉給付を減額-。英国のキャメロン首相がこんな社会保障費の削減案を打ち出した

▼5月に総選挙を控えた保守党政権は120億ポンド(約2兆2千億円)に上る社会保障費の削減を表明。「就労に必要な治療を拒否した場合は給付減額」を提案し、薬物やアルコールの依存症と並べて肥満も対象にした

▼太りすぎで仕事ができないという理由の受給者にはダイエットプログラムを提示し、実行しなければ減額や給付見送りもあり得るとしている

▼英メディアによると、肥満を含む「治療可能」とみなされる傷病手当申請者は約10万人、年間3億5千万ポンドの税金が費やされる。今回の首相提案も、年金財源に手を付けずに給付削減を狙う窮余の一策だろう

▼国連食糧農業機関は、肥満に関連した生産性の低下と医療費の増加に伴う世界経済の損失を1兆4千億ドルと試算。肥満に関連するとされるジャンクフードやスナック菓子、砂糖の添加された炭酸飲料に課税する“肥満税”を導入している国も既にある

英国では「福祉の原点は就労」という意識があり、就労意欲がない人に対する目は厳しい。日本でも飲酒喫煙の習慣がある人には公的医療保険の保険料を増額すべきという議論があるが、肥満を理由に福祉給付を減額するという発想には、驚かされる。 【雷鳴抄】

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 もしも、珍念が社長だったら、自己管理の出来ない
 (肥満)の方は!
 これ以上は『言わぬが花』 ( ◔ิω◔ิ)

「四(よ)の段」

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  「一日一笑」 皆さま、笑ってますか? 





 ◇「よさこい」は私の元気の源。2002年の「くだまつ総踊り」に参加したのを契機に、下松で笑って踊りたいと「くだまつ松笑連」を立ち上げました。約15人の踊り子が年間約30本のお祭りや慰問で踊る事ができ、連一同、心より感謝しております。

 ◇私の担当は会場のお客様と踊り子を繋(つな)ぐ「煽(あお)り」です。演舞の回数を重ねるたびに思いました。「なぜ人は踊り、見るんだろう?」

 ◇日は昇り日は沈む。人の毎日の営みの中では様々な事があります。楽しい事だけじゃなく、苦しく悲しい事も。きっと会場には誰にも言えない辛(つら)さを抱えている人がいる。でも、よさこいを見る、踊る5分間だけはなぜか笑っちゃう。「ええじゃ、すべてを忘れて笑おうじゃ」。答えはこれ!

 ◇地上の全てのものに平等に注ぐ太陽の光のように、全ての人に元気を届ける。そんなよさこいが踊りたい。2年前に「陽笑(ひしょう)」というオリジナル曲が誕生しました。「会場に集いしあなたにも、私にも天より注ぐ命の光。お天道様のお恵みを共に喜び、踊り、笑いましょう。いざ、参らん」

 ◇よさこいは、会場の皆様・踊り子・煽りの3者が5分間のライブの中で笑顔で交わす、魂のキャッチボールです。さて、次の祭りは誰と笑顔をかわそう。まず本日は、これぎり。【東流西流】

   プロフィール:松尾朱美(まつお・あけみ)。市教委生涯学習振興課。光市出身。よさこいチームや花岡歌舞伎などで幅広く活動。昨秋には下松を舞台にした映画「恋」に出演した。下松市生野屋。50歳。

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天然呆けの(珍念)いっも笑顔を届けたい!

 ブラックユーモア

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 米人気俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、乳房に続き、がんになるリスクがあるとして、今度は卵巣と卵管を摘出したと聞いて考え込んでしまった。ご本人には申し訳ないが、この調子でどれだけの臓器が摘出できるものかと想像すると、どうしてもSF小説のようなイメージに行き着いてしまう。

 調べてみると、やはりあった。その昔、高田義一郎という文筆もよくしたちょっと変わった医師がいたのだが、その人が昭和の初めに著した「扁桃(へんとう)先生」という短編小説は、こんな話だ。

 ある医師が、米国仕込みの扁桃摘出手術を売り物にしようと、来る患者、来る患者に勧める。「扁桃は万病のもと」と力説するうちに、自分の、そして愛する娘の扁桃も摘出するに至った。

 病気への不安はそれだけですまないばかりか、ますます募る。医師はやがて娘の盲腸を、次は胃を、子宮を、ついには片方の腎臓と副腎と卵巣を摘出し、そして…。

 この先はとても紹介するに忍びないが、これを収録した全集が「現代ユウモア全集」。当たり前だが当時はこれが、実際にはありえないからこそブラックユーモアたりえたのだ。

 東京・国立に残る高田博士の旧宅が、取り壊されると聞いて行ってみた。モダニズム建築の影響を受けた、暮らしやすそうな木造2階建ては、窓々から春先の陽光を吸い込んで、往時の空気をたたえていた。

 南向きの明るい書斎で博士は、医学の進歩と人類の明るい未来を、夢想していただろうか。【一日一言】

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   このコラム。素晴らしい、『頂門の一針』 痺れる。

   手塚治虫の「ブラック・ジャック」が脳裏に浮かぶ。
   ある時、恩師が急死しブラック・ジャックが手術して
   奇跡が起こり蘇生しましたが、間もなく死亡。
   なぜ手術は成功したのに亡くなるとは!




 ※そんな時、恩師の言葉が聞こえてきました。「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは、思わんかね」生命には目的がある。その目的を終えた生命はさっさと死の向こう側へ旅立ってしまう。それを何とかこちら側に引き留めようと奮戦するブラック・ジャックの姿は、もしかしたら、生者の勝手な傲慢なのかもしれない。

 ※死ぬよりも生きている方が幸せなはずだと考えるのは、生きている者たちであって、死に行く命(魂)には、これとは違う見解があるのかもしれない。生と死の境 界線上で必死にメスをふるうブラック・ジャックもそんな医学の限界を知っています。医学は魂の領域には踏み込めない。それを知っているから、ブラック・ジャックは常に苦悩の中で生きなければならないのです。

 ※いちばん大切なものは何か、それを忘れない医療でありたい。人間は誇りなし には生きていけない動物だからです。医師としての名誉のためなら、患者の人権など二の 次にしてしまう。悲しいけれど、そういう医者も、少なからずいるのが現実です。移植手術で名を挙げたいばっかりに正しい手順で脳死判定をしなかったり、名誉を守りたいばっかりに明らかな医療ミスを闇に葬る。

 ※度々、そんなニュースを目にします。人間を無視し、自分たちのプライドだけを守ろうとする医者たち。同じ医学博士だからこそ、手塚治虫の描くこの物語には、医者たちの権威主義に対する厳しい視線が光っています。

「文章を書くことは、小切手を書くのに似ている。思想がないのに文章を書こうとするのは、銀行に残高がないのに小切手を書こうとするようなものだ」。(ユダヤの格言)

 かく言う〝珍念〟『論語読みの論語知らず』なのだ・・・・
 「コピペ」・「コピペ」と仄かに声が聞こえる・
・・・ι(´Д`υ)アセアセ 

 

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