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「もうおれ死ぬわ」

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 聖路加国際病院の副院長を務める細谷亮太さんは、難病と闘う子供たちの姿を長年見守ってきた。名門校に通う、由佳ちゃんという16歳の女の子もその一人だ。手術はもはや不可能という肺がんの状態だった。細谷さんは、大人以上に落ち着いた様子に驚いたという。

 ▼3カ月後、由佳ちゃんは短い生涯を終えた。「私のこと覚えていてくれるかな」。母親から届いた手紙によると、由佳ちゃんは細谷さんの診察に感動しメールを出していた。それを誤って消してしまい、一番大切な時に返事を出せなかったことを、細谷さんは悔やんだ(『医者が泣くということ』角川文庫)。

 ▼「もうおれ死ぬわ」。大津市で昨年10月、飛び降り自殺した市立中学2年の男子生徒が前日に出したメールには、返信があった。「死ねばいいや」。メールの相手は、よりによって男子生徒へのいじめに関わっていたとされる同級生だ。

 ▼学校が全校生徒を対象に実施した、アンケートに書かれていた。昼休みに毎日、学校の階段で「自殺の練習」をさせられていた、との証言もある。追い詰められた13歳の少年に、手を差し伸べる大人はいなかったのか。

 ▼底知れずの少年の孤独に、慄然とせざるを得ない。もっとも市の教育委員会は、いじめと自殺の因果関係は判断できない、と早々に調査を打ち切ってしまい、今強い批判を浴びている。

 ▼「今、普通で健康な状況にいる人は、今の自分を大切にしてほしい」。細谷さんによると、由佳ちゃんが亡くなる数日前に作ったブログには、こんなメッセージが残されていた。いじめの実態を徹底的に明らかにして、再発防止につなげなければ、天国にいる由佳ちゃんに申し訳が立たない。【産経抄】

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 Lament   

 「珍念」悲しくて 胸が痛みます。
 亡くなられた方々のご冥福をお祈りします!

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