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2014年2月

法匪によるカネミ判決

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  法匪(ほうひ)とは「法律を絶対視して人を損なう役人や法律家をののしっていう語」(広辞苑)である。品格を重んじる小欄が誰かをののしることなど決してないが、今回に限っては、「人を損なう法律家」を法匪と呼ぶことに躊躇(ちゅうちょ)はしない

▲カネミ油症患者らが原因企業のカネミ倉庫を相手取った損害賠償請求訴訟の控訴審で、福岡高裁の裁判官が、請求権は損害発生時から20年で消滅という民法の「除斥期間」を適用し、「原告らの訴える権利は消滅している」として一審判決を支持、控訴を棄却した

▲原告は驚き、怒っている。判決が除斥期間の起算点を、カネミ食用油の摂取時に置いたからだ。患者がただ苦しみ、途方に暮れていた時期である。常識的にみて、国が患者を油症と認定した時点以外に起算点はありえない

▲それを「油症発覚直後に訴訟を起こさなかったから時間切れ」と言い放つ判決は、法律を絶対視し、患者切り捨ての道具として乱用した法匪の判決と批判されて仕方あるまい

▲海に突き落とされて溺れかかり、やっと浮輪にしがみついた人を見て、「しがみつくまでに時間がかかり過ぎたので助けてはならない」と、再び海に放り出すような判決だ。突き落とした原因企業も、浮輪を投げるのに手間取った国も免責しながら、である

法律は何のためにあるのか。人のためにある。それを確認するところから、裁判をやり直すべきだ。 <水や空>

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  ふと、シェイクスピアの「ベニスの商人」と(大津事件)が、脳裏に浮かびました。









 あらすじ ユダヤ人の高利貸シャイロックは、日ごろ憎んでいたベニスの商人アントニオに3000ダカットのカネを貸した。ところが、貿易船が帰港せず、アントニオは返済不能になってしまう。アントニオがシャイロックと交わした契約書には、「もし期日までに返済できなければ、胸の肉1ポンドを与える」という文言を入れていた。

 ☆シャイロックはただちに裁判所に訴え、契約の履行を迫る。アントニオの窮状を見かねた知人が代わりに返済しようとしたが、シャイロックは「すでに契約の期日は過ぎている」と言って、カネを受け取ろうとしない。

      裁判所は契約書どおりに肉を切り取ることを許可した。シャイロックは裁判官を
      誉め称え、さっそくナイフを取り出し、アントニオの肉を取ろうとした。そのとき裁
      きを裁判官が、「契約書には1ポンドの肉とはあるが、血のことは書いていな
      い。もし一滴の血でも流そうものなら、所有地も財産も没収する。また、肉が1ポ
      ンドより多くても少なくても相成らぬ」と宣告した。

      (大津事件)は、1891年(明治24年)5月11日に日本を訪問中のロシア帝国皇太
      子・ニコライ(後のニコライ2世)が、滋賀県滋賀郡大津町(現大津市)で警備に
      あたっていた警察官・津田三蔵に突然斬りつけられ負傷した、暗殺未遂事件で
      ある。

      当時の列強の1つであるロシア帝国の艦隊が神戸港にいる中で事件が発生し
      まだ発展途上であった日本が武力報復されかねない緊迫した状況下で、行政
      の干渉を受けながらも司法の独立を維持し、三権分立の意識を広めた近代日
      本法学史上重要な事件とされる。裁判で津田は死刑を免れ無期徒刑となり、日
      本政府内では外務大臣・青木周蔵と内務大臣・西郷従道が責任を負って辞職 
      し、6月には司法大臣・山田顕義が病気を理由に辞任し 件によって顕在化した問題。  

  
              裁判権の独立

      ロシア皇太子の来日前に、ロシアと日本の間では、ロシア皇太子への不敬の所
      業に対して皇族に関する刑法規定を準用することが秘密裏に取り決められてい
      ました。大審院長であった児島惟謙は、この取り決め存在を知らされていました
      が、津田に対して刑法116条(「天皇・三后・皇太子に対し危害を加え、または加
      えんとしたる者は死刑に処す」)ではなく、通常謀殺未遂を適用するよう担当判
      事を説得し、その結果、大審院は津田に無期徒刑の判決を下しました。

      この津田に対する量刑を確定する過程は、当時の日本において、政府からの
      司法権の独立の確立に大きく寄与し、その意味で大津事件にまた新たな意義
      を付け加えることとなった。

      法律は人を守るためにある! この石頭・・・・ \(*`∧´)/      

夫婦の仲

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     「過ぎし年月の物語」の賢公(ヤロスラフ)

 


 豊かな穀倉地帯に、ある夫婦が暮らしていた。でも、どうも仲がよろしくない。収穫し残したキビをどちらが刈り取るかでもめる。隣家から借りてきたフライパンをどちらが返しに行くかでも、互いに譲らない

▼冬の間ずっと、けんかをしていたら、とうとう泥棒に牛や荷車を盗(と)られてしまった―。ウクライナの民話にあった。酷寒や乾燥の地とは異なり、豊穣(ほうじょう)な大地は誰もが欲しがる。黒海に注ぐ大河ドニエプル川の流域は遠い昔、騎馬民族スキタイが繁栄を謳歌(おうか)した後も諸民族が覇を競った

▼東スラブ最初の歴史書とされる「過ぎし年月の物語」が記すキエフ・ルーシ(ウクライナの前身)の賢公(けんこう)ヤロスラフ(在位1019~54年)による息子たちへの遺訓が印象的だ

<汝(なんじ)らが紛争と内乱に生きるなら、自ら滅び父祖の土地も失うだろう>。冒頭の民話は、民族史に刻まれた“内輪もめ”への戒めを、庶民の言葉で分かりやすく伝えてもいるのだろう

▼多くの死傷者を出したウクライナの混乱は、親欧路線の野党側が首都キエフを掌握し、親ロシア政策に傾斜していたヤヌコビッチ大統領を権力の座から引きずり降ろした

▼が、事態は予断を許さない。ソチ五輪で“大国ロシア”を世界に誇示したプーチン大統領が黙っているのか。「平和の宴」は幕を閉じたが、「和平」に向けた国際社会の真価が問われるのはこれからだ <卓上四季>

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     で、具体的な{方法}を愚者に、ご教示下され~い!
     かく言う〝珍念〟『前車の覆るは後車の戒め』
     肝に銘じて、人生のゴール目指して邁進したい。

「公害」「香害」

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 「公害」。大気や水質汚染など、主に企業活動で自然を破壊し、公衆に悪影響を与えること。大きな社会問題になるのは、今も昔も変わらない

▼「光害」といえば、ネオンなどの過度な照明を指す。星空観測に迷惑などともされるが、何より生態系に深刻な影響を及ぼすとなれば無視はできない。ふ化した亀が、ネオンを月の光と間違えて海と逆方向に向かい、死んでしまうことがあるのは先に紹介した

▼そして「香害」。柔軟剤や香水などのにおいを不快に感じたり、体調不良を訴える人が増えているという。専門家は、相手との関係次第では話したほうがいいというが、体臭のことだと誤解される可能性もあるため、傷つけない配慮も求められる。繊細な問題ではある

▼一方、「香水をまとう側は、自分が好きな香りを周囲も好むとは限らないという認識が必要」との指摘には、納得する人も多いはず。「同じにおいをつけ続けると、自分でにおいがしなくなってしまう」というから、本人の嗅覚への影響も心配だ

▼もうすぐ別れの月を迎える。出会いの季節も待ち遠しい。日々の生活はもちろん、思い出に残る式などの大切な場で香害の加害者にならぬよう、何より季節の香りを邪魔しないように春を待ちたいものだ。 <編集日記>

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Uhyou          旨い このコラム 『言い得て妙』です!
         かく言う〝珍念〟その場の空気を読めない堅物なのだ。
         深く反省し、恥じています。

    

 

本には神様が住んでいる

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 椎名誠さんのデビュー作『さらば国分寺書店のオババ』(一九七九年)は古本屋のオババと若き日の椎名さんとの「対決」を描いた「昭和軽薄体」の代表作である。オババが時に腹立たしくも魅力的である

▼立ち読みの若い客を容赦なく叱る。無礼な客には「二度と来るな」と罵倒する。怒りにはもちろん理由がある。一冊一冊がわが子のようにかわいい。本をぞんざいに扱う人間が許せないのだ。本には神様が住んでいるとオババがいう。「昔は、またいだだけで叱られたもんだ」

▼オババならすすり泣くだろう。東京都内の図書館が所蔵する「アンネの日記」と関連本が切り裂かれた。ユダヤ人迫害の日々を描いた本の被害は、三百冊を超える。誰も死んでいない。「紙」が破られたにすぎない。それでも事件に身を引き裂かれるような痛みを感じるのはなぜか

▼どんな本も人類の「記憶」である。人が生きた証し。切り裂かれたのは紙ではなく、それはやっぱり人であり、心なのだ

▼レイ・ブラッドベリの『華氏(かし)451度』は本の所持を禁止した世界を描く。題名は本が燃える温度。本という記憶、記録を許さぬことで市民を支配する国家。本を守ることは、人類を守ることである

心配なのは、本を破った「君」である。なぜ黒い心に支配された。「どうして」。裂かれても笑ったままのアンネ・フランクの写真が尋ねる。【中日春秋】

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   『怒髪天を衝く』 この痴れ者め!
   そうゆう輩はXXに処すべきだろう



板津忠正さん

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 1945(昭和20)年5月。板津忠正さんは、爆弾ごと敵艦に体当たりする特別攻撃(特攻)で出撃した。しかしエンジン故障で機は不時着。2度目は大雨で中止に。次の予定は8月15日。出撃命令は下らなかった

▼「生き残ってしまった」ことに罪悪感さえ背負いながら、特攻隊員の遺族を訪ね歩いた。「なぜおまえは生きているのかと、遺族から責められるのを覚悟していた。でも『よく来てくれた』と家族のように喜んでもらえた」。以前、そんな話を伺った

▼一軒一軒回って集めた遺品や写真は、知覧特攻平和会館(鹿児島県)の礎となった。今月、一部を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請。世界の財産にする取り組みが始まった

▼「母」「母上様」「かあさん」。呼び名一つで文章は表情が変わる。隊員の心情や死生観は、現代の私たちには容易に想像が及ばない。遺書や遺品を的確な翻訳で世界に伝えられるか。試練も多いだろう

家族への思いを断ち切り、祖国を守るために殉じた若き隊員たち。館から平和への願いを発しても、国が武力行使に道を開くような論議をしていては説得力もうせよう

▼板津さんは89歳。今もお元気だ。「わが身亡きあと、家族・国の行く末を思い残した特攻遺書が世界記憶遺産に登録され、世界の恒久平和に貢献することを切に願っています」との一文をつづっている。いま一度胸に刻みたい。【西日本春秋】

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 〝珍念〟感動しました! これ以上は『蛇足』・・・・・

<ぼくのゆめは……>

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 奈良少年刑務所の受刑者たちの詩集「空が青いから白をえらんだのです」(長崎出版)が世に出たのは3年余り前のことだ

▼ここで更生教育に携わる作家の寮美千子さんが、授業の中で生まれた詩57編を選び本にした。一人一人の閉ざされた思いがまっすぐな言葉になってあふれ出た、前例のない詩集である。後に文庫にもなったので、読んだ方もおられよう

▼その刑務所を訪ねる機会があった。明治期に完成した五大監獄の一つ。冷暖房のない寮舎の中で520人ほどが規則正しい生活を送り、出所の日を待つ。平均26・5歳

▼黙々と刑務作業にあたる姿に詩の一編が浮かぶ。<恩返しなんて おれにはできひん もらったもんが大きすぎるから 恩返しなんて おれにはできひん でも 悲しませることは もうせえへん もうせえへんよ おかん>

▼教育専門官からこんな話を聞いた。受刑者が立ち直る上で最も大事なのは、弱音を吐き、健全に甘えるようになることだと。心の扉を閉ざしてきた生い立ちを思いつつ「彼らは加害者であると同時に被害者でもあるのではないか」と書いた寮さんの言葉を反すうする

▼詩集にはこんな作品もある。<ぼくのゆめは……>。たったそれだけの詩だ。書けなかったけど、本当は「競艇選手」と書きたかったそうだ。【凡語】

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Naku

 感動しました・・・・

失望の失望

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    「反対の反対は賛成なのだ」

 

 




 振り返ってみると、数学に苦しむようになったきっかけは、負の数との遭遇だった。マイナスにマイナスを足すと「マイナス」なのになぜ、マイナスにマイナスを掛けると「プラス」なのか

▼その訳を習ったような気もするが、心にすとんと落ちないまま、「そういうもの」と自らに言い聞かせてやり過ごした。文豪スタンダールは、「負の数とは借金」との説明を聞いて、「そうなると、借金掛ける借金は財産になってしまう」と悩んだそうだ(小島寛之「数学でつまずくのはなぜか」講談社現代新書)

▼この本では、故赤塚不二夫さんのマンガ「天才バカボン」のパパのせりふ「反対の反対は賛成なのだ」が、負数同士の掛け算の理解につながると教えてくれるのだが…

▼さてそれでは「失望の失望」は―。どう考えても「希望」という答えを導き出せそうにない。安倍晋三首相の靖国神社参拝に「失望」を表明した米政府に対し、今度は首相補佐官(自民党参院議員)が、「むしろわれわれが失望だ」と言い返した

▼動画サイトで“堂々と”世界に向けて発信したが、火消しに走る官房長官に注意されて、動画を削除し、発言も撤回したそうだ。NHKの会長といい、一部経営委員といい―。首相は“失点者”で周囲を固めるのが趣味なのか!

▼ 「失点に次ぐ失点は得点になる」という都合のいい算術があるなら教えてほしい。 <卓上四季>

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Mato       

          旨い! このコラム『的を射る』
         かく言う〝珍念〟の灰色の脳細胞は冴えません。
         【下手の考え休むに似た ・・・・

「あなたにも、起こるかもしれない話なのです」

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  古い怪奇映画なんかのおしまいにこんなナレーションがよく入る。「あなたにも、起こるかもしれない話なのです」。現実かもと警告する。これが実に怖い

▼「あの鉛色の物体がいつあなたの庭に落ちてくるかもしれないのです。明日、目が覚めたら、まず庭をご覧ください」。「ウルトラセブン」の「緑の恐怖」。おびえた記憶がある。庭を見ろ。具体的な指示が一層怖さを強める。そんなはずはない。でも

▼<多喜二忌や糸きりきりとハムの腕>秋元不死男(ふじお)。二十日は『蟹(かに)工船』の作家小林多喜二の忌日である。一九三三年二月二十日、特高警察に逮捕され拷問死した。軍国主義に反対する危険思想の持ち主。そんな理由で人が殺される。わずか八十一年前のことである

▼<糸きりきりとハムの腕>。「きりきり」という、オノマトペ(擬音語)が醸す恐怖。小林が死んだ八年後の四一年に秋元も新興俳句弾圧の京大俳句事件で特高に検挙された。きりきりは自分の痛みでもあろう

▼前の俳号は、東(ひがし)京三。並べ替えると共産党。<冬空をふりかぶり鉄を打つ男>。鉄は資本主義。それを打つので革命だ。いずれの特高の言い掛かりも狂気である

日本は今どっちへ向かう。平和か。小林や秋元の時代か。<戦争が廊下の奥に立つてゐた>。秋元と同じ時期に摘発された渡辺白泉(はくせん)。明日、目が覚めたら、まず廊下をご覧ください。 【中日春秋】

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Uzu   このコラム『言い得て妙』である。底知れぬ、螺旋階段の恐怖が募る!

常識からの予期せぬズレ

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喜劇を書くとする。人はなぜ笑うのか。諸説ある。プラトンさんは「他人への優越感」、カントさんは常識からの予期せぬズレと考えたそうである


▼予期せぬズレ。分かりやすい例は立派な紳士がバナナの皮で、すってんと滑って転ぶ伝統的なギャグだろう。すまし顔の紳士。ヘマをしないような人物が転ぶから笑いが起きる

▼黒木夏美さんが書いた『バナナの皮はなぜすべるのか?』によるとバナナの皮で滑るギャグは誰かが突然、思いついたものではないという。十九世紀後半、米国ではバナナの皮を平気で路上に捨てていた。滑って転び、場合によっては死亡する事故が続出していた

▼冗談ではなく、一八七〇年にはニューヨークで「反オレンジの皮・反バナナの皮協会」なる団体が結成されている。バナナの皮で滑って転ぶという現実。その中でバナナのギャグがいつしか生まれ、やがて定着していった<

▼「バナナの皮」は英語では政治用語でもある。政権を悩ませることになる災いや落とし穴などを意味する。安倍首相。立憲主義を軽視した発言は言うに及ばず、意見を異にする者への憎悪むき出しの国会答弁を見るとバナナの皮が敷き詰められた道を目隠しで歩いているようである

▼滑っても笑えない。こんな調子の政治ならいずれ転んでも当たり前。笑いを生む予期せぬズレではない。どう転んでも喜劇にはならぬ。【中日春秋】
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     最も参考になったカスタマーレビュー By Lehman Packer  

           ◆裏帯に『人類の誕生以来、最もポピュラーなギャグ=バナナの皮すべり』とある。
         「たかがバナナの皮で随分と大きく出たものだ。」と評者は思ったのだが、この本に
           は、それだけ大きく出るだけの価値はある
     ◆前半部分はバナナの皮のギャグの使われ方を、現代の日本から始めて香港の
     映画 や西欧の文学と映画、 さらにアメリカの映画とアニメへと分野・空間・歴史を
     越えて広げていく  
         ◆『註』が15ページ、『人名作品』が6ページ、『作品名索引』が6ページに渡る本書
     は相当な量の文章を引用しており、著者の思いつきと想像力だけで書いたトンデ
     モ本 ではない 
          ◆最初の章はバナナの皮に限らず“笑いとは”という命題を議論している。正直書
     くと 「昔の偉い人が大真面目に笑いを論じた文章」は、評者にはそれ自体がシ
     ュールなギャグに見えて可笑しかった 
          ◆バナナの皮のギャクはもう既にお約束となってるため、観客が知っている事を
     提と したメタギャグも数多くある。中盤はベタギャグ、メタギャグ、シュールギャグ
     と、ありとあらゆる形に変形したバナナのギャグの話しである。この多様性は確か
     に、バ ナナの皮が。
        ◆他のギャグとは一線を画す、ポピュラーなギャグである事を示している。 また、
     作 家や監督がバナナの皮ギャグに加える、この+αのアイデアが面白い。 評者
     は、ネオ・チンパンジーが乗る宇宙ステーションがバナナの皮でひっくり返るSF小
     説、が読みたくなった。また、チャップリンやキートンのバナナの皮ギャグに関する
     逸話も、笑いにかけるプロの思いが伝わって来る  
        ◆黒木氏の文章は徹頭徹尾まじめな体裁をとっている。特に終盤にかけては、実
     際に、バナナの皮で滑る人が多発した19世紀終わりの社会問題や、バナナのポイ
     捨てを禁止した法律、ポイ捨ての危険性やモラルを議論するなどシリアスな展開
     をしていく。それでも評者は、黒木氏が読者を笑わせる意図で膨大な労力を費や
     したのではないか?との疑いが拭いされない。  

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   『起承転結』 お見事・・・・!

大王の目覚め

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    <奈落の海のはるか奥底にいにしえより/夢みることも
    侵されることもなく/クラーケンが眠る>
。19世紀英国の
    詩人テニスンが、少年時代に書いた詩の一節という







▼ここに出てくる<クラーケン>とは、北欧ノルウェーの海に潜むという伝説の怪獣。海面にその背を現せば、まるで島のよう。吐き出す液は海を黒く染め尽くすと伝えられるところから、正体は巨大なイカやタコとの説もある

▼昨年話題となり、今年になっても日本海各地で漁網にかかっている「ダイオウイカ」は、クラーケンの有力モデルでもある。それにしてもなぜ、謎の深海生物といわれてきた“イカの大王”が、こうもたびたび姿を現すようになったのか

▼大量に捕獲されるイカの群れに特攻隊員としての自らの戦争体験を重ね、平和への思索を深めた在野の哲学者に、波多野一郎(1922~69年)がいる

▼<開発や搾取の対象としている相手が自分と同じ実存であることを忘れるとき、無慈悲が支配する戦場とよく似た絶望が広がっていく>。宗教学者中沢新一さんは、波多野の戦争観をそう解説する(「イカの哲学」集英社新書)

▼ダイオウイカの出没は、海水温の変化で説明されているようだが、それだけか。“大王の目覚め”は、人類の無遠慮な環境破壊への抗議、あるいは、危機をあおり和解を模索しない国家エゴへの警告―にも思えてくる【卓上四季】

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Photo_2   <クラーケン>よりも、恐ろしいのは『才能ある畜生』の人間の心かなぁ!

 

「2025年問題」

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 1947年~1949年の第一次ベピー ブームに生まれた
 時代を指す。高度成長経済を引っ張つてきた人たち
 でもあるが、定年退職および、それに伴う社会保障
  費の増大が問題になっている。

 
 

 
病にかかったら入院するのが安心だ。容体が急変しても慌てずに済む。しかし、長く居続けると治療費はかさんでいく。どこかの節目で出て行かないと空きを待つ人に迷惑も掛かる

▼どこまで病院に頼るかはなかなか難しい。医療の値段を決める診療報酬が改定され、4月から新しい算定方式になる。ポイントは症状が重い患者のベッド(急性期病床)を2年で4分の1を削減する

▼「2025年問題」があるからという。団塊の世代が75歳になり医療費はいくらあっても足りない。重症受け入れに手厚く遇してきたが、これからは自宅や介護施設で、ということのようだ

▼代わりに家などを回診する在宅医療に金を振り向ける。住み慣れた地でかかりつけ医や看護師に見守られ、と聞こえはいいけれど、そんな急に進められるのか。数年前に取材で在宅医の労苦を聞いた

▼寝たきりの人を訪問しながら夜も緊急連絡に備え、自由な時間などない。がん患者が多いので痛みを和らげるモルヒネなど医療用麻薬を使う。生半可の覚悟で始められない仕事である

▼東北では公立病院などが患者を受け入れている。全国一律のそろばん勘定で、すぐに転換を求めるのは非現実的だろう。古書に「医は仁術、老を安んじ人を救う」とある。(河北春秋)

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かく言う〝珍念〟のコメントは 『蛇足』なのだ!

世の中に何が怖いといっても、暗殺は別にして、借金ぐらい怖いものはない」

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    福沢諭吉

   一万円札の顔が聖徳太子から福沢諭吉に代わり今年で30年になる。
    諭吉は借金をしないことを信条とした。「世の中に何が怖いといって
    も、暗殺は別にして、借金ぐらい怖いものはない」と自伝にある。
    当然のように「必ず返済せねばならない」からだ。

 ◆豊(ぶ)前(ぜん)中津藩の下級武士の家に生まれた諭吉は、学問に打ち込みながら家事をしたり内職で生計を助けた。兄が急死し家督を継いだ際に40両の借金があったが、父親の蔵書や家財道具を売り払い完済した。「あらん限りの苦労」に裏打ちされた先賢の人生哲学である。

 ◆国の借金が1018兆円まで膨らんだ。諭吉は天上で目を丸くしているのに違いない。自身が描かれた一万円札の束を並べると1万キロ、地球4分の1周分である。国民1人当たり800万円の重いツケは末代に回る。

 ◆アベノミクスを金科玉条に、来年度予算は過去最大96兆円の大盤振る舞いだ。税収増7兆円の大半は消費税増税分を見込む。株安不安を背景に法人税減税の議論が本格化した。家計の負担は増す一方だが、成長の果実を全国津々浦々に還元させるのは容易ではあるまい。

 ◆安倍晋三首相は成長と財政再建の二兎(にと)を追う構えだ。「金があっても無駄に使わない」のが流儀だった諭吉は何とみるのか。借金の始末の仕方だけでも聴いてみたい 【天地人】


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 このコラム『頂門の一針』痺れる・・・・これ以上は(蛇足)なのだ!

あっぱれ! スペインの裁判所

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  思わぬところから、御用だ! 江沢民氏らの国際手配を国際刑事警察機構に要請したのはスペインの裁判所。チベットでの虐殺に関与した容疑という。中国政府は反発。スペイン政府は困惑。

 騎士道精神を掲げたドンキホーテみたいと言っては失礼か。チリ軍政期の人道犯罪を問い、英国に滞在していたピノチェト元大統領を英当局に逮捕させたこともあるスペインの裁判所である。

 一方国内では、これも敢然と王女を尋問。夫の公金横領疑惑に関与した疑い。スキャンダルが続くスペイン王室の危機鮮明に。制度は国それぞれとはいえ、何かと驚かされる司法の独立ぶり。(夕歩道)

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Tono


  日本の裁判所も・・・・ これ以上は『言わぬが花』なのだ!

幕末の蘭学塾「適塾」

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  わが越前藩の橋本左内をはじめ、大村益次郎や福沢諭吉、大鳥圭介といった逸材を輩出したのが、幕末の大坂に開かれた蘭学塾「適塾」。その主が緒方洪庵である

▼塾生の顔ぶれは兵学者、思想家、外交官など多士済々だが、洪庵の本業といえば医者だった。門人に熱心に教えたのがオランダ訳書「扶氏(ふし)医戒之略」だという

真っ先に目に入るのが次の文章。 「医の世に生活するは人の為のみ。おのれがためにあらずといふことをその業の本旨とす」。「医は仁術」の実践を最も重視した

▼そういえば適塾の秀才、橋本左内にこんなエピソードがある。左内は夜になるとそっと天満橋へ出かけ、橋の下で暮らす貧しい人々を診療したという。この親切も洪庵の指導のたまものかもしれない

▼医療機関に支払われる診療報酬が4月から変わる。改定の狙いは「病院から在宅へ」。重症患者向けの病床を削減し、早期退院のためリハビリ重視の病床へ転換するという

▼2006年重症者向け病床の報酬を高く設定したところ、病院が一斉に増設を進めた。その結果、病状の軽い高齢者が入院し医療費の無駄を助長した

▼その反省を込めて、リハビリの充実や在宅診療の報酬を手厚くするわけだが、はてさて、洪庵先生の教訓「医は仁術」も最近は影が薄い。今度は8年前の焼き直し、リハビリ病床が急増しないか甚だ心配である。【越山若水】

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F7
  
    旨い! これ以上は『蛇足』・・・・・

「魔王の軛(くびき)

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 <角賀(つぬが)なる半島に二体おはします菩薩よいかなる如来に仕ふる>。「角賀」とは福井県敦賀の古い地名で、「二体の菩薩」は、新型転換炉「ふげん」と高速増殖炉「もんじゅ」を指す

▼同県在住の紺野万里さんが原発を見学した際の思いを詠んだ歌という。毎日新聞の元科学記者で歌人松村由利子さんの現代短歌随筆「31文字のなかの科学」(NTT出版)にある

▼知恵をつかさどる菩薩・文殊を名乗る原子炉で核燃料を増殖して、青森県六ケ所村の再処理工場などと「円環」を築いて核資源を有効活用する―。核燃料サイクルとは、そんな“夢の構想”だった

▼が、それは重い原発依存症への道でもある。<リサイクルリサイクルとし追ひ詰めてわれら冥王(プルトニウム)を呼び出したり>。これも前掲歌の連作の一つ。「もんじゅ」が仕えるのは人々を救済する仏ではなく、無間地獄に引きずり込む<冥王>なのではないか、と問いかける

▼政府は「エネルギー基本計画」の素案で、原発を「重要なベース電源」と位置づけるなど、臆面もなく原発回帰を進めようとしている。先日にわかに浮上した「もんじゅ」を核のごみを減らす研究用に転換するとの案は、“冥王の僕(しもべ)”の延命策だろう

▼<生活の光熱の遠きみなもとに大き異火(ことひ)の燃えやまなくに>(高野公彦)。原発の<大き異火>を再びおこしたら、“冥王の軛(くびき)”からは逃れられない。(卓上四季)

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  ・・・・余りの悍ましさに、言葉も出ません!

潜水艦「ノーチラス」

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 15世紀から16世紀にかけ活躍したレオナルド・ダビンチは、潜水艦の概念図も書いていた。1800年には実用型として初となる全長7・5メートルの葉巻状の潜水艦「ノーチラス」の潜航試験が、フランス・セーヌ川で行われた

▼各国で開発が始まり、1870年にジュール・ベルヌが発表した冒険小説「海底二万里」が大ヒット。超絶の性能を備えた空想の潜水艦「ノーチラス号」による世界の海の冒険談で、海中探検熱が一時沸騰した(ミリタリー選書「潜水艦入門」)

▼二つの世界大戦を挟み、動力源は人力からガソリン、ディーゼル、原子力に至る。最初の原子力潜水艦は米海軍の「ノーチラス」。60年前のきょう、進水した。翌年の初航海で送信した「核動力にて航行中」の電文で歴史に名を刻む

▼原潜登場までの潜水艦は、敵に出合ったときにだけ潜航する「潜水が可能な艦艇」だった。それが原潜により、常時潜水していられる兵器となった。乗員の精神衛生や機器の故障を考えなければ、航続力は無限という

▼原潜で、潜水艦はより戦略的な存在となる。核弾頭付きミサイルを搭載して大海原の下に隠れ潜む、米ソの弾道ミサイル原潜開発競争は世界を恐れさせた。東西冷戦終結後も、通常型潜水艦を含めた海底のにらみ合いは続く。日本周辺の海域は、特にこの兆候が強いらしい

▼「全能なる神よ! たくさんだ! もうたくさんだ!」(「海底二万里」新潮文庫)。ノーチラス号のネモ船長は敵対する軍艦を沈めた後、こんな言葉を残し行方不明となる。未来への警句とも読めた。 【大自在】

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         冒険小説「海底二万里」 内容説明

 ときは1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた! 異形の〈怪物〉の目撃譚に人々はおののき噂した。白鯨か? 大ダコなのか? はたまた超自然現象か? 議論が沸騰するなかアロナクス教授はその正体を暴くため使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに――。
少年から大人までをも魅了する海洋冒険ロマンの傑作、新訳。

    最も参考になったカスタマーレビュー By くにたち蟄居日記 

    小学生の頃に読み耽ったものである。最近読み返して見ると この本は小学生には
    難しい事が良くわかった。確かに潜水艦で世界の海を渡り歩くという話は 小学生に
    も十分面白いのだが それは舞台設定だけの話だ。やはり 本作の主眼はネモ船
    長の「孤独」にある。それを理解することは 小学生はおろか 20歳代でも難しい話
    である。

    ネモ船長は地上に絶望して ノーチラス号で海に逃れる。どのような経緯で ネモ船
    長が絶望に至ったかは分からない。彼は オルガンを弾き 読書家であるという芸
    術家であり 同時に 何かに憑かれたかのように殺戮を繰り返す暴君でもある。

    この両義性がネモ船長の性格を複雑にしている。人を殺し それを悔やんでオルガ
    ンを弾くという姿は誠に鮮烈なイメージだ。書いてはいないが 曲もバッハしかありえ
    ないと今でも思う。

    海底二万里は その後の多くの人に影響を与えた。「潜水艦の中に潜む神」という
    切り口で 様々な作品が生まれたことはその後の歴史である。その意味で 海底二
    万里の価値は大きい。小学生で「卒業」出来る本ではない。是非 再読をお勧めする。

    〝珍念〟のコメントは『蛇足』・・・・\( ^∇^)/θ☆ わ~い!

道徳

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 〈日本人の道徳は戦後、大分悪化した。人情に厚く真面目と言われたのは昔の話。最近の新聞記事を見ても分かるが、善悪の判断ができない人が増えている〉

▼企業による偽装。いじめ。アルバイト先で悪ふざけに興じる若者―。あれやこれやが頭に浮かぶが、筆者が指摘する「戦後」は1918年に終わった第1次世界大戦後。東京帝国大(現・東京大)の哲学教授だった井上哲次郎が、こんな趣旨の文章を残している

▼「『昔はよかった』と言うけれど」(大倉幸宏著)で知った。銘柄の偽装、教師の不祥事、高齢者虐待、ごみのポイ捨て、電車内で化粧をする若者。1世紀近く前にも、これら事件や現象を嘆く声は新聞、書籍にあふれていた

▼〈人に不快を与えるとか、少しも考えていないようです〉。東京女子医大を創設した掛川市出身の吉岡彌生は、傍若無人に振る舞う親子連れに眉をひそめた。73年前に刊行した著書に書いている。同じ頃、作家の正宗白鳥は江戸時代まで根付いていた行儀作法が明治維新で廃れたと指摘した

▼文部科学省が小中学校の「道徳の時間」を教科に格上げする検討を進めている。安倍晋三首相も意欲を見せる。著書で丹念に事例を拾った大倉さんは、「昔の子どもは修身教育で高い道徳を身に付けていた」という〈イメージ〉に疑問を投げ掛ける

子どもの社会性を育てたいと願わない大人はいない。ただ、道徳の教科化を万能薬のように考えるのは短絡的だ。楽観的にもすぎるだろう。「良き模範」になり得ているか。まずは己を省みることから始めたい。  【大自在】

 ○『昔はよかった』 内容紹介

 ○戦前の日本では、家庭で厳しいしつけがなされ、学校で修身が教えられ、みんなが高い道徳心を身に付けていた。しかし、戦後そうした美徳が失われ、今や日本人のマナー・モラルは完全に崩壊してしまった」

○今日の日本で、道徳に反するような事件や出来事が起きるたびに、こうした言葉があちこちで聞かれます。ジャーナリスト、作家、政治家など、さまざまな立場の人が、あたかも常識であるかのごとく昔を美化し、今を否定する論理を展開します。これに疑問を呈する声はあまり聞かれません。

     ○しかし、多くの人が信じているこの言説は、実はまったくの誤解だったと言えま
     す。本書は、こうした「常識」の誤りを明らかにし、戦前の日本人の道徳はいかなる
     状態だったのか、あまり知られていない歴史の側面を当時の新聞や書籍、統計
     データなどの資料をひもときながら紹介していきます。

     ○たとえば、列車の中で高齢者らに席を譲らない若者、車内で化粧をする女性、
     道路や公園にゴミを捨てていく人、偽造したラベルを貼り付けた食品を売る商人、
     子どもを虐待する親、老いた親を虐待する子ども……。今日、日本人の道徳低下
     の事例として取り上げられるこうした振る舞いは、実は戦前の日本にも当たり前の
     ように存在していたのです。

     ○本書では、上記のような事例を中心に具体的な考察を展開しています。ただ
      し、一概に「昔の日本人は道徳心が欠如していた」ということを主張するものでは
      ありません。道徳の問題には、その当時の時代背景や社会システムなどさまざ
      まな要素が絡んでいますので、今日の基準で単純に良し悪しを判断できるもの
      ではありません。この点を踏まえたうえで、本書はより客観的な視点から道徳問
      題の本質に迫っていきます。さらに、今日起きているさまざまな社会問題をどう
      捉えるべきかについても、一つの視座を提示します。(おおくら・ゆきひろ)

      『君の引用はたくさんだ、自分の言葉で語れ』・・・の声が仄かに聞こえる!
      今日も、灰色の脳細胞は冴えません \( ^∇^)/θ☆ わ~い!

連絡  (@_@;)

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 連絡しておかなかったために、思わぬ不幸を招く。そんな話が平安時代の「今昔物語集」にある。

 ◆平中(へいじゅう)というプレーボーイが后宮(きさいのみや)に仕える女房(上級女官)に一目ぼれし、猛アタックした。女房は熱意に負け、人目を忍んで会う。が、平中からその後、手紙の一つもない。「弄(もてあそ)ばれたのだ」と噂(うわさ)され、女房はつらさと恥ずかしさのあまり5、6日後に髪を切って尼になってしまう。一途(いちず)な人だったのだろう。

 ◆平中は実は手紙を書こうとした。その矢先、急に天皇の供を命じられ、ずるずると日がたってしまったのだ。

 ◆音沙汰がなければ、行き違いも生じる。それは現代も同じだ。弘前大学北日本新エネルギー研究所が青森市の下湯で温泉熱による発電調査を予定していた。だが、県の護岸工事で湧出源がふさがり、調査がストップしている、と本紙にあった。1年半前、県に調査の説明をして以来、一切連絡をしていなかったという。だから、県は調査していると思っていなかったのだ。途中で状況を確認し合わなかったとは、うかつだった。今は電話で簡単に済むのに。

 ◆平中は天皇の供を終え、女房のもとへ急いだが、もはや取り返しがつかなかった。研究所の方は幸い県と協力して調査を継続できそうだとか。一本の連絡がいかに大切か。研究所と県からいい教訓をもらった。 【天地人】

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B   粗忽ものの〝珍念〟抜けているのは(髪の毛)と連絡が。お笑い下され~い!

「チロくん」

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      荒瀬 朋子(防府市、シンガーソングライター)




  今日は我が家にいるペットについて書かせて頂きたいと思います。

◆現在、家の中に猫を3匹飼っているのですが、ついこの間までもう1匹、「チロ」という雄のシーズー犬がいました。ずいぶん長い間、犬猫4匹による奇妙で楽しい関係の生活が続いていましたが、残念なことに唯一の犬チロが腎臓と肝臓の病気を患って、1カ月の闘病生活の末に亡くなってしまいました。

◆チロとの出会いは11年前に遡ります。秋穂付近をさまよっていたのをある動物病院に保護され、里親募集をしていたのです。その頃ちょうど犬が飼いたいと思っていた私に、思いがけない出会いを神様はつくってくれました! 

◆当時、私は中学生でしたが、学校生活が上手くいかず元気がない時だったので、用事がない時は家に引きこもりがちでした。そんな私にチロは「散歩」という義務を課し、気が乗ろうが乗るまいが、毎日外に出なければならなくしてくれたのです。

◆365日チロと散歩に出かけていましたが、気付けば、季節毎に違う風景や、その移ろいゆく瞬間を楽しむようになっていました。今思えば、それはチロのくれた本当に豊かな時間、宝物だったように思えます。

◆かけがえのない時間をくれたチロ、私の心を支え育んでくれたチロに、今、心から感謝しています。ありがとう、チロくん。(東流西流)

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   感動しました!

【今日のちょっといい話】

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◇甚五郎のネズミはうまかった ~技量と智恵~

  ◆名工といえば左甚五郎(ひだりじんごろう)。
   日光東照宮の“眠り猫”、上野寛永寺の“昇り龍”など、
   あまりにも有名である。

  ◆江戸初期、播磨国(はりまのくに・兵庫県南部)に生まれた。
   本名は、伊丹利勝(いたみとしかつ)。生まれつき左ききで、左手一本で
   仕事をしたので、左甚五郎と呼ばれる。彼も「左」を自分の姓にしたという。

  ◆菊地藤五郎(とうごろう)は、甚五郎と並んで、当時、彫刻界の双璧といわれた。
   碁、将棋、野球、相撲、剣道、プロレスなど、何事も他人(ひと)は、競争させ、応
   援したがるものである。ひいき筋はそれぞれ、日本一の名工と誇り、時にはエス
   カレートして、血なまぐさい争いまで起きる始末。

   ◆“だいたい、日本一が二人いるのがおかしい。決着つけてほしい”の要望が、世
   間に満ちていた。

   ◆耳に入った将軍は、両人を呼んで、こう命じた。
   「どちらが日本一か。その場で、ネズミを彫刻してみよ」

    ◆両者は必死で、ノミをふるう。チョロチョロと、今にも動き出すような二匹のネズミを
  一見して、将軍は驚いた。
  まったく甲乙つけがたい、みごとなできばえであったからだ。

    ◆困惑の将軍に、側近の智恵者がささやく。
  「ネズミのことなら猫が専門家。猫に鑑定させたらいかが」
  大きくうなずいた将軍は、さっそく広場に二匹のネズミを、離して置かせ、 
  猫に狙わせる。

       ◆放たれた猫はまず、藤五郎の彫ったネズミに直進した。
      “藤五郎が日本一か”と思った瞬間、どうしたことか、パッと吐き捨て、甚五郎の
      ネズミに突進、ガブリとくわえて、飛んで逃げ去ったのである。
      万雷の拍手と歓声が、甚五郎にあがった。

       ◆藤五郎のネズミは、木で彫ってあったが、甚五郎のは、鰹節(かつおぶし)
      で作ってあったのだ。

      技量だけでは、真の名人とはいわれない。臨機応変の智恵が必要なのである。(編集日記)

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   かく言う〝珍念〟甚五郎のような、臨機応変の智恵が 欲しい!

 

怒髪天を衝く

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    「怒髪天を衝く」とは、熟語の一つで、激しい怒りのために
    逆立った髪の毛が天を突き上げる様子を表す。
    また、そのような凄まじい形相や憤怒の事。

 「ひどい話だ。油断も隙もない」。実家に帰省してきた友人がこぼした。年老いた母親は1人暮らし。「千円でどこでも1カ所を掃除する」と称した業者が家を訪ねてきて、気が付けばクーラーの清掃や壁の塗り替えなど、総額で20万円近い工事の契約を結ばされていたという。

 ◆ほとんど必要のない契約ばかり。幸いにも解約できたが、「年金暮らしの年寄りにこんな商売をするなんて」と友人の怒りは収まらない。だが、反省もしたという。「なぜ相談しなかったの?」と尋ねると「あんたも忙しいだろうから」と母親。寂しい思いをさせていたのかもしれない、と友人は嘆いた。

 ◆振り込めなど特殊詐欺の被害額が昨年、過去最悪になったという。被害者の半数は70代以上の女性。この国では、いつから高齢者を食い物にする連中が増えたのだろう。友人のケースは犯罪とまではいえないが、心の隙に付け込む商法は罪深い。
【デスク日記】

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Bi8a    かく言う〝珍念〟今日も 『ごまめの歯軋り』している・・・・

ハリー・ポッターと生活保護

   Photo Jk_3   J・K・ローリングさん


 「ハリー・ポッター」シリーズを知らない人はいないだろう。賢者の石、秘密の部屋、アズカバンの囚人、何作か飛ばして、最後の死の秘宝と続き、本の売上累計は4億部だ

 ◆他人さまの財布の厚みを推測するのは気がとがめるし、さもしい行為と自覚しつつ作者のJ・K・ローリングさんの懐は温かかろうと想像する。事実、某年の収入は1億2500万ポンドだった。昨日の為替レートは1ポンド約172円。計算する気にさえならぬ額である。

 ◆そのローリングさんが売れる前、貧乏にあえいでいたことは有名な話である。幼い娘を連れてカフェに居座り、コーヒー1杯でねばって原稿を書いたとか、コピー代がなくて、手書きで原稿を写し取ったとか、涙ぐましい日々があった。

 ◆離婚、母子家庭、生活苦、心の病。まさに四面楚歌(そか)のような状況だった。そんな彼女と娘を瀬戸際で守ったのは生活保護だった。生活保護を受けながら、かねてより構想を温めていたファンタジー小説を書き上げた。その第1作が「ハリーポッターと賢者の石」。

 ◆厚生労働省は、全国で生活保護を受けている人が昨年10月時点で「過去最多だった」と発表した。これまで最も多かった昨年3月を更新した。本県の場合は過去最多ではなかったが「高止まり状態」と県国保・援護課の担当者に聞いた。

 ◆やり玉に上がりがちな生活保護だが、困窮した場合は堂々ともらえばいい。ローリングさんはもらった額に比べれば圧倒的多額の税金を納めている。貧乏を吹き消す魔法はないが月々、保護から自立していく人もいることを忘れたくない。【くろしお】

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402   旨い!『起承転結』素晴らしい。座布団10枚差し上げます・・・・

「現代のベートーベン」 (@_@;)

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 1945年5月、ナチス・ドイツの降伏から20日ほどしてオランダで一人の画家が逮捕された。その男、ファン・メーヘレンにかけられたのは戦時中、国宝級のフェルメールの絵画を敵国ドイツに売り渡した疑い。ヒトラー政権ナンバー2のゲーリングも1枚25万ドル余りで購入していた

 ◆反逆罪に問われ、メーヘレンはついに事実を明かした。これまでに売却したフェルメールは全て自分の贋作(がんさく)だ、と。ところが、信用してもらえない。作品の出来が良すぎたのである

 ◆画家としては本望だったかもしれない。美術収集家やナチスを手玉にとったのは、金のためではない。「詐欺とペテンの大百科」(青土社)によると、自分を三文画家として扱う美術界に、目に物見せたかったのだ、と当人は主張したという

 ◆「現代のベートーベン」と呼ばれたこの人の場合は金か、栄誉か。名乗り出た“共犯”者の言う通りならば、聴覚障害も偽っていたことになる。手玉にとったのは大勢の人の良心。代作、共作としても、許される範囲を逸脱しているだろう。詐欺と言われても、反論はできまい

 ◆メーヘレンは獄中で見事な偽作を描いてみせて反逆罪を逃れた。自分の手で世紀の贋作事件に落ちを付けたのである。さて、佐村河内(さむらごうち)守さん、交響曲の結末は? せめて最終楽章ぐらいは自作でお願いしたい。 【鳴潮】


 商品説明 『詐欺とペテンの大百科』は、人がなぜだまし、だまされ続けるかという永遠のテーマに迫る古典である。初版は1996年に出され、本書はその新装版にあたる。

   本書は、社会学や犯罪心理学などの参考図書として使われている信頼ある書であり、事例の中には、まだ一般に知られていない恐るべき手口も数多く収められている。ビジネスに関連するものが多いが、それ以外にも歴史のウソ、芸術品の贋作、化石の捏造など、さまざまなトピックを扱っている。

   ここで紹介されている事例は、すべて過去に実際に起こったものであり、今日行われている手口のもととなっているものばかり
   である。中には、そのまま使われ、今なお通用している手口もあるから驚きである。その一例は下のとおり。

     •自分の精子だけを使い、医者が精子バンクを経営する。
     •自分が万引きしたように見せかけ、デパートから謝罪と示談金を引き出す。
     •200人のリストの中から100人に「株が上がる」、残り100人に「株が下がる」と電話
     をかけ、次に当たった人の100人の中から同様に50人に絞り込む。残った50人は
     このインチキ投資予想家を信用して大金を預ける。もちろん、その金は持ち逃げさ
     れ、戻ってこない。
     •架空の都市計画の話を広めて土地価格を高騰させ、自分は売り逃げる。

       本書はまた、詐欺とペテンの歴史書として読んでもおもしろい。伝説の詐欺師
     チャールス・ポンジをはじめ、さまざまな詐欺師のエピソードは、まるで物語のよう
     に読者を楽しませてくれる。

     最も参考になったカスタマーレビュー By tomyam 

     ネットを利用した新手の詐欺などが横行しだして久しいが、その手口のほとんど
     が昔からあまり変わっておらず、古典的手口を組みあわせたり応用したものであ
     ることに驚かされる。何度捕まっても懲りない詐欺師達のしたたかさに笑い、複雑
     にして巧妙な手口には思わず唸ってしまう。

     「エッフェル塔売り」から釣り銭の誤魔化しまで、騙しの手口は多岐に渡り、またテ
     レビなどで大々的に取り上げられている通販フィットネス製品など、その境界が曖
     昧になってきており分かりにくくなってきている。

     数々の手口を知ったら、身の回りの人間が騙す人間と騙される人間のどちらかに
     見えてくることだろう。何ごとも疑わねばならない社会も世知辛いが、疑うことを忘
     れた社会も十分に危険なのである

 

031    ← 思うだけです。 今日も〝珍念〟 『ごまめの歯軋り』なのだ・・・

ブラック企業 (^_^;)

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  幼少期から神童ぶりを発揮した数学者ガウスはドイツのれんが職人の家に生まれた。近代数学のほとんどの分野に影響を与えた天才らしく数々の業績とともに逸話も豊かだ。

 ◆3歳になるか、ならないかのころの出来事とされている。父親が職人たちに支払う給料の計算をしているのをガウスは傍らから見て、即座に誤りを指摘したという(桜井進著「感動する!数学」海竜社)。驚いた父親が計算をやり直してみると、指摘の通りだった。

 ◆現世に神童ガウスがよみがえり、その企業の残業賃の計算書をちらっと見たら、たちどころに指摘するに違いない。「社長さん、計算が間違ってますよ。全然足りないよ」と。いや、ガウスならずとも分かる、知った上での計算違いだ。

 ◆過酷な働かせ方やパワハラ、セクハラなどで若者らを使い捨てる「ブラック企業」対策として、宮崎労働局が寄せられた情報などを基に県内67事業所を立ち入り調査した結果、約8割に相当する53事業所で長時間労働や残業代不払いの法令違反が見つかったという。

 ◆調査は昨年、実施した厚労省の過重労働重点監督の一環。定額残業制の会社が定額分以上の残業があった場合でも差額を払わず、休日出勤手当や代休も与えていなかった事例や、30分未満の残業を切り捨てて計算していた事例があった。

 ◆計算ミスを指摘したガウスの逸話が残るのは、18世紀後半でも賃金は正確に払うというモラルがあったからだ。宮崎労働局は、違反企業が是正勧告の指導に従わない場合、「社名を公表する」としている。次回は問答無用でそう願いたい。 【くろしお】

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  旨い! このコラム『的を射る』 【恐れ入谷の鬼子母神】・・・・・

 

偽りの原爆交響曲

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   左側  佐村河内守  (さむらごうちまもる)
   右側   新垣隆

 

 戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」の主人公シラノは、同僚の青年のために恋文の代筆を続ける。それを届ける女性にシラノも恋しているから、文章は熱を帯び、女性の心を動かすが、だからといってシラノの恋が成就するわけではない。代筆は、自分の想(おも)いをひそかに表現する無償の行為であった

▲女性が恋文に魅せられていることを悟った青年は、シラノに「君が彼女に愛を告白すべきだ」と勧める。他人を踏み台にし続け、女性を欺き続けることに、平気ではいられなかったのである。代筆してもらう側にも真心があった。そこに、この代作話の救いがある

▲残念だが、現実の代作話には救いがない。広島の被爆2世で、両耳が聞こえない作曲家として知られた佐村河内守(さむらごうちまもる)さん(50)の「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの作品は、大学非常勤講師、新垣隆さん(43)の代作であると判明した

▲佐村河内さんの依頼で18年前から代作を続けてきた。「HIROSHIMA」も元は原爆とは無関係の曲という。それを原爆と結び付けてCD売り上げを伸ばし、一身に称賛を浴びてきた佐村河内さんは、他人を踏み台にし続け、社会を欺き続けて、どうして平気でいられたのか

▲かの作品を、原爆犠牲者への鎮魂の曲と信じて聴いた多くの人々が涙を流した。その真心をもてあそんだ罪は重い

▲何よりも、「原爆」がビジネスに利用されたことが許せない。【水ゃ空】


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1  開いた口が塞がらぬ!
 そうゆう輩は・・・・


     

「喧嘩両成敗」

Kinnsan1  悪を裁く、遠山の金さん出番です!

 ことわざ「金持ち喧嘩(けんか)せず」にはご存じ、二通りの意味がある。第一義は、争い事には損することが多く、損得に敏感な金持ちは喧嘩などしない―と自制を促す

▼もう一つは、優位な立場にある者は小事にこだわらない。だから金持ちはゆったり構えている―という解釈である。どちらにしろ喧嘩はお勧めではないらしい

▼確かにご注進通りである。しかし一連の話を耳にして、さすがに堪忍袋の緒が切れたと憤る人も多いだろう。何かと言えば、韓国や中国の反日キャンペーンである

▼フランスで開かれた欧州最大の国際漫画フェスティバル。韓国政府は従軍慰安婦をテーマにした作品展を企画。文化イベントを利用し一方的な主張をアピールする手法には日本側も不快感を表明した

▼かつて韓国には「昼は反日、夜は親日」という表現があった。複雑な歴史感情を反映しているが、最近は「ジャパン・ディスカウント(日本引きずり下ろし)」一色である

▼中国にしても安倍晋三首相の靖国参拝をあげつらい、ここぞとばかりに対日批判を展開。日本はアジアのトラブルメーカーと国際舞台で吹聴している

▼「売られた喧嘩は買う」。あまりの執拗(しつよう)さに外務省も機会を見て反論している。とはいえあまり感情的になっても「腹は立て損、喧嘩は仕損」「喧嘩両成敗」。ここは粛々と説明を尽くすのが大人の了見だろうか。【越山若水】


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Photo     かく言う〝珍念〟 「アトリの鐘」が、あればなぁ!
    今日も、灰色の脳細胞は冴えません・・・

病の歴史

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 貞観4年(862年)というから、あの東日本大震災に匹敵する規模として知られるようになった貞観大地震の7年前にあたる

▼史書「日本三代実録」に、「たくさんの人が咳逆(がいぎゃく)を患い、死者多数」とあるそうだ。「咳逆」はひどいせきのこと。千年以上前に発生したインフルエンザ流行の記録という

▼その10年後の大流行の際には、「渤海(中国東北地方東部にあった国)の客が毒気を持ってきた」とのうわさも立った。そのころすでに、人々は「咳逆」が外部から持ち込まれる感染症であることに気づいていた(酒井シヅ著「病が語る日本史」講談社学術文庫)

▼人類は波状的に襲来する流行病に悩まされてきた。細菌やウイルスたちも懸命なのだろう。“変身”を繰り返し、免疫の防護壁をかいくぐる。この冬、札幌で抗インフルエンザ薬のタミフルなどが効きにくい耐性ウイルスも確認されている

▼苦しみ、痛い目にあったはずなのに再発する「歴史の病」も似たところがある。語り継がれる「教訓」は免疫の役割を担うが、「国家主義」という熱病は手を替え品を替え襲ってくる

▼「機密」「愛国心」「英霊」などの言葉が飛び交うようになると、それは感染の兆候。かかったかな、と思ったら―。早期治療が肝心だ。熱に浮かされた末に、「たくさんの人が患 い、死者多数」という取り返しのつかない事態に陥る前に。【卓上四季】
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「病が語る日本史」 内容紹介  古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。 縄文人と寄生虫、糖尿病に苦しんだ道長、ガンと闘った信玄や家康……。糞石や古文書は何を語るのか。〈病〉という視点を軸に日本を通覧する病の文化史・社会史。

 最も参考になったカスタマーレビュー  By ポチR ・・・ 古学や歴史の本をあれこれ読んでいながら、案外さらりと流していたのが「病」について。この本では縄文時代から平安時代、鎌倉時代に室町・戦国、江戸時代の伝染病、悪性腫瘍、生活習慣病、眼病、寄生虫が引き起こす病について詳しく書かれている。治療法がほとんど確立されていなかった当時、健康で長生きすることがどれだけ難しかったかあらためて思い知った。
ぜひお勧めしたい1冊。
    かく言う〝珍念〟『人は病の器』の諺も、故あるかなぁ!

二人の蔦監督

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   左側 蔦文也さん 右側 蔦哲一朗さん 

 特攻隊として散華した祖父のことが知りたい。孫が関係者を訪ね歩いて、その死の謎に迫っていく。こんなストーリーの映画『永遠の0』が、大ヒットしている。カメラを手に、同じように祖父を知る人から証言を集めているのが、映画監督の蔦(つた)哲一朗さん(29)だ。

 ▼平成13年に77歳で亡くなった蔦さんの祖父、文也さんは、かつて日本でもっとも有名な監督の一人だった。徳島県の西端の町にある池田高校野球部を率いて、春夏3度の甲子園制覇を果たす。豪快に打ちまくる野球は、高校野球ファンの枠をこえて、多くの日本人を魅了したものだ。

 ▼その池田高校が、今年の選抜高校野球の出場を決めた。22年ぶりの甲子園への復帰とあって、地元は大変な盛り上がりだろう。「山あいの子に大海(甲子園)を見せてやりたかった」。この一念で、少年たちにノックバットを振り続けた元監督も、再び脚光を浴びている。

 ▼もっとも、中学、高校時代はサッカーに夢中だったという蔦さんは、「攻めダルマ」と呼ばれたころの、祖父の雄姿を知らない。記憶にあるのは、病に伏していた姿だけだ。

 ▼元監督も、特攻隊員だった。こよなく愛した酒にまつわる武勇伝も枚挙にいとまがない。蔦さんは、野球に限ることなく、祖父の実像に迫るドキュメンタリー映画を、この夏にも完成させる。

 ▼郷の三好市では2日、蔦監督の最新作『祖谷(いや)物語』の上映会が行われた。子供のころ、親に連れられて川で遊んだ祖谷は、日本最後の秘境ともいわれる。その厳しくも美しい自然を背景に、人間にとって理想的な生活とは何か、を追求した作品だ。東京や大阪でも、まもなく公開される。蔦さんは、祖父とは違ったやり方で、故郷に貢献しようとしている。 <産経抄>

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  かく言う〝珍念〟

  <百聞は一見に如かず> 『祖谷物語』
  を是非鑑賞したい・・・・
   

 
 










 




キツネ

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 昔話に登場するキツネは人をだます、ずるがしこい動物と決まっている。ところが人にだまされるキツネの話もあって、意外にも人とキツネは、だまし合いの好敵手同士だ。

 ◆安政2年と前書きにある赤松宗旦著の「利根川図志」という地誌に象徴的な挿話があった。細かい地名は省くが、流域のある村に藤兵衛という名のキツネ捕りの名人がいて、自分の屋敷の裏手にわなを仕掛けてはキツネを誘い込み、捕らえることを得意にしていた。

 ◆仲間の敵討ちをもくろんだか。古ギツネが一計を案じる。隣家の息子に化け夜更けに戸をたたき「わなにキツネがかかったから起きろ」と呼ぶ。キツネの仕業と見抜いた藤兵衛。「きょうはわなを仕掛けるのを忘れた」と相手にしない。

 ◆だまし合いの結末はひとまず置いて善人をだます悪人の所業について。県警によるとオレオレや架空請求などの振り込め詐欺、株や社債のもうけ話を持ち掛けるなどして金をだまし取る振り込め類似詐欺の昨年の被害総額が過去最多の2億3139万円に達した。

 ◆金融機関などの水際対策で銀行窓口や現金自動預払機などでの口座振り込みは減ったそうだ。だが詐欺師は手口を、宅配便やレターパックなどを使った現金送付型にシフトさせた。次から次へ新たな手口を思いつくものだ、とあきれる。

 ◆藤兵衛の「仕掛け忘れた」という返事に安心した古ギツネは、えさに食いついて捕獲される。キツネ同様に悪人をだまし返して一網打尽にする妙案はないものか。働きもせず高齢者の懐、蓄えを狙う人間どもにはらわたが煮えくりかえる。【くろしお】

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   〝珍念〟ふと、(石川五右衛門)の有名な辞世の句が脳裏に浮かぶ!

    「石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」・・・と。

          これ以上のコメントは『蛇足』・・・・・

『きたまえ亭』




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  「八っつぁんよ、ここんとこ面白いことがねぇな」「熊さん、知らねぇのか。『きたまえ亭』っていう寄席小屋が福井駅前にできたってよ。のぞいてみるかい」 

▼「粗忽(そこつ)長屋」でおなじみの熊五郎と八五郎に登場願った。登場人物を噺家(はなしか)が一人で演じ分け、ストーリーを話す落語は世界でも類を見ない話芸   

▼宗教学者の釈徹宗さんによると、落語は説法から生まれた。難しい説法を字の読めない人たちのために分かりやすく、オチをつけながら解説し仏の道に導いた            

▼戦国時代の天下人も面白い話を好んだ。「御咄衆(おはなししゅう)」「御伽衆(おとぎしゅう)」と呼ばれる語り部が合戦の合間にする諸国の話に織田信長や豊臣秀吉も聞き耳を立てた。これも落語に通じるという    

▼古典、新作合わせ噺は500以上ある。落語好きで知られる小沢昭一さんの落語との出合いはレコード。子供向けの噺があったというから、老若男女に親しまれていた

▼人情あり、夫婦の駆け引きありと現代にも通じる。噺家の語りと表情に筋書きを思い描く。聞く方も想像力がいる。以前、桂文珍さんの噺を聞いた。さすが大阪だけに遠慮のない笑いが渦巻き、引き込まれた 

▼現代人が1日に声を出して笑う時間はわずか23秒だとか。メールに絵文字、バーチャル…がまかり通る昨今。生の姿、生の声にまさるものはない。寄席に足を運んで、大いに笑い憂さを晴らしては。【越山若水】

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天然呆けの〝珍念〟;いっも笑顔を届けたい!

賞に名を残した文士

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 書店にとっては、祭りの一つかもしれない。今期の芥川賞と直木賞の受賞作が特設コーナーに平積みされている。書店員が選ぶ「本屋大賞」同様、ベストセラーも期待できる。しかも150回の節目となれば力も入ろう。今回受賞の3氏はいずれも女性。並んでいる本は心なしか華やかだ

◆芥川、直木賞は「文藝春秋」を創刊した菊池寛が昭和10(1935)年に創設した。純文学と大衆文芸の有望な新進作家に贈る。「本誌の賑(にぎ)やかしに、亡友の名前を使おうというのである」(「話の屑籠」)と菊池は書いているが、早世した芥川龍之介、直木三十五(なおきさんじゅうご)に手向(たむ)けた友情の産物ともいわれる

◆芥川の名作は教科書にも出てくる。それに比べ、直木の文業は代表作の『南国太平記』でさえ、今はほとんど顧みられない。だが、その生き方は盛名をもたらすに十分だったようだ

◆昭和9年、直木は脊椎カリエスで亡くなる。山田風太郎の『人間臨終図巻』によると、入院時、直木の財布には二、三百円しかなかった。流行作家で月に二千円という当時としては巨額の収入があったが、すべて蕩尽(とうじん)していた

◆直木の死は大きく報じられた。評論家の大宅壮一は「魅力の大半は…人間的な面白さ、矛盾だらけの性格、途方もない浪費癖に基づいている」と評した。賞に名を残すに値する「文士」だったのだろう。【有明抄】

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  吾輩は犬である。名前は(小太郎)文才のない、主人に替わり日々奮闘している。
  余り吠えると叱られる!
  あいかわらず〝珍念〟の灰色の脳細胞は冴えません・・・

三日坊主の後悔

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  「情熱と努力があれば夢はかなえられる」

  ぴかぴかの新品だった2014年も、ひと月が過ぎて身になじんできた。三日坊主の後悔は水に流して春を待つ1月の言葉から



▼東京から那覇に移った宇田智子さん(34)は3畳ほどの小さな古本屋を営む。大手書店社員からの転身は不安だらけだったが、地元の人に支えられた。「独りでは何もできないことが身にしみた。人は助けたり助けられたりして生きているんだ、返せるときに返せばいいんだ、と思うようになりました」

▼ふるさと学習に力を入れる合掌造りの岐阜県白川村で、村教育長の倉嘉宏(よしひろ)さん(61)が言う。「将来、世界のどこにいても、自分で考え、判断し、ふるさとを誇りに思う『一流の地域人』になってほしい」

▼五輪開催が決まり浮かれ気味の東京に日本文学者ドナルド・キーンさん(91)が疑問を投げる。震災被災地にはまだ仮設住まいの人や仕事場のない人が大勢いる。「その一方で東京の街は明るい。みなさん、東北を忘れているのではないでしょうか」

▼朝日歌壇に特定秘密保護法を憂える投稿が並んだ。選者のひとり永田和宏さん(66)は「危惧」と題した新春詠で〈特例と言ひて許さばやすやすと言ひかへられて先例となる〉。なし崩し政治への懸念であろう

▼山口県の長岡三重子さんは95~99歳部門の水泳世界記録を11個持つ。80歳で生まれて初めてプールに入った。週に3、4回の練習を欠かさない99歳は「情熱と努力があれば夢はかなえられる」。一年の計が三日で立ち消えた人は、拝むほかない。
【天声人語】

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  旨い、あつぱれ! かく言う〝珍念〟『ごまめの歯軋り』なのだ・・・・

小保方(おぼかた)晴子さん

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◆天才とは99パーセントの発汗であり、残りの1パーセントが霊感すなわちインスピレーションである、とは、かの発明王エジソンの有名な言葉。発明発見にはともかくも汗つまり努力が必要だと。

◆三十歳の若き研究者、小保方(おぼかた)晴子さんが、簡単な刺激を与えるだけで万能細胞を作製。液に浸して約三十分待てば出来上がり。簡単すぎて、一度は、細胞生物学数百年の歴史を愚弄(ぐろう)するのかとも。

◆その恐るべき簡単さも、やはり想像を絶するほどの汗を流した結果ではなかったか。軽やかな白衣ならぬかっぽう着、おしゃれな指輪、髪形。そこに隠された努力が生命の大神秘を一つ明かした。【夕歩道】

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Kuri1


  感動しました!

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