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『愛酒楽酔』 (@_@;)

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 山田太一さんが脚本を手掛けた往年の人気ドラマ『ふぞろいの林檎(りんご)たち』に、いやーな上司が出てくる。新人の中井貴一さんを飲みに誘っては説教を垂れる。仕事中も何かといびる。亡き室田日出男さんが絶妙な演技を見せていた

▼中井さんがちょっとたてつくと、怒る。「お前の今しようとしていることは、日本の経済を支えている体制への反逆だよ。現代日本のヒエラルキーの否定だよ」。嫌みな男だが、サラリーマンの悲哀も漂わせて、あのドラマを忘れ難くした

▼きのうの本紙に新社会人の意識調査が出ていた。6割超が上司と酒を飲みに行く理由を「仕事の延長」と考えていた。一方、上司側は「酒を飲む雰囲気が好きだからだろう」。上司と新人部下、意識の落差がくっきりだった

▼世界的な醸造学者坂口謹一郎の歌文集『愛酒楽酔』に<酒という気まぐれものにだまされてひともめいわくわれもめいわく>。仕事の後の一杯が「部下も迷惑、上司も迷惑」になっては少々寂しい

▼わが勤め人生活を振り返ってみれば、上司との酒席は数えきれず。人生の師と呼べそうな敬愛すべき上司がいて、一方では単に粗暴な酒乱もいた。酒席もまた人生の得難い勉強の場。わが『ふぞろいの上司たち』に出てくる面々の思い出が今は何とも懐かしい。【河北春秋】

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最も参考になったカスタマーレビュー  By 街道を行く

 サザンオールスターズの曲が使用され、放映当時絶賛された山田太一さん脚本のTVドラマです。時間が経って改めてみますと、サザンの歌同様作品自体も新鮮に感じられました。就職活動のエピソードが加わってくるのですが、大学生の視点で捉えられていて懐かしさすら感じてしまいます。

 卒業をなさって、今社会人となっている人が見ればきっとそう思うのではないかと思います。実社会の重みや澱みがわからない大学4年生の頃の自分の言った言葉を思いだすかもしれませんし、高橋ひとみさんに心を乱される中井貴一さんにいつかの自分をみつけるかもしれませんよ。
本当に素晴らしい作品です。

 『百聞は一見に如かず』 減らず口の〝珍念〟口を閉じます・・・・モジモジ(。_。*)))

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