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2014年4月

「生まれ変わったら何になる?」

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  休日出番の空き時間を見つけ、子どもじみた質問を若手記者にした。「生まれ変わったら何になる?」。彼はしばし考え「貴族ですかね」とぽつり。こちらの脳内回路は<?>とショートした

▼職業を尋ねたのに階級を答えるとは、その心中はいかばかり。歌舞伎をこよなく愛すゆえ、「パトロンになりたい」そうだ。なるほど日本の伝統芸能を育てる、という高尚な選択肢もありか

▼会社や国への先行き不安から、若者が夢を持てない時代である。アベノミクス効果で多少の賃上げがあっても、バブル崩壊後の窮乏家庭で育った彼らの疑心はぬぐえない。あの『檸檬』の作家梶井基次郎のごとく不吉な塊に、心を始終押さえられている

▼振り返れば、約300年前の江戸時代に誕生した落語の世界には、粋な旦だん那な(パトロン)がわんさかおった。大店の若旦那もその一助。親のスネかじりの道楽者のようだが、多芸多才は侮れない

▼廓くるわ遊びに興じる一方で、落語を聴き、歌舞伎を見て、義太夫までうなったりと、伝統芸能に没頭する。幸福度は、スマホに興じて引きこもりの現代若者と比べるまでもない

3年連続で人口減少の超高齢化社会は、若者に過重な税率負担を強いる。入社から間もなく1カ月。新人諸君よ、慣れぬ宮仕えに心を病んでいまいか。300年で失った暮らしのゆとりに思いを致す時、「貴族」の夢想も悪くない。【恾人寸語】

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  貴族とは、特権を備えた名誉や称号を持ち、それ故に他の社会階級の
  人々と明確に区別された社会階層に属する集団を指す。




『檸檬』 最も参考になったカスタマーレビュー  詩情あふれる作品集 By ninetails 

◆梶井基次郎の作品は人間のくたびれた様な心情の捉え方がうまく感動してしまいます。作品的な感想は詩を読んでいる様な感じです。ちょうどさらさらと水が流れる様な……

◆少し違和感があるようですが、やっぱり人間の心の奥底からくる様な発想、思考、儚さを感じさせる展開は現在でも立派に通用する名作だと思います。
ぐっと感動させるとか、大きく人の感情を揺り動かすということはありませんが、読んだあとさわやかな気分になります。

◆作者の文豪へあこがれながら肺病によって若く夭折してしまった事実を背景に読んでいくと感動も一入です。近代文学の中でも割合最近の方なので、純文学をあまり読んだことが無いと言う人にも親しみやすいかと、思います。

「生まれ変わったら何になる?」 かく言う〝珍念〟健康で心が綺麗な人になりたい!
読者の皆さまへ 「生まれ変わったら何になる?」・・・・ (^-^;

 

〝苦に徹すれば珠と成る〟

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 戦国時代きっての名軍師・黒田官兵衛を描いたNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」が、いよいよ彼の前半生の最大の転機・有岡城(伊丹城)の幽閉の場面に近づいてきた

▼官兵衛33歳のころ、織田信長に反旗を翻した武将のわなに陥り、1年間、牢獄につながれる。暗がりで耐える失意の天才を励ましたのは、獄窓から見える藤の花。出獄した官兵衛は、豊臣秀吉のもとで、才能を一気に開花させ、天下統一を助けていく

▼その数奇な生涯を、武者小路実篤、坂口安吾、菊池寛、司馬遼太郎ら、多くの文人が題材とした。吉川英治氏は、彼が家紋を「藤巴」に改めた理由を、こう語らせている。「心に驕りの生じたときは、すぐ伊丹の獄窓を思い出すように、と希う心からでござります。――あのころ、日々、仰ぎ見ては、心に銘じた獄窓の藤花こそ、申さば官兵衛の生涯の師」と。小説『黒田如水』の最後の場面だ

山があれば、必ず深い谷がある。喜びばかりという人生はない。必ず辛酸をなめる時がある。その時に見たもの、感じたものを忘れず、自分を磨き続ける糧としていけるか。そこに、輝きの人生を送る鍵がある

▼吉川氏の有名な言葉 ”苦に徹すれば珠と成る” には、そんな意味も込められているのだろう。
(名字の言)

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感動しました。 これ以上のコメントは『蛇足』・・・・

国会は何と比べる?

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  鵺の凄む議事堂       ゴキブリ

 米国連邦議会はゴキブリ以下らしい。昨年の米世論調査の結果だ。議会の評価をさまざまな物と比較したところ、シラミ、犬のふん、歯の治療の方に軍配が上がった。「財政の崖」問題の混乱で有権者が愛想を尽かした

▼翻って日本はどうか。国会のセンセイ方は来月から“給与”が大幅に増えそうだ。2年前に始まった歳費20%削減が今月末で打ち切られるからだ。消費増税に理解を得るはずの「身を切る改革」がもう店を畳む

▼議員歳費は本来、月129万4千円。2回の期末手当を含めると年間2106万円だ。東日本大震災の復興財源として13%、議員定数削減が実現するまでの約束として7%が減額され、年1685万円になっていた

▼肝心の定数削減は頓挫したままだ。被災地の復興は程遠く、今なお26万人が避難を続ける。消費税も上がったばかり。国民には痛みを強いるのに、自らの権益は死守する根性は情けない

▼議員には他に文書交通費が月100万円、立法事務費が月65万円、さらに政党交付金も血税から支給されている。石破茂自民党幹事長は「新人議員は困窮している」「民主主義のコストだ」と開き直る。他党も及び腰で、議論では沈黙の場面が続くという。逃げ切りを待っている状態だ

▼自らを律せない“税金たかり虫”の国会は何と比べればいいか。例えられる害虫たちも、さぞ迷惑だろう。<金口木舌>

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◆国政選挙が終わると、いつもいわれる話がある。「国民がこの程度だから選ばれる国会議員のレベルもそれに相応している」という話である。これは、国民に対して失礼な言葉だと思うが、私は決してこのようには思わない。

◆それどころか、いつの選挙でも国民の投票行動は正しく民意を反映して「いい線」行っていると思う。前回、民主党を選んだ人は臍を噛んでいるでしょう。、「政治は義理と人情だ」「猿は木 から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」等の格言を残した{大野伴睦}氏の言葉もゆえあるかな!

◆石川達三氏の小説『金環食』の言葉が脳裏に浮かぶ。
『周りは金色の栄光に輝いてみえるが 中の方は真っ黒に腐っている』
政治家に「清廉潔白」を求めるのはむりでしょう。

◆そのわけは、一度、赤絨毯を踏めば、その美酒の魔力の虜になり初心を忘れるのは、歴代の議員を見れば分かりますが!その最たるものは、政党助成金です・・未だに政治資金を企業・団体から貰っている。外国人の献金を受けても恥じない鉄仮面なのだ!
 

 これ以上<吠えると>{閻魔さま}から叱られる・・・ι(´Д`υ)アセアセ

立ち向かうときがきた

K1

日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明 (1972年9月29日)

◆1972年9月29日北京で田中角栄首相が調印した〈日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明〉これにより両国間の戦争状態は終わり,はじめて国交が開かれた。声明は中国の主張する〈復交三原則〉を日本が十分理解することを前提にしたもので,9項目からなり,日本側は中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを認め,台湾が不可分の中国領土であることを十分理解,尊重すると述べているほか,中国側の賠償請求の放棄,平和五原則に基づく国交がうたわれ,特に両国はアジア・太平洋地域に〈覇権〉を求めず,またそのようないかなる試みにも反対するむね明らかにしている。
明明白白なのだ・・・・ 『治人(ちじん)ありて治法(ちほう)なし』

「中国が戦後賠償を放棄した日中共同声明の精神に反する」と、なぜ、反論しないのか?

 幕末から明治にかけて住友の経営トップとして辣腕(らつわん)をふるい、「東の渋沢(栄一)、西の広瀬」とうたわれた広瀬宰平は、さまざまな事業に取り組んだ。別子銅山の近代化だけでなく、製鉄・化学事業、さらには海運業にも乗りだした。

 ▼当時、西日本の大動脈は、瀬戸内航路だったが、外国汽船と日本の汽船会社が入り乱れ、安値合戦が過熱。どこかの国のように安全性がおろそかにされ、事故が相次いだという。

 ▼事態を憂えた彼は、渋る中小汽船の船主を団結させ、大阪商船を設立。初代頭取となった広瀬は、海運によって交易を盛んにし、「国家文明の万一を裨補(ひほ)(助け補うの意)せん」と開業式で高らかに宣言した。

 ▼大阪商船は、日清・日露戦争を経て急成長し、日本屈指の海運会社となった。後に三井船舶と合併、商船三井となったが、創業130周年を迎えた今年、とんでもない災難が降りかかった。戦後に吸収合併した会社が日中戦争直前に結んだ契約をめぐる紛争で、大型運搬船が突然、中国当局によって差し押さえられたのだ。

 ▼結局、40億円もの供託金を払って差し押さえは解除された。このままでは中国での事業が立ちゆかなくなる、という苦しい事情は察するが、「戦後賠償で日本企業を脅せば簡単にカネを払う」という前例をつくってしまった。言い掛かりをつけたヤクザに法外なみかじめ料を払って商売をさせてもらうようなものである。

 ▼広瀬の嘆きが聞こえてきそうだが、日本政府は、裁判所が29億円もの損害賠償判決を下してから7年近くも何をしていたのか。中国が戦後賠償を放棄した日中共同声明の精神に反する、となぜ主張しなかったのか。中韓が仕掛ける「歴史戦」にまなじりを決して立ち向かうときがきた。<産経抄>

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  『頂門の一針』! <恐れ入谷の鬼子母神>・・・

あっぱれ! 海上自衛隊の3等海佐

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    護衛艦「たちかぜ」               海上自衛隊の3等海佐階級章

  諫(いさ)めるという言葉は、主に下位の者が上に立つ者に意見したり、忠告したりする場合に使われる。江戸時代、藩主に非があるとき、家臣は諫言(かんげん)をもって正そうとした。それこそが忠義とされたという

▼海上自衛隊の3等海佐も所属する組織にそんな思いを抱いたのだろうか。義を見てせざるは勇なきなり。10年前に自殺した護衛艦「たちかぜ」の乗組員が、当時いじめられていたことを示す文書が存在することを知り、内部告発した

▼東京高裁は一昨日、海自の意図的な文書隠しを認めた。上官は自殺を予測できたはずだとの判断も示し、賠償額を増やした。わが身を投げ出すような3佐の決断が実を結んだ。あなたのお陰です、という遺族の言葉を彼はかみ締めたに違いない

▼だが、彼の諫言に海自が耳を傾けたわけではない。裁判所が聞き届けただけだ。海自は当初、文書は捨てたといいはり、後になって「見つかった」と説明を変更した。3佐は上官から「批判するなら、組織を出てからにしろ」といわれたという

▼際限ない隷従のみを求める組織は病む。政治学者の藤田省三(しょうぞう)に鋭い指摘がある。その全メンバーに見放される可能性を常に考えていて初めて、国家を含むすべての組織は健康体でいられるのだ、と

▼そうした緊張感は海自には存在しないようだ。告発のために文書を持ち出したことについて懲戒処分を検討しているという。諫言を裏切りや謀反と見てしまうようでは、真に忠義の心を持つ者が払底してしまわないか。 【天声人語】

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<海自いじめ訴訟>判決が確定へ 防衛相が上告断念の意向

 Haha          

毎日新聞 4月25日(金)13時3分配信  <海自いじめ訴訟>判決が確定へ 防衛相が上告断念の意向  東京高裁前で遺影を手に記者の質問に答える自殺した海自1士の母親(左)=東京・霞が関で2014年4月23日午前11時12分、森田剛史撮影







 海上自衛隊による文書隠匿を認めた護衛艦「たちかぜ」のいじめ自殺訴訟の東京高裁判決について、小野寺五典防衛相は25日の閣議後記者会見で「重く受け止める」と述べ、上告を断念する意向を示した。遺族側も上告しない意向で、国側に約7350万円の賠償を命じた判決が確定する見通しとなった。

 【護衛艦「たちかぜ」勤務】海自自殺訴訟 いじめ原因と認定 東京高裁 また、小野寺防衛相は、海自が遺族側に内部告発した3等海佐の懲戒処分を検討している問題について「基本的に公益通報にあたると思っている。通報者に不利な取り扱いをすることはあってはならない」と否定的な見解を明らかにした。防衛省は処分を見送るとみられる。

 海自は2004年にたちかぜに勤務していた男性1等海士(当時21歳)が自殺後、ほかの乗員を対象にしたアンケートを実施したが、遺族の情報公開請求に「破棄した」と回答。その後、国側の訴訟担当者だった3等海佐がアンケートの存在を遺族側に明らかにしていた。

 23日の高裁判決は海自によるいじめの証拠隠しを認定。いじめと自殺には相当な因果関係があるとして、賠償額を1審・横浜地裁判決の440万円から大幅に増額していた。【斎藤良太、山本将克】

 あつぱれ! 内部告発した(3等海佐)は偉い。東京高裁判決は、(イギリスの劇作家)
 
シェークスピアベニスの商人』名裁判を彷彿させる。 ( ^ω^)おっおっおっ.

良医の話

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 仏典に、ある良医の話がありますが!
・・・・昔、釈尊が舎衛国の祇園精舎で説法していたころのこと。

◆ある国の王が病気にかかり、国中のどの医者も治すことが出来なかった。そのとき、遠国より一人の良医がきて、国王の病気を治した。 喜んだ国王は、その恩に報いようと、一人の家臣に莫大な財宝を持たせて医者の生国へつかわし、彼のために宏壮な邸宅を新築させた。また医療の器械をはじめ、畑、象、馬、牛、羊、使用人など一切をととのえ、家来が帰ってきたので、王は初めて、医者に帰国を許した。

◆医者は、王のために良方良薬を用い、苦労して治療せしめたのに対しなんの謝礼も与えられず帰されるので、心中おだやかならず、悶々として家路についた。 ところが、家の近くまでくると、多くの牛や羊、象や馬がいる、そこで通りがかりの人に「これらの家畜は、いったいどこの、誰のものですか」と尋ねる。すると人々は口々に「みな、お医者さまのものです」と答えた。

◆キッネにつままれたような心地で家に帰ると、広大壮麗、じゅうたんを敷き、金銀の器をそなえ、妻の服装も見違えるばかり。はなはだ不思議に思い、妻に「いったい、どうしたというのだ」と聞くと「あなたは、なにも御存じないのですか。あなたが国王の病気を治してさしあげたので、ごほうびとして、こんなりっぱな家や財産をくださったのです」とのことであった。

◆医者は、いまさらながら自分の不明から、有徳の王を恨んだのを悔いたという。まことに「情けは人のためならず」である。とともに私は、この逸話からり深い教訓が学べると思う。

◆それは、人情や愛情など、人間同士の心のやり取りにおける無報酬ということの大切さである。「自分がこれだけしてあげたのだから、相手も相応のことを」と報酬を求める人間関係はどうしても脆い。相手が応えてくれないと、すぐ崩れてしまう。勿論友人や知人の間で、礼儀が必要なことは当然だろう。しかし、それとても、古今の美しい友情物語などには、どこかに無報酬、無償の絆が秘められているものだ。

◆ましてや、夫婦の間、そして親子の関係ともなれば、計算ずくのやり取りではとうてい成り立っはずがない。そこに要請されるのは、絶対の信頼関係であり、愛情である。無心に乳を口にふくむ嬰児と母親とのまなざしの交差のように・・ひたすらわが子の健全な成長を願うお母さん方の無償の愛情のように。

◆じっさい、「焼野の雉子夜の鶴」とは、よく言ったものだと思う。雉子は巣を営んでいる野を焼かれると、わが身の危険もかえりみず、雛どりを救おうとする。また巣籠る鶴は霜の降る夜には、みずからの翼でわが子をおおってかばう。というのである。

◆母の愛をたとえるこの諺は、お母さんの方の間では、けっして死語になってはいまいと、私は信じているのだが・・・! (つれづれ随想=池田大作)

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Raburabu    〝珍念〟 良医のように、自分自身を反省しています!
    「コピペ」・・・恥じている。
    「情けは人のためならず」う・・ぅう 
     余りにも「おそまつ」ですので言えません。

 



    かく言う〝珍念〟希望があるや否か !
「悲惨とは あれやこれやが 欠けていることではない。それは希望が存在しないことである」  
(フランスの作家クロード、モルガン)

水の巡り

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  酒をこよなく愛した作家は、水の味についても鋭敏だった。<東京で朝一番に水道の栓をひねってとびだしてくる水を飲むと泣きたくなる>。“朝”だの“一番”だのかりそめにも言えない。あまりのひどさにうまいまずいのほかに、とらえようのない恐怖が体内に広がっていく―

▼エッセー集「開口閉口」(新潮文庫)の筆の運びからは開高健さんの渋面、苦顔が目に浮かぶ。40年ほど前の作なので、いまは浄水技術もずっと進歩していると聞く

▼希代の“美飲家”の喉にかなったのは、春に仲間とマス釣りに行く山の湖の水だった。<森をくぐってきたばかりの水は峻烈(しゅんれつ)なのにまろみがあり、舌をなめらかにすべり、ノドへ送り込んだあと口いっぱいに澄明な艶と輝きをのこしてくれる>。ああ、文字を追うだけで体中が清冽(せいれつ)な水を欲する

▼あすは暦の上では「穀雨(こくう)」。すべての「いのち」を潤す雨が降る季節。この日を特別な思いで迎えるようになったのは、3年前の福島第1原発事故からだ

▼水蒸気が雨粒となって山野に届き、地中で磨かれ、川となり、海に注ぎ、また大気に帰る。その大いなる旅の途上にある水を核で汚すことの大罪は、年を経ても、いや年をかさねるごとに深く重くのしかかる

森林地帯を侵食しながら、際限なく細胞分裂を繰り返し増殖する巨大な汚染水タンクの群れが、私たちの時代の風景だ。戦慄(せんりつ)を抑えられない。<卓上四季>

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Cowai

  

  かく言う〝珍念〟『杞憂』している・・・

  



「開口閉口」 内容紹介

 読書の楽しみを語り、現代の風俗を諷刺し、食味の真髄を探り、釣りの薀蓄を傾け、世界の美酒・珍酒を紹介し、人生の深奥を観照する。――鋭い洞察が溢れ、ユーモアとウィットに富み、自ずと人柄のにじみ出る絶妙な語り口は読者を魅了せずにはおかない。「男の収入の三分法」「面白い物語はまだまだある」「釣るのか釣られるのか」「酒の王様たち」「小さな話で世界は連帯する」など珠玉64編。

  これ以上は【蛇足】!

「幸福。「禍福はあざなえる縄の如し」

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  「善悪」「強弱」「勝敗」――反意語同士で熟語になると、良いとされるものが先にくる場合が多い
▼一方、「貧富」「禍福」のように、良いことが後に続く場合も。「禍福はあざなえる縄の如し」といえば、人の不幸も幸福も、わら束がより合っている縄のように、表になったり裏になったりする意味だ。「禍」から「福」の語順には、災いを転じて福にしたいという、人間の太古からの切なる希望が感じられる

▼人類の教師といわれるソクラテスは、「幸福の核である『魂の善さ』が備わっている場合にのみ、その土台の上に乗って、健康も名声も富も善きものとなる」と確信していた(岩田靖夫著『増補 ソクラテス』ちくま学芸文庫)。善き魂とは、仏教の言葉で言えば、仏性を開いた輝ける生命となろう

どんな苦境も、強い生命力の土台があれば、負けじ魂で朗らかに転換することができる。それは、絶対的幸福境涯を目指しての、自分との戦いでもある

▼池田SGI会長指導選集「幸福と平和を創る智慧」が「大白蓮華」4月号から始まった。指針の一節に「幸福という実感も、人生の深き満足感も、自分自身の生命の中にある」と。幸福への案内は、ほかならぬ自らが先導者であり、責任者である。【名字の言】

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旨い! このコラム 『的を射る』 ・・・・

「小言」 <(`^´)>

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処世訓を短い言葉で連ねた「親父(おやじ)の小言」。居酒屋の壁に貼られていたり、湯飲みに書かれているのをよく見かける

▼「火は粗末にするな」「朝きげんよくしろ」など45カ条だ。いかにも昔風の物言いであり耳が痛いことばかり。「人には腹を立てるな」「貧乏を苦にするな」といわれてもなかなかできるものではない

▼中には「恩は遠くから返せ」「世話焼きになるな」など奥の深さを感じさせる教訓も。人生経験を重ねることで意味が分かるとすれば、まさに「親の意見と冷や酒は後で効く」といったところか

▼「親父の小言」は福島県浪江町の寺が発祥とされる。昭和の初めごろ、当時の住職が父の言葉をまとめた。戦後になり、同町内の商店が額に入れて売り出し全国に知られるようになった

▼最近「小言」のルーツとみられる江戸時代の和本が発見された。昭和のものより多く、81カ条からなる。世間を渡る江戸の庶民の知恵が詰まっている。発見した東京の往来物研究家小泉吉永さんは「世間の人を『人様(ひとさま)』と呼ぶ精神が息づいている」と、ある雑誌で指摘していた

▼往来物とは当時の教科書のようなもので、「小言」はいわば道徳の教科書といえる。昔は世間という名の学校で人様にもまれ大人になった。人様という感覚も失われつつある。【風土計】

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 江戸版 親父の小言
 お土産物等で見かける「親父の小言」は、昭和が発祥とされてきたが、ルーツとみられる江戸版が発見された。
 昭和版は45か条のものが多いが、江戸版は81か条あった。江戸版をそのまま収録、全文を新たに現代語に翻字、解説を付した。今の時代に贈る、日本人としてあたりまえの心、81か条

◆戦前の日本では、家庭で厳しいしつけがなされ、学校で修身が教えられ、みんなが高い道徳心を身に付けていた。しかし、戦後そうした美徳が失われ、今や日本人のマナー・モラルは完全に崩壊してしまった」

◆たとえば、列車の中で高齢者らに席を譲らない若者、車内で化粧をする女性、道路や公園にゴミを捨てていく人、偽造したラベルを貼り付けた食品を売る商人、子どもを虐待する親、老いた親を虐待する子ども……。

    歴史の教訓を学ばなければ、「歴史は繰り返す」

○その教訓とは何か。内村鑑三は言った。「国が滅びるとは、その山が崩れるとか、その河が干上がるとかその土地が落ち込むとかいうことではない」

○ 「国は土地でもなければ、また官職でもない、国はその国民の精神である」「国民の精神の失せた時に、その国はすでに亡びたのである。民に相愛の心なく、人々互いに相猜疑(妬んだり恨んだり)し同胞の成功を見て怒りその失敗と堕落とを聞いて喜び、我一人の幸福をのみ意うて他人の安否を顧みず、富者は貧者を救わんとせず、官吏と商人とは相結託してつみなき援助なき農夫職工らの膏を絞るに至っては。。

○かくの如き国民はすでに亡国の民であって、ただ僅かに国家の形骸を存しているまでである」「すでに精神的に亡びた国が終には、その形骸までも失うに至るのは自然の勢いである」(明治34年(1901年)「既に亡国の民たり」。

○ゆえに内村は、精神革命しかないと叫んだ。宗教革命しか日本を救う道はない・・と 社会を蘇生させるには、国民の精神を蘇生させるしかない。社会を興隆させるには、国民の精神性を興隆させることが根本である.

あ・・〝珍念〟演壇で講義している錯覚に舞い上がっています。支離滅裂 ι(´Д`υ)アセアセ

今年の「本屋大賞」を受賞した、話題作

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  和田竜さんの「村上海賊の娘」は、16世紀後半の村上水軍を題材にした歴史小説だ。今年の本屋大賞を受賞した。海を舞台にした壮大な物語が話題を呼び、上下巻合わせて既に約75万部を売り上げる。

 ◆大賞は出版不況が続く中、書店自らが「ベストセラーをつくろう」と、平成16年に創設した。今年で11回を数える。全国の書店員が最も売りたい本を投票で選ぶ。面白いと太鼓判を押した本は読者を引き付ける。第7回は福島市の作家冲方丁[うぶかたとう]さんの「天地明察」が受けた。

 ◆冲方さんを囲む会が今月初め、福島市で開かれた。県内各地から書店関係者ら約50人が集った。市内の自宅と東京を忙しく行き来する売れっ子もこの日は、昔なじみの友と再会したような笑顔を見せ、ゆっくりと過ごした。書店も地元の作家を応援する。「冲方だな(棚)」を作って作品を並べる店もある。

 ◆和田さんは書店員を常々「読者の代表」と感じていたという。本に向ける目は厳しいが、これほど心強い味方はいない。福島での書店の集まりでは出席者全員が冲方さんと握手を交わした。一番身近な「読者の代表」からの励ましは、何よりの創作の力となるに違いない。 (あぶくま抄)

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De   「村上海賊の娘」 内容紹介

 『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

内容(「BOOK」データベースより)

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。
 
これ以上<減らず口>を叩くと作者から(ネタバレ)すると叱られる。続きは、本をお読みください! 
今日も〝珍念〟のオチは冴えません・・・モジモジ(。_。*)))

ある日の出来事

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  混み合う通勤電車の中で風体のよからぬ中年の男に声を掛けられた。三十年ほど前の話である。若い時の川谷拓三さんに似ていた。たまたま、自分は座っていた。「学生さんか」「ええ」「席をかわってくれねえか」

▼男は健康を害しているようには見えない。むしろ頑強そうである。厚かましいなとは思ったが、断れば面倒なことになる気もした。席を立った

▼自分が座るのかと思っていたらそうではなかった。車内の奥から年老いた小柄な女性を連れてきた。「かあちゃん、席をかわってもらった」。母親はすみません、すみませんと何度も頭を下げた。男は、オロナミンCを自分に差し出した。「疲れちゃうからさ」

この男を恐れた自分を恥じた。男のようにあっけらかんと生きたいとさえ思った。男には照れも遠慮もない。車内の好奇の目も気にならない。母親を楽にしてやりたいという気持ちしかなかった。あの母親にはいつまでも長生きしてほしいと本気で思った。あの男のために

▼韓国南西部の珍島(チンド)沖。沈没した船の中に大勢の人が閉じ込められている。つらい。本当につらい。日本政府は支援を申し入れたが、韓国側は今は必要ないといっている

▼事情もあるのだろう。海域が混み合うことを心配しているのかもしれないが、もし変な遠慮であれば、それはあまりにも悲しい。あの男と母親はどうしているか。<中日春秋>

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Raburabu              

  天然呆けの〝珍念〟いっも 自分に恥じています。
  きっと、あの世で(閻魔さま)から苛められる!
  今日から、また<人生のゴール>を、めざし邁進したい・・・

「イチロー選手の美技」

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  8回、オルティスの右飛を好捕するイチロー(撮影・菅敏)(日刊スポーツ) 

「壁をよじ登るなんて、信じられないキャッチ」。 ヤンキースのイチロー選手が先日、本拠地で披露した超美技がファンを沸かせている。


 ▼右中間への大飛球を好捕された相手の強打者は「まるでニンジャだ。こんなにすごい選手が試合に出てないなんて信じられない」と絶賛。地元ニューヨークの記者は「レジェンド(伝説)は静かに消えたりはしない」とツイートし、相手方の公式ホームページでは辛口の担当記者が「イチローのプレーを見るためにお金を払う」とつぶやいている。

 ▼もちろん、球場でプレーを目撃した4万6千人のファンからは、盛大な「イチローコール」。普段はクールなイチロー選手も「ちょっとジーンとね。さすがに気持ちが動きました」と話している。

 ▼素晴らしいプレーには無条件で敬意を払い、その感激を素直に表現する。わずかでも成功の可能性があれば、それを極限まで追い求める選手と、成功した者に対する惜しみなき賞賛。そこにスポーツが文化となり、開拓者精神が背骨になっているアメリカという国がうかがえる。

 ▼野球やサッカーなど、日本にもファンが熱狂するスポーツは多い。しかし、応援するのはひいきチームが中心。相手の選手にまで敬意を払い、賞賛する度量がないファンも少なくない。

 ▼敵に拍手を送り、ライバルにも敬意を表す。それが自然な振る舞いになってこそ、味わいも深くなる。スポーツの世界に限った話ではない。 【水鉄砲】

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 これ以上は 『蛇足』 なのだ・・・・

黒主と小町

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  「でっちあげ」や「改ざん」が話題になるたびに思い浮かぶのが、中世の歌人、大伴黒主(おおとものくろぬし)と小野小町をめぐるひと騒動の物語

▼宮中での歌合(うたあわせ)の前日、ライバルの小町が準備した歌を盗み聞きした黒主は、負けたくない一心で、その歌を万葉集の草紙に墨で書き加えておく。翌日、小町が見事な歌を詠むと、「ちょっと待った! それは万葉集にある歌だ」

▼訴え出る黒主。「それでは」と小町が草紙を水で洗うと、墨文字はさっと消えた―。能の「草紙洗(そうしあらい)」。当欄では再登場となる。舞台の「和歌疑惑」はすっきりと晴れ、小町が「お互い和歌の友ですから」と華麗な舞を披露し、めでたしめでたしで終わるのだが…

▼現代科学の最先端で起きている「論文疑惑」は、涙の記者会見でも、やはり、すっきり白黒とはならなかった。STAP細胞の論文の画像は「捏造(ねつぞう)」「改ざん」と結論づけた理化学研究所の調査報告に、渦中の「研究ユニットリーダー」は、「不注意」「不勉強」で迷惑をかけたが“驚異の万能細胞”の存在は真実と反論。不正行為を否定した

▼もはや“泥仕合”の様相を呈する水掛け論から浮かび上がってくるのは、ノーベル賞受賞者を理事長に頂く、日本を代表する科学研究機関のドタバタぶり

▼理研の幹部は巨額研究費の獲得に奔走するより先に、することがありそうだ。冷水で顔を洗い、組織の病根を洗い出したほうがいい<卓上四季>

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       旨い! このコラム『的を射る』
   かく言う〝珍念〟のコメントは、的外れ ・・・・

眼球 (@_@)

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  「人間の眼玉は、風景をたくわえる事が出来(でき)る」。太宰治が短編「雪の夜の話」につづる。見つけたのは医師。難破船の若い水夫を解剖して顕微鏡で調べた網膜に、美しい光景が映るのに気付いた

▼そんな不思議で夢のある物語を思い出したのは「女児の眼球 両親に返還へ」という記事を目にしたからだ。30行ほどの小さな扱いだったが、「異例」の見出しに引き込まれた

▼生後2カ月の女児は自宅で意識を失い、搬送先の病院で死亡が確認された。死因を特定するため警察は司法解剖し、両目を摘出した。両親は遺体が自宅に戻ったときに目のことを知る。耐えがたい悲しみだったに違いない

▼その後、病死とわかったが、警察は再鑑定に備えて保存を続けた。事件性がなく、両親が再三にわたって「返してほしい」と強く要請したけれど、警察はなかなか応じなかった

▼前例がなかったからか、多忙だったからか。いや根本は、両目が両親にとってかけがえのない娘そのものなのに対し、警察が「もの」として扱っていたことにあるのではないか

▼太宰治の物語は続く。水夫の網膜に映し出されたのは直前に見た一家団欒(だんらん)の様子だった。わずかな時間でこの世を去った女児。その網膜にたくわえられたのも、優しい瞳でのぞき込む母や父の笑顔だっただろう。 【凡語】

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       〝珍念〟感動しました・・・・
        コラムニストの筆致は、素晴らしい!

方向音痴

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  方向音痴にとってカーナビほど便利な道具はない。そう思っていたのだが、画面だけ見て沿道の景色を眺めることがなくなり、結果として道を覚えないということに気付いた

▼消しゴム1個買うにも親の車で郊外の大型店に行く子どもは、自分と大型店の位置関係を把握していない—と評論家の三浦展(あつし)さんが書いている(「ファスト風土化する日本」洋泉社新書)。カーナビ依存も似たようなものだろう

三浦さんが指摘するように、家と目的地が点として存在するだけで、その間が線や面としてつながっていなければ地域への興味や愛着は育つはずがない。金を払って欲しい物を買うだけ、という寒々しい消費の光景があるだけだ

▼JR大曲駅前再開発事業のうち北街区の建設工事が仕上がった。ここには大曲厚生医療センター(仙北組合総合病院)や高齢者のショートステイ施設、バスターミナルなどがある。地元に住む94歳の男性は「あまり立派で目がくらくらする」と話していた

▼病院は一時、郊外への移転も検討された。だが通り一本隔てた大型店「ジョイフルシティ大曲」の閉店という予期せぬことが起きた。市街地を空洞化させないため、跡地に病院が移転して一帯を再開発することになったのだ

▼いまの時代、人を集める最も強力な装置は病院だろう。これにバスターミナルが一緒になった市街地再開発は幸いなスタートを切る。徒歩やバスで、人の暮らしと市街地が広く太くつながることを願う。
【北斗星】

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「ファスト風土化する日本」 著者からのコメント

こ の新書のおかげで、最近は東北から九州まで、そして東京でも、自治体、商店会などから講演の依頼が来ています。ファスト風土化があまりに急激にすすんでいることへの不満と不安が拡大していることは明らかです。

内容(「BOOK」データベースより)

  のどかな地方は幻想でしかない!地方はいまや固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ、全国一律の「ファスト風土」的大衆消費社会となった。このファスト風土化が、昔からのコミュニティや街並みを崩壊させ、人々の生活、家族のあり方、人間関係のあり方もことごとく変質させ、ひいては人々の心をも変容させたのではないか。

  昨今、地方で頻発する不可解な犯罪の現場をフィールドワークしつつ、情報社会化・階級社会化の波にさらされる地方の実情を社会調査をもとに探り、ファスト風土化がもたらす現代日本の病理を解き明かす。

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  〝珍念〟のコメントは『蛇足』・・・・・

『愛酒楽酔』 (@_@;)

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 山田太一さんが脚本を手掛けた往年の人気ドラマ『ふぞろいの林檎(りんご)たち』に、いやーな上司が出てくる。新人の中井貴一さんを飲みに誘っては説教を垂れる。仕事中も何かといびる。亡き室田日出男さんが絶妙な演技を見せていた

▼中井さんがちょっとたてつくと、怒る。「お前の今しようとしていることは、日本の経済を支えている体制への反逆だよ。現代日本のヒエラルキーの否定だよ」。嫌みな男だが、サラリーマンの悲哀も漂わせて、あのドラマを忘れ難くした

▼きのうの本紙に新社会人の意識調査が出ていた。6割超が上司と酒を飲みに行く理由を「仕事の延長」と考えていた。一方、上司側は「酒を飲む雰囲気が好きだからだろう」。上司と新人部下、意識の落差がくっきりだった

▼世界的な醸造学者坂口謹一郎の歌文集『愛酒楽酔』に<酒という気まぐれものにだまされてひともめいわくわれもめいわく>。仕事の後の一杯が「部下も迷惑、上司も迷惑」になっては少々寂しい

▼わが勤め人生活を振り返ってみれば、上司との酒席は数えきれず。人生の師と呼べそうな敬愛すべき上司がいて、一方では単に粗暴な酒乱もいた。酒席もまた人生の得難い勉強の場。わが『ふぞろいの上司たち』に出てくる面々の思い出が今は何とも懐かしい。【河北春秋】

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最も参考になったカスタマーレビュー  By 街道を行く

 サザンオールスターズの曲が使用され、放映当時絶賛された山田太一さん脚本のTVドラマです。時間が経って改めてみますと、サザンの歌同様作品自体も新鮮に感じられました。就職活動のエピソードが加わってくるのですが、大学生の視点で捉えられていて懐かしさすら感じてしまいます。

 卒業をなさって、今社会人となっている人が見ればきっとそう思うのではないかと思います。実社会の重みや澱みがわからない大学4年生の頃の自分の言った言葉を思いだすかもしれませんし、高橋ひとみさんに心を乱される中井貴一さんにいつかの自分をみつけるかもしれませんよ。
本当に素晴らしい作品です。

 『百聞は一見に如かず』 減らず口の〝珍念〟口を閉じます・・・・モジモジ(。_。*)))

書き出し

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  書き出しは、難しい。「国境の長いトンネルを抜けると…」のように光景描写で始めるか、心情吐露で始めるか。「吾輩は猫である」と一人称でいくか、「メロスは激怒した」のように三人称にするか。そこには、書き手の覚悟が潜んでいる

▼作家の中村邦生さんは古今の名作の第一段落を吟味した『書き出しは誘惑する』(岩波書店)で記している。<書き出しとは、脈どころであり、ツボである。丁寧に触診すれば作品の心臓部の働きを感じとることができるであろう>

▼では、この一文はどうだろうか。<震災前に描いてきたエネルギー戦略は白紙から見直す。原発依存を可能な限り低減する。(原発事故で)被災された方々の心の痛みにしっかりと向き合い、寄り添い、福島の復興・再生を全力で成し遂げる>。これは、政府の「エネルギー基本計画(案)」の書き出しだ

▼だが、先日閣議で最終決定された「計画」で第一段落はこう変えられていた。<我が国は、エネルギー源の中心となっている化石燃料に乏しく、その大宗(たいそう)を海外からの輸入に頼るという根本的な脆弱(ぜいじゃく)性を抱えており…国内外の状況の変化に大きな影響を受けやすい構造を有している>

▼これら二つの書き出しのどちらに、未来に向けたエネルギー政策の脈動を感じるか。事故への反省と再生への覚悟がにじむか

▼これは単なる文章術の問題ではない。【中日春秋】

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『書き出しは誘惑する』? 言い得て妙(いいえてみょう)・・・・
かく言う〝珍念〟の<書き出し>は『言わぬが花』なのだ \( ^∇^)/θ☆ わ~い!

国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産に登録されている「御堂関白記」

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  悪い夢を見ると身を慎んで仏にすがり、方角が悪ければ遠回りする。迷信や風習は昔の人々の暮らしを窮屈なものにしていたという

▼権力を手にし、平安貴族の頂点にあった藤原道長といえどもまぬがれない。道長自身の手になる「御堂関白記」からはそんな姿も浮かぶ。33歳から24年間に及ぶ自筆本は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産に登録されている

▼平安以降、皇族をはじめとして日記を記し、後に武家や僧侶、文人、庶民に至るまで各層の人々が記録するようになる。世界的にみても特異の現象という(倉本一宏著「藤原道長『御堂関白記』を読む」講談社)

▼年の初めに日記をつけようと誓った人たちも多いのではないか。それから数カ月たった今はどうなっているだろう。残念ながら三日坊主で終わってしまったという人もいるかもしれない

▼「御堂関白記」には日本で最も文化の栄えた時代のあらゆる様相が記される。世界史上も希有(けう)な価値を有するという。庶民の日記にはささいな事しか記録されないかもしれないが、書き続けることで自分や一家にとっては宝となるかもしれない。 <編集日記>
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(『御堂関白記』を読む) 内容紹介

 豊富な原文写真に翻刻・現代語訳・解説を付して、平安の最高権力者の日記がこの一冊でわかる!

 世界記憶遺産に選ばれた、世界最古の自筆本日記は、摂関期の政務、儀式、外交、から当時の家庭生活、精神世界までを描いた藤原道長自身の記録である。抹消された箇所、豪放磊落な筆致、破格の文体……。

 「披露すべきに非ず。早く破却すべき者なり」と道長が記したのはなぜか。摂関期に栄華を誇った権力者の揺れ動く心中と宮廷社会の実像を読み解く。 豊富な原文写真に翻刻・現代語訳・解説を付して、平安の最高権力者の日記がこの一冊でわかる!

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  ふと、【ダモクレスの剣】 (ダモクレスのつるぎ)が脳裏に浮かぶ。

 栄華の中にも危険が迫っていること。シラクサの王ディオニシオスの廷臣ダモクレス(Damocles)が王位の幸福をほめそやしたところ、王が彼を天井から髪の毛1本で剣をつるした王座に座らせて、王者の身辺には常に危険があることを悟らせたという故事による

  この逸話が日本でよく知られるようになったのは、ケネディ大統領の国連演説(1961年)である。地球のすべての住人は、いずれこの星が居住に適さなくなってしまう可能性に思いをはせるべきであろう。

 老若男女あらゆる人が、核というダモクレスの剣の下で暮らしている。世にもか細い糸でつるされたその剣は、事故か誤算か狂気により、いつ切れても不思議はないのだ。

これ以上は『蛇足』・・・・(´・ω・`)ショボーン

香具師の口上

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  ひと様に財布のヒモをほどかせるのは、バナナ1本分でも大変だ。まして露天の店開き、まずは道行く人の足を止めさせるのにも、それ相当の技量がいる

▼「けっこう毛だらけ猫灰だらけ」「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし」―。フーテンの寅さんはあまり商売上手だったとは思えないが、「香具師(やし)」と呼ばれる人たちの“言葉の手品師”ぶりを教えてくれた

▼巧みな口上で客をその気にさせる「啖呵売(たんかばい)」が腕の見せどころ。徒党を組んでサギまがいの商売をする連中を「チバ師」といい、仲間内で警戒されたという(室町京之介「香具師口上集」創拓社)。ちなみに「チバ」は「場違い」の「バチ」を逆さにした符丁

▼政治に手練手管はつきものとはいえ、それをやっちゃーおしまいだろう。安倍晋三首相の私的諮問機関「安保法制懇」の北岡伸一座長代理が本紙取材に、集団的自衛権行使の範囲は「地理的に線を引くのは意味がない」と語った

▼北岡氏らに宿題を投げかけた当の安倍首相は、反発や慎重論が強いとみるや、自衛隊の活動範囲を日本領域と公海上に限る「限定容認論」で話をまとめようとしている

「法制懇は地球の裏側までとしてますが、私が国民の皆さんのご心配を解消しました」と得意げに解釈改憲を売り込む姿が目に浮かぶ。高くふっかけ、値切ってみせる。姑息(こそく)な「やらせ」で憲法をきずものにされてはたまらない。<卓上四季>

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「香具師口上集」 内容 (「BOOK」データベースより)

むかし懐かしい物売りの声、ご存じガマの油にバナナの叩き売りなど、啖呵売の世界がここに甦る。懐かしの売り声、大道芸のすべて。

 (「MARC」データベースより) 〈CD付き〉香具師の創始者の聖徳太子から、盆と正月におなじみのフーテンの寅さんまでの、香具師の歴史も説明、有名な口上を集めた。バナナの叩き売り、ガマの油売りなどCDに演目を収録。

最も評価の高い カスタマレビュー By おじいさん  VINE メンバー

 室町京之助氏は、香具師の世界を生々しくもおかしくも冷静に書きとどめてくれている。
さらに、『板野比呂志氏のすべて』というCDも付いている。二人とも故人になってしまった。挿絵の今村恒美氏も故人。

 全員故人になったが、なんとか香具師の歴史と現実を知りたい諸氏の必読本。
山田洋次監督・渥美清の『男はつらいよ』シリーズを知るための副読本としてもおすすめ。
今回、長年さがしていた奇書が再編集されて出版。帯の通り、早く買った者が勝ちである。

 かく言う〝珍念〟「家に鼠、国に盗人」の諺を思い出す
規模と程度に差があるけれども、どんな所にも必ず悪事を働くものがいるということ。家には鼠がいて食べ物を食い荒らし国には泥棒がいて人々の生活を害することから。

『空樽は音が高い』 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

単純化する天才

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  父に十数年ぶりに電話で怒鳴られた。たいした用件でなく、最初は戸惑ったが、最後の言葉でやっとわけが分かった。「送ったメールにおまえは返事もしないし」。85歳の父が意を決して始めたパソコンでのメールを見逃していたようなのだ。

 ▼若い世代には「メールに返事しないなんてありえない」「社会人失格」とまで言われるので、それでもせっせと返事を書いているつもりだが、これに相当な時間が日々奪われる。メールはまことに便利とはいえ、電話の時代の方が意思疎通に費やす時間が短く、誤解が生じることも少なかった気もする。

 ▼インターネットの普及をきっかけとした情報革命は、グーテンベルクの活版印刷技術がもたらした革命以上に劇的に進行中で、息つくひまもない。記者である限り「革命の先端」にいなければと思いつつ、先端を追えば追うほど仕事が拡散・複雑化し、時間が加速度的に奪われていくむなしさにもかられる。

 ▼「どんな愚か者も物事を複雑にすることはできるが、単純化するには天才が必要だ」。
物質至上主義、科学技術万能主義を批判した著書「スモール・イズ・ビューティフル」(小さいことは美しい)で知られるドイツ生まれの経済学者シューマッハーが残した言葉だ。

 ▼拡散・複雑化が増すばかりの情報革命の中に身を置く凡才としては、革命を拡散から凝縮へ、複雑化から単純化へと向かわせる天才の出現を願う。余計なものをそぎ落とし、人をより深い思考へ導く革命であってほしい。【一日一言】

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「スモール・イズ・ビューティフル」(小さいことは美しい)=内容紹介

 新産業社会のあり方を示す名著,待望の新訳石油危機を予言し世界の注目を集めた本書は,現代社会の物質至上主義と巨大技術信仰を告発し,その病弊を抉る.いま静かに進行する「シューマッハー革命」の原典

 (「BOOK」データベースより) 1973年、シューマッハーが本書で警告した石油危機はたちまち現実のものとなり、本書は一躍世界のベストセラーに、そして彼は“現代の予言者”となった。

 現代文明の根底にある物質至上主義と科学技術の巨大信仰を痛撃しながら、体制を越えた産業社会の病根を抉ったその内容から、いまや「スモール・イズ・ビューティフル」は真に新しい人間社会への道を探る人びとの合い言葉になっている。現代の知的革新の名著、待望の新訳成る

   かく言う〝珍念〟のコメントは『蛇足』・・・・\( ^∇^)/θ☆ わ~い!

「素晴らしき哉、人生!」

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 フランク・キャプラ監督の米映画「素晴らしき哉(かな)、人生!」(一九四六年)に天使が登場する。人生に絶望した男に、もしこの男が生まれてこなかったとしたら、世の中がどうなるかを見せてくれる

▼自分の人生の「名場面」を集めて一本のドキュメンタリー映画をつくるとしよう。大半の人は生まれた日や結婚式などと並んで小学校の入学式の日の映像を天使に注文するのではないだろうか

▼入学式の時期である。子ども心にも学校に上がるうれしさがある。新しいランドセルに、ちょっと大人になった気になる。親の喜びも、実は分かっているものだ

▼<入学のどれも良き名のよき返事>松倉ゆずる。どの名前にも生命が宿っている。素晴らしい人生がある。入学式の日には、どの子もその子ができる精いっぱいのいい返事をしてくれるに違いない

▼「先生に名前を呼ばれたら、ちゃんと返事をするんだよ」「うん」「『うん』じゃなくて『はい』だよ」。入学式の前の晩には、どこの家でもきっとそんなほほ笑ましい稽古をしているはずだ。心配もあるだろうが、春の日の温かく幸せな記憶やにおい。誰もがそれを持って人生を歩いていく 【中日春秋】

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「素晴らしき哉、人生!」 内容紹介

 ◆ハッピィエンド党最右翼のフランク・キャプラ監督と、ザ・アメリカの良心ことジェームズ・スチュワートがタッグを組んだ一連の名作(「スミス都へ行く」も「我が家の楽園」もそうですが)その中でも特に彼の魅力がまっすぐに出ている名作がこれだと思います。

 ◆まさに「人生まるごと肯定映画」。なにせ原題が「It's A Wonderful Life」ですから。
1990年代ともなるとこうはっきり言う人はいないでしょう。t's A Wonderful Life!!!
そのまんまですもの。赤面してしまいます。でもこういう言葉を照れずに言える時代っていいですね。

 ◆平成の日本なんて「希望」という言葉すら死語になろうとしていますからね。こんなことでいいのでしょうか。くわしく筋を追うことは避けますが、単に「人生謳歌」の物語ではありません。

 ◆前半は愛すべき主人公ジョージ(ジェームズ・スチュワート)が誠実である分だけどんどん貧乏くじを引いていく物語で、その貧乏くじがようやく吉に転じようという時によりによって最悪の事態になり、ジョージは人生に心底絶望して自殺しようとする……といういわば暗〜い物語なのです。

 ◆そこに落ちこぼれのB級天使が現れ、彼を絶望から救うためにある画策を立てる…。その策がなかなか素晴らしいんですね。こんなことされたら「It's A Wonderful Life!」と思わざるをえないでしょう。観ている人もおのれの人生に重ねて考えてしまいます。この人生、捨てたもんではないなぁ、と。こういうところフランク・キャプラ監督は上手い。

 ◆ジェームズ・スチュワートはまさにハマリ役で、不器用で誠実な役回りをまるで地のように演じています。好感度100%。こういう好感度をとる人ってどこか信用できない裏がありそうなんですが、彼には感じません。まったくもってアメリカの清教徒ぶりの代表です。

 ◆一部では大根役者とか言われているらしいけど、彼はある意味で個性ある演技派なのだ 「善意」「正義」「真面目」という個性。地に近いとはいえ、こういうところで個性を発揮するのってわりと難しいと思うんですよ。へたすると普通すぎちゃう。もしくは単なる「いい人」になっちゃう。彼の場合「一本筋の通ったいい人」ですから。これって簡単そうで難しいと思います。

 ◆奥さん役のドナ・リードがまたすばらしく美しい。
「地上より永遠に」でも好演していましたが、美しさはこの「素晴らしき哉、人生!」の方が上だと思います。なんとも清楚で気が強そうで几帳面そうでいいですね。まぁでもジェームズ・スチュワートとのカップリングとしては「グレン・ミラー物語」のジューン・アリスンの方がしっくりきます・・・・

 とにかく元気のないとき、なんだか人間関係がうざったいとき、人生に絶望しているとき、この映画を観てください。きっと、効きます。きっと、希望(死語)を取り戻せます。きっと。

あ、話はムダを省き、短くまとめたい。長い退屈な話は”口害”ともいわれる。

ゲーテも 「美しき虹も、15分も 消えずにいればもうだれも見向きもしない」と手厳しい。 (^-^;

あの男は怪しい。

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  第六感がアラームを鳴らしている。「あの男は怪しい。ハイジャックかもしれない」。空港で見かけた若い男の顔を見て、作家の佐藤愛子さんはピンときた

◆横にいた娘さんに告げるものの「またはじまった」と相手にされない。あの人も怪しい、この人も怪しい。世の中、怪しい顔が多すぎる。頭の中でアラームが頻繁に鳴る佐藤さんは、こう嘆く。「昔の悪者は悪者らしかった」。短文「悪者の顔」のくだりだ

◆悪者らしい顔といわれ、いくつか思い浮かぶ恐ろしげな顔がある。鋭い目つきに狂気が宿る。昭和の一時期茶の間を震え上がらせたこの人の顔は、本当に怖かった。俳優の蟹江敬三さん。先週、その名脇役の訃報が届いた

◆ドラマで人のいいお巡りさんを演じたころから、さまざまな役をこなすようになる。映画「蒲田行進曲」の軽薄な監督、地味な刑事。記憶に新しいのは朝の連続ドラマ「あまちゃん」の祖父役だろう

◆何を演じても人間くさく、生身の人を感じさせた。いろんな顔を器用に表現するのにどの役にも、蟹江敬三という存在がにじみ出る。蟹江さんの悪者、蟹江さんの刑事、蟹江さんの祖父。ほかの配役は、もう考えられない

◆「生きることは一筋がよし寒椿(かんつばき)」。映画監督で、俳人でもあった五所平之助の作。役者一筋の仕事師の顔が重なる。【正平調】

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 ふと、江戸時代中期に京で塾を開いていた儒学者「伊籐仁斎」の話を思い浮かべました。

○仁斎はつねづね門人に、「自分の顔に責任をもちなさい」「顔づくりは、気持ちづくりです」と言った。つまり、精神の持ち方が人間の顔を左右するというのである。門人の中には、「そんな馬鹿な」と呟く者もいたが、仁斎は固く信じていた。仁斎自身非常に高貴な顔をしていた。

○仁斎は京都の大工職人の息子だった。ところが、道で行き交う人々は必ず、「お公家さまがお通りになる」といった。それほど仁斎の顔は上品だった。あるとき、馬に乗って通行中の京都所司代が、思わず飛び降りて仁斎に深々とお礼をしたことがある。伊藤仁斎と知ってのことではない。身分の高い公家と勘違いしたのだ。

○そんなことがあっても仁斎はけっして自慢はしない。ただ、「顔はその人間の精神の持ち方によって美しくもなり、醜くもなる。だから、いったん美しくなったからと言って安心はできない。気持ちが汚れれば、顔のほうもすぐ醜くなってしまう」と言っていた。仁斎の子息 伊藤東涯も父に劣らず譬えようもなく美しく輝いていた。

 かく言う〝珍念〟顔は童顔で人なっこい明るい? 善人のように見えますが心が悪しき煩悩に覆われて真っ黒です。
深く反省し、恥じています! 願わくば「伊籐仁斎」に肖りたい・・・ 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

23分間の奇跡

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  「みなさん、おはよう。きょうからみんなの先生ですよ」。新しい女性教師の授業は、午前9時きっかりに始まった

▼先生は不安げな子どもたちの前で歌をうたう。草原の迷子を救うために、馬に乗った男が現れて、道しるべの星を指さす歌詞。「何事も進む道さえ分かれば、怖いことなんてないのよ」。先生の言葉に、みんなはちょっと元気になる

▼児童の心は巧みに操られ、新しい国の“指導者”に忠誠を誓う。「お父さんやお母さんも学校に入り直して、考えを直した方がいい」とまで思う。授業はひと区切りついた。教師の腕時計の針は9時23分を指していた―

▼ジェームズ・クラベル著、青島幸男訳「23分間の奇跡」(集英社文庫)。戦勝国の教師が児童を洗脳するという設定に、敗戦後の日本を重ね合わせて読む人もいるだろう。が、著者が描こうとしたのは、もっと普遍的な「教育」の“魔力”だ

みずみずしく柔らかい心ほどたやすく染まる。そして、国民を自分たちに都合のいいようにコントロールしようともくろむ政治家は、例外なく、やっきになって「教育」に介入する。それは歴史が証明している

▼安倍政権は愛国心や道徳を指し示し、沖縄県竹富町の住民が自らの子どもにふさわしいと信じる教科書を使わせまいとしている。「戦後」から脱却した先に待つのは「戦前」「戦中」であり、それに備えろ、といわんばかりに。<卓上四季>

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「23分間の奇跡」最も参考になったカスタマーレビュー まるで手品を見せられたような…

 教育とは、国家とは、自由とは何か?ある小学校へ新任の女教師がやってきて、そして起きた驚くべき23分間のドラマ。小学生にも読めるようなやさしい文章で、恐るべき問題をつきつける衝撃の物語。

 この物語に初めて接したのは、テレビドラマだった。その後気になって、原作となったこの本を近所の図書館で探して読んだ。それ以来、たまに読み返したい!と思えるような数少ない書籍のひとつとなった。

 怖さを強調することなく、怖さや恐怖を演出する手法は、読んでいて、ゾクゾクするレベルだ。ラストシーン、まるで品のいい手品をみせられたようにストンと心の底に落ちる感覚は、何なのだろう。恐怖とはまた違う、胸の底をカリカリするような感覚だ。

 この作品が描かれた頃に比べて、現代は情報が遮断されず、洗脳や偏見が起こりにくい時代だと思われている。しかし、洗脳とは情報の遮断によってされるものではない。この作品は、群集心理の怖さも教えてくれる。

  twitterやSNSが生活に入り込んでいる現代こそ、群集心理について描かれた本作を読んでみることをお薦めする。

◆人格と知力と哲学とー人間性の全体を編頗なく伸ばし、完成させゆく教育があってこそ、他のいっさいが生かされていく。人間教育を伴わない政治、経済、科学、宗教等は、人間を抑圧する結果となる危険性がある。

◆教育を基本にしてこそ、人間は人間としての証を示すことができるのである。と、恩師は綴った。

 これ以上は『蛇足』なのだ \( ^∇^)/θ☆ わ~い!

商品名は「こぼしにくい器」

    Aeru                                 

      矢島 里佳さん 株式会社和える(あえる) 代表取締役
      (あえる)ホームページ  http://aeru.co.jp/
      矢島里佳(Rika Yajima) facebook個人ページ
       https://www.facebook.com/RikaYajima





「次の出荷は5月の下旬」。販売元のホームページに、そう表示している食器がある。
生産が注文に追いつかないのだ。底の平らな茶わんや深めの皿のような器が、3点セットで3000円台から5000円台。決して安くはない。想定する使い手は6歳までの幼児だ。

▼商品名は「こぼしにくい器」。内側の上部をちょっとした出っ張りが一周しており、そこで食べ物を押さえればスプーンに載せやすい。生産には手間がかかる。手づくりするのは各地の漆器や陶磁器の職人たちだ。漆器の場合、ふつうなら木を削るのにカンナ2本で済む。この器は形が複雑なので5本を使い分けるそうだ。

▼企画・販売する「和(あ)える」は、矢島里佳さん(25)が慶大卒業と同時に立ち上げた会社だ。中学で茶道、華道を習い伝統工芸に引かれた。大学に通いながら職人を訪ね歩き、週刊誌に記事を書く中で、安い物に押され職人も減っていると知る。技を守るには理解者を増やすこと。それには早くから本物に触れることだ――。

▼こうして伝統技術で作る幼児用品というアイデアが生まれた。ただしこうした技は本来、高級品のためのもの。突飛(とっぴ)な思いつきに協力してくれたのは取材で出会った職人たちだった。今では有名百貨店も和えるの品を扱う。夢を持つこと。出会いを大切にすること。矢島さんの軌跡は同世代の人たちにも参考になりそうだ。  【春秋】

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Copibe

    毎日が日曜日の筆者は、朝一番に全国紙・地方紙の
    【コラム】を拝読しています
    『いずれ菖蒲か杜若』(いずれあやめかかきつばた)
    コラムニストの筆致は素晴らしい!
     これ以上は『蛇足』なのだ・・・・

「進みながら強くなる」

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 原稿の締め切りが近いが、どうにも筆が乗らない。そんなときは、1行でも2行でもいいから書き出してみる。腕の動きにつられて、文章が頭に浮かんでくる

▼勉強は「強いて勉める」と書くように、進んでやる人はあまりいない。これも、はかどらせるコツは、まず机に座ること。歴史学者のトインビー博士が、毎朝9時ごろには必ず机に向かうことを日課にしていた話は有名である。何事も、やってみる、動いてみることで、開けること、身につくことがある

▼事業の失敗で大借金を抱えた作家のバルザックは苦境を乗り越えたとき、あるラテン語を標語にしていた。「進みながら強くなる」

▼仏文学者の鹿島茂氏も、この言葉に出あい、執筆の準備ばかりにこだわって苦しんでいた自分の励みにしたという。「完璧主義で、強くなってから進もうと考えて下準備ばかりしていたのでは、強くなったと思ったときには、もうすべてが終わっている」と(『忘れられない、あのひと言』岩波書店)

▼友の温かな言葉に勇気をもらった,恩師の言葉がその後の人生を変えた,先輩の痛烈な言葉が目を覚ましてくれた──各界で活躍中の60人が,心に残る「忘れられないひと言」を短編エッセイに綴る.「ひと言」に込められた優しさや思いやり,人との出会いや心のふれあいの素晴らしさ.読むほどに心が温かくなる珠玉のエッセイ集.

▼仏道修行における「菩薩行」も、それに通じるものがあろう。自分も苦悩を抱えながら、悩める他者のために動き、語り、自他共の成長へ進む。「強くなってから進む」より、「進みながら強くなる」のが創価の生き方である。【名字の言】

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Miltuo
珍念の{我田引水}かも知れませんが、お気に障ったらお許しください。

珍念、21歳の時、北海道にいるとき、池田大作先生の振る舞いに感激して鈴蘭の花を、送りました、そのお礼に先生から激励の伝言と会長講演集・9・10巻を戴きました。本を拝読して心が躍動しました。




 ちょうど、子どもが母親を求めるように、先生の所に行き本のお礼と決意を述べました。先生から・大激励を受けお土産まで戴き感動しました。ある時・失業して苦悩のどん底の日々のとき、記念撮影のおり、先生から再び激励を受け、小説「人間革命」第4巻を戴き自分の不甲斐なさを、猛反省しました。【光陰矢のごとし】 あれから50年 心に残る「忘れられないひと言」でした。

 池田先生の偉大さは、無名の一青年の珍念との出会いも、著名人や、要人、外国の首相、大統領とも・・わけ隔てなく 同じ態度で接していられます・・また未来を託す子どもたちとも・・お会いされた方たちが 異口同音に先生の人間性に触れて、感動されています!無智・無教養の珍念でも、心が輝き躍動します。

☆ アメリカ民主主義の先駆者・・ホイットマンの詩を思いだしました。大事なこと・それは今・ ここにある人生であり・ここにいる人々だ。

何よりも大切なことだ。 どこかではない・ いっかではない・大事なのは、「今ここ」である。「今ここ」にいる人々である。

あ・・また能書きを・・・ ( ^ω^)おっおっおっ彡 きえます・・ぅう

「わすれな草」

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 わが家の狭い庭に咲いたアネモネを見ていると、どういう訳か「わすれな草をあなたに」の歌が浮かんできた。木下龍太郎が作詞したこの歌は、労音や歌声喫茶で人気になり、梓みちよや倍賞千恵子、菅原洋一らによってヒットした。アネモネとは何の関係もないが「わすれな草」という花の名が強く印象に残っている。

 ▼この花は日本各地に群生しているので、在来種と思われがちだが、れっきとした外来種。明治時代に園芸業者がヨーロッパから輸入し、1905年に植物学者川上滝弥が「勿忘草(わすれなぐさ)」と名付けた。命名にはドイツ民話として伝わる悲話が隠されている。

 ▼騎士ルドルフはある日、恋人ベルタとドナウ川のほとりを歩いているときかれんな草花を見つけた。それをベルタに贈ろうと足元の悪い川辺に降り、花を手折ったそのとき川に転落。やっとの思いで花を岸辺に投げ上げたが、ルドルフは「わたしを忘れないで」と叫びながら大河にのまれていった。ベルタはそれを墓前に植え、一生自身の髪に飾り続けたという。

 ▼この話をウィルヘルム・アレントが詩にし、上田敏が「わすれな草」というタイトルで「流れの岸のひともとは、美空の色の水浅葱(みずあさぎ)、波ことごとく口づけし…」と訳し、1905年『海潮音』に収録した。

 ▼4月は花の季節。華やかに彩られた花ばかりという印象もあるが、このような悲恋の物語を秘めた花もある。 【水鉄砲】

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 花言葉(はなことば)は、象徴的な意味を持たせるため植物に与えられる言葉で、一般に「バラの花言葉は愛情」のように植物と単語の組み合わせで示される。日本では、主に西欧起源のものを核として様々なバリエーションがあり、花をつけるものだけでなく、草や樹木にも花言葉が考えられている。花詞とも表記される。

Photo_3    ダリア ハミルトン  

   花言葉:華麗・優雅・威厳・感謝。 
拙い〝珍念〟のブログを、ご覧
   いただき、感謝しています・・・・

「画期的発見」

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 十八世紀末、フランス国王ルイ十六世は、当時注目を集めていた「画期的発見」の真偽を確かめるよう、科学者たちに求めた

▼天体から発して神経などに作用する「動物磁気」なるものがあって、その乱れで病は起きる。そんな説を提唱した医学者メスメルが、磁気を使った治療の実演を繰り返し、世間を驚かせていたからだ

▼検証にあたった科学者らは、この医学者の治療法を再現してみた。ぜんそくの患者に「磁気を帯びた木」を抱いてもらうと、なるほど発作が起きた。だが実は、これは磁気など帯びさせぬただの木。再現実験で確かめられたのは「プラセボ(偽薬)効果」だった

▼「薬と思って飲めば、かたくり粉も効く」とはよく言われるが、確かに病気によっては偽薬が驚くほど効果を発揮するそうだから、「景気の気は、気分の気」と言われる経済ならなおのことかもしれぬ

▼黒田東彦総裁の下、日銀が「異次元緩和」に乗り出して一年。株価は上がり、デフレ脱却も…とは聞くものの、上がったのを実感できるのは、物価と税金だけ。痛みが増した気すらするのは、どうしたことだろう

▼しばらく前の『日経サイエンス』誌に「プラセボ効果の脳科学」なる興味深い記事が載っていた。医師が痛みを訴える患者に共感して、きちんと向き合えば、偽薬の効果も増すというのだ。さて黒田医師、安倍医師の手腕は如何(いかん)。【中日春秋】


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「だまされる脳」・・・ 

◆プラセボ効果として知られる偽の治療が驚くほど効くことがある。例えば,うつ病に対する偽薬の効果が,抗うつ剤を使う場合の80%を超える例がある。偽薬は,脳において期待や注意,情動をつかさどる各回路を働かせている。将来,医師たちは日常的に偽薬を使い,承認薬や治療法の効果を増し,場合によっては偽薬がそうした薬剤や治療法に取って代わるかもしれない

◆現実にはありもしないものが見えたり,非合理な考えを正しいと思い込んだりしたことはありませんか? 人間の脳の情報処理では,時にそうした誤りを招きやすいことがわかってきました。

『日経サイエンス』誌、2月号の巻頭特集のテーマは「だまされる脳」。
超常現象や陰謀論に関心のある方にはおすすめです。物理関係では,場の量子論を扱った記事が読み応えがあります。

☆仏典に『袋汚くても 黄金を捨てることなかれ』の名言がある。
袋入れ物(外観)が汚いからと・・中身の黄金まで捨てる愚かさを仏典では戒めています。実は 私たちは服装や学歴、肩書き、財産、などで人物を判断する傾向がなきしも、あらずですが!
 悪しき煩悩に揺れ動く〝珍念〟恥じている。 (´;ω;`)ウウ・・・

「悪意のない間違い」 (@_@;)

1      馬鹿も、ほどほどにせい!

     「あちっ」。熱いものに触れれば、やけどをする。
    それなら分かるが、たいして熱くないもの、例えば
    湯たんぽに長い時間触れていても、やけどをすることがある





◆この「低温やけど」を、エッセイストの外山滋比古さんが、時間をかけて実を結ぶ例として取り上げている。ひらめきだけで、物事をなすことができるのは天才だけ。凡人はゆっくりじっくり、やるのがよろしい。時間の作用を説いた面白い比喩である

◆気持ちよく湯たんぽに当たっていたら時間とともに、やけどがひどくなってしまった。そんな本来の低温やけど、それも大やけどの症状を見る思いで先日、STAP細胞をめぐる会見の中継を見た

◆理化学研究所の調査委員会が、STAP細胞の論文について、改ざんと捏造(ねつぞう)があったとの最終報告をまとめた。もっとも、筆者は「悪意のない間違い」とのコメントを出している

◆悪意がなかったとしても、データ切り貼りの大胆さはどうだろう。過去にも気軽に同じことを繰り返してきたのでは、といぶかってしまう。3年間の実験記録がノート2冊というのも、世紀の大発見の資料としてはあまりにお粗末

◆理研ではSTAP細胞の再現に取り組む。論文はともかく、これまでの実験が実り、外山さんの「低温やけど」の例のように果実が得られればいいが。【正平調】

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  これ以上は『蛇足』・・・・

「十年一剣を磨く」

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  「十年一剣を磨く」という言葉は、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」を詠んだ頼山陽の詩の中にあり、そこから広く知られるようになった。長く鍛錬を積み、忍耐強く、力を発揮する機会を待つ生き方をいう

▼『天才!』(マルコム・グラッドウェル著、講談社)という本を読んでいると、「世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要」とある。1万時間は、1日に3時間以上を練習に充てると、およそ10年となる計算。頼山陽の言葉も、あながち当て推量ではないと思った

▼中国の伝統演劇である京劇にも、「舞台の三分間を支えるのは十年の稽古」という言い方があるそうだ。名優の評価を確固たるものにしながら、40代半ばで歌舞伎の道に入った香川照之さんが、著書『市川中車 46歳の新参者』(講談社)の中で紹介していた

▼芝居の稽古を始めて、その厳しさに五臓六腑をちりちりと萎縮させ、身をすくませる思いがする。しかし、その苦しみも、自分だけが味わえると思えば、楽しくさえある――その言葉を励みに取り組んでいる、と

▼一度決めたら貫く。一事を貫くことで、万事に通じる力がつく。ここに人生の妙もあろう。新年度が始まった。一歩を踏み出す時である。【名字の言】

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  『三日坊主』の〝珍念〟穴があったら入りたい!


穂積橋の光と影

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       穂積橋                                              穂積 陳重

 宇和島藩士にして国学者である穂積重樹の子、穂積陳重(ほづみ のぶしげ)は日本初の法学博士である。

◆明治初期に西欧で法学を修め、帰国後は東京帝国大学法学部長や貴族院議員等を務める傍ら民法整備にも努め、また大津事件(ロシヤ帝国皇太子の暗殺未遂事件で、政府首脳は犯人の死刑を求めたが司法側は法にのっとって無期懲役としたため、日本が近代法冶国家であることをかえって国際的に示した)では彼の助言が大きく影響するなど、明治新国家形成に深く関わった。

◆その穂積が帝大教授だったころ、鳥取出身の法学部卒業生が就職してすぐに仕事を辞め、ぶらぶらしていた。名を尾崎秀雄といい、文学好きの酒飲みである。ある時、尾崎が穂積に今後の身の上を相談したところ、穂積は保険業界を勧め、また郷里の実業家の推挙もあったため彼は保険会社に再就職した。

◆しかし、職場の人間関係を築けず、酒の失敗も増えて結局は退職し、朝鮮半島を経て中国東北部まで赴いて再起を期すが胸膜炎を患い、帰国を余儀なくされる。

◆日本に戻った後は妻子と別れて托鉢や寺の雑役に従事し、京都や須磨の寺を転々とする中「放裁」の名で自由律俳句雑誌に投句し続けた「(こんなよい月を一人で見て寝る)等」。しかし、いずれの地もうまくいかず、疲れはてた彼は小豆島の庵に辿りつき、海を見て死にたいと願うようになった。

◆島の人々と関係を築けないまま体調を壊し、事業自得に近い孤独と老衰の中、作品は光芒を放ち始める。「爪切った指が十本ある」「咳をしても一人」。ついに大正15年4月7日、尾崎放裁は41歳で亡くなったが、くしくも帝大時代の恩師である穂積陳重が71歳で大往生を遂げたのも同日だった。

穂積の郷里である宇和島市は功績をたたえて銅像を建てようとしたが、彼は生前より「銅像にて仰がるるより万人の渡らるる橋になりたし」と固辞したため、市は辰野川の橋を改築して「穂積橋」とした。実際に訪れると橋はコンクリート製の小さな橋で、脇には由来を記した石碑がある。

◆明治国家を担った法学博士と、自滅するように世を去った自由律の天才。対極の人生を歩んだ二人を想いつつ、橋の欄干に何げなく手をのせると、ひやりとしていた。<四季禄>(青木亮人)

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  かく言う、珍念 『関心上手の行い下手』なのだ!
  これ以上、減らず口を叩くと【閻魔さま】から・・・・・

睡眠時間

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  ナポレオン               アインシュタイン

 ナポレオンは三時間、アインシュタインは十時間だったといわれる睡眠時間。でも、日本の成人は「六時間から八時間が妥当」とのことで、ひと安心。十一年ぶりに改定の厚生労働省の睡眠指針。

 勤労世代の睡眠不足は生産性を下げ、事故やヒューマンエラーの危険性を高めると指摘。で、作業能率の改善には「午後の早い時間に三十分以内の昼寝」が効果的と推奨。え、本当に寝ていいの?

 クマやカエルは冬眠、コウナゴは海底の砂にもぐって夏眠、と睡眠の形はそれぞれ。われら人間は春眠、暁を覚えず、と行きたいところだけど、今日から8%とか考えると、快眠とはいかないか。
【夕歩道】

Raburabu

 

  天然呆けの〝珍念〟(緋色の脳細胞)は、いっも寝ています・・・・

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